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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
04 | 2013/05 | 06
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好調の景気指標を受け最高値更新も、連銀関係者のQE縮小発言を懸念し小幅反落して終了
 おはようございます。

 その日は突然やってきた…という感じでしょうか。「1ドル=100円は単なる通過点」などと、円への弱気が多かったにも関わらず、輸出企業の円売りや通貨オプションにともなうドル売り、地政学要因による逃避通貨としての円買いなどの要因が重なり、足踏み状態が続いてきました。昨日は、米国新規失業保険申請件数が、リーマンショック前の2008年1月(32万1000件)以来の32万3000件に減少。前週の雇用統計結果とあわせ、米国経済が堅調に推移していることを改めて確認されたことから、円は99円台半ばに下落。ただ、100円の壁は厚くもたもたした状態が続いていました。しかし、フィラデルフィア連銀のプロッサー総裁が、ニューヨークで行われた講演で、「年末までに失業率は7%付近に低下する。次回6月のFOMCでQEを縮小すべき…」と述べたことから、市場の警戒感が上昇。米国10年国債金利が1.8%台に乗せ、日米金利差が拡大。これを受け「ドル買い・円売り」が強まり、ついに100円の大台乗せを達成したものです。日本の金融政策や円安誘導ではなく、米国側の事情で進んだ円安ですから、批判的な動きも出てきにくいものと思われます。

 ただ、今回の決算でも明らかになったように、ドル高の影響が、IBMやマクドナルドなど海外比率の高い企業の収益を圧迫しており、経済界からのドル高抑制圧力が高まってくるかもしれません。また、7か月ぶりに利下げし、ウォン安抑制に動いた韓国にとってもドルの上昇は痛手。さらに追加的な緩和に動けば、外貨流出という危機も招きかねません。安全弁が弱っているだけに、ちょっと気になります。まあ、プロッサー総裁はもともとQE政策には反対の立場の人。市場は気にし過ぎだと思いますが、今晩には、市場が最も注目するバーナンキFRB議長の講演を控えています。もし、「縮小…」といわれたら…と市場が警戒するのも仕方がないところでしょう。歳出強制カットの影響がこれから出てくるかもしれない、というときに、まさか、縮小ということはないでしょうが…。株価が過去最高値圏にいるだけに、投資家のメンタルは、水鳥の羽音にも驚く…という神経質な状態になっているようです。

 9日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万5082ドル62セント -22ドル50セント(0.15%)

 NASDAQ総合指数 3409.17ポイント -4.10ポイント(0.12%)

 S&P500 3409.17ポイント -6.02ポイント(0.37%)

 CME日経平均先物(円建て) 1万4545円 +315円

 米国10年物国債金利 1.813% +0.053%

 ニューヨーク原油 95.89ドル -0.73ドル

 GOLD 1468.50ドル -5.1ドル

 ドルインデックス 82.68 +0.77 


 昨日の米国株は、朝方発表された新規失業保険申請件数が、リーマンショック以前の水準に減少したものの、バーナンキ議長講演を控えていることから利食い売りが先行。軟調な始まりになりました。テスラモーターの黒字化など、堅調な企業業績の発表が続いたことからの押し目買いとイベントリスクを懸念した利食い売りが交錯。昼過ぎまで前日引け値を挟んだ神経質な動きが続きました。しかし、3月の卸売在庫が予想を上回り、景気の上方修正期待が高まると買い物が増加。ニューヨークダウは、昼過ぎに史上最高値1万5144ドル(前日比39ドル高)をつけていました。ただ、フィラデルフィア連銀総裁のQE縮小発言があると、今晩のバーナンキ議長の講演への警戒感が高まり、利食い売りが増加。引けにかけ下落し、引け近くにはこの日の安値1万5045ドル(前日比60ドル安)をつけました。引けにかけやや値を戻したものの、下落分を埋めきれず、結局、主力3指数とも小幅反落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比5865万株減の6億6890万株。騰落状況は、値上がり1119、値下がり1985。VIX指数は、FRB議長講演へのヘッジ的な動きが強まり、前日比3.7%上げ、13.13に上昇しています。

 ダウ30種は、値上がり12、値下がり18。スリーエムやデュポンなど景気敏感株が1%超えの上げになったほか、月間7機ベースで787ドリームライナーの生産を再開することになったボーイングが0.65上昇。一方、通信のATT、ベライゾン、ヘルスケアのユナイテッドヘルスグループなどディフェンシブ系の下げが目立ちました。
 NYダウは3日ぶりに小反落。25日線とのかい離拡大などテクニカルな警戒感にくわえ、過去最高値を更新したことなどが、利食い売りを誘発したようです。また、S&P500の日足は上昇バンド内を動いてきましたが、前日このバンド上限に到達。テクニカルな反落警戒が強まっていたことも影響したようです。当面、もたついた動きが続きそうですが、バーナンキ議長講演で、QE継続が確認されれば上げ足を速める可能性もでてきます。ちょっと手がかり材料難になってきたみたいですね。

 米国株は小反落。CME日経平均先物は、大証終値を315円上回る1万4545円と大幅高で帰ってきました。レンジは、1万4185円~1万4590円。円は、堅調な雇用指標やQE縮小懸念を受けた金利上昇からドルが独歩高したことを受け、対ドルは100円60銭台、対ユーロも131円10銭台に軟化して帰ってきました。本日の日本株は、SQ清算値決定を意識した寄り付きの波乱懸念はあるものの、CME先物終値にさや寄せした先物買いや、昨日売り仕掛けに動いた弱気筋の先門買戻しなどから、急伸して始まりそうです。先物との裁定買いや円安を受けた輸出株かいなどから、主力株中心に買われそうですが、今晩のバーナンキ議長講演やG7財務相・中央銀行総裁会議を控えたイベントリスクから、買い一巡後も一段高するかどうかが注目されます。主力株も政策テーマに沿ったもの、また個別は引き続き、業績中心に…。今日の日経が、レポートで注目してきたAOIプロについて増額修正記事を載せてきました。反応が注目されます。種まきは、一つずつ成果を収めているようです。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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