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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
11 | 2013/12 | 01
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中国の短期金利低下や節税対策売りの一巡を好感した先物買いにリードされ、日経平均は6連騰して終了
 日経平均は怒涛の6連騰で終わりました。この間の上昇率は850円超え…。喜んでいいのか、懸念すべきことなのか、だんだんわからなくなってきましたね。今日の日経平均は120円の上げでしたが、そのうちファーストリテーリングの上げだけで78円高。今日の終値ではじいたPERは51倍。市場平均の3倍超えという超割高株になってきました。インデックス運用をやっている投資家は、この超割高な銘柄の有無で、市場並みの運用成果を確保できるかどうかが決まるため、仕方なにし買わなければならない状態に追い込まれてきました。先物筋の無理仕掛けで裁定買いが増加。指数寄与度の高い同社株やソフトバンク、ファナックなどに裁定買いが集中するため、もし、これらの銘柄を組み入れていなかったら、日経平均が上昇しても基準価格が上昇しないということになってしまいます。

 つい最近も米国で似たようなことがありました。アップルがS&P500に採用されましたが、指数への寄与度が高いため、同社株を持っているかどうかで、市場並みの運用成果を確保できるかどうかが決まるという状態になり、運用担当者が競って買い、株価が急伸する現象が起きました。その時には、一種のババ抜きゲームみたいになっていて、同社株の成長性に陰りがみられる…という兆候が出てくると、今度は競って売りに回り、あっという間に、700ドルから400ドル割れまで下落することになってしまいました。もし、今、ファーストリテ―リングの売り上げ減少などの悪材料がでて下げはじめた場合に、指数が下落⇒先物売りという流れになる懸念が残っています。特に、先物の買い手口が偏っているだけに、売りに転じてくると、その時の影響は…?

 まあ、うまい具合に回転が効いて市場に吸収されるように、お願いしたいものです。やはり、先高観が強まることが大事になります。日経平均の予想EPSが拡大し、先行きの割安感が強まれば、買いが肩代わりされていきますので、ここからは、この円安や企業の市場開拓努力でどれくらい業績を伸ばしていけるかがカギになってきますね。まあ、以前から書いているように、少数の業者に恣意的に操作され、経済実態などを反映しづらくなっている日経平均は、指標としての信頼性を失っています。まあ、ほどほどに見て置けばいいのではないでしょうか。大崩れして足を引っ張らなければいいと思いますが…。大手ファンドの著名ファンドマネージャだったピーターリンチが「株で勝つ」のなかで、指数の上げ下げなんかわからない。常に、「成長株を探すことに神経を使えばいい」と言っていますが、世界の経済が大きな構造変革期を迎えているときに、「大艦巨砲」主義という前時代的な企業で構成されている日経平均を重視するのもいかがなものかと…。

 …ということで、今日の日本株も、節税売りの最終日ということで売り先行で始まったものの、すぐに先物買いが入りだし、日経平均は裁定買いに支えられプラス圏に浮上。この段階では、まだ値下がり数が値上がり数を大幅に上回っていました。先物買いに支えられ後場が始まりましたが、前場終値水準で推移していたものの、中國で市場への資金供給が行われ短期金利が低下。株価が上げに転じると、再び先物買いが強まるとともに、明日からの需給関係の好転を期待した押し目買いが広範に入ったことも支えとなり、引けにかけ上昇。指数連動商品の先物買いも引け間際に入り、日経平均は、120円06銭高の1万6009円99銭と6日続伸。TOPIXは、引けにかけての内需大型株の切り返しで、0.63ポイント高の1258.18ポイントと3日ぶりに反発して終わりました。出来高は25億7068万株、売買代金は2兆869億円とほぼ前日並みの商い。騰落状況は、値上がり765、値下がり870。

 今日の終値での、日経平均サイコロは8勝4敗(TOPIX5勝7敗)と変わらず。RSIは63%と前日の52%から急伸。25日線かい離は、反落警戒の+3%に乗せてきました。騰落レシオは、84%と前日の83%からわずかに上昇。まあ、指数系の指標が問題になりそうです。レポートでも指摘している上げの第7ポイント1万6378円付近での動きが焦点になりそうです。
 今日は昨日に続き、新年用にと直近レポートで注目した2銘柄がともに急伸してくれました。当面は、移動平均線での頭押さえなどテクニカルな要因で売られることもありそうですが、両社が持つ成長性は、目先のテクニカル指標で売り買いするようなものではありません。引き続き、押し目を作り局面では買い方針でよさそうです。しかし、すんなり乗れた人には、ささやかなクリスマスプレゼントになりましたね。まだまだ、入り口に差し掛かった段階…。そういえば、今日の先物手口は、欧州系売り越しになったような…。

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市場参加者が減少し薄商いになるなか、予想を上回る景気指標を受けた景気敏感株買いで続伸して終了…3%に近づく10年債金利の動きに警戒
 おはようございます。 クリスマスです。昨日の家内からのケーキのお返しに、近所のスーパーで、骨付きの鶏肉とスパークリングワインを買って、二人でささやかな宴会を開きました。巷では景気のいい話が増えてきましたが、スパークリングワインが置いてある棚では、価格が安いものから売れて、高い方は多く売れ残っていました。田舎では、まだまだのようです。政府ばかりががんばっているようですが、次は、バトンを預けられた企業が、どう動きだすかで今後の景気が決まります。いつまでも「おんぶにだっこ」では、共倒れになってしまいます。来年は企業に頑張ってもらわなければなりませんが、デフレ根性がしみついて穴の中に隠れたままの企業も多いようです。ソフトバンク・孫社長の攻めダルマ経営を見習ってほしいものですが…。

 24日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万6357ドル55セント +62ドル94セント(0.39%)

 NASDAQ総合指数 4155.42ポイント +6.51ポイント(0.16%)

 S&P500 1833.32ポイント +5.33ポイント(0.29%)
 
 CME日経平均先物(円建て) 1万5895円 -5円

 米国10年物国債金利 2.9830% +0.0540%

 ニューヨーク原油 99.22ドル +0.31

 ドルインデックス 80.51 +0.07 


 昨日の米国株式市場は、午後1時までの短縮商い。前日までの強い地合いを引き継ぎ、買いが先行。続伸してスタートしました。クリスマス休暇に入り市場参加者が減少するなか、耐久財受注や戸建て住宅販売件数(ともに11月分)など、この日発表された経済指標がいずれも予想を上回る好調なものだったことから、素材など景気敏感株を中心に買われ、終日上げる展開になりました。好調な景気指標を受け、10年債金利が3%に接近する場面がありましたが、市場では景気拡大期待を強め、株式の買いを優先しているようです。結局、主力3指数とも続伸して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は3億3852万株減の2億7155万株。騰落状況は、値上がり2043、値下がり1015。VIX指数は3.6%下げ12.57に低下しています。

 ダウ30種は、値上がり26、値下がり3、変わらず1(P&G)。売り物薄のなかまんべんなく買われた感じですが、!%超えの変動はデュポンの1.04%、マイクロソフト1.26%、キャタピラの1.06%各上昇だけ。他は、下落も含め小幅な変動にとどまっていました。業種別は、金鉱山、アルミ、鉱山、非鉄、金属など産業資材の上昇が目立ちました。一方、モーゲージリート、旅行代理業、投資サービス、コンピュータハードなどが下落。
 NYダウは、5日続伸。順調な上げ相場をたどっています。ただ、11月下旬高値付近への調整を経ていないことから、小幅な調整懸念がありますが、ここにきて、25日線とのかい離拡大、RSI(69%)が過去相場が転換した水準(70%~73%)に近づいていることから、調整次期が近づいているように感じられます。特に、昨日の10年債金利はザラバで2.9850%まで上昇。3%の大台に近づいてきました。大台が変われば、株式も短期的には嫌気せざるを得ませんので、これからは、金利の動きに注意を払う必要がありそうです。

 米国株は続伸。円は、堅調な米景気指標を受け長期金利が上げたことから、対ドルは104円30銭台、対ユーロは142円70銭台とそれぞれ小幅に軟化。CME日経平均先物は、円安、米株高には反応せず国内終値比5円安の1万5895円で帰ってきました。レンジは、1万5860円~1万6050円。本日の日本株は、キャピタルゲイン課税引き上げにともなう益出し売りの最終日になることから、神経質な展開になりそうです。本日も先物主導の展開になりそうです。昨晩も、偏った先物買いについて書きましたが、昨日発表された先物買い残は、欧州系証券の突出した買い越しが目立っていました。大幅買い越しの意図はわかりませんが、当面、この証券会社の動向に神経をとがらせることになりそうです。わずか一社のために市場がゆがめられていることに何の問題意識も持たない取引所って…。まあ、指数の動きに関係なしに来年活躍できそうな銘柄を愚直に仕込む…。今はこれでいいのではないでしょうか。今日は、直近レポートで注目した来年活躍候補株に業績関連の記事が出ていましたね。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
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