大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
03 | 2017/04 | 05
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本日の日本株は、地政学要因やFOMCサプライズを嫌気した売りに全面安となり、日経平均、TOPIXとも大幅反落して終了。
FOMC議事録ショックは、今日のアジア株全体も覆いました。中国上海市場は、プラス圏で終わりましたが、これは、ドン習近平が米国でトランプ大統領と初の会談を行いますから、親分に恥は書かせられないとして、PKOをやったんでしょう。それにしても、相変わらず日本株の下落率の大きさが目立ちます。中国はPKOが進行中で売りができない。他の市場はマーケットが小さすぎて、こちらも売りができない。結局、いつものように消去法で、流動性がある日本株に売り屋が集まった、ということでしょうか。まあ、以前から書いていることですが、先物のレバレッジを何とかしないと、いつまでも同じことを繰り返すことになりますね。

 一部のFOMC参加者が、株価の割高感を指摘したことが、嫌気されたようですが、こちらは企業利益が増加するか、トランプ政策の法人税引き下げで割高感が解消されれば問題は解消されます。問題は、やはり、年内にバランスシートの縮小に着手すべき…としたこと。前回FOMC後の会見で、イエレンFRB議長が、バランスシシート縮小を討議したと会見で述べていこう、他の地区連銀総裁からも何度となく口にされており、市場はわかっていたはずです。にも関わらず、意外に大きな反応になりましたが、「年内に…」ということになると、計画ではECBがQE実施は年内まで…としており、もし、予定通り実施されると、欧州、米国からの流動性供給に支障が出ることになります。

 前回のFRBの金融引き締めは2004年4月から実施され、以後18回にわたりFFレートが引き上げられましたが、グリーンスパン議長が、引き締め措置を講じても上昇しない長期金利を「?」と、述べたことが話題になりました。この時には日本が、量的緩和を実施しており、この資金が円キャリートレードで米債券買いに向かったことが長期金利を抑制。証券化バブルの資金源になっていました。しかし、2006年4月から日銀がゼロ金利解除、量的緩和の解除と政策を転換すると、まず2007年の頭から住宅の売れ行きが落ちはじめ、やがて、住宅価格の下落を呼び、2008年のリーマンショックにつながっていきました。この例を見てもわかるように中央銀行の政策の方向がそろうときが、市場の流動性を変調させることになります。今回は、日銀がインフレ率2%を目指し川策を続けており、流動性が極端に減少することはないでしょうが、もし、日銀も足並みをそろえることになったら…。昨日来に動きは、この流れを懸念したものかもしれません。ただ、FRBがバランスシートの縮小に踏み切る場合は、金利の引き上げを据え置きますから、昨日のように、引き締めが強化されるのに金利が低下する、ということも起きてきます。市場は冷静に見ていたということでしょう。今後、日銀とECBの金融政策にこれまで以上に関心が高まることになりそう。

 本日の日本株は、日経平均、TOPIXとも大幅反落して終了。FOMCがバランスシート縮小に乗り出す、としたことから、本来は新興国市場株が売られるべきですが、代替え的に流動性がある日本株が売られた格好。今晩から開催される米中首脳会談結果次第では、北朝鮮への先制攻撃がありうるし、日本国内の米軍基地への報復攻撃の可能性もあることから、売り急ぐ動きに…。特に、最近動いて利が乗っていた半導体関連など、新興市場株や小型成長株への売りがかさんだようですが、情勢がどうなるかわからないでは、利益を確定しておくに越したことはないということでしょう。また、今月から運用新年度に入っており、新しいポートフォリオつくりのために、伸びきった銘柄を売る動きも出ているのでしょう。まあ、半導体に関しては、需給要因から見ても、どこかで買い戻しを迫られることになると思いますが…。とにかく、今の日本株は、北朝鮮問題がなんとかならないと動くに動けない状態。最悪の状態を避けるため中国が何らかの行動をとることになるのでは…。まあ、日米ともボラティティインデックスは、跳ね上がっていませんから、様子見でいいと思いますが…。蛇の生殺しのような相場になるのだけは勘弁願いたい。

 今日は、終日下げが続き、日経平均は254円21銭安(1.4%)の1万8577円06銭、TOPIXは24.28ポイント安(1.63%)の1480.18ポイントと、ともに反落。年初来安値を更新して終わっています。出来高は、前日比1.76億株増の20億6830万株、売買代金は、同2265億円増の2兆4589億円と、ともに増加したものの、先行きを悲観して売りたたくような厳しい動きは出ていません。騰落状況は、値上がり73、値下がり1919と、全面安商状。
 今日の終値での日経平均サイコロは6勝6敗、TOPIXは5勝7敗と、ともに変わらず。日経平均RSIは31%→27%に低下。25日線かい離率は、-2.2%→-3.4%にマイナスかい離が拡大。騰落レシオは88%→78%に低下。サイコロジカルラインを除き、いずれも底値ゾーンに到達。中間反騰が期待できる水準まで来ています。

 まあ、北朝鮮問題という短期の懸念材料と、米欧中銀の政策変更による市場の流動性懸念という長短不透明材料が市場を圧迫しています。ここからは計算上の下値めどより、投資家心理を重視したい。

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昨日の米国株は、予想を上回る雇用指数を好感し急伸後、FOMC議事録での株価割高指摘を受け上げ幅を縮小。主力3指数とも反落して終了。
 おはようございます。
 FRBとしては、それ見たことか…といわれそうな市場の反応でした。前回FOMC後の会見で、イエレンFRB議長は「バランシシートの縮小について話し合った」と述べており、FOMC議事録のサプライズ感はなかったはず。しかし、市場は「利上げは早すぎた」、「6月会合での利上げは無理」など勝手な憶測で動き、金利は低下していきました。しかし、この間、FRB内では最右翼のハト派とみられるローゼングレン・ボストン連銀総裁が、年内4度の利上げに言及。他の連銀総裁からもバランシートの縮小に関する発言が増え、何とか市場にバランスシート縮小や引き締めへの考えを浸透させようとしてきました。その点では、市場はある程度は織り込んでいたはず…。地区連銀総裁の中には、バランシシート縮小に当たっては、いったん、利上げを停止すべき…とすいる考えもあり、昨日の債券市場の反応も違和感はありません。市場が驚いたのは、一部、メンバーが「標準的な投資尺度と比較して、(現在の株価は)非常に高い水準…」と指摘した点ではないでしょうか。また今回の議事録で財政政策は2018年度まで予想せずとしたことも、市場の減税やインフラ投資への期待をくじいたようです。トランプラリーの過剰な期待感の修正は、まだ続くのかもしれません。

 5日の米国市場動向
 ニューヨークダウ       2万0648ドル15セント     -41ドル09セント(0.20%)
 NASDAQ総合指数      5864.48ポイント        -34.13ポイント(0.58%)
 S&P500             2352.95ポイント        -7.21%(0.31%)
 CME日経平均先物      1万8795円           -65円
 10年物国債金利       2.338%             -0.025%
 ニューヨーク原油       51.15ドル            +0.12ドル
 GOLD              1257.6ドル           -0.8ドル
 ドルインデックス       100.56              +0.07  
  

昨日の米国株は、予想を上回る雇用指標で急伸した後、FOMC議事録の内容を受けて急落するなど、荒い値動きとなり、主力3指数とも反落して終了。朝方は、(雇用統計の先行指標とされる)全米雇用報告で民間の雇用者数が26.3万人増と予想(+18.5万人)を大幅に上回ったことを好感。買いが先行し急伸してスタート。金融関連や素材など幅広く買われ、ニューヨークダウは寄り後まもなく、この日の高値2万0887ドル(前日比198ドル高)をつけていました。ただ、前月水準、予想をともに下回るISM非製造業景況指数が発表されると、急速に伸び悩み始めて上げ幅を縮小。その後はFOMC議事録発表待ちで小動きの展開に…。2時ごろ議事録が発表され、バランスシート縮小手法について議論されたことがわかると、急速に利上げ警戒感が台頭。一部参加者から株価の割高感が指摘されると、売り急ぐ展開となり、引けにかけ急速に上げ幅を縮小。結局、マイナス圏で終わることになりました。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1027、値下がり1973(NASDAQ市場は、788-2062)と、ともに売りが優勢。VIX指数は1.1ポイント上げ12.89ポイントに上昇。先行き警戒が高まっています。

 NYダウは反落。採用30種は、値上がり11、値下がり19。デュポンが0.84%、マクドナルドが0.87%、それぞれ上昇し指数の下値を支えたものの、金利低下を嫌気しJPモルガンが1.28%、GSが0.7%下落。シスコシステムズが1.23%、ボーイングが0.9%、IBMが0.9%、それぞれ下落するなど、値嵩株が幅広く売られ指数を押し下げています。NYダウは、引き続き上昇中の50日線や日足一目均衡表の雲上辺を下値抵抗として意識しています。また、この日は一時200ドル近く上げていたものの、この高値水準は下落中の25日線に届いており、結局、この下落圧力に負けた格好。NYダウ、NASDAQ総合指数とも3月20日の長大陰線の寄り付き付近でセオリー通り頭を押さえられており、下向きの圧力が強まっているようです。当面、投信への資金流入など好需給に支えられ、膠着した展開になるか…。

 米国株は反落。円は、米金利低下や米株下落による安全資産買いから、対ドルは110円70銭台で高止まり。対ユーロは116円付近に急伸。CME日経平均は、大証先物終値を65円下回る1万8795円で帰ってきました。レンジは、1万8765円~1万9025円と荒い値動きでした。本日の日本株は、米中首脳会談や北朝鮮情勢を見ながらの神経質な動きになりそう。このところ、NASDAQ市場が」勢いを失ってきており、ハイテク株への影響が懸念されます。引き続き、投機筋の先物への仕掛け的な動きが警戒されます。前期業績の増額修正期待の大きいもlのと今期も増益を維持できる銘柄を逆張りで買う流れに変化はありません。今週は残り2日、あまり無理しなくてもいいのでは…。このところ、右翼のバノン氏を国家安全保障会議(NSC)のメンバーから外すなど、トランプ大統領の政権運営姿勢が変わり始めている点が注目されます。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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