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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
08 | 2017/09 | 10
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週末の米国株は、地政学要因の後退や消費者心理指標からハリケーン禍の影響が限定的になるとの観測から買いが優勢となり、主力3指数とも続伸。ともに高値を更新して終了。
 おはようございます。 昨晩は、久しぶりにきついダンピング症状が出て、書き込みができませんでした。まあ、朝の書き込みで予想したように堅調な動きになりましたのでご容赦!

 15日の米国市場動向
 ニューヨークダウ        2万2268ドル34セント      +64ドル86セント(0.29%)
 NASDAQ総合指数       6448.47ポイント         +19.39ポイント(0.30%)
 S&P500              2500.23ポイント          +4.61ポイント(0.18%)
 CME日経平均先物       1万9840円            +50円
 10年物国債金利        2.2020%              +0.05%
 ニューヨーク原油        49.89ドル              変わらず
 GOLD               1324.30ドル            -5.00ドル
 ドルインデックス         91.82                -0.23  


 昨日の米国市場は、先物やオプション決済のクワドルプルウィッチング。欧州市場が、北朝鮮のミサイル発射やロンドンの地下鉄テロを嫌気して下落したものの、小売り売上高が予想を下回り金利が低下したことを受け、ハイテク株が買い直されたことから小幅に続伸して始まりました。この日も投資判断の上げや地政学要因を受けボーイングが続伸し、市場の上げをリードしたほか、寄り後に発表された9月消費者信頼感指数が前月水準を上回ったことから、二つのハリケーンの消費への影響が一時的なものにとどまるとの観測が台頭。通信関連や半導体関連などが幅広く買われ、終日上げる展開になりました。結局、主力3指数ともザラバの史上最高値を更新して植わりました。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1861、値下がり1068(NASDAQ市場は1750-1190)と、ともに買いが優勢。

 NYダウは6日続伸。採用30種は、値上がり19、値下がり11。投資判断の上げがあったボーイングが1.54%上昇。半導体関連の上げを受けインテルが1.53%上昇。アップルが1.0%上げ、指数の押し上げに寄与。一方、製薬大手ファイザーが1.04%下落。GSが0.72%下げ指数の足を引っ張っています。ここまでのニューヨークダウの上昇はボーイングの上げが引っ張ってきたところがありますが、地政学要因などから、再度、同社株への依存が高まりそうな気配。ただ、NYダウの日足サイコロは10勝2敗(81%)と、8月高値時以来の水準まで上昇。過熱感が出てきており、一旦は、2万2000ドル大台付近への調整が出るかもしれません。NASDAQ総合指数も10勝2敗と過熱圏に入っています。当面は、週足のトレンドを大事にしながら、短期の調整を警戒するところ…?

 米国株は、続伸。円は、地政学要因の減退を受け売り戻され対ドルは110円80銭台に、対ユーロはQE縮小に関するECB関係者の話を受け、132円40銭台に、それぞれ下落。CME日経平均先物は、大証先物終値を50円上回る1万9840円で帰ってきました。レンジは、1万9620円~1万9895円。
 昨日の日本株は、朝方の北朝鮮のミサイル発射を受け、売りが先行。反落して始まりました。ただ、北朝鮮の示威行為からこの日の下げを予想した先物筋の売りに対し、、米朝間の緊張を材料に8月来売り仕掛けをしていた投機筋の買い戻しが入ったことから下げは限定的に…。投機筋の先物買い戻しとともに、円が売られると、これを好感して電機や自動車、精密などに買いが入り、日経平均は次第に上げ幅を拡大。後場半ばに、朝方売った先物筋の買い戻しもあり、この日の高値1万9933円(前日比126円高)をつける場面も…。3連休控えで、ポジション調整の売りが出たものの、日経平均、TOPIXとも反発して終了。週明けに期待をつなぐ終わり方になりました。

 日経平均終値は、102円06銭高(0.52%)の1万9909円50銭、TOPIXは6.81ポイント高(0.42%)の1638.94ポイント。出来高は、3.24億株増の19億8644万株、売買代金は、6639億円増の2兆921億円とともに増加。騰落状況は、値上がり1363、値下がり563と買いが優勢。
この日の終値での日経平均サイコロは7勝5敗、TOPIXは8勝4敗と、ともに変わらず。日経平均RSIは61%→63%に小幅上昇。25日線かい離率は、+1.365%→1.85%に、プラスかい離が拡大。NT倍率は、12.14倍→12.15倍に上昇。日経平均型先物買い戻しの影響が大きかったようです。日経平均三本新値は陽線三本目。上向きのモメンタムは高まってきました。

 日経平均は、想定通り1万9000円を挟んだ下値抵抗ゾーンで下げ止まり、2万円を挟んだ吊り天井ゾーンをに差し掛かって伸び悩んできました。上値抵抗ゾーンは出来高も多く、国内勢の買いだけでは突破は難しそう。以前から、書いているように7月来売りを積み重ねてきた海外投機筋の先物買い戻しが焦点に…。4月底時では、FRB関係者のタカ派的な発言が相次ぎ、長期金利が減少。円が下落したことから、ペアトレード(先物売り・円買い)していた海外先物筋が買い戻しを迫られ、2万円大台を付けに行っています。今回も、米金利の動きと、これを受けた為替の動きが焦点に…。昨日は、出来高fが増加してきましたが、中間期末の配当取りを狙って、国内資金が動き始めたようです。週明けは、米FOMCを控えていますが、年内利上げは無いとする市場筋の見方に対し、FOMC参加者のドットチャートがどんな金利見通しを出してくるか、また、イエレンFRB議長が会見でどんなコメントをするか…「私、いつ、年内は利上げしない、なんて言ったかしら…」と言ったら、えらいことになるかも。

 今週は、半導体関連が底堅い動きでした。フェローテック、アイネット、荒川化成工業、日立製作所、三菱ケミカル、ジャパンマテリアルなど継続注目株が高値を更新。底値圏から注目したM3もバイオ絡みの話が出て、急伸しました。
 今後の見通しなど詳しいことは、月曜日発信のレポートで注目株を含め解説します。
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。




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