FC2ブログ
大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
10 | 2013/11 | 12
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30



円安を好感した先物買いにリードされ、裁定買いと買戻しがスパイラルに入り大幅続伸して終了
 米国QE縮小の実施時期を巡り、市場の見方が交錯していることについては、このところ書いてきました。特に先週末にかけてのECB(欧州中央銀行)の利下げ、予想を上回る米国の第3四半期GDO成長率、それに続く、雇用統計結果…と、先週末はサプライズが続出しました。しかし、雇用統計後に発表になったミシガン大消費者信頼感指数(10月)は、2年ぶりの水準に落ち込み、消費の先行きに疑問を投げかけたほか、同時発表の個人支出・所得統計で、FRBが物価指標として最も重視するPCER価格指数は3か月連続で前月比0.1%の上昇にとどまり、依然、デフレに陥るリスクが去っていないことを示しました。この状況なら、とてもQE縮小に踏み切れず、ドルは売られることになります。

 しかし、一方で、今回の雇用統計は、8月、9月の非農業部門雇用者数を上方修正し、10月を合わせて月平均20万人の増加に届きました。以前、FRBはQE縮小の条件として、3か月連続20万人の増加を挙げていましたが、これが今でも生きているなら、政策変更の条件になってきます。ただ、朝も書きましたように、バーナンキ議長自身が、ニートの増加や史上最低水準にある労働参加率、低すぎるPCE価格上昇率などを気にしており、果たして、市場が予想するように、年内に縮小が実施されるのかどうか…。ドルの方向性に対する市場の見方は正反対に分かれていることになります。こういう時に、仕掛けが入ってくると、相場は上下に振れやすくなってきます。

 昨日の書き込みでも、先週、金曜日の変動について書きましたが、この時の対円のドルの高値が99円40銭…。ここ数日円安気味に推移しても、なかなかこの水準を抜けませんでした。そこに、今日の朝の欧州からの突然のドル買い…です。ドルは一気に99円40銭の節値を抜き、ドル売り筋の踏み上げとなり、対円でユーロを売っていたところもユーロの買い戻しに動き、円安が進みました。仕掛けられた…ということですね。円が壁を抜ける前から、株先物に買いが入り、同時に裁定買いが入り、指数は上昇を開始。また、このところ、売り規制の緩和から、個別銘柄にも売りたたきの資金が入っていましたが、この買戻しも入り反発。スパイラルに買い上げられ、指数は一気に上昇。日経平均は11月4日以来、1万4500円の大台を回復しています。まあ、欧州からの買いというのが曲者ですね。

 このところ、CTA(商品投資顧問)の機関店とみられる欧州系証券の売りが市場を圧迫してきたことを書いてきましたが、今日、日経に出ていた先週末現在の先物買い残上位には同社の名前が出ていませんでした。おそらく売るべきものは売り切って、資金を潤沢に抱えていたんでしょう。今日の欧州からの突然のドル買いが曲者…とかきましたが、引け後の先物手口では、この証券会社の断トツの買い超しが目立っていました。もしかしたら、バーナンキ議長の講演原稿を手に入れたか、そのほか、何らかのドル強気の材料があるのかわかりませんが、今日の上げは、この仕掛けの影響が大きいような気がします。まあ、仕掛けたところが仕掛けたところですから、どこまで本気かわかりません。とにかく、以前から書いているように、これまで3回突っかけて抜けなかった1万4800円付近は、過去20年来の因縁場になっており、そうそう簡単には上に行かせてくれません。何らかのポジティブサプライズが必要なんですがね…。欧州市場では円の対ドル相場が99円70銭台に入ったようですが、これが100円に乗せて帰ってくるようだとインパクトがあるのですが…。この投機筋、決算期末が近づいているはずなのに、まだバタバタしているんですね。よほど運用成績が悪いのでしょうか。まあ、明日以降の動きを見るしかないでしょう。

 …ということで、本日の日経平均は、318円84銭高の1万4588円68銭、TOPIXDは19.76ポイント高の1205.41ポイントと、ともに続伸して終わりました。出来高は、前日比4億株増の25億7541万株、売買代金は4000億円増の2兆1049億円。騰落状況は、値上がり1477、値下がり210とほぼ全面高でした。今日の引け値での日経平均サイコロは6勝6敗(TOPIXは5勝7敗)で変わらず。RSIは 前日の40%から47%に上昇。25日線かい離はマイナス0.3%から+1.7%に拡大。騰落レシオは102%から一気に113%に拡大。再び警戒ゾーンの120%に近づいてきました。まあ、三本新値が陽転するなど明確な買いシグナルが出ませんね。MACDが3ポイントととなり、シグナルラインの7に近づいてきましたので、明日、これがクロスできるかどうかが注目されます。騰落レシオの状況をみても、上げ相場が短命になることを暗示しています。まあ、ここは「カッカ」とせずに、底入れサインを待つところ…。
※レポート購読会員を募集しています。関心のある方は、レポート案内をみるか、メールフォームにて、直接、お問い合わせください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

スポンサーサイト



FRB政策の方向性が読めず、為替、金融市場がこう着感を強めるなか、主力3指数とも小幅続伸して終了
 おはようございます。 冬到来…です。朝から冷え込み、あわててヒーターを引っ張り出してきました。ついこの間まで「熱中症」を気にしていたのに…季節の移ろいは早いものです。この冷え込みで、山の紅葉が鮮やかさを増してくる。今日は「竜田川のもみじ」でも見に出かけてみようかと思っています。

 世界の金融市場は、静かな幕開けになりました。先週は、予想を上回る米国GDPを受け円売り気分が強まっているところに、ECB(欧州中央銀行)が想定外(?)の利下げを実施。ユーロが下落したあおりを受け、円が急伸。一日のうちに円が2円近くも変動することになりました。また、98円台に押し戻されたので、円高気味に動くのかと思っていたら、今度は米国雇用意統計で非農業部門の就業者数が、どのエコノミストも予想(最大値は16万人台)しなかった20万人超えの増加となり、一気にQE縮小前倒し懸念が増幅。ドルが買われ、円は99円台に下落するという荒れ模様の展開になりました。

 今週はバーナンキFRB議長の講演(13日)、イエレンFRB副議長の次期議長就任承認のための公聴会が開催(14日)されます。先週の雇用統計発表後、講演を行っていたバーナンキ議長への記者の質問に対し、同議長は「若者のニート化による就業率の低下など、雇用状況には問題が多い…」と発言。同日発表されたPCE価格指数も前年比+1.2%と低空飛行状態を続けています。発言内容を見ても、QE縮小への切迫度が増しているとは思えず、講演で「超ハト派」的な発言がでてこないとも限りません。また、イエレン副議長の公聴会の証言についても、同氏がハト派であることから、当然緩和的な発言が出てくるものと市場は見ていますが、FRBの緩和策に反対する議員も多く、承認票を獲得するために、ややタカ派的な発言が出てこな亥とも限りません。昨日は、ユーロを買い戻す動きが出ていましたが、もしかしたら、バーナンキ議長のハト派発言にそなえドル安ヘッジをしたものかもしれません。ますます、方向感がつかみづらくなっています。 

 この点も気になりますが、米国の関与後退から、中東情勢が混とんとしてきました。政敵であるイランとの接近に対し、サウジアラビアが強硬姿勢に転じ、一部には、パキスタンから核を購入する話まで流れています。金が反応していないことから、大事には至らないと思いますが、現状、イスラム教の宗派対立も絡み事態が混とんとしてきていることは忘れないようにしたいものです。

 11日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万5783ドル10セント +21ドル32セント(0.14%)

 NASDAQ総合指数 3919.79ポイント +0.56ポイント(0.01%)

 S&P500 1771.89ポイント +1.28ポイント(0.07%)

 CME日経平均先物(円建て) 1万4320円 +40円

 米国10年債金利 休場

 ニューヨーク原油 95.14ドル +0.54ドル

 GOLD 1281.10ドル -3.50ドル

 ドルインデックス 81.08 -0.12


 昨日の米国株は、前週末急反発したことから小口の売りが先行。小幅に反落してのスタートになりました。寄り後も売りが続き、まもなくニューヨークダウはこの日の安値1万5717ドル(前週末比24ドル安)をつけています。ただ、売り一巡後は、欧州株が髙かったことや堅調な中国経済指標を受け買いが増加。昼前には、この日の高値1万5791ドル(同30ドル高)まで上げています。その後は、FRBの政策動向を見極めたいとのムードが強まり、引けにかけ小動きの展開となり、結局、主力3指数とも小幅に続伸して終了しました。感謝祭から始まる年末商戦への期待感からウォルマートなど小売り株が買われる一方、大手証券がインターネット関連の投資判断を引き下げたことを受け、グーグルなどが売られNASDAQの足を引っ張りました。週明けで手がかり材料が少ないこともあり、ニューヨークダウの終日値幅は54ドルという狭いレンジの動き。ニューヨーク市場の出来高は、前日比2億8551万株減の5億3725万株。騰落状況は、値上がり1594、値下がり1444。

 ダウ30種は、値上がり13、値下がり16、変わらず1(ユナイテッドヘルス)。IBMが1.6%、ウォルマートが1.35%上昇した以外は、上昇、下落とも変動率が1%を超えたものはなく、個別でもこう着感の強い展開になりました。
 NYダウは続伸。引け値ベースでの最高値を更新しています(ザラバは7日の1万5797ドル)。前週も書きましたように過去半年間の高値を結ぶレンジ相場の上限に到達しており、大きな分岐点に差し掛かっています。同様にNASDAQ総合指数、S&P500も、レンジ相場を突破した後の下値固めの局面にあり、方向感がでるには新たな材料が必要になっています。この意味では、明日のバーナンキ議長の講演内容が注目されますが、翌日のイエレン副議長の上院金融委員会の公聴会を控え、主要な政策につていの発言はしづらいのかもしれません。もうすこし高値持ち合いが続くのでしょうか。

 米株は続伸。円は、対ドルでユーロが買われた流れを受け、対ドルは99円30銭まであった後99円20銭と横ばい、対ユーロは下落し、133円台。CME日経平均は、国内終値を40円上回る1万4320円で帰ってきました。レンジは1万4220円~1万4370円。本日の日本株は、CME終値にさや寄せし小高く寄り付いた後は、方向感のない相場付きになりそうです。円の対ドル、対ユーロの下落から外需株の堅調が予想されますが、引き続き市場の関心は決算発表銘柄に…。通期見通しの上方修正があるかないかで、短期資金やロボット売買が群がり、荒っぽい動きが続きそうです。大手ゼネコン、セメント、メガバンクの決算に注目が集まりそうです。売られ過ぎの高進捗率銘柄の落ち着きを待ちたいところ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK



プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
購読にご興味のある方は、こちらをご覧下さい。↓
*大仏さん株式レポートのご案内*




経済・株式の原稿作成・講演会(関西圏内)もうけたまわります。
依頼・取材等はこちらもしくはメールフォームをお使い下さい。
daibutusan-kabu@live.jp
(迷惑メールが増えたので、連絡専用アドレスを作りました。)

大仏さんからの返信がない、というかたはこちらをご一読ください↓
* 新規レポート会員様およびお問い合わせいただいたブログ読者様 *

***************

*ブログ内すべての文章・チャートの無断転載・引用は禁止いたしております。
ご利用になられたい方は、ご一報よろしくお願いいたします。


***************

メールフォーム

レポートサンプル請求・原稿依頼・取材等のご連絡にお使い下さい。件名にご用件の明記をよろしくお願いします。
*現在、相互リンクは受け付けておりません。申し訳ございません。 *週刊レポート、原稿執筆等で現在手いっぱいの為、ブログの内容に関するご質問には対応いたしておりません。ご容赦ください。

名前:
メール(添付ファイル受信可能なアドレス):
件名:
本文:

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

おすすめ