大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
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週末の日本株は、米金利低下を受けた円高を嫌気。主力株売りや先物売りに伴う裁定解消売りを吸収できず、続落して終了。
 海外情勢に振り回されている日本株ですが、このところ、商いも減少気味。トランプ大統領の議会演説を月末に控え、為替問題に触れられるのでは…との懸念から、主力投資家が動けなくなっています。先日開催された日米首脳会談で、雇用の増加を最優先課題とし、日本がこれを支援することが決まりましたが、通貨高により日本経済にダメージを与えるようなことをすれば、対米投資にも影響が出てくるだけに、円高を押し付けるようなことはしにくいと思うのですが…。日米が協調し、為替の乱高下を防ぐような動きをしてくると思います。また、雇用に次ぐ課題として「成長」を掲げており、財政出動や税制改革が行われ、貿易問題は、最後に回されているとの話もあります。むしろ、雇用増、成長刺激は日本経済にとってもプラスになるのではないでしょうか。第3四半期決算も終わり、通期見通しでは二ケタ近い増益になっているのに、一向に買いに出てこないのが分かりません。

 昨日は、マイナンバーによる名寄せなど個人の資産把握を嫌い個人が持ち株の売却をしているのでは…としましたが、これと歩調を合わせるように投信の売り越しも昨年12月第2週から9週連続で続いています。この噂が本当かどうかわかりませんが、これだけ好材料が続いても、個人の長期資金が動かないのには何か理由があるはず…。一体、国内投資家は何を怖がっているのでしょうか…。今日は、東芝が5億株の大商いになりましたが、これを除くと実商いは15億株台…。値上がり上位10傑の中に出来高が10万株を割り込むものが3銘柄ありました。デイトレで一日に何百回も売買している投資家もあるようですが、今日一日で市場に参加した投資家の人数は何人だったか知りたいものです。

 週末の日本株は、米金利低下を受けた円高を嫌気し、売りが先行。CME日経平均先物終値(1万9270円)にさや寄せする先物売りが先行。円高を嫌気した外需株の売りに加え、指数銘柄に裁定解消売りも入り、日経平均は、CME終値を下回る1万9228円(前日比119円安)で始まってきました。朝も書きましたようにCMEレンジ下限の1万9170円をターゲットにした先物売りが増加。裁定解消売りも入り、寄り後まもなくこの日の安値1万9173円(同174円安)をつけています。ただ、先物価格がCMEレンジ下限の1万9170円を下回る1万9150円をつけたところから買い戻しなどが入りだし、次第に下落幅を縮小。債券市場で日銀が買いオペを行い金利が低下すると、為替がやや円安方向に振れ、以後、引けにかけては底堅い動きに転じていました。結局、日経平均、TOPIXとも続落して終わりましたが、先物の動きに降らされやすくなってきたのは気になるところ…。

 日経平均先物終値は、前日比112円91銭安(0.58%)の1万9234円62銭、TOPIX終値は6.53ポイント安(0.42%)の1544.54ポイント。
出来高は、前日比135万株減の20億2929万株、売買代金は、2420億円減の2兆0121億円と、かろうじて大台を維持。騰落状況は、値上がり889、値下がり963。引けにかけ個別株の買い戻しも入ったようです。薄商いで先物売買に伴う裁定解消売りの影響が強まっていますが、今日は、指数寄与度が大きいユニクロが31円、ソフトバンクが16円、ダイキンが10円、3社合わせて57円分、下落分の約半分を占めており、指数売買の影響が大きかったことが分かります。
 今日の終値で、日経平均、TOPIXサイコロは、ともに6勝6敗に低下。日経平均RSIは47%→46%に小幅に低下。25日線かい離率は、+1.2%→+0.62%、騰落レシオは103%→100%に低下。指数のモメンタムは低下気味。昨日も書いたように、25日線、日足一目均衡表の「雲」上演、基準線、同位置にある転換線が下値支持として機能していました。当面、このゾーンでのもみあいをしながら、米新政権の政策を待つことになりそう。

 このところ書いていますように、指数売買や、大手投資家の戻り売りの対象になっている主力株よりも新興市場株や小型株の方が動きがよくなりそうとして、半導体関連や、業績増額修正期待株を待ち伏せ方針で取り組みましたが、今日は、ダイフク、山一電機が年初来高値を更新。アルプス技研、関東電化工業、日機装、オプテックスなど直近レポート銘柄も好調でした。週明け相場も、米国の政策待ちで膠着感を強めそうですから、基本的な流れは今週を引き継ぐことになりそう。
 詳しくは、日曜日発信のレポートで注目株を含めて解説します。
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昨日の米国株は、好調な景気指標を受け高寄りスタートも、FRB議長議会証言の終了に伴うポジション調整売りもあり、主力3指数は高安まちまちで終了。
 おはようございます。朝の刺すような寒さが和らいできました。近所を散歩すると、黄梅や白梅の花が家の壁越しに見られれるようになりました。春が近いんですね。来月末には桜の開花も始まります。世間は何かと騒がしいですが、そんなことには関係なしに、自然はしっかりと自分のリズムを刻んでいます。相場を見るうえでも、雑音に惑わされず、自分のリズムを守っていきたいものです。
 16日の米国市場動向
 ニューヨークダウ        2万0620ドル04セント     +8ドル18セント(0.04%)
 NASDAQ総合指数       5814.90ポイント        -4.54ポイント(0.03%)
 S&P500              2347.22ポイント        -2.03ポイント(0.09%)
 CME日経平均先物       1万9270円           -60円
 10年物国債金利        2.448%              -0.046%
 ニューヨーク原油        53.36ドル            +0.25ドル
 GOLD               1241.60ドル           +8.5ドル
 ドルインデックス        100.47               -0.62
 

 昨日の米国株は、朝方発表された新規失業保険申請件数が予想を下回り堅調な雇用状況が示されたことから、買いが先行。小幅に続伸してスタートしました。寄り後に発表された住宅着工件数が予想を上回ったことやフィラデルフィア連銀製造業景況指数が33年ぶり水準に上昇したことも好感。ニューヨークダウは寄り後まもなく、この日の高値2万0639ドル(前日比28ドル高)をつけ、ザラバでの史上最高値を更新していました。ただ、2日に亘るイエレンFRB議長の議会証言で、3月FOMCでの利上げの確証が得られなかったことから、債券の持ち高調整が行われ金利が低下。これを嫌気して銀行株が下げに転じると、高値警戒感や3連休控えにともなうポジション調整の売りも増加。昼にかけ下げに転じ、この日の安値2万0566ドル同45ドル安)をつける場面も…。引けにかけては、好決算だったシスコシステムズの上げや堅調な住宅着工を受けた住宅関連株の上げなどを受け、次第に下落幅を縮小。NYダウは、小幅に6日続伸したものの、NASDAQ総合指数、S&P500は8日ぶりに小反落して終了。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1292、値下がり1713(NASDAQ市場は1237-1599)と、ともに売りが優勢。

 NYダウは続伸。採用30種は、値上がり15、値下がり15。売り上げ、利益がともに予想を上回ったシスコシステムズが2.4%上昇、ドル安を好感したボーイング(+0.89%)、3M(+0.94%)、コカ・コーラ(+1.8%)の上げとともに指数を支えました。一方、原油在庫の増加を嫌気しシェブロン(-1.7%)、エクソン(-1.0%)、キヤタピラー(-0.77%)が下落し、指数の足を引っ張っていました。この日は、トランプ大統領が月末の議会演説を意識して税制改革に言及したものの、イエレン議長の議会証言の終了に伴うポジション調整が優先された格好。NASDAQ市場に比べ出遅れ感があったNYダウも、サイコロジカルラインがこの日9勝3敗に上昇。警戒ゾーンに入っています。NASDAQ総合指数は、10勝2敗から昨日は9勝3敗に低下。ともに過熱調整の動きも出ているようです。ただ、VIX指数(恐怖指数)は、この日も0.21ポイント下げ11.76ポイントに低下。落ち着いた動きで、基本的な強気の流れに変化はないようです。

 米国株は高安まちまち。円は、米金利低下やドルがユーロに対し下落した流れを受け、対ドルは113円20銭台(一時、113円09銭)に、対ユーロは120円80銭台に、それぞれ上昇。CME日経平均先物は、大証先物終値を60円下回る1万9270円で帰ってきました。レンジは1万9170円~1万9515円。出来高は前日比8000枚増の4万6847枚。本日の日本株はCME日経平均先物終値(1万9270円)にさや寄せする売りが出た後は、日本国債金利や為替睨みの神経質な展開になりそう。CME日経平均先物のレンジ下限を意識した売り仕掛けが入る可能性もあり、昨日に続き、主力は頭の重たい展開か…。引き続き、新興市場株、小型株を中心にした物色の流れに…。昨日も米SOXが上昇。短期資金が半導体関連を手掛ける可能性も…。関東電化工業、三益半導体…。レポート注目の米国株ですが、昨日直近高値を抜いてきました。   

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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