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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
11 | 2015/12 | 01
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週明けの日本株は、欧米株安や円高を嫌気した売りに急落したものの、売り一巡後は、中國株高やGLOBEX市場での米株高を手掛かりに下落幅を縮小して終了
 今日は、久しぶりに月曜日の朝の書き込みをしました。レポートを作成した次の日は、疲労が残り、朝早く起きられませんので、書かないことが多かったのですが…。今日、明日は大事になりますので、濃いコーヒーを飲みつつ書きましたが、やはり…という感じでしたね。まだ「コツン」という音は聞こえませんが、改めて下値の強さだけは確認できました。ジャンク債ファンドの清算、中國の新通貨指標の採用など、新しい材料のように見えますが、昨年、米国金融業に課せられるボルカールールの適用が一年延期された(実施は今年7月21日から)後に続いたリスク資産圧縮の流れの一環。すでに、市場は知っていたものです。先週末の市場の波乱も、12月3日のECB理事会、同4日のOPEC総会に向け、「ユーロ売り・欧州株買い」や減産合意を思惑した原油の買いなどのポジションが作られていた分が解消された影響が大きく、むしろ需給面から崩れた…とみたほうがいいのではないでしょうか。

 GDPの上方修正、機械受注の2か月連続増、今日の日銀短観など底堅い景気指標が出ているのに、国内投資家が動かないため、海外投機筋にやりたいようにやられた日本株こそいい面の皮ですね。以前から、8月11日の中国ショック以降の先物手口をもとに、売り仕掛けが入る可能性があるとレポートでも指摘してきましたが、海外の波乱に乗じ、売り崩された格好。今日も、海外安を受け、朝方から先物売りが先行。中国の元安容認思惑やジャンク債ファンド破たんを材料に、「円買い・先物売り」の仕掛けも入り、裁定解消売りを巻き込んで急反落。10時過ぎに、日経平均はこの日の安値1万8611円(前週末比619円安)をつけていました。この時の先物市場の安値は1万8560円。先週末のCME日経平均先物のレンジ下限が1万8585円ですから、売り目標は達成されたとして買戻し(株先物買い・円売り)がはいると、円が121円台を回復した安心感もあり、引けにかけて下落幅を縮めていました。何か、空の上で先物筋が勝手に飛び回って、それを、下で国内投資家が見上げているものの、裁定解消売りの現物売りが降ってきて、オロオロしている…といった絵が見えるような気がします。

 結局、日経平均は、347円06銭安(1.80%)の1万8887円42銭、TOPIXは21.63ポイント安(1.40%)の1527.88ポイントと、ともに先週末から急反落。出来高は、前週末比3.66億株減の20億3912万株、売買代金は、6690億円減の2兆3882億円でしたが、SQ分を除くとやや増加したみたいです。ただ、週末の米国の出来高が急増したことに比べると、日本の投資家は冷静に下げを受け止めたようです。騰落状況は、値上がり334、値下がり1531。VI指数は、2.84ポイント上げ23.89ポイントに上昇。海外投機筋の思惑通り、変動率が上がってきました。

 今日の終値での日経平均サイコロは、4勝8敗(33%)、TOPIXは5勝7敗(41%)にともに低下。日経平均RSIは、35%→29%に、TOPIXは、33%→28%に、それぞれ低下。行き過ぎた売られ過ぎ局面に入ってきました。ただ、中国ショック時の8月24日の13%には届いてません。25日線かい離率は、日経平均が-2.2%→-4.0%、TOPIXは-2.24%→-3.52%と、いずれもマイナスかい離が拡大。中間反騰があってもおかしくない水準に…。騰落レシオは、102%→93%に低下。物色意欲は急速にしぼんでいます。ストキャスティックス、RCIなど短期指標も底値ゾーン入りを暗示。ここから一段と売り込むには、投機筋にとってもリスクがありますが…。やはり、海外市場次第ですね。まあ、テクニカル的には、もう少し厳しい数字がほしいところ。

 日経平均の動きの予想については昨日のレポートでも解説しましたが、ほぼ、想定通りの動きでした。まだ、海外投機筋の先物売り玉や、FOMCに向け積み上げられた「ドル買い・円売り」ポジションの巻き戻しなど波乱の種は残っており、FOMC後の動きは予想できませんが、国内投資家のキャッシュポジションは上昇。不透明感が晴れれば動き出してくるはずですから、基本的な強気方針は変える必要はないと考えます。下値めどとして、計算上の②ポイント(1万8871円)を挙げておきましたが、この付近で終わってきましたね。

 全体は、大きく下落しましたが、レポート銘柄は上昇するものや、小幅安にとどまるものが多かったようです。自動運転関連で注目してきた太平洋工業が、値上がり上位に入っていましたが、証券会社が来年の注目銘柄に同社を取り上げたことが影響したようです。それにしても、同社の空気圧監視システムが中国で標準装備化されるという話はどうなったんでしょうかね。
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週末の米ジャンク債ファンド閉鎖に、著名投資家も弱気節。今日の日本株は海外安につれ安しそうだが、1年以上かけて織り込まれてきた材料であり、米国市場では、悪材料出尽くしになるのかも…
 おはようございます。
 12月の月命は「戊子(つちのえね)」で、久しぶりに恐怖を表す水(子)が来るうえ、土と相克関係にある水の組み合わせは悪く、相場は良い状況にならないかもしれない…と、月初めに予想しましたが、だんだん、ひどくなってきました。別に占いで相場を張っているわけではありませんが、本来なら、新年への期待からの派手な相場展開を期待した投資家も多かったはず…。でも、今のところは期待外れに終わっているようです。ただ、いつも書いていることですが、指数を見ていてはこれからの相場観を組み立てることはできないように思います。このところのレポートでも触れていますが、すでに、日本の新しい経済の流れを象徴するような企業は、全体が波乱色を強めるなか、しっかりと右肩上がりを維持しています。一時的に全体安に連れ安しても、株価の回復力は早いはず。

 国内でも景気が上向くとともに雇用が増加。これを受け賃金が上昇を始めていますが、一方で、賃金格差が拡大。マスコミなどは、これを攻撃するような記事を書いています。しかし、なぜ、このような格差が生じ始めているかについての満足いく解説はありません。物価と同様に賃金も需要と供給の関係で決まるものですが、企業が求める人材の質が変化。これを満たすようなスキルを持った人材が少ないため賃金の上昇につながっているものです。大量生産・大量消費の時代に求められた均質な労働力から、企業の成長に必要なスキルを持った労働力へと、ニーズが大きく変化してきたわけです。企業でも状況は同じ…。いつまでも、大量生産・大量消費を前提にした企業経営を続け、新興国と競争する企業の成長は圧迫され続けています。

 一方、AI(人工知能)によるビッグデータ解析によるマーケテイングなどを駆使し、需要を先読みしながら動いている企業の成長力は加速しています。自動運転車にしても、実現すれば、道路など社会インフラや物流を一変させるだけでなく、国民のライフスタイルさえ変えてしまう可能性を秘めています。いまの日本は、この入口に入ろうとしています。当然、企業が求めるサービスのニーズも変化してくるはず。人材派遣や中小企業の経営支援を行っている企業の株価が、なぜ高値圏にあるか…背景を考えてみることが大事です。言葉は悪いですが、指数採用銘柄には、大きすぎて変わろうにも買われない企業が多すぎる、という側面もありそうです。

 当面の相場ですが、先週末、原油価格の35ドル台への下落、米サード・アベニューが運用するジャンク債ファンドが清算に追い込まれたこと、中国がドルインデックスの向こうを張って、同様な指数を作ったことが元安容認とみられ、これを嫌気し週末の欧米株は急落しています。特に、ジャンク債ファンドの実質破たんが、ショックととらえられ、著名投資家が「リスクオフだ…」と騒ぎ立てたことが売りの拡大につながっています。原油高を背景にした米国のシェールオイル・ガスの開発ブームで、掘削会社などは多額の社債を発行して開発資金に充ててきましたが、これにより、2007年ごろに7000億ドルだったジャンク債の残高は12月初めの段階で1兆3000億ドル(157兆円)に増加。原油価格の下落による収入減で元利払いに疑念が生じ、債券の格下げが増えたことが背景にあります。

 ただ、この問題は以前から懸念されてきたことが表面化した…という点で、「知ったら終い」ということになるのではないでしょうか。昨年から続く、市場の波乱の根幹は、今年7月21日から実施された金融機関へのリスク資産の保有や投資を制限するボルカールールにあります。本来は、昨年から実施される予定でしたが、影響の大きさから1年延期されていました。このため、昨年の夏以降、米金融機関はリスク資産の圧縮を進め、新興国や原油、ヘッジファンドなどから資金を引き揚げ、その結果、今に至る混乱が起きてきました。ジャンク債の問題もこの過程で懸念されてきているほか、この夏以降ジャンク債金利が上昇(価格は下落)してきており、今回の清算に関しても、決して今まで市場が知らなかった目新しい悪材料とはいえないと思われます。やはり、ゼロ金利時代に終わりを告げるかもしれないFOMCを控え、投資家心理がナーバスになっているところにでてきた話で、市場が過剰に反応した…という側面もあるのではないでしょうか。リーマンショックも、サブプライムローンを含むジャンク級の証券化商品の破たんからはじまっており、楽観的に考えるのは危険かもしれません。

 しかし、今回に関しては時間をかけて織り込まれてきており、「目に見える悪材料による下落は買い」というパターンになりそうな気がしますが…。直近レポートで下値めども検討しましたが、今週は、年末相場へ向けてのステッピングボードになるかもしれませんね。楽観的に過ぎるでしょうか。家内の風邪がうつり、熱に侵されながら書いていますので、もしかしたら妄想かも…。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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