FC2ブログ
大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
04 | 2013/05 | 06
S M T W T F S
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -



ドイツ経済の底入れ機運や中国の予想を上回る(?)輸出増、好調な企業決算を好感し続伸して終了
 おはようございます。 

 世界中でリスクテイクの動きが強まってきたようです。低迷する金に対し、中国やインドで現物買い需要が増加。香港経由の中国の輸入は、3月に前月比倍増したようですし、インドの輸入は4月に100トンの大台に乗せ、5月も同程度の輸入が見込まれている、といいます。長期に低迷を続けてきた銅市況もどうやら2番底を確認したようです。もしかしたら、商品へ向けても一部投機的な資金が流れこんできたのかもしれません。原油価格も月足を見ると大きな三角持ち合いを形成しつつあります。まだ、景気の裏付けがないため大きな動きにはなっていませんが、世界的な金融緩和で世界中に金がだぶつき、有利な運用対象をもとめて資金が動き回っており、ちょっとしたきっかけで動き出す可能性が高まってきました。米国の状況を見ると、株価が史上最高値圏にあるほか、昨日はジャンク債市場で、初めて利回りが5%の大台を割り込み4%台に下落してきました。ジャンク債は、元利の支払いに懸念があるため高利回りになっているのですが、とにかく、運用利回りが高ければリスクの高いものでも構わない…という状態が醸成されつつあるようです。リスクに対して市場はどんどん寛容になってきました。リスクに対して寛容な状態は、株式市場では、PERの上昇になって現れます。エンジンはどんどん温まってきましたね。

 さて、今週末には、G7財務相・中央銀行総裁会議が開催されます。これに対し、米国の財務省高官(固有名は無し)は、「欧州の需要拡大に向けた取り組みを要請するとともに、日本の金融政策が内需振興に向けられたものかどうかの説明を受ける」ことが話し合われる、としています。サミットやG20で確認した日本の緩和策が為替誘導ではなく、内需振興に向けられたものであることを監視する方針を示しました。国内の構造改革なしに、円安で輸出だけが増えるようなことは許さない…という姿勢のようです。韓国や中国など日本と競合する国の米国議会へのロビイスト活動は年々エスカレートしており、韓国大統領の訪米に合わせるように、米議員が、「日本の歴史認識問題や従軍慰安婦問題を放置するなら重大なことになる…」などと脅し文句をだしていました。なんだか、何も言われたくなかったら、お前のところも金を使って、ロビイ活動をしろ…といわれているような気がしますが…。ところで、米国の議員には資質により格付けがあるようですが、こんな発言をした議員さんの格付けはどれくらいなんでしょうか? まあ、日本の政策には、この国際公約があることだけは頭に入れておいた方がいいですね。

 8日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万5105ドル12セント +48ドル92セント(0.32%)

 NASDAQ総合指数 3413.27ポイント +16.64ポイント(0.49%)

 S&P500 1632.69ポイント +6.73ポイント(0.41%)

 CME日経平均先物(円建て) 1万4370円 +110円

 米国10年物国債金利 1.760% -0.023%

 ニューヨーク原油 96.62ドル +1.00ドル

 GOLD 1473.70ドル +24.90ドル

 ドルインデックス 81.94 -0.34 


 昨日の米国株は、連日の高値更新を受けた警戒的な利食い売りから反落してスタートしました。相場の上げをリードしてきた薬品や通信などディフェンシブ系銘柄が売られたほか、マクドナルドがさえない月間売上を出したことも嫌気され、ニューヨークダウは寄り後まもなく、この日の安値1万5021ドル(前日比35ドル安)をつけていました。ただ、この日発表された中国の輸出入が、ともに予想を上回ったことや、ドイツの鉱工業生産指数が前月水準を上回り、景気に底入れの兆しが見えたことなどを好感。次第に押し目買いが優勢となり上げ幅を拡大していきました。予想を上回る決算を発表した銘柄が買われたほか、著名ヘッジファンドが取得したことがわかったグーグルが買われたほか、素材や重工など景気敏感株にも買いが広がり引けにかけ上伸。結局、主力3指数とも続伸して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比9190万株増の7億2755万株。騰落状況は、値上がり2037、値下がり1048。VIX指数は、12.66と小幅低下。

 ダウ30種は、値上がり21、値下がり9。素材市況の上昇を受け、アルコアが2.7%近く上げたほか、GEやIBM、シスコシステムズなどが1%超えの上げになりました。一方、予想を下回る月間売り上げになったマクドナルドが1.3%下落、薬品のメルク、ファイザーもさえない動きでした。業種別では、金価格の上げを受けた金鉱山のほか鉱山、石炭、鉄鋼など景気敏感株が堅調。各種金融、素材なども上げました。一方、トラックやパイプライン運営、公共事業、医薬品などが下落しました。
 NYダウは続伸。二日続けて最高値を更新してきました。ただ、相場の先行きに対する見方が分かれ、終日値幅は85ドルと小動きでした。先日から書いていますように、ディフェンシブストックから景気敏感セクターへのシフトに伴い、動きが鈍っているものと思われます。指数の動きを見るとディフェンシブ系の公共株指数が下落しているのに対し、景気敏感の運輸株指数が上昇する…など好対照の動きをしており、物色対象の変化が進んでいることを示しています。サイコロや25日線かい離などテクニカル指標にやや警戒的な動きも出始めていますが、調整後の出直りでは、景気敏感セクターが主導権を握ることになりそうです。

 米国株は続伸。CME日経平均先物は、大証終値比110円高の1万4370円で帰ってきました。レンジは、1マン4255円~1マン4435円。円は、ドイツ景気指標の好転からユーロが強含み、対ユーロは130円20銭台に下落したものの、米金利の低下から対ドルは99円付近と、横ばいで帰ってきました。本日の日本株は、欧米株高を受け堅調に推移しそうです。CME終値にさや寄せし、高寄りしてスタートしそうですが、明日のオプションSQをめぐり、先物を使った駆け引きもありそうです。CMEレンジ上限が1万4435円となっており、オプション価格1万4500円へ向けた仕掛け的な動きもありそう。指数売買中心の動きになりそうですが、基本は業績。昨日発表された決算では、レポート継続注目のローランドDGの今期予想がアナリスト予想のEPS33円70銭が会社側では121円35銭へと4倍近くに引き上げられました。政府が、肝入りする3Dプリンター関連でもあり、今日の動きが注目されます。決算が嫌気され、下落している不動産関連ですが、前段で書いた内需振興が国際公約なら、ここが主役という流れは変わりません。引き続き、タイミングをとらえて仕込むところ…。
※レポート購読会員を募集しています。関心のある方は、レポート案内を見るか、メールフォームにて、直接、お問い合わせください。 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

世界同時株高の流れに乗り続伸するも、高値圏ではオプションSQをにらんだ攻防から、日経平均は上げ幅を縮めて終了
 今日、水曜日は関西テレビのアンカーで青山氏の話を聞く日。相変わらず切れ味のいい話をしていますが、今日は、7月21日の衆参同日選挙がテーマに取り上げられていました。以前から、違憲状態の選挙で成立した内閣なので、議員定数を是正した後、改めて、国民の信を問うべき…というのが同氏の意見でした。このところ、裁判所から意見一票の格差について意見判決が出ているだけでなく、一部では当選無効の判断さえ出てきており、このままでは、最高裁から、昨年の総選挙そのものが「無効」という判断が出かねない状態になってきました。一方で、96条をはじめとする改憲論議が熱を帯び始めており、政権の正統性を担保し、改憲に対する国民の意見を集約するためにも、解散・総選挙が必要になってきた…という事情があるようです。連休最終日に、麻生副総理が安倍氏の私邸を訪問するところが、報道されていましたが、同氏によると、この会談で麻生氏が、首相に解散を迫った…といい、首相も前向きに検討することを伝えた…といいます。自民党の石破茂幹事長も、これまでの反対の態度を翻し、具体的な作業に入ることになった…と、話していました。

 実際のところは闇の中ですが、実際に関係者に取材してのことでしょうから、公にすることも何等かの合意を取り付けているはず…。川口環境委員長の中国外遊で、同国国務員との会議日程が変更になり、これを優先したために委員会が開催できなかったことを重大な瑕疵とし、野党連合が解任決議案を提出してかく乱しています。日中間で緊張が高まり、両国の幹部が会談する機会が少ないなか、仕方がなかった…と思いますが、もし、野党に委員会の順延を要請して、果たして合意が得られたかどうか。図らずも、状況により外交日程が変わるものであることへの野党の理解がないことが明らかになってしまいました。この状態で総選挙が実施されたら…。維新の党議員団が、慌てふためいて橋下大阪市長に出馬を要請していることを見ても、案外今日の青山氏の衆参同日選挙論は、当たらずとも遠からずなのかもしれませんね。結果は、別にして、改憲をテーマに国民の信を問うことは理にかなっているような気がしますが…。

 さて、今日の日本株も世界同時株高のうねりに乗り続伸して終わりました。朝方から、CME日経平均先物終値にさや寄せし先物買いが先行したものの、前日大きく上げた反動から利食い売りも増加。日経平均は、前日比16円高の1万4196円と、小幅高で始まりました。その後、いったん、前日高値を下回る1万4186円まで下落。寄り付きに開けた窓を閉めると、次第に買いが優勢となり上げ幅を拡大する展開になりました。前場終了後に中国の貿易収支が発表され、輸出入ともに拡大したことがわかるとさらに買いが優勢となり、後場寄り後まもなく、この日の高値1万4421円(前日比241円高)をつける場面もありました。ただ、米系証券が、円買いを推奨するレポートをだしたことが伝わり、対ドルで98円台前半まで円が上昇すると、先物売りが急増。裁定解消売りもかさみ上げ幅を圧縮。結局、日経平均は105円45銭高の1万4285円69銭、TOPIXは5.77ポイント高の1194.34ポイントと、ともに続伸して終わりました。出来高は、主力株がにぎわったことから、前日比7億5000万株多い39億1828万株、売買代金は5000億円強増加し、3兆3258億円にボリュームアップしました。騰落状況は、値上がり877、値下がり722と、前日急伸した反動で利食い売りも増加しました。

 今日の引け値での日経平均サイコロは、6勝6敗(TOPIXは7勝5敗)と変わらず。RSIは75%、25日線かい離は+6.6%と、指数系はサイコロを除き、黄色信号に近づきました。物色意欲の強さを見る騰落レシオは134%に拡大。そろそろ、銘柄の絞り込みが始まるかもしれません。
 まあ、朝方も昨日大幅に買い越した欧州系証券(CTA機関店)の動きが焦点としましたが、やはり後場から波乱しました。オプションSQを控え、弱気筋は総やられの状態ですが、今日は一時。1万4500円のストライク価格まで狙うような動きがでていました。これでは売り方もたまりませんから、先物を使って売り崩しに出てきたんでしょう。弱気と強気が交錯するなか、円上昇を見た欧州系証券が売りにまわった(2770枚と最大の売り)ことから、急速に上げ幅を縮めたようです。今のところ、1万4250円のオプション価格は上回っていますが、明日もこれをめぐって攻防戦が続きそうです。まあ、指数は派手に上下していますが、結局、先物筋がバタバタして、それにつれた裁定取引で指数が波乱しているということでしょうか。まあ、とにかく、今週いっぱいは業績にベースを置いておいた方が無難。今日は、レポートでも含み資産株として注目しているTBSHDが前期決算の修正を発表していましたが、予想通り広告料の増加や三井不動産などの持ち株の評価益の繰り入れから30%以上、上方修正。4円の増配も発表してきました。明日の反応が注目されます。

 まあ、昨日のなんでもかんでも上がる相場から、今日は、やや落ち着きを取り戻してきました。朝も書きましたように、世界の投資家は「SELL IN MAY」を警戒していますが、ここ一週間の欧州、新興市場の金融政策の変化に加え、今日は中国が資本自由化へ一歩踏み出す対策を出してきました。そのうち、韓国も円安への対抗策をだしてくるでしょう。欧州リスクも低下し、これだけ資金がだぶついているときに、「SELL IN MAY」でもないような気がするのですが…。いったん、手放してしまうと、高いところで買わなければならなくなりますから…。運用する人も大変ですね。当面は、10日に決算発表を予定しているものが多いですから、まいた種が刈り取れるかどうか、楽しみにして待ちましょう。
※レポート購読会員を募集しています。関心のある方は、レポート案内を見るか、メールフォームにて、直接、お問い合わせください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

ドイツの景気指標改善や予想を上回る企業業績を受け上昇。NYダウは引け値ベースでも初の1万5000ドル大台乗せへ
 おはようございます。 寒い朝です。もう5月ですが、足元ではまだヒーターが動いています。北海道と宮崎の温度差は30度を超えたといいます。どうなっているんでしょうね。天候不順で野菜の生育が遅れ、入荷不足から価格も上げ始めたようです。

 さて、世界中の投資家がカネ余りを意識し始めたようです。昨日は、米国に続きドイツのDAX指数が過去最高値を更新してきました。製造業受注指数(3月)の伸び率(+2.2%)が予想(-0.5%)を上回ったことが好感された…といいますが、欧州全体の景況感は悪化しており、不景気の中の株高…という典型的な金融相場の色彩を強めています。一方、カネ余りにも関わらず、世界的な景況感の悪化を映し、国際商品の価格は低迷したまま…。EUの債務国リスクの後退やQE政策の変化が意識され始めドルが強含見始めたことから金も安全資産の役割を終えようとしています。

 また、国際商品の下落は資源輸出に依存する新興国経済の足元を揺さぶり、投資リスクを高めています。日独米の株価上昇は、行き場を失った投資資金が、流動性の大きい市場をを求めて先進国の株式市場に向ってきた…といえそうです。欧州で、イタリアやスペイン国債の金利低下がしていることも、投資リスクの低下から、少しでも有利な利回りを求めて債券投資家が買いを入れているのでしょう。EUでは、金融リスク回避手段としての銀行同盟の設立がドイツの反対で足踏みしていましたが、昨日、最強硬派のドイツ・ショイブレ財務相が「EU規約の改定をしなくても、設立する道はある…」と軟化する姿勢を示したことも、欧州株価の上昇につながりました。これまでもカネ余り状態はあったものの、欧州リスクを意識して動けなかったのが実態。EUが安定へ向け動き出せば、投資資金もリスク許容度が増してきます。昨晩も書いたように、米国市場では、物色動向が安全重視のディフェンシブストックから、景気敏感株へのシフトしています。なんだか、世界の余剰資金の流れの縮図を見ているような感じです。

 7日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万5056ドル20セント +87ドル31セント(0.58%)

 NASDAQ総合指数 3396.63ポイント +3.66ポイント(0.11%)

 S&P500 1625.96ポイント +8.46ポイント(0.52%)

 CME日経平均先物(円建て) 1万4230円 +70円

 米国10年物国債金利 1.783% +0.012%

 ニューヨーク原油 95.62ドル -0.54ドル

 GOLD 1448.80ドル -20.0ドル

 ドルインデックス 82.29 -0.05


 昨日の米国株は、日本株の急伸やドイツ製造業受注の改善を好感して欧州株が全面高になった流れを受け継ぎ、買いが先行。ニューヨークダウは反発して始まりました。この日は主要な景気指標の発表もなく手掛かり材料難でしたが、ウォルトディズニーが予想を上回る決算を発表して買われるなど、予想を上回る決算への期待感から、買い物が増加。小動きながら終日上げる展開になりました。NASDAQ市場で、昨日最高値を更新したグーグルが利食い売りから反落したほか、アップルも下落したことから、ハイテク株がさえなかった一方、やや出遅れ感が出た薬品や通信などディフェンシブ系が買われました。また、キャタピラやデュポンなど景気敏感株も堅調に推移したことから、指数の押し上げに寄与。ニューヨークダウは、他の指数を上回る上昇率になりました。結局、ニューヨークダウは反発。NASDAQ綜合指数とS&OP500は小幅ながら4日続伸しています。ニューヨーク市場の出来高は、前日比1725万株増の6億3563万株。騰落状況は、値上がり2330、値下がり801。VIX指数は、やや上昇し12.85。

 ダウ30種は、値上がり23、値下がり6、変わらず1(ウォルマート)。景気敏感のキャタピラが2.5%、デュポン1.4%それぞれ上昇したほか、経営トップの権限分離を求められたJPモルガンが約2%上昇したのが目立ちました。また、ファイザーやJ&Jの製薬関連、通信のATT、ベライゾンも上げるなど、ディフェンシブ系もしっかり。
 NYダウは反発。引け値ベースでも史上初の1万5000ドル大台を達成して終わりました。主要3指標とも、予想を上回る企業業績や世界的な過剰流動性を意識して、じり高歩調をたどっています。ただ、「SELL IN MAY」を意識していることから、売り買いが交錯し、じり高にとどまっています。目先はこの状態が続きそうですが、焦点は10日に行われる講演でバーナンキFRB議長がQEについてどのような見解を示してくるか…。前回FOMC後に同議長の記者会見がなかっただけに、声明文の変更についての発言に関心が集まりそうです。

 米国株は上昇。CME日経平均先物は、大証先物終値を70円上回る1万4230円で帰ってきました。レンジは1万4065円~1万4255円。円は、ドイツの景況感の改善、米株上昇など通貨高要因はあったものの、シリア、イラン情勢の悪化など地政学要因から、リスク回避の円買いが強まり、対ユーロは129円40銭台、対ドルは99円台と、ともにやや円高に振れて帰ってきました。本日の、日本株は、欧米株高に支えられ、堅調に推移しそうです。朝方は、CMEレンジ終値にさや寄せし、高寄りスタートしそうですが、週末にオプションSQを控えておりストライク価格の1万4250円をめぐっての攻防から波乱することも予想されます。昨日、先物を大量に買い越した欧州系証券(CTA機関店?)の出方が注目されます。個別は、引き続き、業績感応の動きが続きそうです。今週号で注目した企業に関し、前期の増益幅が予想に届かなかったとの観測記事がありました。今日は売られそうですが、焦点は、10日に発表される今期の予想。押し目は、レポートで示した下値支持線までと思いますので、とりあえず、様子を見たいと思います。不動産、含み…。
※レポート購読会員を募集しています。関心のある方は、レポート案内を見るか、メールフォームにて、直接、お問い合わせください。 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

4連休中の相場環境の急変を織り込み、5日ぶりに急反発。約5年ぶりに1万4000円の大台を回復
 米国FRBのQE、日銀の資産買い取り枠の大幅拡大、ECBのマイナス金利政策と先進国の緩和がそろい踏みになりました。また、インド、オーストラリアなど新興国も利下げを実施。世界中が景気刺激に舵を切り替え始めました。壮大な過剰流動性相場が始まっています。現在の最大のリスクは、米国FRBがQE政策を変更することですが、先週末の雇用統計結果を見ても、依然、失業率は7.5%と高止まりしたまま…。FRBが目標とする6.5%には、ほど遠い状態です。また、労働市場に踏みとどまって求職活動をしている人の割合(労働参加率)は63%と最低水準に低下。景気が改善してくると、求職活動をあきらめた人が戻ってきて失業率が上昇する…という懸念も抱えたまま…。米国株が、もたもたしていたのも、FRBのQE政策の縮小や停止の時期が近いのでは…という懸念があったためでしょう。

 そのため、米国市場で買われてきたのは、ヘルスケアや製薬、通信などディフェンシブ系が中心。ただ、決算発表を機に、意外と景気敏感企業の中身が良かったことや、このところ、FOMCメンバーからタカ派(QEの縮小・停止)的な発言が減少していたことも、市場の安心感を誘い、先週から景気敏感株が買われだしています。昨日の米国株ではこの動きが鮮明に出てきて、上昇率では景気敏感株が多いNASDAQがNYダウやS&P500の上昇率を上回るようになってきました。NYダウは安かったのですが、中身を見ると薬品や通信などディフェンシブ系が売られ、アルコアやキャタピラなど景気敏感株が買われるというパターン。お互いに相殺し合ってマイナスになった…というところでしょうか。実際、ニューヨーク市場だけを見ると、値上がり数は、値下がり数を600以上も上回っています。指数以上に強い相場だったことがわかりますね。

 5月に入って米国では「SELL IN MAY AND GO AWAY」の相場格言が気にされています。過去の統計では、5月から運用効率が落ち、9月に最悪になる…という時期に入ります。おまけに、どこかの週刊誌が持ち出してきてしきりと株売りを進めていた「ヒンデンブルグ・オーメン」という売りサインもでており、投資家もビビッているようです。この悪魔のような売りサインは今月24日まで有効なようですが、果たして思い通りになるか…。今月は、ヘッジファンドの中韓決算が多く、益出しの動きが強まることも、運用効率の悪化につながっているようです。ただ、これだけ世界の緩和傾向が強まり株価が上げ始めている時に、いったん手放してしまうと、高値を買うリスクが高まります。売るんでしょうかね~。

 例年、この時期になると欧州がおかしくなってくることもSELL IN MAYにつながっていたようですが、今年は今のところ、大きな問題は起こりそうもありません。おそらく、世界的な過剰流動性相場に入っていくんでしょう。米国で恐怖指数と言われるVIX指数は12ポイント台と07年以来の低水準にあります。市場はリスクを感じていませんから、これから起きることは、過剰流動性を背景にPERの上昇が始まるのではないでしょうか。今日の日本株みたいな上げを見てしまうと、どうしても弱気になってしまいますが、欧州が落ち着いたことで世界のリスクが低下していることを忘れてはいけません。当面、先進国に資金が集中してきますから、ドイツ、米国、日本の株は、まだまだ上げる…ということになりますが、果たしてどうか。

 ただ、円安になったからといっても、実際の世界の景気はさえませんから、円安=外需株という単純な図式も成り立たないはず。2005年~2007年の時は、米国の証券化バブルで世界の景気が押し上げられ、これと円安がマッチし輸出株の業績が急伸し、2007年に高値を付けに行った…という格好意です。でも、2006年1月のライブドアショックまで相場をリードしたのは、新興市場と中小型株…。今回も外需株が主導権をを握るには、世界的な景気回復による輸出の伸びが条件になります。正直、まだ先の話ですね。当面は、業績変化率の大きい中小型株が買われ、やがて、ボロ株漁りが始まり、これがつぶれた時の世界の景気状況によって、主力株が一斉に買われ高値を付けに行く…という流れでしょうか。こう見てくると、この相場の寿命は結構長いものになるのかもしれません。

 まあ、バカみたいな強気を書いてしまいましたが、日本の場合、内需を振興するという国際公約がありますので、やはり基本は内需…という流れになるんでしょう。特に、大都市圏を中心にしたフ不動産価格の上げが鮮明になると思いますが、2007年高値の時、もう抜けないだろうと思われていた主力不動産のバブル時の高値があっさり更新されています。今回も、2007年の高値が近づいてきて、ビビり始めていますが、バブル時の高値を前にした、2007年ころとよく似た状態かもしれませんね。この辺りは、レポートでもふれてきましたので会員さんはお分かりとは思いますが…。一番怖いと思うところが、一番設けやすいところだったりして…。

 今日は、相場の解説は無用だと思いますので、最近の流れについて、個人的な予想を書いてみました。ただ、当面は業績が前にでてきますので、これは忘れないようにしたいところです。レポートで注目したものは、二期連続増益を基本に選別してきましたが、小松ウォール工業、千代田インテグレード、タダノ、日本M&Aセンターなど想定通り増額修正を発表し急伸してきました。今日は、今週末の正式発表前に、タケエイ(前期予想EPS256円→331円)、やまびこ(同157円→237円)が上方修正を発表してきました。ともに、注目来、株価倍増に近づいていますが、タケエイの場合は、今期、来期とさらに収益が向上する可能性が強く、上場来高値18470円の半値位になってもいいと考えています。とにかく、将来性があると見越しタラ成長が鈍化するまで、徹底的に追いかけ、含み益を創ること…。特に、安倍首相の登場で、日本の構造転換がうながされようとしており、流れに載って、10バガー(10倍)クラスの株が出てくる可能性もあります。目先をバタバタ追っかけるのもいいですが、経済の変化そのものを買うやり方もあります。

 今日は、ちょっとアルコールが入っていて、あることないこと書いてしまいました。まあ、あほなこと書いてると、見過ぎしてください。無性に眠くなってきましたので、横になることにします。
※レポート購読会員を募集しています。関心のある方は、レポート案内を見るか、メールフォームにて、直接、お問い合わせください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

ディフェンシブ系と景気敏感株の綱引きでNYダウは小動き。株価目標の引き上げがあったアップルの上げでNASDAQは続伸。物色の成長志向が強まる
 おはようございます。 やっと長い休みが終わりました。次の連休は7月半ばまでありません。これで、落ち着いて市場を見ることができるようになります。

 さて、先週、ECBは10か月ぶりに利下げに踏み切りました。EUの主要先進国のPMIが軒並み判断の分かれ目になる50を割り込み、さらに悪化することが予想されるため、やむを得ない措置だったんでしょう。ドラギ総裁は、マイナス金利まで踏み込む可能性さえ示唆しています。これには、市場も驚き、あわててユーロを売りなおす一幕もありました。同総裁は6日のローマでの講演で追加緩和の可能性に言及しただけでなく、「マイナス金利の技術的な側面を詰めている…」と改めて発言。金融緩和の新たな方式として、マイナス金利を使う意図を明確にしています。通貨の量を増やすことにドイツが乗り気ではありませんので、機嫌を損ねず流動性を増やすには、この方法しかなかった。ということでしょうか。米国のQEに変わる流動性供給策として効果があるかどうか、日銀としても関心を高めざるを得ない所でしょう。

 一方、フランスが財政緊縮策を終わらせる方向で動き始めたほか、イタリアも成長優先へと舵を切り、財政再建圧力を受け続けているスペインもラホイ首相が「2015年まで所得税を引き下げる…」と発言。緊縮一辺倒の流れは、大きく変化してきました。今のところ、ドイツも、「緊縮策を続けながら、成長促進策を取るなら…」と静観する構えのようです。先週は、EU大統領が「加盟国や機関は、成長促進や雇用創出のため、直ちに行動する必要がある…」と発言。欧州委は、フランス、スペインの赤字削減期限の2年延長、オランダ、スロベニアの1年延長を29日の委員会で決定する方針を示していましたが、今週に入っても、財政緊縮から、成長・雇用創出重視の流れは変わっていないようです。総選挙を控えたドイツのメルケル首相が、この流れに水を差さない限り、市場にとってはフォローの風になりそうです。

 6日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万4968ドル89セント -5ドル07セント(0.03%)

 NASDAQ綜合指数 3392.97ポイント +14.34ポイント(0.42%)

 S&P500 1617.50ポイント +3.08ポイント(0.19%)

 CME日経平均株価(円建て) 1万4195円 +485円

 米国10年物国債金利 1.771% +0.019

 ニューヨーク原油 96.16ドル +0.55ドル

 GOLD 1468.00ドル +3.80ドル

 ドルインデックス 82.33 +0.23


 週明けの米国株は、主要な経済指標の発表がなく、手掛かり材料難から利食い売りが先行。小幅反落して始まりました。ポジティブサプライズになった雇用統計結果を受けて押し目買い機運が強いものの、先週、1万5000ドルの大台に乗せた達成感から利食い売りが増加。ニューヨークダウは寄り後まもなく、この日の安値1万4941ドル(前週末比32ドル安)をつけました。しかし、雇用統計結果を受けた景気の先行きへの期待感から、住宅関連や素材、重工など景気敏感株に買いが増加。全体も上げに向かい、引け近くにはこの日の高値1万4988ドル(同15ドル高)をつけていました。結局、ニューヨークダウは引けにかけ利食いが増加3日ぶりに小反落したものの、NASDAQ総合指数、S&P500は3日続伸しています。ニューヨーク市場の出来高は前週末比9647万株減の6億1836万株。騰落状況は、値上がり1855、値下がり1226。VIX指数は、1.6%下げ12.66に低下しています。日本、イギリス市場が休場のため方向感がつかめず、NYダウの終日値幅は47ドルと小動きでした。

 ダウ30種は、値上がり14、値下がり16。モノライン(保証会社)大手MBIAと、住宅担保ローン保証に関する訴訟に関し、16億ドルの支払いで和解したバンクオブアメリカが5.2%上げ、指数銘柄中最大の上げ率になりました。これを受け、JPモルガンが1.3%上昇。アルコア、キャタピラ、エクソンなど景気敏感株も堅調。一方、ジョンソンアンドジョンソン、メルク、ベライゾンなど、ディフェンシブ系の製薬、通信の動きがさえず、指数の足を引っ張りました。
 NYダウは小幅反落。景気敏感株の上げとディフェンシブ系の下落が相殺し、小動きになりました。一方、アップルの株価目標引き上げやグーグルの過去最高値更新などから、この日もNASDAQ市場の堅調は続き、戻り高値を更新し続けています。資本金別の動きを見ても、ラッセル2000の上昇率は他を上回るなど、市場は、景気敏感株を買うなど、成長志向を強め始めたようです。物色の方向性がディフェンシブ系から景気敏感株にシフトした、という意味では、先週は分水嶺になったのかもしれません。

 米国株は高安まちまち。CME日経平均株価は、4連休前の大証先物終値比485円高の1万4195円で帰ってきました。レンジは1万4155円~1万4235円。円は、景況感の改善から長期金利が上げたことを受け対ドルは99円30銭台に下落。ECBの追加利下げ思惑から対ユーロは129円90銭台に小幅下落。本日の日本株は、4連休中の環境変化を一気に織り込む格好で急伸してスタートしそうです。CME日経平均先物終値にさや寄せしようと先物買いがリード。裁定買いの増加から主力株中心に大きく窓を開けた始まりが予想されます。ただ、連休中もGLOBEXやシンガポール(SGX)の日経平均先物を使った売買がされており、高寄り後も一段高できるかどうかは、不透明。為替の動向がカギを握りそうです。今週末にはオプションSQを控えており、弱気筋の攻勢もありそう。ここは、引き続き業績発表を重視し、今期予想が増額修正されそうなものを待ち伏せ方針で…。円安メリットが大きい自動車、3Dプリンターへの政府支援を受けたローランドDG、キーエンス…。
※レポート購読会員を募集しています。関心のある方はレポート案内を見るか、メールフォームにて、直接、お問い合わせください。  

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

雇用統計結果のポジティブサプライズやECB利下げを好感し、大幅続伸…NYダウは初の1万5000ドル大台乗せ
 おはようございます。 

 4連休に入って世界の投資環境は、どんどん好転している感じですね。材料ごとに織り込みながら上昇するならいいのですが、連休明けの火曜日は、ECBの利下げと米国雇用統計のポジティブサプライズを同時に織り込まなければなりません。CME日経平均先物(円建て)は、2日の大証先物終値比455円高で終わっています。一気に、円相場が100円大台に乗せるなど、高寄り後も上伸する支援材料がほしいところですね。

 さて、CME日経平均先物の押し上げ要因になったのは、4月の米国雇用統計は非農業部門の雇用者数が予想を上回るポジティブサプライズになったこと。景気の強さが再認識されたことから米長期金利が上昇。日米金利差の拡大からドルが買われた結果、円が99円台に下落したことを好感しています。この地合いを引き継ぎ、週明けの国内市場で、一段の円安が進むかどうかが、日本株一段高のカギになりそうです。
 
 昨日発表された雇用統計で、非農業部門の雇用者数は、市場予想の15万人を上回る16万8000人に増加。前月の13万8000人(8万8000人から上方修正)も上回りました。失業率は前月の7.6%から、7.5%に低下。3月と合わせ、2月分の数字も26万3000人から33万2000人に上方修正されるなど、ポジティブサプライズになりました。1月のADP全米雇用報告で民間部門の雇用者数が予想を下回っていたことから、今回の雇用統計を警戒。弱気のポジションを取った投資家も多かったようです。
 雇用者数を押し上げたのは、サービス部門が、前月の13.9万人から18.5万人に増加したこと。製造部門(-9000人)や政府部門(-1万1000人)は減少していました。また失業率の算定基準になる労働参加率は、63.3%と前月比で横ばい。求職をあきらめ労働市場から去っていく労働者の増加に歯止めがかかった…ということで、雇用統計結果は予想以上にいい内容だった可能性があります。

 3日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万4973ドル96セント +142ドル38セント(0.96%)

 NASDAQ綜合指数 3378.63ポイント +38.01ポイント(1.14%)

 S&P500 1614.42ポイント +16.83ポイント(1.05%)

 CME日経平均先物(円建て) 1万4165円 +455円

 米国10年物国債金利 1.752% +0.121%

 ニューヨーク原油 95.61ドル +1.62ドル

 GOLD 1464.20ドル -3.40ドル

 ドルインデックス 82.10 -0.10 


 昨日の米国株は、朝方発表された雇用統計の内容がポジティブサプライズとなり、買戻しなど買いが先行。大幅続伸してスタートしました。景気の先行きへの自信が回復したことから、これまでのディフェンシブ系銘柄から、景気敏感株へ物色の矛先が変化。エネルギー株や素材、重工株などが買われ、ニューヨークダウは、寄り後まもなく、この日の高値1万5009ドルと初の大台に乗せました。ただ、大台に乗せた達成感にくわえ、この日発表されたISM非製造業景況感指数(4月)、製造業新規受注(3月)が、いずれも予想をした回ったことから、警戒的な売りも増加。大台乗せを達成した後は、高値圏で持ち合う動きとなりました。結局、主力3指数とも大幅続伸して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比3957万株増の7億1483万株。騰落状況は、値上がり2254、値下がり858。VIX指数は、5.45%下げ、12.85に低下。

 ダウ30種は、値上がり25、値下がり5。欧州の景気テコ入れを期待したキャタピラが3.2%上昇し採用銘柄中最大の上げになりました。スリーエム、アルコア、エクソン、GEなど景気敏感株の上げも目立ちました。一方、下落したものは、薬品のファイザー、メルク、ヘルスケアのユナイテッドヘルスグループ、通信のATTなどディフェンシブ系が下落しましたが、いずれも下落率は小幅。
 雇用統計のサプライズで、NYダウは史上初の1万5000ドル大台乗せを達成。一気に、4月15日の長大陰線のくびきを抜け出してきました。ただ、依然、上昇率の面では、NASDAQ、S%P500を下回っており、世界景気への懸念が輸出企業が多いNYダウを圧迫していることがわかります。今回の雇用統計でも、増加の要因は内需系のサービス業。以前から書いているように、米国株は内需系景気敏感株志向を強め、NASDAQ、S&P500がリードする展開になりそうです。
 
 米国株は、続伸。CME日経平均先物は、2日の大証先物終値を455円上回る1万4165円で帰ってきました。円は、対ユーロは、日欧の金利差接近から、129円80銭台に、対ドルは、株高や長期金利上昇を受け99円台に、それぞれ下落して帰ってきました。日本市場は、月曜日も休場となるため、週明けの欧米市場私大の展開になりそうです。ただ、連休中の閣僚の外遊で、原発輸出や交通インフラ輸出の商談など新たなテーマが浮上しているほか、国内的にも、参院選を意識した多くの政策テーマが出てきており、週明けには個別に材料を織り込む動きも強まりそうです。また、10日には業績発表も山場を迎えるなど、個別株を中心ににぎわうことになりそうです。詳しくは、米株と合わせ、月曜日発信のレポートで解説します。
※レポート購読会員を募集しています。関心のある方はレポート案内を見るか、メールフォームにて、直接、お問い合わせください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

ECB利下げ、新規失業保険申請の減少、主力企業の予想を上回る業績などを手掛かりに反発して終了…目立つNASDAQ市場の強さ
 おはようございます。昨晩は、孫を含めてのお食事会でした。まだ、1歳3か月ですが、その食欲には驚かされました。自分の子供たちもこうだったのかな~などと、妙に感慨深くなってしまいました。孫の成長の一場面、一場面が子育て時代のことを思い出させてくれます。

 さて、ECBは予想通り、0.25%の利下げに踏み切りました。市場は、織り込み済み…としてユーロ買いで反応しました。しかし、バーナンキFRB議長と同じく市場を重視するドラギ総裁は、記者会見で、メンバーから0.5%利下げ要請があった…と発言。追加利下げに含みを持たせています。さらに記者のマイナス金利に関する質問に対し、踏み込むことはありうる…と発言。さすがにこの発言には、市場関係者も驚き、一気にユーロ売りが加速。会見前に1.30ドル台にあったユーロ相場は、会見後に1.30ドル台に下落する、という荒っぽい動きになりました。また、スペインなどから、中小企業融資への配慮の要請があったことを受け、中小企業向け融資の証券化で、他の欧州機関と協議を始めている…と述べ、制度面の改革から景気を支援する方針も打ち出しています。

 ただ、金融緩和に批判的なドイツに配慮したのか、「通貨のばらまきはしない…」といい、「現在の金融は十分緩和的」とも発言していますが、実際にはLTRO資金の返済が始まっており、資金需給が締まってきている状態には変わりはありません。今回のECBの政策変更に合わせたように、EUのファンロンパイ大統領は「加盟国と各機関は成長を促進し雇用を創出するために、直ちに行動をとるべき」と発言。次回のEUサミットで、成長促進策と雇用創出策を討議する方針を示しています。おそらく、3年間続けてきた財政緊縮策のデフレ効果により、EU全体が本格的なデフレに突入するのでは…という懸念が、同大統領に緊迫した発言をさせたのでしょう。ただ、南北の景況感の格差から見て、南欧に対しては何らかの流動性の供給も必要になりそうですが、その際、ドイツなどにかかる物価上昇圧力を我慢することができるかどうか…。ユーロが下落しても、メリットを受けるのがドイツばかりでは…。しばらくは、欧米中銀の動向や日銀の動きなど、複眼で為替動向を見ていく必要がありそうです。

 2日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万4831ドル58セント +130ドル63セント(0.89%)

 NASDAQ総合指数 3340.62ポイント +41.49ポイント(1.26%)

 S&P500 1597.59ポイント +14.89ポイント(0.94%)

 CME日経平均先物(円建て) 1万3860円 +150円

 米国10年物国債金利 1.631% -0.008%

 ニューヨーク原油 93.99ドル +2.96ドル

 GOLD 1467.60ドル +21.40ドル

 ドルインデックス 82.23 +0.58


 昨日の米国株は、ECBの10か月ぶりに利下げや、朝方発表された新規失業保険申請件数が予想を大幅に下回ったことを好感し、買いが先行。反発してスタートしました。寄り後に発表された貿易統計(3月)で、赤字が予想を下回って減少したことも好感され、ニューヨークダウは次第に上げ幅を拡大。この日も、GMやカード大手VISAなど主力企業の決算が予想を上回ったことも好感され、昼過ぎにはこの日の高値1万4834ドル(前日比133ドル高)をつけました。大幅な株主還元へ向け動き出したアップル、予想を下回る業績で売られていたアマゾンのほか、好業績の住宅関連株なども買われ、指数は高値圏を維持。結局、主力3指数とも反発して終了しました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比4524万株減の6億7524万株。騰落状況は、値上がり2358、値下がり753。VIX指数は、6.2%下げ、13.59に低下しています。

 ダウ30種は、値上がり27、値下がり2、変わらず1(ATT)。VISAの上げを受け、AMEXが1.6%上昇したほか、スリーエム、キャタピラ、エクソンなど景気敏感株も上げ、13銘柄が1%超えの上げになりましたが、2%を超える上げになったものはありませんでした。
 NYダウは反発。25日移動平均線が接近していたことも意識され反発したものの、前日の陰線内の動き。依然、4月15日に付けた長大陰線の影響下にあります。一方、住宅やハイテク関連の上昇を受け、S&P500が引け、ザラバとも戻り高値を更新。昨日、最近の高値付近で下げ止まるしっかりした動き…としたNASDAQ総合指数は、年初来高値を更新。予想通り上げ足を速めてきました。米国株は、今後も内需志向を強めて行きそうです。

 米株は反発、CME日経平均先物は、大証終値を150円上回る1万3860円で帰ってきました。レンジは1万3640円~1万3895円。円は、米株高や米貿易収支の改善を受け対ドルで97円90銭台に軟化。対ユーロはECBの利下げを受け127円90銭台に上昇して帰ってきました。CMEの反発、対ドルでの円安など日本株には追い風が吹いていますが、残念ながら今日から4連休。GLOBEXやシンガポール日経平均先物を使って、昨晩の流れを織り込むことになりそうです。当面は、今晩の米国雇用統計数字に関心が集まりそうですが、週明け相場は、雇用統計結果を受けた為替次第で流動的。引き続き業績への感応を強めた展開になりそうです。
※レポート購読会員を募集しています。関心のある方はレポート案内を見るか、メールフォームにて、直接、お問い合わせください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

4連休控えで日経平均は4日続落するも、個別の材料株が買われ、全体には底堅い動き
 明日から4連休入りです。あいにくの寒の戻りで、外出するのもおっくうになりますが、時間を見て
法隆寺界隈を散策に出かけてみることにしました。いつもは、中には入らないのですが、今回は、宝物館から中宮寺まで料金を支払って回ってみようと思っています。今日は、孫をつれてお食事会ですので、急いで書きます。

 さて、米国FOMCは、金融政策について下方リスクがあることから、QEを据え置くことを決めました。市場は、緩和を強化するような表現が出るかと期待していましたが、雇用や物価の状況によっては、政策が上下に変化することもありうる…と、どうでも取れるような表現にとどめました。記者会見がなかったため、この表現の真意は確認できませんでしたが、前回に比べ、出口論に言及するメンバーが一人にとどまったことは、FOMCの景気の先行きへの見方が慎重になっている…ということにもなり、先行きの市場にはプラスに作用してきそうです。ただ、緩和、引き締めのいずれもありうる、としたことで、FRBの政策への関心度が高まったことは確かでしょう。

 また今晩は、ECBです。利下げ期待が強いようですが、これだけ景況感が悪化しているときに、即効性のない利下げだけで対応できるものかどうか…。ECBの期間3年物低利融資(LTRO)や無制限の国債買い入れ策(OMT)により、欧州の危機は回避されたものの、ここにきて、景気情勢が悪化。税収入の減少から、財政目標の達成が困難になる国が増えてきました。特に、オランド大統領が就任後、税率の引きさげなど、景気刺激的な政策をとったフランスの信用が低下。投機筋の中には、格下げを意識して、同国国債への売り仕掛けを画策しているところもあるといいます(国債借り入れの増加)。このような状況もあり、ECBとしては、加盟国間の金利格差に影響を与える利下げはやりにくいという事情もあるようです。市場は、少なくとも欧州の利下げはある…とみて織り込んでおり、見送られた場合の影響が懸念されます。一方、LTROに代わるような、流動性の供給策がでてきた場合は、ポジティブサプライズとして、大きく反応する可能性もあります。いつもより、注目度が高いECBですが、こんな時に4連休入りする日本株って…。CMEやシンガポールの日経平均先物は、大賑わいになるかもしれませんね。

 さて、今日の日本株ですが、大型連休の谷間の商い最終日で、終日、見送り気分の強い展開でした。米株安を嫌気し、朝方から売り物がちにスタート。円が強含んだため外需株が売られ、日経平均は、CME日経平均先物終値(1万3770円)を下回る1万3727円(前日比77円安)でスタートしました。一時、値を戻す場面があったものの、中國製造業PMIが予想、前月水準を下回ると、先行きへの警戒が高まり、主力株全般に売り物が増加。前引けにかけ下落幅を拡大していました。後場に入ると、4連休前のポジション調整の売買が始まったほか、円相場が上昇したことや債券先物が買われたことから、株先物に売りが増加。一時、前日比162円安の1万3694円安値まで下落する場面もありました。引けにかけ、先物の買戻しからやや値を戻したものの、結局、日経平均は105円31銭安の1万3694円04銭と4日続落、TOPIXは、5.09ポイント安の1153.28ポイントと続落して終わりました。電力や薬品などディフェンシブ系以外の主力株全般に、ポジション調整の売りがでたものの、トルク向け原発輸出関連や、企業の認可保育所参入の前倒し認可を受けた関連株の上げや、業績予想を増額修正した銘柄などが幅広く買われており、指数の下落寄りは、活況な展開になりました。出来高は、前日比3億株減の27億3635万株、売買代金は2兆1792億円と、かろうじて、大台を維持しました。騰落状況は、値上がり728、値下がり869。

 今日の引け値での日経平均サイコロは、5勝7敗(TOPIXは6勝6敗)、RSIは54%、25日線かい離は+3.6%と指数系は順調に調整が進んでいます。一方、全体の物色意欲を見る騰落レシオは116%と高止まり。指数系以外の銘柄への物色意欲が強いことを示しています。まあ、立会日数は3日しかありませんでしたが、今週は、決算発表の待ち伏せとして注目した日本調剤が、3日で1000円幅あげましたし、富士フイルムも思惑どりになりました。また、2期連続増益を手がかりに継続注目してきたタケエイや小松ウォール工業、サンゲツなどの銘柄群も堅調に推移。値幅を重ねているものが増えました。来週から決算発表が相次いできますが、会社側とアナリストの予想が食い違うものは、増額修正される可能性が強まってきます。もしかしたら、来週は、当面の仕上げ的な動きが出てくるかもしれません。今後の見通しなど詳しいことは、来週月曜日発信のレポートで解説します。
※レポート購読会員を募集しています。関心のある方はレポート案内をみるか、メールフォームにて、直接、お問い合わせください。 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

主力企業決算への失望や、相次いださえない景気指標を嫌気し下落して終了…消化不足だったFOMC声明
 おはようございます。 昨晩は、急に炊事当番が回ってきて、書き込みができませんでした。ほぼ想定通りの動きでしたし、個別も好調でしたから、ご容赦ください。

 さて、昨日は、円相場にとっての第一関門である米国FOMCが終わり、金融政策の現状維持が決まりました。景気や雇用の改善は緩やかなピッチで進んでいる、としながらも、歳出強制カットの影響などから、成長の下方リスクがあると財政政策への警戒を強めています。また、FRBが政策目標としている2%の物価目標に関しても、達成リスクがある、として緩和策の維持理由にしています。今回のFOMCでは、緩和策の維持について反対したのは1委員だけで、タカ派色はトーンダウンしています。大きな変更はありませんでしたが、政策目標の達成度合いに応じ、緩和策を上下させることはありうる…と表現を変更した点は注目されます。今回の会合後には、バーナンキ議長の記者会見がなかったため、市場が、声明文を大きな変更がなかったもの、としてとらえていますが、歳出強制カットのマイナスの影響を懸念していることから、場合によっては、緩和策を強化することも考慮している…との見方もできそうです。今回の現状維持に関しては、市場も情報不足ととらえており、焦点は10日に予定されるバーナンキ議長の講演に集まりそうです。

 次は、今晩開催のECB理事会に焦点が移ります。景気後退色が鮮明になるなか、利下げだけで対応できる可能性は少なく、何らかの流動性供給策が打ち出される可能性も排除できません。ただ、緩和的な政策に批判的なドイツの存在もあり、ECBは難しい立場に立たされています。流動性供給を見送る一方、EUサミットでの成長促進策の決定を待つ…という政治的な判断に傾くかもしれません。
 米国は、景況感の悪化から長期金利が低下。金利が上昇に転じた日本との金利差は縮小(円高要因)、景気のリセッション入りが濃厚になったEUも金利低下が予想される…など、為替相場は、これまで、日銀の動きだけを見ていれば良かった状況から、欧米の景気情勢、金融政策も加味しなければならない状態に変化してきました。為替オプション市場では、連休後の円安をにらみ、プットを買う動きが強まっているようですが、だんだん、100円の壁が厚くなってきた感じもします。黒田総裁、そろそろ2発目のバズーカが必要みたいですよ。

 1日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万4700ドル95セント -138ドル85セント(0.94%)

 NASDAQ総合指数 3299.13ポイント -29.66ポイント(0.89%)

 S&P500 1582.70ポイント -14.87ポイント(0.93%)

 CME日経平均先物(円建て) 1万3770円 -30円

 米国10年物国債金利 1.639% -0.036%

 ニューヨーク原油 91.03ドル -2.43ドル

 GOLD 1446.20ドル -25.9ドル

 ドルインデックス 81.63 -0.10


 昨日の米国株は、朝方発表されたADP全米雇用報告で、民間部門の雇用者数の増加が、予想を大幅に下回ったほか、前月の数字が下方修正されるなど、期待外れの数字になったことを嫌気し、売りが先行。反落スタートになりました。原油在庫が過去最高水準まで膨らんだことや、中国の製造業関連指標の悪化を嫌気し資源価格が下落したことを嫌気し、関連株が下落したことも指数の足を引っ張りました。また、マスターカードや製薬大手メルクの売り上げが予想を下回ったことも警戒感を強め、じり安の展開になりました。その後、発表されたISM製造業景況指数、建設支出とも前月水準、予想を下回るなど、悪材料が出るたびに下落幅を拡大。最終的にFOMCで目新しい材料が出なかったことから、一段と売られていました。結局、主力3指数とも反落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比1億6575万株減の7億2046万株。騰落状況は、値上がり866、値下がり2220。VIX指数は7%上げ14.49に上昇しています。

 ダウ30種は、値上がり5、値下がり25。ディズニー、ウォルマートなどが上げましたが、上昇率は1%を大幅に下回り小動き。一方、売り上げが予想に届かず売られたメルクが2.8%、JPモルガンやデュポンなどが2%超え下落するなど、14銘柄が1%超えの下落になりました。
 NYダウは5日ぶりの反落。このところ指摘していますように、先月15日の日足長大陰線を意識した展開が続いています。依然、25日線上にあることや直近安値を下回っていないことから、上昇トレンドは崩れていませんが、長大陰線を抜け出さないことには、下放圧力を受け続けることになります。ただ、NASDAQ総合指数は、最近の高値付近で下げ止まっており、他の指数とは異なった強さを示していることが注目されます。

 米国株は反落。CME日経平均は、大証先物終値を30円下回る1万3770円で帰ってきました。レンジは、1万3740円~1万3850円。円は、米景況感の悪化から、対ドルは97円30銭台に小幅上昇、対ユーロは128円30銭台で横ばいで帰ってきました。本日のの本株は、米株下落や4連休控えであることから、軟調な展開が予想されます。朝方は、CME終値にさや寄せし軟調に始まりそうですが、ECB理事会など重要イベントを控え先物筋の動きも鈍く、大きな動きはなさそうです。海外景況感の悪化や為替の方向感がつまめないことから、外需案連への利食いが増加。一方で、政策対応から内需関連への物色が続きそう。参院選対策とは思われますが、認可保育園への企業参入が前倒し実施されることが決まり、JPホールディングなど関連株が買われそうです。引き続き、決算内容の好悪を織り込む展開が続きそうですが、重要イベントを控えての4連休ですから、後場からは手じまい売りから荒れる展開も予想されます。人気株買いは慎重に。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

予想を上回る景気指標や、アップル、IBMの株主還元策を好感したハイテク株買いで続伸して終了…NASDAQ市場の堅調ぶりが目立つ
 おはようございます。

 欧州の動きがあわただしくなってきました。失業率など景気指標は月を追うごとに悪化。物価指数は昨年9月の2.7%上昇をピークに、しだいに上昇率が低下。4月は1.2%の上げに鈍化しています。ドイツが心配するインフレよりも、デフレを憂慮すべき状態になってきました。さすがのドイツも緊縮財政一辺倒のトーンが落ち始めたようです。昨日、イタリアを訪問し、レッタ新首相と会談したメルケル首相は、財政緊縮は必要としながら、「欧州は雇用創出と投資促進に取り組む必要がある…」と発言。何らかの景気対策が必要になってきたことを示しています。デフレ効果の高い財政緊縮策をとり続けてきたツケが、いよいよまわってきた、ということでしょうか。

 これを受け、2日開催のECB(欧州中央銀行)理事会は、現行0.75%の政策金利を10か月ぶりに0.25%程度引き下げる、との観測が高まり、市場もこれを先取りして動いてきました。ただ、利下げだけで効果が上がるとみる市場関係者は少なく、前回実施した期間三年物融資のような何らかの流動性の供給があるのでは…との期待感も交じっているようです。2日の理事会の決定が利下げだけにとどまった場合、もしかしたら、失望感が出るかもしれません。もちろん、何もなしは論外で売られますが…。

 この状態は、米国FOMCも同じ…。前回のFOMCまで、現在の資産買い取りの縮小や停止など「緩和出口論」への関心が高く、メンバーの発言に関心が集まっていましたが、その後、発表される景気指標は、予想値や前月水準を下回るものが多く、市場は、今回のFOMCでは、出口論がトーンダウンし、緩和継続についての何らかのコメントがある…と期待しています。欧米とも、中銀の政策への期待値の高さが市場の上げを支えてきた…とも言えそうです。景気の現状を考えると、たぶん市場が期待する回答が得られるものと思いますが、過剰な期待分は…。この辺りの判断が難しいところです。米国市場では、「SELL IN MAY」への関心が高まっているそうですが、売却した資金のもって行き先がない状態。格言がいうように、秋まで買いを待つことになれば半年近く資金を寝かすことになります。一部の投資家は、仕方なく、ディフェンシブ系の銘柄に資金を映し始めている…といいますが、現実の相場は、内需系の景気敏感株が強くなってきました。この週末を境に流れはどう変化していくのでしょうか…。

 30日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万4839ドル80セント +21ドル05セント(0.14%)

 NASDAQ総合指数 3328.79ポイント +21.77ポイント(0.66%)

 S&P500 1597.57ポイント +3.36ポイント(0.25%)

 CME日経平均先物(円建て) 1万3855円 -25円

 米国10年物国債金利 1.675% +0.007%

 ニューヨーク原油 93.46ドル -1.04ドル

 GOLD 1472.50ドル +4.7ドル

 ドルインデックス 81.74 -0.40


 昨日の米国株は、朝方発表されたシカゴ地区PMI景気指数(4月)が、判断の分かれ目になる50を割り込む49.0に落ち込んだことを嫌気し、売りが先行。反落してスタートしました。月末にともなう益出しの売りもあり、寄り後まもなくニューヨークダウはこの日の安値1万4734ドル(前日比84ドル安)を付けました。ただ、その後に発表されたコンファレンスボード消費者信頼感指数やケースシラー住宅価格指数がいずれも予想を上回ったことから、押し目買いが増加。IBMの増配、自社株買い枠の追加にくわえ、アップルが170億ドルの社債発行(株主還元用?)が決まったことなどが刺激材料になり、これまで出遅れ感のあったハイテク株を中心に上げ幅を拡大。指数は次第に下落幅を縮め、昼過ぎにはプラス圏に浮上しています。その後は売り買いが交錯し前日引け値付近で推移。結局、主要3指数とも続伸して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比2億8059万株増の8億8621万株。騰落状況は、値上がり2018、値下がり1022.VIX指数は、13.52にやや低下。

 ダウ30種は、値上がり、値下がりが各15で同数。株主還元を強化したIBMが1.8%、クラウド関連サービスが伸びたマイクロソフトが1.5%それぞれ上昇。アルコア、スリーエム、デュポンなどの景気敏感株も上げました。一方、利益が市場予想を下回った製薬大手ファイザーが4.5%近く下落。メルク、P&Gもつれ安し1%超えの下落になりました。
 NYダウは4日続伸。じり高の動きをたどっています。17日の日足陰線を抜け出したものの、15日に265ドル安した時の長大陰線を意識した動きが続いています。S&P500がザラバベースでも高値を更新、NASDAQ総合指数も戻り高値を更新するなどの堅調な動きと比較すると出遅れ感が目立ちます。中国や欧州景気の停滞から外需依存の強い企業が多いダウ構成銘柄の影響もありそうです。当面、堅調な住宅市場や米国内生産の回帰にともなう設備投資増、エネルギー開発などを背景にした内需系景気敏感株に注目が集まりそう。NASDAQ市場の動きが指標に…。

 米国株は続伸。CME日経平均先物終値は、大証先物終値を25円下回る1万3855円で帰ってきました。レンジは、1万3785円~1万3925円。円は、弱い米国景気指標を受けドルが売られたことから、対ドルは97円40銭台に上昇したものの、対ユーロは128円30銭台に軟化して帰ってきました。本日の日本株は、為替の動きがまちまちのうえ、CME先物がやや軟化して帰ってきたことから方向感のない動きになりそうです。重要イベントを控えており、円高懸念があることから、昨日に続き、内需中心の展開になりそうです。昨日、引け後に決算を発表した銘柄の決算内容を織り込む動きや、立会時間中の決算発表を個別に織り込む動きに。  

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK



プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
購読にご興味のある方は、こちらをご覧下さい。↓
*大仏さん株式レポートのご案内*




経済・株式の原稿作成・講演会(関西圏内)もうけたまわります。
依頼・取材等はこちらもしくはメールフォームをお使い下さい。
daibutusan-kabu@live.jp
(迷惑メールが増えたので、連絡専用アドレスを作りました。)

大仏さんからの返信がない、というかたはこちらをご一読ください↓
* 新規レポート会員様およびお問い合わせいただいたブログ読者様 *

***************

*ブログ内すべての文章・チャートの無断転載・引用は禁止いたしております。
ご利用になられたい方は、ご一報よろしくお願いいたします。


***************

メールフォーム

レポートサンプル請求・原稿依頼・取材等のご連絡にお使い下さい。件名にご用件の明記をよろしくお願いします。
*現在、相互リンクは受け付けておりません。申し訳ございません。 *週刊レポート、原稿執筆等で現在手いっぱいの為、ブログの内容に関するご質問には対応いたしておりません。ご容赦ください。

名前:
メール(添付ファイル受信可能なアドレス):
件名:
本文:

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

おすすめ