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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
11 | 2013/12 | 01
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円安やディフェンシブ系業種への買いで3日ぶりに反発して終了…日経平均は引け値ベースでの戻り高値を更新
 ユーロ圏製造業PMI指数や米国ISM製造業指数がともに予想を上回り、欧州経済の底打ち感が強まっているほか、米国のゆっくりとした景気拡大が続いています。ともに、通貨の買い要因ですが、米国では10年物国債金利が2.8%に乗せ、また、欧州ではECB(欧州中央銀行)のバランスシートが縮小。通貨供給を絞っています。これに対し、日銀は、来年の消費税引き上げで景気が影響を受けるなら、追加緩和も辞さない姿勢を見せており、円の独歩安が進みやすくなっています。このところ、この動きが立て続けに起こったことが、投機筋の円売り姿勢を強め、対ドルの103円乗せ、対ユーロの140円接近の原動力になったようです。

 円安が進めば、先物筋は、当然のように「株先物買い・円売り」の商品間裁定を組んで仕掛けてきますから、この動きが現物との裁定買いを誘い、日経平均を押し上げてきた側面が強いようです。おかげで、シカゴIMM通貨先物市場の円売り越しポジションは12万3000枚超えまで積みあがってきました。でも、今の円安を支えている要因は、永続性のあるものでしょうか。昨日発表された製造業PMI指数では、回復が始まったとみられていたスペインが前月から低下。フランスも分岐点になる50を下回ったままで、緩和圧力が強まっています。こんな状態のときに、5日にはECB理事会が開催されます。景気がふらふらしているときに、ECBは資産を圧縮し、実質的な引き締めみたいなことをしているわけですから、非難の声が上がりそうです。ドイツの連立政権も成立の運びになりましたので、ドラギ総裁も遠慮する必要はありません。実際に、緩和まで踏み込まなくても、何らかのユーロ安に導くような発言をしてくる可能性があります。

 また、今週末には、米国の雇用統計が待っています。市場は、最近の景気指標の強さを見て、再び年内QE縮小観測が強まっていますが、強い数字が出たとしても史上最低の労働参加率に改善が見られなかった場合には、QEを減少のまましばらく続ける可能性も出てきます。一部には、QEに変わる新しい緩和手法を導入するのでは…という観測も出ています。また、一時、QE縮小があっても緩和基調が続く…として、金利が落ち着いた動きになっていましたが、このところ、また、QE縮小懸念が金利に跳ね返るようになっていることも、FOMCにQE縮小を思いとどまらせる材料になってくるはずです。このような、ECB、FOMCの政策リスクを踏まえてでの円安でしょうか。5月の円の安値は103円73銭ですが、これを上回れば、テクニカル的にはいったん利食いとなって、円が買い戻される可能性が高まってきます。まあ、12月は、貿易決済用にドル需要が高まる時期ですから、大きく円高に振れることはなさそうですが、5日のECB理事会に対する警戒感は根強くあるように思われます。これだけ円安が進んでも、外需株が素直に買われない背景を、考えておく必要がありますね。

 とにかく、投機筋の円売りポジション、裁定買い残の4兆円乗せ、海外先物筋の先物買いポジションの増加など、一方向にポジションが固まりすぎているように感じます。もし、5日のECB理事会が、ゼロ金利を採用したら…。今回の円安はユーロ高がけん引した側面もありますから、ポジションが一気に巻き戻される可能性もあります。5日が近づいていますが、このところ一貫して日経平均型先物を買い越してきた欧州系証券は、今日は一転して大幅な売り越しに転じています。単なる利食いならいいのですが、裁定買いが増加しているはずなのに、ユニクロの頭の重さがあるのが気になります。まあ、来年も株か高いと見ていますから、短期的な波乱は想定内ですが、ここでは、何かあっても回復力の大きい銘柄を買っておくことが大事でしょう。まあ、欧州系証券が売却資金で、また、買いに出てくれれば問題はありませんが…。

 今日の日本株は、対ドル、対ユーロでの円安を好感。CME日経平均先物終値(1万5750円)にさや寄せする先物買いに支えられ、ほぼ同値の1万5747円(前日比92円高)と反発してスタートしました。ただ、寄り後は、先物へのまとまった売りが入ったことから、上げ幅を縮める場面があったものの、円安が進んだことから買い安心感が広がり、出遅れ感のある紙パルプや情報通信、保険、医薬などディフェンシブ系業種が買われ、引けにかけ上げ幅を拡大。欧州市場が開く2時ごろには、この日の高値1万5794円(同139円高)を付けました。引けにかけては、高値警戒感からの利食い売りも増加し上げ幅を縮小。結局、日経平均は、94円59銭高の1万5749円66銭と、引け値ベースの戻り高値を更新。TOPIXも3.60ポイント高の1262.54ポイントと、ともに3日ぶりに反発して終わりました。出来高は、前日から3億8000万株増の26億8963万株、売買代金は、約5300億円増の2兆4258万億円とともにボリュームアップしました。騰落状況は値上がり786、値下がり828。

 今日の終値での日経平均サイコロは5勝7敗(TOPIXは7勝5敗)と変わらず。RSIは81%に上昇。25日線かい離は+5.2%に拡大。騰落指数は105%と前日の112%から大幅に低下。指数的には、ばらつきがあり、方向感が出ていません。まあ、先週までに主な海外投資家は、新しい決算資料で買うものは買った…というところでしょうか。今日の動きは、日本株のポートフォリオを作る上で手薄になっていたディフェンシブ系を買いました…というところでしょう。まあ、前段でも書きましたように、何が起こるかわからないECB理事会、たぶん、QE縮小が見送られるFOMCと為替に影響を与えそうな材料があり、まずはそれを見極めようというところでしょう。まあ、中旬までは2進1退みたいな感じで動いていきそうです。とのかく、目先は為替と、海外先物筋の動き次第…。5日に材料発表が待っている銘柄、今日も順調に値を伸ばしていますね。
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強い経済指標から金利が上昇したことや、クリスマスセール立ち上がりへの失望感から下落して終了
 おはようございます。紅葉情報を見ると、竜田川が「見ごろ」とありました。週末にでかけましたが、ちょうど「もみじ祭り」とかで、人が多く、引き返してしまいました。改めて、出かけてみましょうか。

 さて、米国消費の強さを占う、クリスマスセールが感謝祭から始まりました。9月の新学期セールでずっこけましたので、小売り、ネット販売各社とも早々にディスカウントして客寄せに努めたようですが、報じられたところでは、全米小売業協会が委託して行った調査では、11月28日の感謝祭以後、4日間の売り上げは、小売り・ネット合わせて574億ドル。前年同期比2.9%の減少になった、といいます。購入人数は同200万人増の1億4100万人に増加したようですが、意外に財布のひもが固く、一人あたりの支出は407ドル02セントで、同9%減だった、といいます。小売り各社も、新学期セールの不振で覚悟はしていたものと思われますが、「やはり…」と落胆は隠せないようです。ただ、日本でも、最近は家電量販店などは展示場化し、実際の買い物はネット…というのが、新しい購入スタイルになりつつありますが、米国でも、サイバーマンデーといわれ、感謝祭休日明けの月曜日に、ネットで購入する人が増えるそうです。果たして、昨日のサイバーマンデーで、どこまで盛り返すか…? 大したことがなければ、在庫を抱えないためのダンピングが始まり、企業が損失を抱えることがあるかも…。

 日本は、資産効果などから高額商品の売り上げが伸びているようですが、本当の個人消費の勝負は、来年の春闘でどれだけの賃上げが実現するか…。不安定な経営環境を理由に労働分配率を下げてきた企業の姿勢次第ですが、安倍政権にしてみれば、これだけ企業に配慮してやってきたのに、「これだけの賃上げ…?」。これでは内需の刺激もできないし、「企業への風当たりを強くするかも…」なんて言い出しかねません。春闘は来年の株価を見る上での注目ポイントの一つになりそうです。

 2日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万6008ドル71セント -77ドル64セント(0.48%)

 NASDAQ総合指数 4045.26ポイント -14.63ポイント(0.36%)

 S&P500 1800.90ポイント -4.91ポイント(0.27%)

 CME日経平均先物(円建て) 1万5760円 +60円

 米国10年物国債金利 2.8010% +0.065

 ニューヨーク原油 93.80ドル +1.10ドル

 GOLD 1221.90 -28.10ドル

 ドルインデックス 80.90 +0.25
 

 週明けの米国株は、今週重要な経済指標の発表を控えていることから模様眺め気分が強まり、前週引け値と同水準で始まりました。寄り後は、予想を上回るユーロ圏製造業PMI指数が発表されたものの、スペイン経済への警戒的な動きから欧州市場が軟調に推移したことなどを嫌気し、売りが先行。一時、下落幅を拡大する場面もありました。ただ、10時過ぎに発表されたISM製造業景況指数が、前月、予想をともに上回る好調なものになったことから押し目買いが増加。ニューヨークダウは昼までにこの日の高値1万6098ドル(前週末比12ドル高)をつけています。午後に入ると、強い景気指標を受けてQE縮小前倒し懸念が増大。長期金利が2.8%台に上昇したことや、金価格が急落したことを嫌気。住宅株や金関連が売られ、下落に転換。クリスマス商戦の不振が伝えられると下落幅を拡大し、引け近くにはこの日の安値1万5986ドル(同100ドル安)をつけていました。結局、NYダウとS&P500は続落、NASDAQ綜合指数は反落して終わりました。NY市場の出来高は、前週末比1億9259万株増の6億6649万株(前週末が半日立会だったため…)。騰落状況は、値上がり871、値下がり2209。VIX指数は3.9%上げ14.23に上昇。

 ダウ30種は、値上がり9、値下がり20、変わらず1(GE)。上昇率はVISAの0.82%、マイクロソフトの0.84%が上位。その他は小動きにとどまりました。一方、大手証券の格下げがあったスリーエムが4.3%下落し、値下がりトップ。トラベラーズ、ATT,IBMなど、6銘柄が1%超えの下落となり指数の足を引っ張りました。
 NYダウは続落。主力株の影響が大きいS&P500とともにMACDが売り信号をだし、短期的な調整入りの可能性を強めています。12月は、年金ファンドなどの決算期ですが、ポートフォリオの入れ替えなどから、個別株が波乱しやすくなります。ここにきて、10年債金利が2.8%台に載せてくるなど、再び、QE縮小懸念が出始めていることも高値警戒感を強めそうです。債券市場からの資金流入も継続しており、短期的な過熱調整…というところでしょうか。

 米国株は下落。円は、ユーロ圏の強い経済指標や、米金利上昇を受け、対ユーロは139円40銭台、対ドルは129円90銭台(一時、103円10銭台)と前週末水準から下落。CME日経平均先物は、国内先物終値を60円上回る1万5760円で帰ってきました。レンジは、1万5585円~1万5850円。本日の日本株は、米国株への警戒感はあるものの、円の下落を好感した買いに堅調に推移しそうです。CMEの上限が1万5850円に上振れており、先物筋が買い仕掛けをしてくる可能性もあります。NT倍率に頭打ち感が出ており、当面は、TOPPIX型銘柄が注目されますが、相変わらずCTA機関店とみられる欧州系証券が日経平均型、TOPIX型先物の継続買いをしており、この動きが注目されます。引き続き、円安で業績の上振れ期待があるものや高進捗率銘柄の押し目買い方針。
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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