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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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不動産リートの下落、国債価格暴落による銀行の含み損懸念、豪ドル下落による円高と不安材料が重なり続落して終了
 今日は、朝から波乱含みの展開になりました。地銀などの資金を吸収し上げていた不動産リートが、1月中旬から変調をきたし続落。地銀が抱える含み損が懸念されていました。今日も銀行がらみの悪材料が続きました。昼過ぎに行われた国債入札は、100円程度で落札できるとみられていたのが、実際は99円40銭台で落札。まさか、落札できると思わなかった銀行が、慌てて債券先物を使ってヘッジ売りを出したことで、金利が急伸。これを受け、円が買われる展開になりました。午前中に、オーストラリア中銀が想定外の利下げを実施。対オーストラリアドルで円高が進んでいたところに。金利が上昇したことから、円は、116円80銭台まで上昇。これをみて先物筋が売り攻勢を強めたことから、日経平均は、一時、290円近い下落に成る場面もありました。10年物国債は、1月20日に0.199%と過去最低金利まで下落していましたが、今日は、0.361%まで上昇。国債価格は暴落した形です。一時は安全パイとみられていた不動産リートと国債が下落してきたことは、3月決算を控え、地銀が損失の穴埋めのために、投信や株式を売ってくるかもしれないという、懸念を市場に植え付けたのかもしれません。日銀は、この混乱をどうおさめるのでしょうか。

 今日の日本株は、米株高やCME高を受け、買いが先行。日経平均は、前日比96円高の1万7654円と高寄りスタートになりました。ただ、このところの米国のさえない景気指標から先行き懸念が強く、上値を買う動きは限定的となり、好決算銘柄が散発的に買われる程度でした。前場半ばにオーストラリア中銀が利下げを実施し、円が強含みだすとともに、先物市場で売りが増加。次第に上げ幅を縮める展開に…。後場に入り、国債入札の不調が伝わり、債券先物が急落(金利は上昇)すると、さらに株先物へのまとまった売りが増加。裁定解消売りや、円高を嫌気した外需株売り、前日買われた好業績株などに幅広く売りが増加。引け近くに、日経平均は、この日の安値1万7271円(前日比2287円安)をつける場面もありました。

 結局、日経平均は222円19銭安(1.29%)の1万7335円85銭、TOPIXは16.36ポイント安(1.16%)の1392.39ポイントと、ともに続落。出来高は、3億6000万株減の27億5819万万株、売買代金は4000億円減の2兆6958億円と、大幅に増加。ちょっと慌てた売り物が出た感じです。騰落状況は、値上り334、値下がり1454。業種別は、鉱業、石油・石炭、金属、紙パルプなど5業種が上昇。空運、海運、ゴム製品、陸運、化学などを上位に、28業種が下落。個別では、上場廃止までのババ抜きゲームに入ったスカイマークが値上がりトップ。次世代フライホィール蓄電システム向け新素材フライホィールを開発したクボテックのほか、業績を増額修正した日本精工、セントラル硝子などが買われていました。

 今日の引け値での日経平均サイコロは、7勝5敗(58%)、TOPIXは6勝6敗(50%)で、ともに前日と変わらず。RSI(相体力指数)は、2ポイント上げ61%に上昇。25日線かい離は-0.1%と1月19日以来の25日線割れになりました。騰落レシオは、8ポイント下げ95%に下落。物色範囲が急速に狭まってきました。

 日経平均は、当面の下値ポイントだった25日線に到達。下値意識が強まるポイントに差し掛かってきました。また、日足一目均衡表の「雲」上辺(1万7313円)にも差し掛かっており、当面の正念場に差し掛かってきました。来週末にオプションSQを控え、年初来、弱気ポジションをとってきた先物・オプション筋の出方が注目されるほか、短期間に国債が下落したことで含み損を抱えた可能性が大きい、銀行筋の動きも注目されます。「雲」上辺を維持できるか…。目先は改善し始めた日本経済のファンダメンタルと需給面の勝負になりそうですが、簡単に雲を割り込むような柔な日本株ではないように思うのですが…。それにしても、10年国債の金利が、ドイツ国債の金利を上まわるなんて…。海外先物筋が、あること、ないこと弱気の話しを流して、売り崩そうとするんでしょうね。

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ギリシャの対決姿勢の軟化観測や原油価格の続伸を好感。景気指標の悪化をはねのけ反発して終了
おはようございます。 昨晩遅くまで。勝海舟の「氷川清話」を読んでいましたら、ついつい寝過ごしてしまいました。海舟が、晩年、新聞記者を相手に語ったものを回顧録みたいにまとめたものですが、維新のころの人物評、外交の要諦など教えられるものが多くあります。特に、中國に関するものは、なかなか示唆に富んだものが多くあります。しかし、読んでいると、官僚支配の問題や政治家の資質の欠如など、明示御一新以来、根本はなにも変わっていないのでは…と思ってしまいます。

 2日の米国市場動向
 ニューヨークダウ         1万7361ドル04セント        +19ドル09セント(1.14%)
 NASDAQ総合指数       4676.69ポイント           +41.45ポイント(0.89%)
 S&P500             2020.85ポイント           +25.86ポイント(1.30%)
 CME日経平均先物       1万7635円              +105円
 10年物国債金利         1.0730%               -0.0020%
 ニューヨーク原油         49.57ドル               +1.33ドル
 GOLD               1276.9ドル               -2.3ドル
 ドルインデックス          94.57                 -0.09  


 週明けの米国株は、債務交渉でのギリシャ政権の姿勢軟化を好感し欧州株が上昇した流れを受け、反発してスタートしました。朝方発表された消費支出(12月)が11か月ぶりに減少したものの、このところ発表された消費関連指数が堅調だったことから、特に、問題視されませんでした。ただ、ISM製造業景況指数が前月、予想をともに下回ると警戒的な売りが増加。昼前には、この日の安値1万7037ドル(前週末比127ドル安)をつけています。しかし、前週末発表の国内石油掘削リグの稼働数大幅減を受け、原油価格が続伸。一時、バレル50ドル台を回復するとエネルギー株が上昇。全体も買い直され、再度、プラス圏に浮上。引けにかけては前週末終値付近をはさみ堅調な動きをしていましたが、引け間際に買戻しとみられる買いが幅広く入り、結局、主力3指数とも反発して終了。ニューヨーク市場の出来高は、前週末比3億株減の9億1121万株。騰落状況は、値上り2315、値下がり815。VIX指数は、7.3%下げ19.43に低下。

 ダウ30種は、値上り29、値下がり1(ナイキ -0.36%)。原油価格の上げを受けシェブロンが3.4%上昇。利益が予想を上回ったエクソンも2.47%上昇。100億ドル規模の資産売却が報じられたベライゾンが2.78%上げました。このほか、欧州金融情勢の緩和観測を受け、JPモルガンが2.0%、GSが1.8%、それぞれ上昇。採用銘柄中19銘柄が1%超えの上げになり、指数をけん引。業種別は、石炭、重工、非鉄、石油探査、海運、エネルギー、自動車などが上昇。空運、貴金属、不動産リートなどが下落。

 NYダウは反発。200日線にタッチしたところから反発しています。前週末月末のポジション調整に絡んで売られた株に買い戻しの動きが入ったようです。また、当面の急所と見られていた昨年12月16日安値をザラバ段階で下回ったことも、テクニカルな買戻しにつながったようです。このところ発表される景気指標に冴えないものが多く、依然、変動率が高い状態が継続。ここしばらくは、底値模索の動きが続きそうです。それに比べ、NASDAQ総合指数は下落中の25日線で頭を押さえられているものの、依然、上昇中の75日線上を維持。強さが際立っています。市場はグロース株を志向し始めているのでしょうか…。

 米国株は反発。円は、冴えない米景気指標を受け金利が弱含みに推移したことから、対ドルは117円60銭台と横ばい。対ユーロは、ギリシャ情勢の軟化観測を受け、133円40銭台に下落。CME日経平均先物は、大証先物を105円上回る1万7635円で帰ってきました。レンジは1万7420円~1万7685円。出来高は4万4167枚と、前週末からやや増加。本日の日本株は、海外株の反発を受け、堅調に推移しそうです。今年に入り先物を売り越してきた海外先物筋に、日本の景況感の改善や、二けた増に達しそうな企業業績を受け買戻しの動きが始まっているとみられ、底堅い動きが続きそうです。レポートでも書いていますように、日本株は昨年までとは異なり、一段上のレンジで動き始めており、どこで上離れしてくるかのタイミングを計っている段階。決算発表後に海外投資家が、内需、外需のどちらを志向してくるかが、焦点。当面は、業績増額修正期待銘柄で種をまいてきたものの結果待ち…。また、短期筋に売りたたかれたものには、進捗率が80%を超え、期末に増額修正必至のものもあるようです。いい買い場を作ってくれていると思いますよ。
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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