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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
10 | 2017/11 | 12
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週末の日本株は先物筋の益出しの動きに下落する場面もありましたが、主力好業績への実需買いや休み中のイベントを思惑した先物買いに、続伸して終了。
昔、海外投資家の日本株買いが増加する一方、国内投資家が売り向かったものの、一向に下がらない今のような相場の時、「日本株浮世絵論」というのが東洋経済で取り上げられたことがありました。明治維新のころ、日本の浮世絵の価値を評価した海外の収集家が、こぞって買いに来ましたが、当時の日本人の浮世絵への評価は低く、鼻紙や火をおこすときの焚き付け紙などに使い、ほとんど無価値と思われていました。収集家が買いに来ると、ほとんど二束三文の値段で売った、といいますが、しばらくして、日本人が価値に気づいて買い集めに動いた時には、保存状態の良いものはほとんどなく、高い代金を支払わなければ変えないという状態になったことなった、といいます。こんな調子で海外投資家に売り向かっていくと、国内投資家が、やっと、日本株の価値に気づいて買おうとすると、数倍の価格を支払わなければならなくなる…という、警告的な意味を含めた記事でした。

 今日発表された投資主体別売買動向(現物 10月23日~27日売買分)を見ると、まさに、日本株浮世絵論みたいな風景が垣間見えます。海外投資家は、6703億円の買い越し、一方、個人投資家は現物を5909億円を売り越しています。海外投資家は9月第4週から5週連続で2兆4346億円を買い越し。一方、個人投資家は同期間に、日本株を2兆0500億円近く売り越しており、まさに、個人から海外投資家に日本株が流出しているような様相を呈しています。単純に、日本株を持っていなかったから買っているだけ、という見方もできますが、彼らの買いで、25年間抜けなかった2万円付近の壁をあっさり抜いてきたことを、考える必要がありそうです。浮世絵も、あまりにありふれていて日本人は価値を認めることはできませんでしたが、海外の収集家は、広重や北斎、歌麿など高い芸術性を持つ浮世絵を通して日本文化の質の高さを認め、その後、仏像や絵画、彫刻、根付などを買いあさっていきました。まさに、日本人の知らないところでパラダダイムシフトが起きていたわけです。バブル崩壊後に醸成された価値観で今の動きを判断すると大きなミスを犯すことになるかもしれません。3連休の間に、なぜ25年間の壁があっさり崩れたのか…この理由を考えてみたいものです。

 本日の日本株は、米金利に底打ち感が出たことによる円安を好感。買い先行で始まりましたが、寄り付きの買い一巡後には、3連休を前にした先物筋の益出しの売りが出て下げに転換しています。株価の下げと同時に円が上昇しており、投機筋の買い仕掛け(先物買い・円売り)が解消された可能性があります。一時、小幅なマイナス圏に落ち込みましたが、前引けにかけては日銀ETF買いへの期待感から買い戻されて上昇。後場に入ってからも主力株に実需の買いと見られるものが入りプラス圏に浮上。引けにかけて、先物買いが入り上げ幅を拡大。日経平均はこの日の高値圏で取引を終えています。引け後の先物手口を見ると、欧州のCTAの機関店と見られる証券会社の買いが入っており、日本の連休中の米雇用統計結果を受けた円安の進行。先物高を想定したイベントドリブン型ヘッジファンドの買い仕掛けが入ったのかもしれません。

 結局、日経平均終値は、119円04銭高(0.53%)の2万2539円12銭、TOPIX終値は7.37ポイント高(0.41%)の1794.08ポイントと、ともに続伸。NT倍率は12.55倍→12.56倍に上昇。日経平均優位の展開が続いています。出来高は、前日比1.89億株減の18億6848万株、売買代金は、同4469億円減の3兆3088億円と減少。3連休を控え、手控え気分が強まったようです。騰落状況は、値上がり880、値下がり1060と、売りがやや優勢。
 今日の終値での日経平均サイコロは、10勝2敗、TOPIXは9勝3敗とともに変わらず。日経平均RSIは94%→93%に弱含み。25日線かい離率は+5.755%→+5.86%に拡大。騰落レシオは125%で横バイ。依然、短期テクニカル指標は過熱ゾーン。今日で週足が完成しましたが、日経平均週足は、9勝3敗と警戒ゾーンに上昇。週RSIは79.1%に上昇。警戒ゾーンの80%超えが近づいてきました。注目の13週移動平均線とのかい離率は、+10.4%に乗せてきました。昨年12月のトランプラリーに沸き立っていた時以来の10%超えです。その後、年初の「持ち合い相場に移行していきましたが、果たして、今回はどうか…。パラダイムシフトが起きているなら、アベノミクス相場の初期のように、過熱感なんてものともせずに上がっていくことになるのですが…。

 個別は、今日もアルゴリズムによる売り叩きがありましたが、これまでに売り叩かれたものには一部買い戻しの動きも…。来週も、売り叩きの動きと、主力株への買いが続くことになりそうですが、月や週が変われば投資家の気分も変わる…これまで売りまくってきた国内勢も持たざるリスクにさいなまれることになるか…。
 明日は、娘の結婚式で早朝から京都まで行かねばなりませんので、書き込みはお休みします。土曜日の朝は、行けそうです。
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昨日の米国株は、予想を上回る雇用指標やFOMCの景況感の強気変更を受け、NYダウは続伸したものの、主要WEB企業の業績発表を控え、NASDAQ総合指数は反落。高安まちまちで終了。
 おはようございます。
 タカ派のテイラースタンフォード大教授か、ハト派のパウエルFRB理事かで市場が気をもんでいた次期FRB議長人事ですが、どうやらパウエル氏に落ち着いたようです。ウォールストリートジャーナルが伝えたところでは、ホワイトハウスは同氏に対し、指名の意向を伝えたといいます。イエレン議長続投の思惑もありましたが、大統領は能力は評価しながらも、候補に上がっているか、との質問に対し、「そうは言ってない」と否定的な発言をしており、パウエル氏に落ち着く公算が大きくなってきました。今晩にも発表される予定ですが、同氏になれば現在のFRBの政策との継続性も保証され、市場にとってはベストな選択になるか…。今晩は共和党の税制改革法案が発表されると下院予算院長が話しており、市場の反応が気になるところ。

 1日の米国市場動向 
 ニューヨークダウ         2万3436ドル01セント      +57ドル77セント(0.25%)
 NASDAQ総合指数        6716.63ポイント         -11.14ポイント(0.17%)
 S&P500               2579.36ポイント         +4.10ポイント(0.16%)
 CME日経平均先物        2万2530円            +100円
 10年物国債金利         2.376%              変わらず
 ニューヨーク原油         54.30ドル             -0.08ドル
 GOLD                1275.20ドル           +4.70ドル
 ドルインデックス         94.80                +0.26 
 

 昨日の米国株は、朝方発表されたADP全米雇用報告で民間部門雇用者数が予想を上回ったことから雇用統計への期待感が高まり買いが先行。続伸してスタートしました。堅調な雇用指標を受け金利が上昇したことから金融株が買われたほか、OPECの生産量が減少したことを好感し原油価格が上昇しエネルギー株が買われたことなどから、ニューヨークダウは寄り後まもなく、この日の高値2万3517ドル(前日比140ドル高)をつけ、初めて2万3500ドルの大台を上回っています。ただ、FOMC結果を午後に控えているいほか、WEB関連大手の決算を引け後に控え、ポジション調整の売りが増加。この日発表されたISM製造業景況指数が予想を下回ったこともあり、昼過ぎにはこの日の安値2万3388ドル(同11ドル高)をつけていました。

 FOMCは政策据え置きを決めましたが、景況感を強気に修正したことが後押しとなり、引けにかけては上げ幅を取り戻す展開に…。結局、ニューヨークダウとS&P500は続伸。引け後にフェイスブックやテスラモーターなどの決算発表を控え、ハイテク株にポジション調整の動きが強まったことから、NASDAQ総合指数は反落。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1559、値下がり1364と買いが優勢だったものの、NASDAQ市場は、値上がり1091、値下がり1837と、売りが優勢でした。VIX指数は、0.02ポイント上げ10.20ポイントに小幅上昇。

 NYダウは続伸。採用30種は、値上がり20、値下がり9、変わらず1(マイクロソフト)。前日に続きインテルが2.68%上昇。シスコシステムズが1.38%、ディズニーが1.25%、強気の年末販売計画を示したウォルマートが0.72%、ぞれぞれ上昇。株式市場の活況を受け指数を12ドル押し上げたGSの0.73%の上げとともに、指数の上げに寄与。一方、ハイテク株のポジション調整を受けアップルが1.27%下落。指数を14ドル分押し下げましたが、他はGEの0.69%の下げが最大で、小幅な下げにとどまりました。NYダウは2万3500ドル付近で足踏みの動き…。金利の動きに方向感が出ないことが金融株の動きを鈍らせていることが影響しているようです。今日引け後に発表されたフェイスブックの決算は、売上、利益とも予想を上回ったほか、ガイダンスも良好で、引け後に上昇しています。今晩、アップル、デュポンが発表しますが、ともに指数寄与度が大きく、この内容が焦点に…。

 米国株は高安まちまち。円は、予想を上回る雇用指標やFOMCの強気の景気見通しをを受け、対ドルは114円10銭台、対ユーロは132円60銭台に、それぞれ下落。CME日経平均先物は、大証先物終値を100円上回る2万2530円で帰ってきました。レンジは2万2165円~2万2625円。出来高は、前日比1万3000枚増の7万3675枚に増加。本日の日本株は堅調に推移しそう。明日からの3連休を控えポジション調整bの動きが出そうですが、昨日発表された裁定買い残の増加額は1990億円にとどまっており、現在の上昇相場が、先物主導というよりは現物主導という動きを示唆。海外投資家をはじめとする足の長い資金が動きだしている可能性もあり、底堅い動きになる可能性も…。引き続き、流動性のあるい大型株主導の展開か…。1190円の因縁場を抜いてきた三菱ケミカル、上値抵抗帯を抜いたところでもみ合いを始めた三菱UFJフィナンシャルに注目したい。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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