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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
01 | 2013/02 | 03
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ドラギECB総裁のユーロ高けん制発言や3連休控えのポジション調整売りから、日経平均は続落して終了
 ドラギマジック炸裂…というところでしょうか。期限3年物低利貸し付けで、欧州銀行危機を沈静化、無制限国債買取宣言で、一銭も使わずにソブリンリスク問題も抑え込み、絶大なる市場の信頼を勝ち取ったドラギECB総裁が、ユーロ高に不快感を表明しただけで、ユーロが急落。今日の日本株は、円高に足を引っ張られて、下落。TOPIXはなんとか13週連続高を維持したものの、裁定取引の影響や円高を嫌気した輸出株売りの影響で、前週終値を切り、13週連続高の記録はなりませんでした。マジック効果は、今日の欧州市場まで波及。円は対ドルで92円10銭台、対ユーロで123円50銭台まで買い上げられ、ユーロ安を好感し、欧州市場は高よりして始まっています。また、円高を嫌気し、GLOBEX夜間取引市場でも日本株売りが進行。一時、1万1050円(大証終値比120円安)まで売り込まれています。まあ、まさか魔法使いでもないでしょうが、投機筋にとっては、逆らってはならない手ごわい相手…ということで、ポジションの縮小に動いたようです。

 まあ、日銀緩和期待のラウンドが終わったところに、予想外の日銀白川総裁辞任という臨時の相場ができ、ドラギマジックで終了。次は予定通り日銀総裁人事の思惑相場に移行。新総裁最初の金融政策会議となる4月3日、4日に向けて新たなラウンドを形成するというところでしょうか。直近のレポートでは、ドル円相場は、94円付近に強力な抵抗帯があることから、いったん円高気味になるのでは、また、株価のほうも、2010年4月高値を抜けば、いったん調整も…としましたので、白川さんの突然の辞任発表で相場観を修正しなければいけないかと思いましたが、ドラギさんのおかげで、なんとか想定通りの動きになりました。

 さて、今日の日本株は、米株安に加え、ドラギ総裁のユーロ高牽制発言から円が上昇。さらにこれを嫌気しCME日経平均先物が大証先物を100円近く割り込んで帰ってきていたので、朝方から先物売りが優勢となり、裁定解消売りも増加。日経平均は、前日比178円安の1万1179円と、大幅続落して始まりました。ソニーの決算への失望から、外需株が売られたことも指数の下落幅を拡大。円高の進行も手伝い、終日売られる展開となり、引け近くには、この日の安値1万1125円(前日比232円安)をつけています。3連休を控えたポジション調整の売りも重なり、前日堅調だったTOPIXも下落。ほぼ全面安となり、結局、日経平均は前日比203円91銭安の1万1153円16銭、TOPIXは11.83ポイント安の957.35ポイントで終わりました。騰落状況は、値上がり320、値下がり1298でした。オプションSQ値は、売りが優勢となったことから1万1151円と予想外に低い値になりました。引け値は、わずかですが、SQ値を上回って終わっています。

 この日の終値で日経平均サイコロは8勝4敗、RSIは59%、25日線かい離は+2.5%、騰落レシオは128%と、指数は急速に調整が進んできました。まあ、RSIなど、モメンタム系の指標は低下傾向にありましたから、いずれ、株価が引きずられて下落する可能性は指摘しておきましたから意外性はありませんでした。さて、今日は、注目株が決算を発表してきましたが、1月27日号で再注目したオリジン電気が、通期見通しを増額修正したほか、下期の配当を5円50銭(上期に3円実施)と従来見通しから1円50銭増配し、高値473円と高値を更新してきました。埼玉に所有する遊休地の評価損7億円を計上する予定だったので、懸念するところもあったのですが、それを吸収してもさらに増益するという稼ぎブリでした。すでに、第三四半期までに通期見通しを上回って仕しまっています。なぜ慎重なのかわかりませんが、期末にかけて増額修正になる可能性もあります。つい先日、どこかの証券会社が投資判断の引き下げを実施し、えらい目に合わされましたが、強気を通して正解でした。
 
 また、この日は、ナックやA&Dも決算を発表しましたが、いずれも増益。ナックは株式分割、A&Dは、自社株をデンソーに第三者割当することで、資本業務提携することも発表しました。A&Dは連続業績続伸株として、12月9日号から継続注目してきましたが150円近く上げてきました。
 またこのところ、継続して注目してきた業績変化率狙いの銘柄ですが、想定通り3倍以上の利益を達成。減益予想から一転増益予想に転換してきました。このところ、立て続けに決算で裏切られることがありましたが、なんとか歯止めをかけることができそうです。昨日案内したオフィスビル関連も、下値支持線で下げ止まったほか、2日間で50万株を超える商いを消化。来週は売られ過ぎの是正相場に向かいそうです。まあ、来週に期待をつなげるものを抱えたまま越週できますから、よかった…ですね。全体の動きなど、詳しくは月曜日発信のレポートで注目株を含め解説します。
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さえない企業決算やECB総裁の欧州景気の弱気見通しから下落するも、アップル株主還元期待から下落幅を縮めて終了
 おはようございます。今日はこれから、薬の処方箋をもらうために、近所の病院に出かけます。風邪ひきの患者さんだらけですから、うつされないようにしなくては…。病医院通いもリスクオンですか?

 中国軍の日本の自衛隊艦船へのレーダー照射に続き、昨日はロシアの軍用機2機が領空侵犯…。日本の周辺海域が急に騒がしくなってきました。民主党政権から自民党政権に変わったことで、防衛政策に変更があったのか試す動きが始まっているのかもしれません。でも、今回のレーダー照射問題でも解説があったように、日本をだしに米国の動きを探っているというのが本当のところかもしれません。米国は、昨日、大西洋艦隊の縮小や中東に展開する空母を一隻削減することを決めています。一隻の空母には、フリゲート艦や攻撃型の艦船など数十隻が艦隊を組み支援するといい、一隻削減するということは大きな戦力の低下につながります。米国では、3月1日に歳出の強制削減が発効。軍事費が主な削減対象になりますが、与野党の対策がないまま発効すれば、単に米国の軍事力が低下するだけでなく、世界の安全保障体制にも影響を及ぼしかねません。このところ、世界が妙に騒々しくなってきましたが、米国の軍事費の削減に対し、問題国が米国の姿勢を図っているのかもしれません。財政の崖の交渉の不調が、とんだところに飛び火し始めたようです。

 さて、昨日のスペインの国債入札は、調達金利が前回に比べ上昇(2015年3月末満期債、前回2.476%→2.823%)したものの、目標を上回る46億ユーロを調達しました。この成功を受け、10年債金利は0.03%低下し、5.41%と落ち着いた動きになりました。しかし、政局が混乱するイタリアでは、10年債金利が、一時、昨年12月中旬以来の4.62%をつけたあと、ECBドラギ総裁の金利上昇けん制発言を受け、前日比変わらず…で終わりましたが、神経質な動きが続いています。昨日の、ドラギ総裁の会見では、月内にLTROの資金返済が3割近くに達するものの、資金の流動性は十分確保されているうえ、金利上昇などには短期資金を供給する準備がある…とし、金利上昇をけん制。ただ、ユーロ圏の景気にはまだ下振れリスクがある、とし、最近のユーロ高をけん制する口先介入的な動きをしています。欧州の輸出競争力を損なう円の独歩安は許さないということでしょうか。ユーロ高からドイツの景況感が悪化すれば、追加緩和に踏み切る可能性が強まってきました。

 7日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万3944ドル05セント -42ドル47セント(0.30%)

 NASDAQ総合指数 3165.13ポイント -3.35ポイント(0.11%)

 S&P500 1509.39ポイント -2.73ポイント(0.18%)

 CME日経平均先物(円建て) 11330円 -90円

 米国10年国債金利 1.95% -0.02%

 ニューヨーク原油 95.75ドル -0.87ドル

 GOLD 1671.30ドル -7.50ドル

 ドルインデックス 80.23 +0.48
 

 昨日の米国株は、ドラギECB総裁が、欧州景気に対し弱気の見方をしたことや、朝方発表された新規失業保険申請件数が、予想を下回ったことなどから、下落してスタートしました。ドラギ発言を受けユーロが弱含み、ドルが上昇したことを嫌気し、輸出関連や資源関連が売られたほか、クラウドサービスのアカマイテクノロジーズが予想を下回る決算を発表するなど、さえない決算や見通しを発表する企業が増加し売りを加速。ニューヨークダウは昼近くにこの日の安値1万3852ドル(前日比134ドル安)をつける場面もありました。ただ、ドラギ総裁が緩和に含みのある発言をしたことや、アップルへの株主還元圧力から同社株が反発したことなどを受け、引けにかけ下落幅を縮小しています。結局、ニューヨークダウとS&P500は反落。NASDAQ総合指数は続落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比1772万株減の6億6318万株。騰落状況は、値上がり1296、値下がり1726。VIX指数は、0.67%と小幅に上げ、13.50に上昇。

 ダウ30種は、値上がり6、値下がり23、変わらず1(P&G)。キャタピラ、アルコアなど景気敏感株がさえなかったほか、ドル高を嫌気し、資源のエクソンやシェブロンもさえませんでした。一方、AMEXやトラベラーズなど金融関連が堅調でした。業種別では、不動産サービス、たばこ、食品、飲料、テクノロジーハードなどが上昇。人材派遣、生保、自動車・同部品、半導体などが下落しました。
 NYダウは反落。引き続き、2年らいの上値抵抗線付近の神経質な動きが続いています。前日も書きましたように、ラインチャートでは抵抗線上でのもみあいを続けており、底堅い動きです。このところ、頭の重い展開が続き、日足で円天井型を形成し始めたのが気になります。そろそろ、何かポジティブな材料が必要なところに来ているような気がします。

 米国株は、反落。CME日経平均先物は大証終値を90円下回る1万2330円で帰ってきました。レンジは1万1220円~1万1450円。円は、ドラギ総裁の景気弱気発言からユーロが下落。対ユーロは125円40銭台に上昇したものの、対ドルは、93円60銭台と前日水準で帰ってきました。本日の日本株は、CME安や対ユーロの円高を嫌気し、軟調な始まりが予想されます。寄り後は、オプション清算値をめぐって神経質な動きが続きそうですが、3連休を控え投資家の処分売りも強まりそうでで、引けにかけ波乱する動きも予想されます。昨日のCMEレンジ下限が1万1220円に下振れていることも、先物筋の売り目標にされるかもしれません。裁定解消売りから一時軟化。引けにかけ、下落幅を縮める米国型の展開か…。日銀総裁人事が不透明材料になりそうで、当面、主力株の押し目を待ちたいところ。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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