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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
02 | 2016/03 | 04
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週末の日本株は、米利上げ回数減を思惑した円上昇を嫌気した先物売り仕掛けや、3連休控えのポジション調整売りから、4日続落して終了
 為替と株先物を組み合わせたアルゴリズム取引という背後霊に取りつかれた日本株は、海外相場が堅調さを取り戻してきても関係なしの状態。以前は新興市場が売られた…と言ってはリスク回避の円買いで、株先物が売られ、FOMCで年内利上げの可能性が4回から2回に減少したことで、今度はドルが売られ、円が上昇。同様に株先物が売られ、下落する…という格好。要するに相場環境がどうであれ、CTA(商品投資顧問)など、コンピューターの高速売買を駆使したアルゴリズム取引 を行っている投機筋のポジションによって、彼らが有利なように相場が動かせるようになっています。一日の相場が終わったあと相場解説は、もっともらしく下げた要因を説明しますが、誰も「(投機筋が)意図的に円高に誘導して、株先物売りを誘発したり、逆に株先物を売り崩すことで円高にし、主力株の売りを誘って全体を押し下げるような動きをしている…」と、株価操作的な動きをしていることを取り上げる人はいないようです。

 以前から、投機筋は前日のCME日経平均先物を操作し、翌日の日本株の方向を決めるような動きをしている、と書きましたが、今日も、米株高を受け小幅安安で始まったものの、寄り後、突然に円が上げ始め、同時に株先物が売られ、日経平均は下落幅を拡大。裁定解消売りも入り、中国株が始まる11時前に、日経平均はこの日の安値1万6613円(前日比323円安)を付けています。中国株が上げて始まったことから、それ以上は売り込まれず、GLOBEX市場で原油が反落したこともあり、引けにかけては安値圏での往来相場となり、結局、4日続落して終わりました。今日の日経平均先物の安値は1万6470円でしたが、昨日のCME日経平均先物のレンジ下限は1万6435円…。明らかに投機筋はこの値段をめがけて売り仕掛けした、ということでしょう。もしかしたら、プログラムの中に、前日のCMEレンジをなぞるような指令が組み込まれているのでは、と思いたくもなります。

 今のところ、まだ方向感が決まったわけではありませんが、投機筋がレバレッジを効かせて本格的な売り仕掛けをして、相場が底抜けでもしたら、今度はトレンドフォロー型のヘッジファンドが参入してきて売りが加速することもありえます。とにかく、投機筋は借入金を使い、倍率が大きい株先物を売買してきますから、国内投資家が現物で買い向かってもかなうはずがありません。なんとか、レバレッジをさせるなど先物を使うコストを引き上げるような規制をしてもらいたいものですが、取引所は、株価操作まがいの動きがあっても市場に流動性が供給されるとして、歓迎しているようです。こんな、コンピューターの高速売買が市場を支配している鉄火場に、ジュニアNISAの資金を投資させるということですから、正直、何を考えているかわかりません。

 まあ、当粋筋のポジションがイーブンになるまでは、中途半端な主力株の売買はできませんね。結局、今日の日経平均は、211円57銭安(1.25%)安の1万6724円81銭、TOPIXは13.92ポイント安(1.02%)の1345.05ポイントと、ともに4日続落。出来高は、9000万株増の22億9580万株、売買代金は、1900億円増の2兆4504億円。騰落状況は、値上がり555、値下がり1283。2月12日の急落時のように、日本市場が休みのすきをついてウリ仕掛けされたときのことを想定。VI指数の先物で売りつないだのか、VI指数は、1.58ポイント上げ25.35ポイントに上昇。

 今日の終値での日経平均、TOPIXサイコロは、ともに5勝7敗(41%)に低下。RSIは、日経平均が65%→64%に、TOPIXは66%→62%にそれぞれ低下。25日線かい離率は、日経平均が+3.0%→1.4%に、TOPIXは+3.1%→+1.19%に、それぞれかい離が縮小。他の短期指標も低下しているものの、まだ買いゾーンには達していません。騰落レシオは123%→129%に上昇。かさ上げ相場の戦線が拡大しており、注意信号がともり始めました。まあ、2月の安値時とことなり、下値のめどになる指標ができていることから、よほど大がかりな仕掛けでもしない限りは、とりあえずは25日線を意識しておけばいいのではないでしょうか。とにかく、海外投機筋がまとまった先物売りと過去最高に近い円買いポジションをもっている間は、何時、ポジションを外すための仕掛けをしてくるかわからず、主力や指数につながる銘柄の売買はできません。
 レポートでも書きましたように、13週線の対応点が低下してくるまでは、まだ日柄が必要で、しばらくは、現在のようなテーマ株の循環部物色が続くことになりそう。今週は、エスエムエス、ヤマハ、アウトソーシング、ミロク情報サービスなどレポート銘柄でテーマ性を追ったものはいずれも堅調でした。今後の指数の動きなど詳しいことは、月曜日に発信するレポートで解説します。今晩のCME市場で投機筋が悪さをしなけレばいいのですが…。
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昨日の米国株は、原油高やドル高是正による多国籍企業の見直し買いなどから終日上昇。NYダウは5日続伸して終了
 おはようございます。
 昨年12月をピークに、ドルが主要通貨に対し下落する流れが起きています。世界的な景気減速や新興国危機に配慮し、米国の年内利上げ懸念が後退していることもあるようです。ただ、大統領選を前にドル高が米景気に悪影響をもたらしている、と、大手企業化からの圧力が強まり、ドル高修正に動き始めている可能性もあります。レポートでも昨年末、円安を容認したアベノミクスが3年を経過。一定の成果をあげたことから、米国の政策が日本に対し自力での成長を求めていくよう変化したのでは…と予想しました。やはり、年が変わりドル安・円高方向に変化。通貨安に依存した企業の下げが目立ってきました。チャート的には、ドルインデックスの94ポイント台は下限に近く、近々、変化するのでは…とおもわれますが、短期的には円高圧力が強まる可能性も…。ドル安はリスクオンの動きにつながりますが、リスクオフ時に買われた日本や欧州株式には逆風になるか…。為替や指数売買の影響を受けにくいセクターの買いのほか、リスクオンにより回復色を強める資源、新興国関連の見直しもありそう。

 17日の米国市場動向
 ニューヨークダウ          1万7481ドル56セント      +155.80ドル(0.90%)
 NASDAQ総合指数         4774.99ポイント         +11.02ポイント(0.23%)
 S&P500                2040.59ポイント         +13.37ポイント(0.66%)
 CME日経平均先物         1万6700円            -120円
 10年物国債金利           1.9030%              -0.0350%
 ニューヨーク原油           40.20ドル             +1.74ドル
 GOLD                 1265.00ドル            +35.20ドル
 ドルインデックス           94.76                -0.99  


 昨日の米国株は、FOMC結果を受け利上げ懸念が後退。ユーロが買いなおされ輸出株が売られたことから欧州株が軟調に推移した流れを受け売りが先行。軟調な始まりになりました。ただ、主要通貨に対しドルが売られたことから、リスクオンの動きが強まり、新興国株式や原油など資源価格が上昇するにつれ、次第に上げ幅を拡大。ドル安を好感し多国籍企業も買われるなど終日買われる展開となり、引けにかけ上げ幅を拡大。引け近くにはこの日の高値1万7529ドル(前日比204ドル高)をつける場面もありました。この日発表されたフィラデルフィア連銀製造業景気指数(3月)が7か月ぶりにプラスに転換。先ごろ発表されたNY連銀製造業景況指数(予想-10.5→結果+0.62)に続き、予想外にいい数字を出したことも投資家の安心感を誘いました。結局、原油価格の戻りに支えられたNYダウは5日続伸。NASDAQ総合指数は続伸。S&P500は反発して終わりました。二ューヨーク市場の騰落状況は、値上がり2468、値下がり640(NASDAQ市場は、1924-871)。VIX指数は、0.55ポイント下げ14.44ポイントに低下。

 ダウ30種は、値上がり23、値下がり7。原油価格のバレル40ドル台回復を好感し、シェブロンが1.56%、エクソンが1.48%、キャタピラが2.6%、それぞれ上昇。ドル安による経営環境の好転を受け、ボーイングが2.45%、デュポンが2.3%、ナイキが2.13%、コカコーラが1.6%上げるなど、多国籍企業の上げも目立ちました。全体で17銘柄が1%超えのあげとなり、指数を押し上げへ…。業種別は、非鉄、運輸、不動産、素材、金鉱山などが上昇。薬価引き下げを主張するクリントン候補の健闘を受け医薬品、バイオテクノロジー、ヘルスケア関連が下落。

 NYダウは5日続伸。NASDAQ総合指数など他の指数と較べた上げの突出ぶりが目立ちます。これまで、NYダウの逆風になってきたドル高、原油安が是正されたことが上げの要因になっています。レポートでは、高値圏で形成した右肩下がりのレンジ相場上限への戻りを予想してきましたが、一気に下落中の52週線も上回るという予想外の強さも見せています。レンジ上限の抵抗ラインを上抜け、トレンド転換を起こすかどうかの見極めが必要ですが、明日、オプション、先物決済の「クアドルプル・ウィッチング」を控えており、関連したポジション調整の動きが指数を押し上げた局面も…。まずはレンジを抜け出せるかどうかを確認してから次の相場観を練るところ。

 米国株は続伸。為替市場では、米国の年内利上げ回数予想の減少を受け、ドルが主要通貨に対して軟化。ドルインデックスは昨年10月以来の水準に低下。対ドルで円は、111円40銭台に上昇、対ユーロも126円付近に、それぞれ上昇。独歩高の様相を強めています。CME日経平均先物は、大証先物終値を120円下回る1万6700円で帰ってきました。レンジは1万6435円~1万7120円。出来高は前日比1万8000枚増の6万9166枚に増加。本日の日本株は軟調な展開が予想されるものの、安寄り後は底堅い展開に移りそうです。CME先物のレンジ下限は1万6500円台を割り込みましたが、上昇中の25日線を意識して買い戻されており、投機筋も一方的に売り込むことはできなかったようです。3連休控えで手控え気分が強まりそうですが、薄商いのなかで先物筋のウリ攻勢に耐えられるかどうか…?来週に向けて相場の強さが試されることになりそう。引き続き政策関連株の押し目買い。昨日、米運輸省が、世界の主要自動車メーカー20社が、2022年9月までに自動緊急ブレーキを標準装備することで合意した、と以前レポートで紹介したことが現実になりました。今日は自動運転関連に物色の矛先が向かうか。高感度画像センサーで先行するソニー。値もちが良くなってきたパイオニアも…。ミラーレス車もOKになったみたいですね。
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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