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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
08 | 2015/09 | 10
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週末の米株安や中国市場再開後の下落を嫌気した売りに、安値更新も、先物筋のポジション調整などから、小幅反発して終了
 週末の米雇用統計は硬軟まちまちの数字。結局、来週開催のFOMC(公開市場委員会)結果への不透明感を増しただけでした。世界的な金融市場の動揺下で開催されたG20財務相・中央銀行総裁会議も、周小川人民銀行総裁が、中国株バブル崩壊を認めたことと、中國の経済構造改革を促すことで、幕を閉じました。総じて中国に対してソフトに接した、という感じです。ギリシャやウクライナ支援問題などから、中国元のSDR採用を進めたいIMFの思惑などが、複雑に絡み合った会議だったように思われます。ただ、今回の世界的な波乱の裏には、7月から商業銀行に適用されたボルカールール(本来は、昨年7月から適用予定去った)により、自己勘定取引やヘッジファンドへの出資が原則禁止されたことの影響が大きいものと思われます。

 全面適用を前に昨年からリスク資産の縮小が進められたことが、新興国や中国からの資金流出を招いた側面もあるのではないでしょうか。本来なら、投資銀行などがリスクを取って自己勘定で買い向かい、株価が底入れするものですが、ボルカールールにより、リスクが取れない状態になっていることが市場の波乱を長引かせているようです。中国の構造改革の問題も、民主主義の国であれば改革も進め安いのですが、共産党一党独裁の国で個人や企業の自由な行動が抑制されてる現状では、果たして、短期に終わるものかどうか…。景気減速に耐え切れずに、また固定資産投資や大幅な元切り下げによる輸出刺激に踏み切らなければいいのですが…。中国とそれにつながる新興国に関しては、しばらくは不透明感が付きまといそうです。

 週明けの日本株は、週末の米国株が大幅安していたことから、売り先行でスタート。CME日経平均先物のレンジ下限が1万7505円まで下落していたことから、先物筋のウリ目標とされ、この日から取引を再開した中国本土市場が下落して始まると、先物売りが多発。裁定解消売りや追証を嫌気した処分売りなどがかさみ、日経平均は、寄り後まもなく、この日の安値1万7478円(前週末比314円安)をつける場面もありました。ただ、中国人民銀行の周総裁が「バブル崩壊は終わった…」と発言したことを好感し、上海市場がプラス圏に切り返すと、先物に買戻しが強まり、株価は反転。前引け近くには1万8000円大台を回復する場面もありました。その後、中国株は下落に転じたものの、週末のメジャーSQを控え、ポジション調整の先物売買が交錯。引けにかけては、前週末引け値を挟んで小動きに推移。小幅反発して終わりました。

 結局、日経平均は、前週末比68円341銭高(0.38%)の1万7860円47銭、TOPIXは1.12ポイント高(0.08%)の1445.65ポイントと、ともに反発。出来高は、前週末比2.7億株減の23億8381万株、売買代金は、同3393億円減の2兆3548億円と、ともに減少。騰落状況は、値上がり724、値下がり1060。業種別は、倉庫・運輸、輸送用機器、水産農林、電気ガスなどを上位に17業種が上昇。ガラス土石、不動産、食料品、その他金融など16業種が下落。

 今日の終値での日経平均とTOPIXのサイコロは、5勝7敗(41%)と、ともに前週末から上昇。RSIは、両指数とも26%と強含み横ばい。25日線かい離率は、日経平均が-9.35、TOPIXが-8.58%と、ともに中間反発が期待できる水準。騰落レシオは1ポイント下げ71%に低下。短期的に指数系のモメンタム改善がありそう。週明けで手がかり材料が少ないにも関わらず、先物の出来高は13万枚と高水準。引き続き、ベア型ETFに絡む証券会社の先物売りが目立つほか、TOPIX先物には、一時、10万枚を超える買いポジションを持っていた米系証券の売りが継続。週末の、メジャーSQに向けたポジション調整の動きが進んでいるようです。
 これまで軟調を続けてきた大型株指数がプラスになる一方、小型株指数がマイナスになるという変化が起きていますが、流動性のある大型株の売りが一巡。一方で、流動性の少ない小型株の処理が進んでいる、という格好でしょうか。

 レポートでは、シカゴIMM通貨先物市場の投機筋の売りポジションの状況から、短期的に株先物が買われる可能性があると、しましたが、その動きが始まってきたんでしょうか。先物筋は、中国の代替えとして日本株を売りまくってきましたが、明日8日から、ファンダメンタルを重視する中長期投資家が市場に復帰。投機筋の売りたたきで割安になった株の仕込みに動いてくる可能性があります。また、来週のFOMCを控え、現在の売りポジションを維持することはリスクが大きいので投機筋にとっては今週は、ポジションを減らす大事な週…。今日あたりは、先物の買戻しとともに、ロング&ショートポジションの解消も行われたのではないでしょうか。ちょっとは市場は落ち着きを取り戻してきそうです。内容は別にして、売られ過ぎ銘柄のリバウンドも…。ただ、本格的な戻りには、中勢的な2番底取りが必要。しばらくは、今の天気と同様にぐずついた相場が続くか…。

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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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