FC2ブログ
大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
04 | 2013/05 | 06
S M T W T F S
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -



米国のQE縮小懸念や日本国債の金利上昇、中国景気懸念が重なり、先物主導で売られ、急反落して終了
 今日は11時ごろから用事があり、町まで出かけていましたが、かえって見ると相場の景色はすっかり変わってしまっていました。留守電にして出かけていましたが、何本も電話が入っており、ただ事ではないな、として、パソコンのスイッチを入れてみると、その時点で600円以上の下落。見ているうちに下落幅を拡大していました。下げの原因は…と、探してみると、米国金利の2%乗せや、日本の10年国債の1%乗せ、中国の製造業PMI指数の7か月ぶりの50割れ…など、寝ぼけたような解説が並んでいました。どれも、これほど下げる理由にはならないと思い、債券先物を見ると、朝から急伸。寄り付きの株高を受けて140円70銭まで売られていた債券は、昼にかけ買われ上昇。欧州市場が始まるころには142円60銭台まで上昇。1%台だった金利は0.83%まで低下しています。一日に2円近く上昇するということ自体が異常…。明らかに、債券を使った仕掛け的な動きがあったのははっきりしています。

 4月の日銀の異例の緩和以降、「債券先物売り・株先物買い」の商品間裁定が組まれ、株先物買いが、現物との裁定買いを増加させ、裁定買い残を4兆3000億円規模まで拡大。何かがあり、裁定解消売りが出た時が怖い…とういうのは昨日も書いたところです。朝方は、米金利の2%台乗せから、ドル高が進行。円は103円に下落して帰ってきました。ただ、米債券の下落は、日本の金利にも影響を与えてきますから、株が買われる一方で、債券は下落してスタート。1%という大台を達成しました。4月初旬以来売り載せてきた債券先物の売り玉に撮っては1%台乗せは、大きな節目。そこで朝方から、買戻しが入っていたころが、債券先物の上昇につながったんでしょう。債券先物が買い戻されると、商品間裁定で買われていた株先物が植えられることとなり、次第に下落幅を拡大。中国のPMIが7か月ぶりに判断の分かれ目になる50をわりこんだことが伝わると、見送り気分が強まり、板が薄くなっていたところに、次々と債券との裁定解消にともなう株の先物売りがでて下げ幅を拡大していった…というところでしょうか。

 個別についても、先日来書いていますように、アルゴリズム取引により売買されていましたから、一定の状況になると、今度は売り一辺倒の流れになり急落することになってしまいます。今日の相場は、デリバティブや超高速の自動売買システムの暴走で生まれた…と言っても過言ではありません。まあ、最後まで、債券先物買い・株先物売りの裁定解消取引の影響をうけ、結局、日経平均は、前日比1143円28銭安の1万4483円98銭、TOPIXjは87.69ポイント安の1188.34ポイントと、ともに急反落して終わりました。出来高は、76億5514万株、売買代金は5兆8516億円と、ともに過去最高になりました。騰落状況は、ねああg理17、値下がり1691と全面安でした。

 今日の引け値での日経平均サイコロは8勝4敗(TOPIXも同じ)、RSIは59%に急低下、25日線かい離は+1.6%に低下。指数系の整理が一気に進んできました。騰落レシオは112%と整理の遅れが目立ちます。昨日、相場の転換点が近いと書いて、お叱りも頂戴しましたが、やはり想定通りの動きになりました。2009年底から2010年戻り天井までの倍返し(ザラバベース)が1万5872円になるとしましたが、今日は高値1万5942円をつけたあと、下落に転じています。まあ、結果的には予想通りの動きをしていることになります。債券先物の動きを見ると、ほぼ一日買い戻されていましたか、ガス抜きは結構進んだはず…。流動性のある大型株についても、超高速売買で、玉整理は進んだものと思われます。ただ、板が薄い小型株については、まだ売り切ってはいないと思われ、こちらは、少々整理に時間を要しそうです。また今日は、レポートで以前から主張してきた96年高値2000年高値を結ぶラインを使って、頭が押さえられるところにいた…と、テレビの解説者が言っていました。いまごろ言うなら、もっと前から、言っておけばいいのに…。いつも後出しじゃんけんですね。

 まあ、結果論はどうでもいいので、問題は下値めど…。これについては5月12日号の日経平均月足で、過去20年わたる、機能線を示しておきました。すでにこのゾーンは突破していますが、現在は、このゾーンが下値支持力を持つかどうか探りに来ている…ととらえることができます。会員の方は、レポートでチャートを確認しておいてください。このラインは、小泉相場の時も突破したあとに、再度下値調べのため下落。このラインが下値を支持する力があると判断しから次の上昇相場に向っています。注意したいのは、次の上げ相場では、それまでの上げをリードしてきた銘柄群とは、違うものが上げている…ということ…。

 当面、このゾーンを中心に、今日付けた長大陰線内を動きことになりそうですが、金利上昇が景気の上昇には必然であること、いまの政策の中心が実質金利高を解消して、眠っている資金を流動化させ、設備投資を刺激することにあることがわかれば、金利上昇を気にせずにあげてくるはずです。この織り込みにどれくらいの時間と値幅が必要なのか…。まあ、ポイントは来週になってから…ということでしょう。ただ、今日のこの急落が何を暗示したかのということへの問いかけは続けなければなりません。単純に、テクニカルな要因で下げたのではないのかもしれません。もし、世界的な金利低下が終焉に向っているとしたら…。米国の金利上昇は、通貨をドルとペッグしている国にも波及していくはず…。過去はこの構図から、通貨危機が起きた…。まさか、ここまで今日の下げが読んでいるとは思えませんが…。欧州、米国の動きが注目されます。
※レポート購読会員を募集しています。関心のある方は、レポート案内をみるか、メールフォームにて、直接、お問い合わせください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

スポンサーサイト



FRB議長の議会証言、FOMC議事録でQE縮小の可能性を示唆。相場は乱高下した後反落して終了
 おはようございます。

 米国の投資家は、各地区連銀総裁の発言に翻弄されていましたが、昨日は、もっとも強い発言権を持つバーナンキFRB議長の議会証言が行われました。質疑に先立つ、米景気の現状説明のなかで、金融政策の現状維持が必要…と述べたことから、慌てた投資家は買いに入りましたが、その後の質疑の中で、「経済指標の状況によっては、今後数回のFOMCで政策の手直しもありうる…」と発言。これを受け、市場は年内の政策手直しもありうる…と解釈。今度は、株を売る…という慌てぶりでした。同議長の言っていることは、至極当然のことのような気がしますが、市場は株高を支えているのが、FRBによる資金注入とみていますから、過剰反応するのも仕方がないのでしょうか。

 その後、発表された4月30日・5月1日開催分のFOMC議事録では、複数のメンバーから、政策の手直しについて言及があったものの、「債券などの買い入れプログラムの縮小に移る前に、景気が回復していることを示す裏付けが必要…」とすることで一致。同議長の議会証言と一致する内容だったものの、FOMCでQEの縮小策が検討されていたことに、市場は懸念を持ったようです。ただ、同議長は、給与税や歳出強制カットの影響を懸念しており、そう簡単に緩和策を手直しすることにはならないものと思われます。やるとしても、前回FOMCでQEが増減することはありうる…としたように、減額してみて市場の反応が厳しければ、再度増額するなど、小幅な調整を繰り返しながら、軟着陸を狙うことになるのではないでしょうか。FRBの頭の中には、「偽りの夜明け」に騙され、一気に引き締めに転じ、デフレを深化させた日銀の大失敗が、トラウマになっているみたいですから…。それにしても、この騒動で、ニューヨークダウは上下に277ドルもぶれ、CME日経平均先物も545円もぶれるという大波乱になりました。何事も、急ぎ働きはいけませんね。

 22日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万5307ドル17セント -80ドル41セント(0.52%)

 NASDAQ総合指数 2463.30ポイント -38.82ポイント(1.11%)

 S&P500 1655.35ポイント -13.81ポイント(0.83%)

 CME日経平均先物(円建て) 1万5640円 -30円

 米国10年もの国債金利 2.026% +0.082%

 ニューヨーク原油 94.28ドル -1.90ドル

 GOLD 1367.40ドル -10.2ドル

 ドルインデックス 84.28 +0.52


 昨日の米国株は、バーナンキFRB議長の議会証言待ちから、模様眺め気分の強い始まりになりました。市場予想を下回ったものの中古住宅販売件数(4月)が2009年11月以来の水準に増加したことや、パソコン大手ヒューレッドパッカード(HP)の決算が、大幅な減益(37%減)だったものの予想を上回るなど、好材料もあり前日水準を上回ってスタートしていました。取引は、バーナンキ議長の証言を実況中継で見ながらの展開となり、同議長が政策の現状維持を示唆すると、買いが増加。寄り後まもなく、ニューヨークダウはこの日の高値1万5542ドル(前日比155ドル高)をつけています。しかし、合同委員会メンバーとの質疑応答で、状況次第では今後数回以内のFOMCで政策を手直しする…と言及すると、年内に政策手直しがありうる…とし、次第に売り物が増加。2時すぎにFOMC議事録が公表され、QE縮小策について検討されていたことがわかると、引けにかけ売りが加速。結局、主力3指数とも反落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比1億6754万株増の8億5284万株。騰落状況は、値上がり657、値下がり1886。VIX指数は、3.4%上げ13.82に上昇していました。

 ダウ30種は、値上がり6、値下がり24。堅調な中古住宅販売件数を受けホームデポが1.2%上昇。経営権限の分離要求が否決されダイモンCEOの権限維持が決まったJPモルガンが1.1%上昇。大幅減益ながら、利益が予想を上回ったHPが0.6%上昇。一方、好決算を受け上昇していたシスコシステムズやデュポンが、それぞれ2.8%、1.4%下落。メルク、ベライゾンが各1%超えの下落になりました。
 NYダウは反落。先週15日から、確実でプラスとマイナスを繰り返しています。先日から、25日線かい離の拡大、RSIの警戒ゾーン入りなど短期的な加熱サインが出ていることを懸念しましたが、昨日の議会証言やFOMC議事録が、利食いを促した側面もあります。FRBがQEの手直しを検討し始めたことは、カンフル剤なしでも景気が自律的に動けることを認識しだした…ということでもあります。この動きを受け、米10年国債金利は、再び、2%台に乗せてきました。当面は、気迷い感からもたついた動きになりそうですが、債券市場からの資金流入をうけ、早い時期に上昇基調を取り戻してきそうです。

 米国株は反落。CME日経平均先物は、大証終値を30円下回る1万5640円で帰ってきました。レンジは、1万5450円~1万5995円。円は、緩和解除を思惑し、対ドルは103円台に下落。対ユーロは132円50銭台と小幅な円安で帰ってきました。本日の日本株も昨日同様先物次第の展開になりそうです。CMEレンジ上限は1万6000円まであと5円に迫っていたものの、引けは高値から355円低い水準で終わっています。米長期金利が2%台に乗せており、日本国債への影響が懸念されますが、昨日の黒田日銀総裁の金利安定への取り組み発言もあり、反応が読みづらくなっています。CMEのレンジは545円と乱高下しており、先物筋にとっては、仕掛けがしやすく、今日は荒れ模様の展開が予想されます。債券が波乱しなければ、円安を好感し上振れする…という流れでしょうか。個別は引き続き出遅れ株のかさ上げが続きそう…。回転が速くなっていますので、高値掴みには注意したいところ…。政策関連銘柄の押し目待ち。
※レポート購読会員を募集しています。関心のある方はレポート案内をみるか、メールフォームにて、直接、お問い合わせください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK



プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
購読にご興味のある方は、こちらをご覧下さい。↓
*大仏さん株式レポートのご案内*




経済・株式の原稿作成・講演会(関西圏内)もうけたまわります。
依頼・取材等はこちらもしくはメールフォームをお使い下さい。
daibutusan-kabu@live.jp
(迷惑メールが増えたので、連絡専用アドレスを作りました。)

大仏さんからの返信がない、というかたはこちらをご一読ください↓
* 新規レポート会員様およびお問い合わせいただいたブログ読者様 *

***************

*ブログ内すべての文章・チャートの無断転載・引用は禁止いたしております。
ご利用になられたい方は、ご一報よろしくお願いいたします。


***************

メールフォーム

レポートサンプル請求・原稿依頼・取材等のご連絡にお使い下さい。件名にご用件の明記をよろしくお願いします。
*現在、相互リンクは受け付けておりません。申し訳ございません。 *週刊レポート、原稿執筆等で現在手いっぱいの為、ブログの内容に関するご質問には対応いたしておりません。ご容赦ください。

名前:
メール(添付ファイル受信可能なアドレス):
件名:
本文:

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

おすすめ