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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
05 | 2014/06 | 07
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景気の先行きへの警戒感や中間期末のポジション調整売りから下落するも、指数のリバランス効果で反発して終了
 おはようございます。
 FOMC(連邦公開市場委員会)メンバーが入れ替わりタカ派色を強めたといわれ、注目を集めた前回会合でした、前日発表のCPIはコア指数が2%に乗せたことから、市場は金不引き締め時期が速まるのでは…と、警戒感を強めて臨みました。しかし、蓋を開けてみると、景気が冬の寒波の影響から脱しつつあることを認めたものの、成長率見通しを引き下げたほか、長期の金利見通しも引き下げるなど、民間予想と異なり、きわめてハト派的な内容になり、市場を混乱させました。その後発表された強い景気指標にも債券市場は無反応。FRBが物価目標の参考にするPCE(個人消費支出)総合価格指数が1.8%上昇と、目標の2%に近づいても長期金利は低下するなど、市場は方向感を見失ったようになっているようです。調査会社によると、「連銀が示唆する金利予想と市場の期待値の差は、調査開始以来、最大になっている」と述べています。相場に方向感が出ないのは、こんなところに原因があるのではないでしょうか。しばらくは、短期志向の流れが続きそうです。

 27日の米国市場動向
 ニューヨークダウ     1万6851ドル84セント  +5ドル71セント(0.03%)
 NASDAQ総合指数    4397.93ポイント     +18.88ポイント(0.43%)
 S&P500          1960.96ポイント      +3.74ポイント(0.19%)
 CME日経平均先物   1万5140円         +20円
 10年物国債金利     2.5320%          +0.0070%
 ニューヨーク原油    105.74ドル         -0.10ドル
 GOLD           1320ドル          +3.0ドル
 ドルインデックス     80.02            -0.20


 昨日の米国株は、景気の先行きへの警戒感が強く、中間期末を控えたポジション調整売りが増加。前日に続き軟調な始まりになりました。昨日引け後に、化学大手デュポンが第2四半期の営業利益見通しを下方修正したことも、他企業への業績懸念入につながり警戒的な売りを加速。終日下げる展開となり、昼過ぎにニューヨークダウはこの日の安値1万6773ドル(前日比73ドル安)をつけています。ただ、前日に続きテクニカルな下値ゾーンに来ると押し目買いが入りだし、引けにかけ下落幅を圧縮。大引けにラッセル指数のリバランスに伴う売買があり、指数を押し上げ。結局、主力3指数とも反発して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、ラッセル指数のリバランスや、中間期末を意識したポジションン調整などから前日比8億9869万株増の14億8985万株。騰落状況は、値上り2108、値下がり1044と値上がり数が圧倒的に多く、基調は見た目よりも強いようです。52週来高値更新銘柄数は215でした。VIX指数は3.2%下げ11.26に低下。

 ダウ30種は値上がり20、値下がり10。予想を上回る決算を発表したナイキが1.07%上昇。マイクロソフトが1.27%、ディズニーが1.01%それぞれ上昇。IBMが0.74%、ユナイテッドテクノロジーが0.72%上げたものの、その他は小動きでした。一方、利益見通しを下方修正したデュポンが3.34%下落、メルクが1.7%下げ、指数の足を引っ張りました。業種別は、タイヤ、不動産所有、宿泊業、石油周辺サービス、テクノロジー、公益株などが上昇。タバコ、汎用化学品、鉄鋼、ギャンブル、エネルギー、ヘルスケアなどが下落。
 NYダウは反発。前日に続き上昇中の25日線を割り込んだところから、反転していました。来週、主要な経済統計の発表を控え、主力株の動きが鈍っていることが、指数の動きを重くしているようです。反面、モメンタム系のNASDAQ銘柄には買いが継続。NASDAQ総合指数は、引け値ベースでITバブル崩壊後の戻り高値を更新して終わっています。このところ、主要調査機関を中心に、第2四半期GDP予想を下方修正する動きが続いており、週明けもモメンタム系優位の展開が続きそうです。

 米国株は反発。円は、ドイツの消費者物価指数の上昇から、ユーロが対ドルで買われた流れを受け、対ドルは101円40銭台に上昇。対ユーロは横ばいで終了。CME日経平均先物は、国内終値比20円高の1万5140円で帰ってきました。レンジは1万5020円~1万5320円。週明けの日本株は、強含みのCME日経平均先物を受け、堅調な始まりになりそうです。昨日も書いたように、海外ファンド勢にとって、週明けは中間期末に当たり、評価上げを狙ったドレッシング買いから反発相場が期待できます。昨晩も書いたように、短期資金を引き付けた新興市場株の動向が焦点に…。詳しくは、明日発信のレポートで注目株を含め解説します。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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