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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
05 | 2014/06 | 07
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手掛かり材料難で指数は小動きに推移するも、新規材料株に短期資金が集中し、個別は活況に
 共済年金や年金ファンドなどの中長期投資家が日本株を買っていることが、日本株強気の背景になっています。今日、投資主体別売買動向が発表されましたが、信託銀行は783億円の買い越しとなり、5月第一週から8週連続で続いています。累計で9700億円近い買い越しとなり、先物筋の売り崩しを吹き飛ばす役割を果たしました。これに刺激され、海外投資家も3週連続で買い越しとなり、直近(16日~20日売買分)は2534億円の買い越しでした。この3週間、為替はそれほど大きく変動していませんので、この買いは年金やファンドなど中長期資金の可能性があります。日本株にとっては、歓迎すべきことですが、先物市場を見ると少々状況は変わっているようです。海外投資家は、先物でも1116億円の買い越しに転じましたが、信託銀行を見ると、日経平均型を786億円、TOPIX型を357億円、合計で1143億円の売り越しでした。現物、先物の合計では大幅に売り越しています。まあ、5月初旬から見れば、日経平均で1500円近く上がっているわけですから、益出しも確実に…ということだと思いますが、一般に伝わっている話と、ちょっと違う動きが出ていることには注意しておく必要がありそうですね。

 さて、本日も日本株の終日値幅は67円と指数は小動きでした。成長戦略の発表が終わり、手掛かり材料難になった感じです。また、海外の主要なヘッジファンドのファンドマネージャーも夏休みに入っており、大きな資金を使った仕掛け的な動きもなく、凪みたいな展開が続いています。研修中のマネージャーでは大きな資金も任せてもらえませんしね。今日も、米株高を受けて、反発して始まったものの、先物価格が昨晩のCME日経平均先物レンジ上限(1万5375円)に近づくと売り物が出て押し返され、1万5300円を割り込むと実需の買いが入って戻すことを繰り返し、結局、日経平均は、41円88銭高の1万5308円49銭、TOPIXは2.6ポイント高の1263.43ポイントと、ともに反発して終わりました。出来高は、1億6000万株増の19億8153万株、売買代金は2500億円増の1兆7940億円。騰落状況は、値上り863、値下がり746.

 今日の引け値での日経平均サイコロは8勝4敗(TOPIX7勝5敗)と上昇。RSIは、前日から2ポイント上げ59%。25日線かい離は+2.0%にやや拡大。モメンタムは上向きですが、特筆するような動きはありません。物色範囲の広がりをみる、騰落レシオは10ポイント下げ149%に低下。ややかさ上げに一巡感が出たようです。
 全体的に変動率が低下していることから、モメンタムが期待できそうなところに個人資金が殺到していきます。今日は、トヨタの燃料電池自動車発売に絡み、水素ステーション関連を買いあさる動きがでて、関連株に大幅高するのものが出ていました。おかげで、新興市場のロボット関連や、分割後のミクシーなど急落するものがでています。まあ、先日のアークといい、下手に提灯をつけると、梯子を外されるようなものもふえてきました。

 そんなに目先ばかり追わないでも、エスカレーター式に新値を更新しては、一服。エネルギーを補給して、また新しい相場に入るようなものもたくさんあります。植物工場の生育状況の監視装置や建設機械の自動運転装置などを手掛けるトプコンは、また、新値更新に近づいてきました。1500円台から注目を始め、1000円幅に近づいていますが、まだ一気に相場を出し尽くすような上げをしていませんから、まだまだ、上げ相場継続中ということで、押し目は買えます。今期、来期の予想EPSから見て割安な注目株は高値圏で踏ん張ったまま。次の上げのタイミングを計っています。会社側予想とコンセンサスがことなるタカラトミーも、今日は新値を取っていまししたね。まあ、時間を犠牲にしなければなりませんが、トータルでは、ざるで水を汲むようなやり方よりは利益が積みあがると思いますが…。

 それにしても、自信を持って注目していたJUKIですが、新株引受権を大手証券あてに発行。この証券会社も早めに売りたいなんて言っていましたので、仕方なく乗り換えを書きましたら、今日は、居眠り運転警告装置で補助金をもらうとか言うはなしが出てきました。こんなのは勘弁してほしいですね。第一四半期の経常利益進捗率は35%近く。会社側とコンセンサスは4億円以上いかい離。おまけに、人件費が高騰し、中國から逃げ出し始めた縫製業向けに、製品販売が好調ですから、文句はなかったのですが、新株引受権でパーになりました。まあ、何が起こるかわからないのが株式市場ですが、こんなのあり…?このところのレポートで注目したど真ん中銘柄も堅調です。まあ、セオリー通りに動いておけばけがをする相場ではありません。
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GDP確報値の下方修正を嫌気し軟調スタートも、好調なサービス業関連指数や大型の自社株買いが支えとなり反発して終了
 おはようございます。
 米国株への見方が分かれてきました。強気派は、金融引き締め時期の後退を予想。、また、S&P500企業の利益推移を1Q(第一四半期)+2.1%、2Qは+5.2%、3Q+9.2%、4Qは+10.2%と期を追って増益幅が拡大するとも予想しています。一方、弱気派は、好調な景気指標にも関わらず上がらない金利を見て、米国経済の先行きは弱いと予想しています。昨日の朝も書いたように、住宅取得が高額物件に偏っていることや、消費者の景況感は低所得層ほど低いという、米国経済の脆弱性を指摘します。債券市場のの見方と、株式市場の見方と、いったいどちらが正しいのでしょうか。ちなみに、FOMC前に発表された米国CPI(消費者物価指数)は2.1%の上げ。バーナンキFRB議長時代に挙げた物価目標を達成しています。また、JPモルガンがまとめた世界のCPI(5月)は、+2.65%。2月時点に比べると0.6%上昇したといいます。FRBは、この数字を見ても、緩和的な政策を続けるとしています。やはり、米国経済の抱える脆弱性を気にしているようです。ただ、世界のCPIの上げにみられるようにインフレの影が忍び寄っていることは確かでしょう。すぐのことではないでしょうが、今後の米国債券市場の動きは、要注意です。

 25日の米国市場動向
 ニューヨークダウ     1万6867ドル51セント   +49ドル38セント(0.29%)
 NASDAQ総合指数    4379.76ポイント      +29.40ポイント(0.68%)
 S%P500           1959.53ポイント      +9.55ポイント(0.49%)
 CME日経平均先物    1万5335円         +75円
 10年物国債金利     2.5590%          -0.0270%
 ニューヨーク原油     106.5ドル          +0.47ドル
 GOLD            1321.3            変わらず
 ドルインデックス      80.20            -0.12


 昨日の米国株は、イラク情勢を嫌気し欧州株が下落した流れを受け、売りが先行。朝方発表された第1四半期GDP確報値が予想(-1.7%)を大幅に下回る-2.9%に落ち込んだことも利益確定売りを促し、ニューヨークダウは、寄り後まもなくこの日の安値1万6799ドル(前日比19ドル安)をつけています。ただ、最近の経済指標は景気の好調を裏付けるものが多く、すでに景気は持ち直しに入っているとの見方や、予想を上回る落ち込みでFRBの緩和的な金融政策も期待できるとして、買い戻す動きが増加。昼にかけ上げ幅を拡大。NYダウは、昼ごろに、この日の高値1万6883ドル(同65ドル高)をつけています。引けにかけては見送り気分が強まったものの、サービス業PMI指数が4年ぶり水準に上昇したことや、種子大手モンサントが100億ドル規模の自社株買いを発表したことも支えとなりプラス圏で推移。結局、主力3指数とも反発して終了しました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比557万株増の6億5277万株。騰落状況は、値上り2158、値下がり965。VIX指数は4.5%下げ11.59に低下。

 ダウ30種は値上がり23、値下がり7。地上波放送の配信サービスを行うベンチャー企業にに対し、最高裁が著作権侵害の判決を出したことから放送会社が買われ、ABC放送を傘下に持つディズニーが1.45%上昇。そのほかナイキが1.99%上昇、薬品大手ファイザーが1.71%メルク1が.62%それぞれ上昇したのが目立ちました。6銘柄が1%超え上げ、指数を支えました。一方、ボーイングが1.625下落したものの、GE(-0.6%)、エクソン(-0.57%)などが下落したもののいずれも小幅な動き。全般に小動きに推移し、NYダウの終日値幅は84ドルと小幅。業種別は、石油周辺サービス、インターネット、履物、装飾品などが上昇。タバコ、食品製造、不動産リート、損保、アパレル小売などが下落。 
 NYダウは反発。上昇中の25日線が接近しており、下値支持線として意識され買われたようです。ただ、主力企業のボラティリィティは低く、資金はNASDAQ市場や小型のモメンタム株に向かい、NASDAQ総合指数は引け値ベースでITバブル崩壊後の高値を更新しています。小型株の代表指数であるラッセル2000は0.8%上昇。他の指数は大幅に上回っています。地政学要因などから外部環境が不透明さを加えており、日本と同様、市場は短期志向を強めているようです。

 米国株は反発。円は、米GDP確報値の大幅な下方修正やリスク回避志向の債券買いから、長期債金利が低下。ドルは主要通貨に対し軟調に推移。対ドルは101円80銭台に小幅に上昇。対ユーロは138円80銭台に小幅に軟化。CME日経平均先物は、米株高を受け国内終値を65円上回る1万5335円で帰ってきました。レンジは1万5210円~1万5375円。本日の日本株は、CME終値にさや寄せし堅調に始まった後は、前日に続き成長戦力関連の材料株を個別に買う流れになりそうです。主力株については、海外投資家の実需買いが続いているものの、上値を買いあがる動きはなく、、底堅い展開になりそうです。引き続き、新興市場株や小型株がにぎわう展開になりそうですが、高嶺波乱の動きが強まっていることにjは警戒が必要。技術系の人手不足が深刻化しており、この分野に強みを持つ人材派遣会社やリース会社に注目。
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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