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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
04 | 2013/05 | 06
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予想を上回る景気指標や、アップル、IBMの株主還元策を好感したハイテク株買いで続伸して終了…NASDAQ市場の堅調ぶりが目立つ
 おはようございます。

 欧州の動きがあわただしくなってきました。失業率など景気指標は月を追うごとに悪化。物価指数は昨年9月の2.7%上昇をピークに、しだいに上昇率が低下。4月は1.2%の上げに鈍化しています。ドイツが心配するインフレよりも、デフレを憂慮すべき状態になってきました。さすがのドイツも緊縮財政一辺倒のトーンが落ち始めたようです。昨日、イタリアを訪問し、レッタ新首相と会談したメルケル首相は、財政緊縮は必要としながら、「欧州は雇用創出と投資促進に取り組む必要がある…」と発言。何らかの景気対策が必要になってきたことを示しています。デフレ効果の高い財政緊縮策をとり続けてきたツケが、いよいよまわってきた、ということでしょうか。

 これを受け、2日開催のECB(欧州中央銀行)理事会は、現行0.75%の政策金利を10か月ぶりに0.25%程度引き下げる、との観測が高まり、市場もこれを先取りして動いてきました。ただ、利下げだけで効果が上がるとみる市場関係者は少なく、前回実施した期間三年物融資のような何らかの流動性の供給があるのでは…との期待感も交じっているようです。2日の理事会の決定が利下げだけにとどまった場合、もしかしたら、失望感が出るかもしれません。もちろん、何もなしは論外で売られますが…。

 この状態は、米国FOMCも同じ…。前回のFOMCまで、現在の資産買い取りの縮小や停止など「緩和出口論」への関心が高く、メンバーの発言に関心が集まっていましたが、その後、発表される景気指標は、予想値や前月水準を下回るものが多く、市場は、今回のFOMCでは、出口論がトーンダウンし、緩和継続についての何らかのコメントがある…と期待しています。欧米とも、中銀の政策への期待値の高さが市場の上げを支えてきた…とも言えそうです。景気の現状を考えると、たぶん市場が期待する回答が得られるものと思いますが、過剰な期待分は…。この辺りの判断が難しいところです。米国市場では、「SELL IN MAY」への関心が高まっているそうですが、売却した資金のもって行き先がない状態。格言がいうように、秋まで買いを待つことになれば半年近く資金を寝かすことになります。一部の投資家は、仕方なく、ディフェンシブ系の銘柄に資金を映し始めている…といいますが、現実の相場は、内需系の景気敏感株が強くなってきました。この週末を境に流れはどう変化していくのでしょうか…。

 30日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万4839ドル80セント +21ドル05セント(0.14%)

 NASDAQ総合指数 3328.79ポイント +21.77ポイント(0.66%)

 S&P500 1597.57ポイント +3.36ポイント(0.25%)

 CME日経平均先物(円建て) 1万3855円 -25円

 米国10年物国債金利 1.675% +0.007%

 ニューヨーク原油 93.46ドル -1.04ドル

 GOLD 1472.50ドル +4.7ドル

 ドルインデックス 81.74 -0.40


 昨日の米国株は、朝方発表されたシカゴ地区PMI景気指数(4月)が、判断の分かれ目になる50を割り込む49.0に落ち込んだことを嫌気し、売りが先行。反落してスタートしました。月末にともなう益出しの売りもあり、寄り後まもなくニューヨークダウはこの日の安値1万4734ドル(前日比84ドル安)を付けました。ただ、その後に発表されたコンファレンスボード消費者信頼感指数やケースシラー住宅価格指数がいずれも予想を上回ったことから、押し目買いが増加。IBMの増配、自社株買い枠の追加にくわえ、アップルが170億ドルの社債発行(株主還元用?)が決まったことなどが刺激材料になり、これまで出遅れ感のあったハイテク株を中心に上げ幅を拡大。指数は次第に下落幅を縮め、昼過ぎにはプラス圏に浮上しています。その後は売り買いが交錯し前日引け値付近で推移。結局、主要3指数とも続伸して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比2億8059万株増の8億8621万株。騰落状況は、値上がり2018、値下がり1022.VIX指数は、13.52にやや低下。

 ダウ30種は、値上がり、値下がりが各15で同数。株主還元を強化したIBMが1.8%、クラウド関連サービスが伸びたマイクロソフトが1.5%それぞれ上昇。アルコア、スリーエム、デュポンなどの景気敏感株も上げました。一方、利益が市場予想を下回った製薬大手ファイザーが4.5%近く下落。メルク、P&Gもつれ安し1%超えの下落になりました。
 NYダウは4日続伸。じり高の動きをたどっています。17日の日足陰線を抜け出したものの、15日に265ドル安した時の長大陰線を意識した動きが続いています。S&P500がザラバベースでも高値を更新、NASDAQ総合指数も戻り高値を更新するなどの堅調な動きと比較すると出遅れ感が目立ちます。中国や欧州景気の停滞から外需依存の強い企業が多いダウ構成銘柄の影響もありそうです。当面、堅調な住宅市場や米国内生産の回帰にともなう設備投資増、エネルギー開発などを背景にした内需系景気敏感株に注目が集まりそう。NASDAQ市場の動きが指標に…。

 米国株は続伸。CME日経平均先物終値は、大証先物終値を25円下回る1万3855円で帰ってきました。レンジは、1万3785円~1万3925円。円は、弱い米国景気指標を受けドルが売られたことから、対ドルは97円40銭台に上昇したものの、対ユーロは128円30銭台に軟化して帰ってきました。本日の日本株は、為替の動きがまちまちのうえ、CME先物がやや軟化して帰ってきたことから方向感のない動きになりそうです。重要イベントを控えており、円高懸念があることから、昨日に続き、内需中心の展開になりそうです。昨日、引け後に決算を発表した銘柄の決算内容を織り込む動きや、立会時間中の決算発表を個別に織り込む動きに。  

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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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