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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
11 | 2015/12 | 01
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週明けの日本株は、中國株の大幅安があったものの、安値拾いの動きや弱含みの円を好感した買いに、反発して終了
 今年も残すところ明日とあさってを残すばかりとなりました。前半の順調な上げ相場に比べ、後半は波乱含みと、えらい違いになってしまいました。リーマンショック後の世界の景気を支えてきた中国をはじめとする新興国経済の落ち込みが厳しくなってきたことが、先進国の景気にも影を落としてきたことを映した調整といえそうです。ただ、今回の新興国の落ち込みについては、日本のバブル崩壊後に話題になった銀行の貸はがしと似たような側面があるようです。

 米国は、規制緩和で証券化バブルを起こした銀行への締め付けを強めていますが、今年、7月21日から銀行のリスク資産保有やヘッジファンドへの出資などを規制する「ボルカールール」の適用を始めました。本来は、昨年から実施する予定でしたが、1年先延ばしされていました。銀行の活動に制約が設けられることから、延期や廃止に向けロビー活動を行い、共和党も反対しており、もしかしたら再延期されるのでは…との観測もあり、銀行の対策が遅れていたところもありました。しかし、ジャンク債投資などハイリスク資産への投資が増加したことから、危機感を強めたFRBは、予定通り実施することを決定。米銀は1年間でボルカールールが定める比率までリスク資産を圧縮する必要が生じ、リスクが高い新興国向け融資やヘッジファンドなどからの資金引き上げが始まっています。FRBのQEによる緩和マネーは、米銀を通じ世界中にばらまかれていましたから、これが一斉に引き揚げたら何が起こるかは、明白。昨年半ばから、ものすごい勢いでドルインデックスが上昇したことを見ても、貸しはがした資金が米国に向けて帰って行ったことがわかります。昨年から始まっている、新興国の停滞は、米国への資金還流による窒息状態を示しているような感じです。

 一方、米国内に戻った資金は、行き場を失い、債券や株式の間を行ったり来たりしているだけでなく、最近は、ベンチャー企業への出資に向い、IPOバブルといわれる現象まで起き始めています。現政権は、金融危機を引き起こした金融界憎しで固まっていますから、さらに規制は強められる方向にあります。エコノミストの間でも、金融界への締め付けの行き過ぎが世界経済の足を引っ張っている、との論調が増えてきており、来年の政権交代を機に、規制の見直しも始まるかもしれません。株価が7月のボルカールール適用前の6月にピークを付けた…というのも、なんだか象徴的な感じがしますね。問題は、米国の戻ったお金の行先…。果たして、来年の相場は、評論家が予想しているような展開になるのでしょうか…?

 週明けの日本株は、前週末まで日経平均が5日続落していたこともあり、寄り付きから買い先行でスタート。12月の権利配当落ち分(約26円)を埋めて始まったことを好感。節税対策で売られた新興市場や小型株にバーゲンハンティングの買いが入り堅調に推移。途中、中国市場が、大手通信企業経営者が取り調べを受けているとの報道で急落。これを嫌気した売りから、前引け近くに一時マイナス圏に沈む場面があったものの、GLOBEX市場で米国株が堅調に推移したこともあり、後場から再び買いが勢いを増し、2時過ぎに日経平均は、この日の高値1万8922円(前週末比153円高)をつける場面もありました。引けにかけては、中国株の下落への警戒感から上げ幅を縮めたものの、日経平均は6日ぶり、TOPIXは3日ぶりに反発して終了。

 日経平均は104円29銭高(0.56%)の1万8873円35銭、TOPIXは13.03ポイント高(0.86%)の1529.22ポイントで終了。TOPIXの上昇率が大きく、小型株のリバウンドが貢献したようです。出来高は、3.6億株減の15億5526万株、売買代金は600億円減の1兆5433億円と、ともに今年最低。騰落状況は、値上がり1570、値下がり327。VI指数は、0.58ポイント下げ20.26ポイントに低下。

 今日の終値での日経平均サイコロは、4勝8敗(33%)、TOPIXは5勝7敗(41%)にそれぞれ上昇。日経平均RSIは38%→36%と小幅に低下、TOPIXは37%→38%に強含み横ばい。25日線かい離率は、日経平均が-3.5%→-2.7%、TOPIXは-3.15%→-2.14%。騰落レシオは76%→77%。底値圏からの離脱を模索している動きを示唆。

 今日は、バーゲンハントの動き…としましたが、来年の相場のテーマを意識した動きも活発でした。自動運転関連の政策的な対応も出てきたことから、今日は、関連株が幅広く買われていました。無人自動運転の実用化までは、まだ時間がかかりそうですが、レーダーや車車間通信などを駆使した先進的自動運転システムについては、米運輸省道路交通安全局が2017年に義務化しようと取り組みを始めており、レーダーシステム、フロントカメラ、車路車外通信など関連株が注目されてきそうです。大手自動車メーカーでは一部の機能を2016年中に装備する方向で準備を進めていますが、これに向けセンサーメーカーがすでに増産を始める動きが年内から始まっています。来年のテーマは「スマート社会」の確立になるのかも…。昨日のレポートで新規に取り上げた無人自動運転車関連の銘柄ですが、本日は14%近い値上がりでした。
 今日の商いの少なさを見て、海外投機筋が悪い虫を起こさなければいいのですが…。 
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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