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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
01 | 2014/02 | 03
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全般に押し目買い機運が強まるも、指数は先物売買に乱高下し、反落して終了…指数と相場実体のかい離が拡大
指数の動きを見ていると仕手株を手掛けているような感じになりますね。提灯筋が強気になれば売りをぶつけてくるし、下落に耐え切れず売りに回れば、次は踏み上げを狙って買い上げてくる…といった具合です。腕力で動かしているだけで、ファンダメンタルなどは全く関係ありません。また、投資家の心理を操るために、まことしやかな、話を流してきます。相場が上昇していく過程で、だんだん仕掛けた筋の手元には「玉」がたまりこんでいきますが、最後には自分が逃げるために親友でもだます、ということまでやってきます。まあ、大体は、結局、仕掛け本尊が玉を抱えたまま、泣くというのが普通ですが、今の先物筋、しっかり先物の建玉を損なしで処分できるのでしょうかね。

 まあ、朝の書き込みでも、指数は結局先物次第…と書きましたが、今日は、CME終値にさや寄せし、反落スタートになると思ったら、先物買いが先行。日経平均は、前日比52円高の1万5232円と続伸してスタートしました。寄り後も、円が小幅に下落したことを好感し先物買いが継続。裁定買いも入り、寄り後間もなく日経平均は、1万5308円(前日比128円高)とこの日の高値を付けています。ただ、先物のこの日の高値1万4310円が、昨日のCMEの終日レンジの上限1万4300円に達すると、一転して先物売りが増加。短時間に、裁定解消売りから、日経平均は前日引け値付近まで下落する…という荒っぽい動きになりました。その後は、今晩にECB理事会、明日に米国雇用統計の発表…と、重要イベントを控え見送り気分が強まりましたが、引け間際に先物にまとまった売りが出て、結局、日経平均は前日比、25円26銭安の1万4155円12銭、TOPIXは、0.27ポイント安の1162.37ポイントと、ともに反落して終わりました。出来高は、売り一巡感から、前日比10億株減の27億1998万株。売買代金は9000億円減の2兆4704億円と、ともに急減しました。この数字だけ見ると、陰の極的な動きは一昨日だった、ということでしょうか。

 今日の終値での日経平均サイコロは、3勝9敗(TOPIX同じ)、RSIは24%、25日線かい離は-8.9%と指数系は中間反発があっ手もいい水準。騰落レシオは90%と昨日から低下したものの、80%割れがほしいところ。
 さて、今日の騰落状況は、値上り1117、値下がり577です。値上がり数が下落数の倍もあります。でも、日経平均、トピックスともにマイナス。マスコミは、昨日上がったのに、今日はもう反落したと報道するんですね。相場の実態と指数の動きが、ますます、かい離してきました。指数の方は完全にゲーム化しています。朝も書きましたように、自分らでオプションにポジションを作っておき、その価格が上昇するように先物の売買を行っているようです。市場の欠陥をついているわけですから、別に、悪口をいうつもりはありませんが、今日のように、一部の投機家の利害だけで、ファンダメンタルと関係なしに指数が動かされてているというのは、いかがなもんでしょう。

 相場解説を聞いても、だれもこの問題を指摘しません。どこかの離れ小島みたいなとこで勝手に売買する分には構いませんが、裁定取引を通じて現物市場に影響を与え、先物が大きく崩れると、せっかく強張っていた現物市場がガタガタになってしまいます。先物取引は、レバレッジの倍率や現物に比べて長い取引時間と、優遇されており、その時間差をついて、仕掛けをする動きが続いています。中国が、先物取引を導入する際、日本のバブル崩壊が、先物と裁定取引を通じて仕掛けられたことに学び、6倍台という低いレバレッジからスタートしています。有識者の方たちは、当然、日本の先物取引の欠陥を承知しているはずですが、だれもレバレッジを下げようという話しすら出してきません。何か、地位や命にかかわるようなことがあるんでしょうか。レバレッジを半分にするだけでも、ずいぶん静かで、ファンダメンタルを反映する相場になると思うのですが…。

 今日、1月27日から31日までの投資主体別売買動向が発表されましたが、海外投資家の現物売買は7185億円の売り越しでした。すごいですね。でも、これだけではありません。先物は、この間3812億円の売り越しで、現物、先物合計の売り越しは、1兆2963億円の売り越しでした。これでは、相場が持つわけはありません。おそらく、2月に入ってもこの傾向は続いているんでしょう。気になるのは、現物の売りが拡大していること。年末の安倍首相の靖国訪問以来、同首相の発言は、集団的安全保障問題や憲法改正、教育改革などに集中している印象を受けます。確か、年頭会見で、今年は経済問題に集中すると述べたはずですが、このところ、経済問題や規制緩和などは忘れたようになっています。海外投資家のなかには「こんなはずではなかった…」として日本株の持ち高を減らす動きも出てきている、といいます。消費税対策の補正予算も成立しそうだし…と、油断があるのでしょうか。

 まあ、海外でヘッジファンドの閉鎖が相次いでおり、これにともなう日本株売り…と好意的に解釈できますが、海外投資家が最も注目しているのが、アベノミクス第三の矢。ところが、薬のネット販売、診療報酬の引き上げ…など族議員や官僚の抵抗に負けた動きが相次いでおり、首相の意気込みに「?]が着き始めたようです。当面は、PERからみた底値感から、一段と売り込むにはリスクが大きく、しばらくは底固めの動きが続きそうです。全般に、売られ過ぎの銘柄が増えていますが、ここからは、成長性や進捗率の高さ、会社予想と、コンセンサスのことなるものなど将来の変化率が期待できるものを、しっかりと拾っていくことが大事になりそうです。先週段階で、先者の買い玉は1兆円くらいあったといわていますが、今週の波乱で、どの程度減ったのでしょうか。

 まあ、嫌なお隣さんでも付き合っていかなければなりませんですから、危なくなり始めたら、さっさと逃げて、戸締りして家にこもるなど、それぞれが防衛策を講じなければ仕方がありませんね。相手は、目先勝負ですから、こっちは少し長い視点で投資すれば、迷惑をかけられても、最後にはそれなりの成果を獲得できるのでしょう。でも、警察官には、たまには巡回し、おかしなことは注意するようにしてもらいたいものですが、何しろ、野放し状態ですから…。いまのところ、欧州株が全面高しており、GLOBEX市場でも米国株は上昇、日経平均先物も1万4200円台で推移しています。

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予想を下回る雇用関連指標と予想を上回る景気指標の間で強弱感が対立。売り買いが交錯し小幅反落して終了
 おはようございます。 朝からシバレます。米国でも北東部から中西部にかけ今週2度目の寒波が襲来。積雪が20センチを超えたところもあるといいます。トラック輸送にも支障をきたしているといいますが、すでに昨年末から2か月近く続いており、経済への影響は「一時的」といえなくなってきたようです。1月雇用統計数字は、寒波の真っ最中の中旬にデータが集められたようで、週末発表分の雇用統計へも警戒感が高まっているようです。

 5日の米国市場動向
 ニューヨークダウ 1万5440ドル23セント -5ドル01セント(0.03%)

 NASDAQ綜合指数 4011.55ポイント -19.97ポイント(0.50%)

 S&P500 1751.64ポイント -3.56ポイント(0.20%)

 CME日経平均先物(円建て) 1万4150円 -30円

 米国10年物国債金利 2.6670% +0.04%

 ニューヨーク原油 97.38ドル +0.19ドル

 GOLD 1256.9ドル +5.8ドル

 ドルインデックス 81.06 -0.09


 昨日、朝方発表された(雇用統計の先行指標とされる)ADP全米雇用報告は、前月、予想を下回る17.5万人の増加にとどまりました。建設業を含む財生産が前月の5万人増から1.6万人増に減少しており、寒波の影響が大きかったことをしめしていました。米国株は、予想を下回ったADP全米雇用報告を受け、週末発表の雇用統計への警戒感が強まり、売り先行でスタート。前日反発したことによる利食い売りもあり、次第に下落幅を拡大。より後まもなく、ニューヨークダウはこの日の安値1万5340ドル(前日比105ドル安)をつけています。ただ、ISM非製造業景況指数(1月)が予想、前月水準を上回り、かつ雇用関連項目が前月から上昇したことがわかると、次第に買い物が増加、午後にはこの日の高値1万5478ドル(同34ドル高)を付けていました。ただ、雇用統計や新興国への懸念が強く、引けにかけ売り買いが交錯。前日引け値付近でのこう着した動きが続き、結局、主力3指数とも小反落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比8148万株減の7億5468万株。騰落状況は値上がり1281、値下がり1797。VIX指数は、4.4%上げ19.95に上昇。

 ダウ30種は値上がり17、値下がり13。値上がり数が多かったものの、1%超えの上げはディズニーの1%上げだけにとどまりました。一方、下落銘柄は、前日大きく上げたファイザーが利食いから1.7%下落したのをはじめ、CEOが決まったマイクロソフトが出尽くし感から1.46%下落するなど5銘柄が1%超え下落。指数の足を引っ張りました。業種別は、紙パルプ、アパレル小売、携帯電話、ヘルスケアなどが上昇。一方、寒波を嫌気したトラックのほか、アルミ、石炭、運輸、バイオテクノロジーなどが下落。
 NYダウは反落。52週移動平均線を意識しているものの、その一方で下回った200日線を上値抵抗線として意識もしており、狭いレンジの動きになっています。ただ、主力3指数とも前日安値を下回っており、依然売り圧力が強いことを示しています。寒波の影響から灯油価格が上昇。家計への圧迫懸念があるほか、寒波の長期化による運輸の停滞が生産に悪影響を与え始めており、新たな懸念材料になりつつあります。ただ、プロ投資家のセンチメントを示す指標は、「悲観しすぎ」に傾いているほか、個人投資家の心理状況をみる指数(AAIIセンチメント指数)も、強気と弱気の指数が逆転。過剰な期待感はほぼ解消されてきました。今後の天候の変化が、相場の転換転点になるのか…?

 米国株は、小幅反落。円は、米長期金利が上昇したものの、今晩のECB理事会に対する警戒感からユーロが売られた流れを受け、対ドルは101円40銭台、対ユーロは137円30銭台にやや強含んでいます。CME日経平均先物は、米株の下落を受け、国内終値を30円下回る1万4150円で帰ってきました。レンジは、1万3980円~1万5300円。本日の日本株は、為替水準に大きな変化はなく、朝方はCME終値にさや寄せした先物売りに、弱含んで始まりそうです。以前から、先物オプション筋が1万3500円のプットを買って売り仕掛けしている、との話がありましたが、3月ものの残高は1万4000を超えており、このポジションをめぐって思惑的な売買が繰り返されそうです。指数は、先物筋のポジション調整からしばらくは波乱する状況が続きそうです。引き続き、決算の上方修正が期待おできるものを待ち伏せ買い方針で仕込み、想定通りの数字がでて買われたら、売る…という作戦が有効か。または、2年先の株価上昇を期待し、高成長株を仕込んで値幅を取る…か。まあ、今日も先物筋の動き次第の展開に変わりなし。予想PERから見たら、ここから下は売り込みにくいはずですが、勢いづいているだけに、先が読めない。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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