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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
04 | 2013/05 | 06
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昨日の急落の余波で乱高下。日銀の債券へのテコ入れで、市場が落ち着くとともに、小幅反発して終了
 今日は午前中から孫が帰省。子守りならぬ「孫守り」で一日を過ごしました。時間を見て、相場のほうも観察していましたが、見るたびに状況が変わっており、終わってみれば、今日も1000円を超える値幅…。ここまでの上げで行き過ぎた部分のガス抜き…とはいえ、やっとの思いで市場に戻ってきた投資家にとっては、きつーい一発になりました。

 米国や欧州のように厳しい規制がないことから、日本にはCTA(商品投資顧問)やたちのよくないヘッジファンドが集まり、株価操作まがいの商いをして、市場をかく乱しています。昨年の11月以来の上げが先物がリード。現物との裁定取引が指数を押し上げてきました。特に、ここ数週間の上げ方は異常で、本来なら、信用規制や先物への何らかの規制措置が必要だった…と思われますが、東証は、何らの規制措置も講じずにここまできました。ヘッジファンドの先物売買は、裸で買うことはなく、円売りや債券先物売り、現物との裁定買いなど商品間裁定を伴っていることが普通。そのため、先物買いが増えるほど、一方で、債券先物の売り残や、現物との裁定買い残が増加することになります。

 裁定買い残は、リーマンショック前の08年5月の段階では、3兆1000億円台でした。この後、リーマンショックによる先物売りから、裁定解消売りがガンガン出てきて、日経平均を押し下げ、結果的に7000円台まで株価を押し下げる原動力になりました。09年3月に株価が底をつけるとき、裁定買い残は2133億円まで減少しています。一旦、解消売りが出始めると、解消売りが吸収できなければ、日経平均が1000円台に下がっても不思議ではありません。現在の、裁定買い残は、4兆3000位億円台に積みあがっています。投資家のセンチメントが悪化し、買い物を入れなくなったら、解消売りを吸収できず、下落幅が拡大することもないではありません。始末が悪いことには、ヘッジファンドなどは、ここまで日銀の異例の金融緩和を受け、債券先物を売り。一方で株先物を買う、商品間裁定を組んできました。債券価格の下落は金利上昇につながりますから、どこかの時点では、金利上昇が株価を圧迫する局面が出てきます。

 日銀の緩和が始まる前の10年債金利は0.315%でしたが、海外投資家の債券先物売りや国内金融機関の手持債券の売りから金利は上昇。昨日、1%という大きな節目を迎えることになりました。2か月足らずの間に金利は3倍以上に上昇。おまけに1%という大きな節目になれば、債券先物を売っている投資家は、買い戻しを入れるのは自然でしょう。これまで、「債券先物売り・株先物買い」の商品間裁定を行ってきたことが、債券先物買い…に転換したら、何が起きるかは自明の理でしょう。株先物は売られ、現物株との裁定買いは解消され、円の売りは買い戻される…という逆回転が起こります。これが、波状的に起こったのが昨日の相場だった、ということでしょう。今日も、まだこの影響が尾を引き、午前中に債券が下落する局面では株先物が買われ上昇、午後から債券が上昇に転じると、株先物が売られ解消売りから、日経平均が一時502円安しています。また、引けにかけては、債券が下落。つれて、先物が買われ、裁定買いから、結局、日経平均が前日比128円47銭高の1万4612円45銭、TOPIXは5.74ポイント高の1194.08ポイントと小幅に反発して終わっています。債券市場の動きを見ていればすべて説明できる…という単純な相場でした。

 他の銘柄は、あまりの下げっぷりを見て、買いの手が止まっているところに、ロボット売買で容赦なく売り物が出てくるわけですから、下落幅が大きくなるのも当然でしょう。ロボット売買の対象にならないような小型株は、整理が遅れますから、戻り売りを浴びて、動きが鈍る…、一方、ロボット売買で徹底して売られた大型物は、戻り幅が大きくなる…というパターンになります。こんな波乱がおきる可能性があることは、取引所の関係者なら、当然、予想ができたはず。道中で先物取引を規制するなど何らかの手が打てたはずです。1990年のバブル崩壊、リーマンショック時、昨年3月高値以降の昨年3月高値時からの下落(裁定買い残2兆190億円⇒1兆94億円)と何度も裁定解消売りによる急落を経験しながら、市場の安定策を何も講じてこなかったことは、取引所の怠慢でもあります。昨日、今日の今日の下落で、どのくらい裁定買い残が減少したかわかりませんが、市場が委縮して買いが減少すると、解消売りが吸収できなくなる恐れがあります。

 なにより問題なのは、ファーストリテーリングやソフトバンクなど指数寄与度の大きな銘柄を意図的に売れば、指数を操作でき先物売りを誘発できるところにあります。株価操作まがいの行為が、今の日本市場ではまかり通っているところに問題があります。ここにまともな海外投資家が近づかなかった原因があったのではないでしょうか。まあ、急落が起きるたびに同じことを繰り返し書いているようなきがしますが、なんだか、デフレに対し無為無策を続けてきた日銀と似ているような感じがします。思い切って、正常化するような努力をしてみれば…と思いますが、無理な相談か…。

 指数は上下にがぶりましたが、週の引けでは、以前から指摘してきた機能線付近で終わっており、決して弱気する動きではありません。今まで、安全パイだと思っていた債券市場が、一気にリスク市場になったことによる混乱が生じており、ここが落ち着かないと、株価も安定しない…。株、債券、為替、もしかしたら新興国市場との間でも商品間裁定が組まれており、この一角が崩れると、すべての歯車が逆回転する…。詳しくは、日曜日発信のレポートで注目株とともに、解説します。まあ、今週は、相場の転換点を予想できたことで良しとしましょうか…。
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世界的な株安から売られて始まるも、堅調な景気指標や企業業績、FRB関係者の説明で冷静さを取り戻し、小幅続落で終了
 おはようございます。

 一昨日のバーナンキFRB議長のあいまいな議会証言に端を発した世界同時株安は、連銀関係者の必死の火消しで、とりあえず小康状態を取り戻したようです。議会証言では当初のスピーチ段階では「金融緩和策の持続が必要…」と話し、市場も好意的に受け止めたのですが、その後の質疑応答の段階で、「景気指標の状況によっては、今後数回のFOMCの中で政策手直しをすることもありうる…」と話したことから、市場は一気に警戒感を強めています。また、同日に公表されたFOMC議事録で、複数のメンバーが、政策の手直しを主張したことにも反応しています。バーナンキ議長の証言にも、FOMC議事録にも、「景気が回復していることを示す、一段の裏付けが必要…」が政策変更の前提条件として示されているのに、完全に無視された格好です。それだけ、相場が強気に傾いていた…と言うことなんでしょう。

 ただ、昨日には、連銀関係者から、「景気の現状からみて、政策変更は当面は無い…」、「政策変更があったとしても、小幅にとどまり、状況によっては再び増額することもありうる…」と市場を沈静化させる発言が相次ぎました。まあ、市場関係者の間にリスクに対する感覚がマヒする兆候も見られていましたので、バブルに発展する前に、牽制するとともに、QEからの出口政策を進めるための環境づくりを始めたものと思われます。市場への影響を最小限に食い止めながら、徐々にQEの縮小を進めていく…バーナンキ議長の市場との対話の一環だと思われます。

 相場のサイクルから見ても、金利と株価との関係から金融相場、業績相場、逆金融相場…と変遷していく、とされていますが、現在は景気の回復過程の一方で金利が上昇する金融相場から、業績相場への移行過程にあるのかもしれません。この移行過程では中間反落を伴いますから、市場が懸念しているのは、まさにこの「中間反落」だと思われます。しばらくは、金利の状況を懸念する動きが続きそうです。

 23日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万5294ドル50セント -12ドル67セント(0.08%)

 NASDAQ総合指数 3459.42ポイント -3.88ポイント(0.11%)

 S&P500 1650.51ポイント -4.84ポイント(0.29%)

 CME日経平均先物(円建て) 1万4800円 +210円

 米国10年物国債金利 2.023% -0.008%

 ニューヨーク原油 94.25ドル -0.03ドル

 GOLD 1391.80ドル +24.80ドル

 ドルインデックス 83.74 -0.55


 昨日の米国株は、日本株の暴落や中国景気への懸念などから、売りが先行。続落してスタートしました。朝方発表された新規失業保険申請件数が予想を上回る減少になったものの、朝方は警戒的な売りが増加。ニューヨークダウは、安寄り後も売られ、一時、1万5180ドル(前日比127ドル安)安値を付ける場面もありました。ただ、新築住宅販売が予想を上回ったほか、前日、強気の業績見通しを発表したヒューレッドパッカードが買われだすと、次第に押し目買いが増加。下落幅を縮小し昼ごろには一時プラス圏に浮上する場面もありました。その後は、ドル安を映した資源価格の上げを受け、エネルギー関連株が買われるなどし、売り買いが交錯。引けにかけては、前日引け値を挟んだ神経質な動きとなり、結局、主力3指数とも小幅に続落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比1144万株減の8億4140万株。騰落状況は、値上がり1289、値下がり1801。VIX指数は、1.8%上げ14.07に上昇していますが、市場の懸念に比べ指数は冷静な動きになっています。

 ダウ30種は、値上がり9、値下がり21。強気の業績見通しを発表したHPが17.1%急伸。指数を下支えしました。このほかメルクが1.3%上昇。一方、下落銘柄数が大幅に上回ったものの、1%以上下落したものは、マイクロソフト(1.3%)、アルコア(1.7%)の2銘柄にとどまり、他はいずれも小幅な下落になっていました。NASDAQ市場全体では、値上がり数1312、値下がり数1221と値上がり数が上回っており、内需系を中心に堅調な動きだったことがわかります。ダウジョーンズ輸送株指数は小幅なプラスデ終わっており、景気敏感株の流れが続いていることを暗示していました。
 NYダウは続落。一昨日1万5542ドルの最高値を取ったあと、QE縮小懸念からげらくしましたが、この時、今回の上昇相場の起点である昨年11月からの上げ過程の高値を結ぶ上値抵抗線に届いたことによるもの…。テクニカルな目標達成感がでていたことも、利食い売りの増加につながったようです。上昇トレンドが壊れたわけではありませんので、当面、高値持ち合いの過程で、金利に対する耐性をつけることになりそうです。

 米国株は小幅続落。CME日経平均先物は、大証終値を210円上回る1万4800円で帰ってきました。レンジは、1万4640円~1万5690円。為替は、欧州の予想を上回る景気指標を受けドルに対してユーロが上昇したものの、全体にリスク回避志向が強まり、円は対ドルで101円90銭台、対ユーロは131円90銭台にそれぞれ上昇して帰ってきました。本日の日本株は、昨日下げすぎた反動から、反発相場が期待されます。昨日の下落は、先物残高の3割以上を占めるといわれるヘッジファンドが金利上昇を受け持ち高の処分に動いたことが引き金となり、下落。株先物に付随して為替、債券、株現物などの間で商品間裁定がくまれているものが一斉に逆回転。相場基調が大きく変化したことから、個別銘柄のロボット売買も売り一辺倒に傾いたことが、昨日の急落の背景だと思われます。以前から、単純平均型で値嵩株を操作することで先物の動きを自由にできる日経平均型先物への懸念をしてきましたが、昨日の動きは、まさにその懸念が具体化した…ということでしょう。倍率是正など投機的な動きを抑制しなければ、今後も昨日のような恣意的な乱高下が繰り返されることになります。まあ、日本株も米国並みになった…という自虐的な見方もできますが…。とりあえず、今日はリバウンドが期待されますが、ロボット売買などで売り切った大型株は、案外すんなりとあげそうですが、小物についてはまだ売り切っておらず、戻っても頭の重い動きになりそうです。まあ、来週から押し目買いしても間に合うと思いますが、日本の投資家も、これからこんな乱高下に耐える気力が要求されるようになるんでしょうか…。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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