大仏さんの「株やぶにらみ」
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昨日の米国株は、イエレンFRB議長のタカ派発言や財務長官人事の議会承認を好感した金融株の上げが全体をリード。主力3指数とも続伸。そろって高値を更新して終了。
 おはようございます。
 注目のイエレンFRB議長の議会証言が行われました。GDPの1.9%成長は期待外れだったことや移民の減速が成長を抑制する可能性があるなど、暗に現政権の移民政策を批判する場面も…。ただ、景気が順調に拡大していることから「利上げを過剰に長く待つことは賢明ではない…」として、3月開催FOMCでの利上げも排除しない方針をしめしています。市場は、3月利上げの可能性は薄いとして債券買いを進めていましたが、タカ派発言を受け売りが増加。10年国債金利は一時2.502%まで上昇する場面もありました。レポートでも書きましたように、10年債金利は日足一目均衡表の「雲」内を動いていますが、この日は雲を抜け出す場面も…。週足でも三角持ち合い型を形成していますが、ここからどちらに放れるかで日本株の方向性も決まることになりそう。

 14日の米国市場動向
 ニューヨークダウ        2万0504ドル27セント    +92ドル11セント(0.45%)
 NASDAQ総合指数       5782.57ポイント       +18.61ポイント(0.32%)
 S&P500              2337.58ポイント       +9.33ポイント(0.40%)
 CME日経平均先物       1万9475ドル         +195円
 10年物国債金利        2.473%            +0.039%
 ニューヨーク原油        53.30ドル           +0.27ドル
 GOLD               1228.29ドル         +2.49ドル
 ドルインデックス        101.22             +0.20 
 

 昨日の米国株は、マイケルフリン大統領補佐官辞任の余波を懸念したことや、この日行われるイエレンFRB議長の議会証言を控え、様子見気分が強まり、前日引け値付近での小動きの始まりになりました。寄り後しばらくは、前日引け値をやや下回る水準(前日比38ドル安)で推移していましたが、10時過ぎにイエレン議長が3月利上げを排除しない…との発言したことを受け、国債が売られる(金利は上昇)と、預貸利ザヤの拡大期待から銀行株が上昇。ムニューチン財務長官が議会承認を受けたことから税制改革や金融規制緩和が進むとして金融関連株にも買いが波及し、次第に上げ幅を拡大。新型アイホンへの期待感からアップルが続伸したことも支えとなり、引けにかかけ上げ幅を拡大。結局、主力3指数とも続伸。連続して高値を更新して終わりました。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1574、値下がり1424(NASDAQ市場は、1598-1218)と、ともに買いが優勢。

 NYダウは4日続伸。採用30種は、値上がり23、値下がり7。金利上昇を好感し、JPモルガンが1.6%、GSが1.33%、それぞれ上昇。ともに指数寄与度が大きいことからNYダウの上げをリード。アップルが1.3%、ホームデポが1.0%、シスコシステムが1.06%上げるなどし、指数の上げを支えました。一方、通信業界の競争激化を懸念しベライゾンが0.58%安と続落しましたが、他の下落率は少なく、指数の足を引っ張るには至りませんでした。金利上昇は銀行株の上げを通じNYダウの上昇につながるものの、一方で、成長阻害要因になることからハイテク株の足を引っ張りNASDAQ銘柄の動きを鈍らせるというパターンになりつつあります。単純に、テクニカル指標を見ても、NASDAQ総合指数のサイコロジカルラインは、9勝3敗(75%)と過熱感がある一方、NYダウは7勝5敗(58%)とやや出遅れ感があります。当面、金利の推移を見ながら綱引きしながら小幅高を続ける動きが続きそう。

 米国株は続伸。円は、イエレンFRB議長のタカ派証言を受けた米金利上昇で対ドルは114円20銭台に下落。対ユーロは120円80銭台と子は安。CME日経平均先物は円安を好感。大証先物終値を195円上回る1万9475円で帰ってきました。レンジは、1万9220円~1万9515円。本日の日本株は、昨日の売り仕掛けの買い戻しなどから強含みの展開が期待できそう。昨日の東芝の動きを受け主力株が手掛けづらいことから、引き続き、新興市場、小型株中心の展開に…。昨日の決算発表で、通期見通しを増額修正し、コンセンサスを上回ったものに注目が集まりそう。業績予想でほぼ収支トントンまで増額修正し、小幅な増配も実施した関東電化工業への市場の反応に期待。

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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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