FC2ブログ
大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
04 | 2013/05 | 06
S M T W T F S
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -



世界的な金利上昇や安全資産としての円買いによる円高を嫌気。投資家心理が弱気に傾き売りが増加。、今年2番目の下げで終了
 海外投資家の果たして何割が「アベノミクス」の成功を信じて、日本株を買ってきたのか…。海外投資家に聞くと、8割が成功するとは見ていないといいます。ただ、運用競争上、ベストパフォーマンスの日本株を組み入れているかどうかが、運用利回りの上昇にかかわってきますから、仕方なしにTOPIX30やTOPIX70など日本を代表する企業で構成する指数構成銘柄を買ってきた…ということなんでしょう。もし、パフォーマンスが低下するようなら、さっさと売って、次の有利な市場に乗り換えるということも出てきそうです。とりあえず、アベノミクスへの期待感で「理想買い」してきた段階から、成長戦略の具体的な内容を検討。現実買いに移行する前に、買い過ぎた分を処理しておこうということでしょうか。しかし、下げ始めるといろんな話が出てきますね。

 ただ、これまで日本株上昇の勢いをつけてきた、海外ヘッジファンドにとっても、足元の状況が変わってきました。朝も書きましたように、米FRBのQE(資産買い取りによる金融緩和)政策の見直し懸念から、米国で長期金利が上昇。住宅ローンの借り換えが急減。不動産リートが下落を始めるなど、金利敏感セクターへの影響が出始めました。やがて、彼らの借り入れコストの上昇にもなって跳ね返ってきますから、警戒的にならざるを得ないというところでしょう。また、短期的には、中間決算を5月末で締め、6月には配当の支払いも出てきますから、キャッシュを創らなければならない…という事情もあり、一部ポジションの解消を行っているようです。まあ、これからいろんな解説が出てくるでしょうから、それを見ながら判断すればいいと思いますが…。

 ただ、彼らが先物買いを中心に買い進めてきましたが、株の先物買いに付随して「債券先物売り」、「円売り」など商品間裁定が組まれており、いったん、株先物が売りに回ると、債券先物が買い戻され、円も買い戻されるなど、株式市場を支えてきた相場環境が一変。これまで強気で買ってきた投資家心理が委縮し、買い板が減ってくると、先物買いとセットになっていた指数採用銘柄との裁定買い残の解消売りが勢いを持ってきます。まあ、それが彼らの狙いでもあるのかもしれませんが…。先物を売っておき、その後、ファーストリテーリングやソフトバンクなど指数寄与度の大きい銘柄を意図的に売りたたき、日経平均を押し下げれば、先物売りが出て来ると同時に、裁定解消売りが出てきてスパイラルに下げていく…ということになり、売り仕掛けは大成功ということになります。今日もしきりとファーストリテーリングをたたく動きがあったようですが、結果的に同社だけで、日経平均を166円も押し下げました。また、ソフトバンクも27円押し下げています。そのほか、LTE回線の普通でKDDIが、中国の成長率引き下げでファナックが売りたたかれ、それぞれ26円、25円、指数を押し下げています。下げを操作しているとは言いませんが、少なくとも演出していることは間違いないんでしょう。

 でも、QE見直し懸念から、長期金利が上昇。住宅ローン金利が上昇し、現在絶好調で雇用吸収力の大きい住宅産業に影響が出るかもしれない。設備投資にも影響が出るかもしれない…というときに、果たして、バーナンキ議長は、金融政策の見直しをやるのでしょうか。彼の頭の中には、常に、「偽りの夜明け」に騙され、金融緩和を中止し、デフレを深刻化させた日銀の失敗があります。同じ間違いを犯したくないということから、再度、長期金利の低下を促す方向に向かうのではないでしょうか。以前、米国の金利上昇は、ドルペッグの国に、金利上昇が伝染し、経済にダメージを与える可能性がある…としましたが、すでに各地でその兆候が出てきました。米国株に一段安する兆候が見えれば、同議長は、追加緩和をすることくらいはやるかもしれません。もしかしたら、ポジティブサプライズが出てくる可能性の方が大きいのではないでしょうか。とにかく、6月相場はFRBの金融政策やバーナンキ議長の発言に関心が集まることになりそうです。

 とにかく、勝負は6月になりそうです。中間決算対策を終えたヘッジファンドの出方も注目されます。早くも、下値目途を立てる動きが盛んになっていますが、だれも1万6000円接近を予想できなかったように、下値も予想できるわけはありません。特に、まだ4兆円近く残っている裁定買い残は、市場のセンチメントが弱気になって買いの手が引っ込むほど下げ圧力を増してきます。海外投資家の先物売買比率は76%にも達しており、彼らが先物の処分売りをし、指数が現物価格を下回れば自動的に裁定解消売りが出てきて指数が下落。それを見て、ヘッジの先物売りが入りだし、スパイラル的に下げていけば、目標値なんて無意味になってしまいます。今日の先物手口を見ると、みずほやドイツ証券の買い手口が目立っていましたが、両社とも裁定取引では上位にランクされています。おそらく、今日「先物買い・指数現物売り」の裁定解消売りをやった結果、買い手口が上回った…ということなんでしょう。裁定解消で売られる現物株を吸収するような買いが入らないと、スパイラルな下げに歯止めはかけられません。

 まあ、そのためには、買いに出れるような数値的な裏付けが必要になってきます。今日の下げで、日経平均の3本新値は3本目の陰線をいれましたが、最初の、陰線が長すぎるため、あと、1~2本の陰線があったほうが、陽転しやすくなります。一方、今日の終値での日経平均サイコロは、8勝4敗と高止まりしたまま。RSIは36%に低下。底値ゾーンの40%を割り込んできました。25日線かい離率は-6.1%と売られ過ぎの7%に近づいてきました。また、物色意欲を見る騰落レシオも今日は97%に低下。昨年11月以来の100%割れに低下してきました。この月には90%割れから反転していますので、指数的には、投資家心理が好転しやすい状態に近づいてきた…といえそうです。ここからは、値ごろ感よりも、客観的なテクニカル指標を重視したほうがいいと思うのですが…。指数は、そろそろだけども、ちょっと早いかな…といっているみたいです。
 
 22日の急落は、21日の24節句「小満」の翌日から起きていますから、順番通りなら、5日の「芒種」が変化日となりますが…。果たしてどうか…。何を買うかは、それぞれの相場観次第ですね。
※レポート購読会員を募集しています。関心のある方はレポート案内を見るか、メールフォームにて、直接、お問い合わせください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

スポンサーサイト



根深いFRBの政策変更懸念やIMFの中国成長下方修正を嫌気し、反落して終了
 おはようございます。 朝から、役割になっているゴミだしに行くと、にわか雨に降られ、すっかり濡れてしまいました。シャワーを浴びて着替えをしたら、なんと洗濯機のなかに洗濯物がいっぱい。洗濯も仕事ですから、今日も洗って干さなければなりませんが、昨日の洗濯物がまだ乾かずに干したまま…。新しい洗濯物はどこに干したらいいんでしょうか。そういえば、梅雨が始まっていたんですね~。

 さて、世界同時株高も小休止です。世界の流動性を支えてきた米国FRBの金融政策の見直し時期が近く、流動性の収縮におびえているようです。まさか、明日から急にやめるわけもありませんし、日銀はFRBを上回るペースで資金供給を続け、そのうち、銀行貸し出しが伸びなければ当座預金の付利も廃止することになるはずで、そんなに怖がることがないのは、2004年以降の日米の金融引き締めのタイムラグを振り返ってみればわかることだと思うのですが…。

 ただ市場は計算高いですから、最近の長期金利の上昇と株式から上がってくる利益を比較検討し始めました。ロイターによると、直近のS&P500の平均配当利回りは2.39%ですが、昨日、10年国債は2.17%と昨年5月以来の水準に上昇してきました。通常、リスク資産の株式の利回りは、債券よりも高いのですが、ここまで両者の利回りが接近してくると、株式の魅力が薄れてくることになります。昨日の米国市場では、医薬品や食品、日用品、通信など、いわゆるディフェンシブ系(言い換えると高配当株)が売られる流れになりました。この辺は、すでにレポートでも、公共株指数と輸送株指数の正反対の動きを解説しています。4月後半までの米株上昇は、ディフェンシブ系の上げにリードされたもの。また4月以降は、景気敏感株を買う流れへと変化する…と、4月後半を境に米国株の物色の流れは大きく変化しています。昨日、10年債金利が、1年ぶりの水準まで上昇してきたことで、ディフェンシブ系の銘柄を保有する投資家が、利食いを急いだ結果、昨日の下落になったんでしょう。投資家は、米国の金利上昇へ向けての対応を強めている…ということですね。

 普通なら、金融相場が終わると大きな中間反落を伴うものですが、今回の米国市場は、静かに変化が進んでいるようです。でも、世界的に増加している流動性は、景気に関してはトップランナーである米国を目指して流入していきますから、果たして、市場が考えているような金利上昇が起こるものかどうか…。なんだか、最近の動きは市場が先走り過ぎているような感じがしないでもありません。

 29日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万5302ドル80セント -106ドル59セント(0.69%)

 NASDAQ総合指数 3467.52ポイント -21.37ポイント(0.61%)

 S&P500  1648.36ポイント -11.70ポイント(0.70%)

 CME日経平均先物(円建て) 1万3985円 -215円

 米国10年物国債金利 2.124% -0.011%

 ニューヨーク原油 93.13ドル -1.88ドル

 GOLD 1391.80ドル +12.10ドル

 ドルインデックス 83.61 -0.65


 昨日の米国株は、欧州市場が米金融政策の変更を懸念して大幅に下落したことを受け、反落してスタートしました。この日は主要な景気指標の発表がないなか、IMF(国際通貨基金)が中国の成長率見通しを引き下げたことから原油など国際商品価格が下落。これを嫌気して関連株が売られたことも指数の足を引っ張りました。また債券市場で10年債金利が2.17%と1年ぶりの水準に上昇すると、利回りの比較感から高配当利回り株が売られたほか、住宅ローン金利上昇の影響を懸念し、住宅建設株が売られるなどしたことから、昼前にニューヨークダウはこの日の安値1万5229ドル(前日比180ドル安)をつけています。その一方で、金利上昇による預貸利鞘の拡大を好感し銀行株が上昇。新製品発表によりアップル株が上げたことを受けヒューレッドパッカードやインテルなど景気敏感セクターが堅調に推移。引けにかけ下落幅を縮める展開になりました。結局、主力3指数とも反落して終了。ニューヨークダウは、前日の上げ分を失う格好になりました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比1133万株減の7億2080万株。騰落状況は、値上がり640、値下がり2465。VIX指数はこの日も2.4%上げ、14.83に上昇。じりじりと水準を切り上げています。

 ダウ30種は、値上がり11、値下がり19。日用品のJ&J、P&Gや医薬品のファイザー、メルク、通信んのベライゾンなどディフェンシブ系高配当株が軒並み15超えの下落になりました。業種別では、貴金属、金山、タイヤ、生保、投資サービスなどが上げる一方、住宅建設、個人用品、不動産リート、家具などが下落。金利敏感セクターの不振が目立ちました。
 NYダウは反落。昨日もダブルトップが懸念されるとしましたが、FRBの政策変更への懸念が強く、前日上げ分を帳消しにしています。依然、ダブルトップの懸念が残りますが、下値の買い意欲は強く、レンジ形成へと向かいつつあるように思われます。MACDが売りサインを出すなどテクニカル面でも弱さが出始めており、当面、25日線への接近場面を見て次の動きを判断するところ…か。

 米国株は反落。欧米株安やIMFの中国成長率の下方修正から安全資産としての円買いが増加。円は対ドルで一時100円70銭台に上昇、101円10銭台。対ユーロも130円80銭台とともに、上伸して帰ってきました。これを嫌気しCME日経平均先物は、大証終値を215円下回る1万3985円と下落して帰ってきました。本日の日本株は、CME終値にさや寄せし、大幅反落してスタートしそうです。先物売り先行から、裁定解消売りも予想されます。このところ、やや市場心理が委縮し始めており、裁定解消売りの影響が強まる可能性があることは懸念材料。昨日のように、主力株への買いが入り、解消売りを吸収できれば市場への影響も少ないと思われますが、今日は果たしてどうか…。昨日引き間際に、まとめて先物売りを出した欧州系証券
2社の買戻しがどこで入るかが焦点。依然、4兆円近い裁定買い残を抱えていることも需給面の懸念材料。先物筋の動き次第で、指数はどうにでも変化するだけに、予断は持たないほうが無難…。短期波乱しても、先高方向は不変なので、好材料を内包する銘柄を押し目買いし、ため込んでおくこと…。当面は、デリバティブがらみでたまりこんだ有毒ガスの排出相場…か。
※レポート購読会員を募集しています。関心のある方は、レポート案内を見るか、メールフォームにて、直接、お問い合わせください。 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK



プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
購読にご興味のある方は、こちらをご覧下さい。↓
*大仏さん株式レポートのご案内*




経済・株式の原稿作成・講演会(関西圏内)もうけたまわります。
依頼・取材等はこちらもしくはメールフォームをお使い下さい。
daibutusan-kabu@live.jp
(迷惑メールが増えたので、連絡専用アドレスを作りました。)

大仏さんからの返信がない、というかたはこちらをご一読ください↓
* 新規レポート会員様およびお問い合わせいただいたブログ読者様 *

***************

*ブログ内すべての文章・チャートの無断転載・引用は禁止いたしております。
ご利用になられたい方は、ご一報よろしくお願いいたします。


***************

メールフォーム

レポートサンプル請求・原稿依頼・取材等のご連絡にお使い下さい。件名にご用件の明記をよろしくお願いします。
*現在、相互リンクは受け付けておりません。申し訳ございません。 *週刊レポート、原稿執筆等で現在手いっぱいの為、ブログの内容に関するご質問には対応いたしておりません。ご容赦ください。

名前:
メール(添付ファイル受信可能なアドレス):
件名:
本文:

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

おすすめ