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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
05 | 2018/06 | 07
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本日の日本株は、中国市場の下げ止まりや米株先物高を好感。先物買い戻し主導で3日ぶりに反発して終了。
 日本株は、外部環境に振り回されて完全に自主性を失っています。中国での売り上げが7%程度しかないコマツを中国関連といっては売り、将来を見越して先行投資している企業をコスト上昇で利益が圧迫されているからと売るような、おかしな見方がはびこっているようです。証券会社が出す投資判断や株価目標を見ると、大体、期間は3か月というものが多いようです。営業体が資料をもって機関投資家らに売り込みをかけても、半年先や1年先の見通しを持っていくと、「出直してこい」と言われるようで。いきおいアナリストに対しても四半期で答えが出るような銘柄を要求することになります。まあ、アナリストもたまったものではないですね。結果、動きだしている銘柄を注目せざるを得なくなり、チョンマゲつかみになりやすいという、個人投資家レベルのやり方をすることになります。時代の変わり目にあり、うまくやれば数年で10倍になるような、いわゆる「テンバガー」銘柄も発掘できるのですが…。まあ、一日に数十回も数百回も売買する手法が流行っているときに、かったるいやり方をするのは、やはり時代遅れなんでしょうかね…。

 朝も書きましたように、日本株は外部要因次第の展開が続いています。本日は、昨日の米国株が続落したものの、日本株は先行して米国の対中追加制裁関税計画を織り込んでいたことから、CME日経平均先物が堅調に推移。同終値にサヤ寄せする先物買いから、小反発して始まりました。買い一巡後は、米中貿易戦争の世界経済への影響を懸念。外需株を幅広く売る動きがあり、次第に上げ幅を縮小。中国市場への警戒感もあり、関連株などを売り急ぐ動きが強まり、10時過ぎに、日経平均はこの日に安値2万2157円(前日比121円安)まで下げる場面も…。その後、貿易摩擦の影響を受けにくい内需ディフェンシブ系株へ乗り換える動きなどから、前引けにかけては前日引け値付近で、膠着した動きに…。後場に入ると、中国人民銀行総裁が、「危機に対する備えができていることや、ろうばい入りを慎むように…」と発言。複数の企業が自社株買いの実施を表明したことも投資家の安心感を誘い、香港、上海両市場が上げに転換。GLOBEX市場の米株先物も三桁を超える上げになると、先物にまとまった買い戻しが入りだし、円が下落するとともに裁定買いも入り指数は急速に上げ幅を拡大。指数が安定を取り戻したことから、短期筋も材料株買いを再開。引けにかけて上げ幅を拡大し、3日ぶりに反発して終了。

 日経平均終値は、276円95銭高(1.24%)の2万2555円43銭、TOPIX終値は、8.83ポイント高(0.51%)の1752.75ポイント。NT倍率は、12.77倍→12.85倍に上昇。日経平均買い戻しが指数の上げをけん引。出来高は、9591万株増の15億9054万株、売買代金は672億円増の2兆7347億円に、ともに小幅増。騰落状況は、値上がり1287、値下がり728と買いが優勢。
 今日の終値での日経平均、TOPIXサイコロは、ともに8勝4敗で変わらず。日経平均RSIは、55%→57%に小幅上昇。25日線かい離率は-1.53%→-0.27%に乖離が縮小したものの、下落基調に入った25日線(2万2618円10銭)に、抑え込まれた格好。騰落レシオは、81%→83%に上昇。一時は、売られすぎの80%割れになる場面も…。

 日経平均は、中国市場の下げ止まり、米株先物高に支えられ、反発しました。一時は、75日線近くまで下落。外部環境の好転を見た先物買い戻しに、引けでは50日線上を回復しています。対応点の状況から25日線の下落が続き、当面は、75日線~25日線間のレンジ相場になるか…。ただ、日経平均の急所として5月30日安値を切らないこと…としましたが、日経平均は維持したものの、TOPIXは下回ってきており、ダブルトップが確定したことは気になるところ…。外部環境が好転し、指数先物売買が活発になり、TOPIXを押し上げる動きに期待したい。
 個別は、5G関連のアンリツが高値を更新。リユース関連のシュッピンも高値を更新。トラストテック、モノタロウも上昇。モノタロウは引け新値になります。インバウンド関連も堅調を持続。まあ、指数が大崩れさえしなければ個別成長株をじっくり買う流れが続く…。
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昨日の米国株は、米中貿易摩擦のエスカレートを懸念した多国籍企業への売りから、主力3指数とも下落して終了。
 おはようございます。
 不法移民の家族を引き裂く、中国の妥協でまとまっていた通商協議の合意をちゃぶ台返し、圧力だけの交渉手法などトランプ台風が吹きまくっています。まあ、歴代の政権が蓋をしてきた臭いものを一気に片を付けようという気持ちはわかりますが、性急に答えを出そうとすると、それなりの摩擦を覚悟しなければなりません。大統領の頭の中には11月の中間選挙しかないようですが、「パンドラの箱」を開けまくっていると、さすがに大統領に寛大だった市場も、警告を出さないわけにはいかなくなるでしょう。大統領の言動で株が下がり、国民の資産が減少したら、国民の態度は一変するのでは…。株価が大統領の鎮静剤になるかも…。 

 19日の米国市場動向
 ニューヨークダウ        2万4700ドル21セント     -287ドル26セント(1.15%)
 NASDAQ総合指数       7725.59ポイント        -21.44ポイント(0.28%)
 S&P500              2762.59ポイント        -11.16ポイント(0.40%)
 CME日経平均先物       2万2210円           +30円
 10年物国債金利        2.893%              -0.033%
 ニューヨーク原油        65.07ドル            -0.78ドル
 GOLD               1277.0ドル           -3.1ドル
 ドルインデックス         95.01              +0.25
 

 昨日の米国株は、米中貿易摩擦のエスカレートを懸念しアジア、欧州株が下落した流れを受け、売りが先行。世界貿易の縮小を懸念し多国籍企業が売られたほか、原油価格の下落を受けエネルギー株が、最近の金利低下を嫌気し金融関連が、それぞれ下落。ニューヨークダウは、寄り後まもなくこの日の安値2万4567ドル(前日比420ドル安)をつけていました。ただ、売り一巡後は、トランプ政権の強気の対中経済政策は相手から譲歩を引き出すため…との楽観的な見方から、公益株や高配当株などディフェンシブ系銘柄に買いを入れる動きも強まり、次第に下落幅を縮小。底打ち感を強めたものの、警戒的な動きから多国籍企業は低迷。NYダウは、底値圏でもみ合う動きとなり、結局、6日続落となりました。NASDAQ総合指数は反落したものの、アマゾンが最高値を更新するなど成長株への買いが続き、終日、下落幅を縮小する展開に…。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1261、値下がり1686(NASDAQ市場は、1265-1697)と、ともに売りが優勢。VIX指数は、1.04ポイント高の13.35ポイントに上昇。

 NYダウは続落。採用30種は、値上がり8、値下がり21、変わらず1(マイクロソフト)。ディフェンシブ系のベライゾンが2.19%、J&Jが1.03%、ウォルマートが0.73%、それぞれ上昇。一方、対中摩擦を懸念しボーイングが3.84%、キャタピラーが3.62%、それぞれ下落。この2社で指数を131ドル分押し下げ。金利の低下傾向を受けゴールドマンザックスが1.33%下落。指数を21ドル分押し下げ。スリーエムが2.34%下げ、指数を33ドル分押し下げるなど、指数寄与度の大きい銘柄の下げが、主要3指数の中でのNYダウの下落率を際立たせた格好。

 NYダウは、安値から133ドルの下ひげを残して終了。この日の安値水準には、50日線、75日線、13週移動平均線など、いずれも上向きの下値支持線があり、一旦は下げ止まるところ。一部の指数寄与度の大きい銘柄の動向に左右されるため、米中通商協議の動向やFRB関係者の発言を見ていく必要がありそう。直近の安値を結んだ下値支持線を割りこんでおり、2万5000ドル大台付近の頭が重くなりそう。NASDAQ総合指数は、この日の安値(7635ポイント)で、3月13日高値(7637ポイント)に届いたことから、押し目買いが入り切り返しています。予想通り強い動きをしていますが、全体が、波乱色を強める中、「ここしかない…」というムードも出始めており、ちょっと嫌な感じも…。

 米国株は下落。円は、対ユーロでドルが買われたものの、リスク回避の動きが強まり対ドルは110円付近に上昇。対ユーロは、127円50銭台に上昇。CME日経平均先物は、大証先物終値を30円上回る2万2210円で帰ってきました。レンジは、2万2070円~2万2675円。本日の日本株は、不安定な動きになりそう。昨日、先行して欧米株の波乱を織り込んだことから、先物は底堅くかえってきましたが、米中貿易摩擦への懸念は続くほか、米金融政策を受けた新興国への懸念も残り、他のアジア市場やGLOBEX市場の米株先物動向を見ながらの神経質な動きに…。新興国の代替えで日本株を売る海外投機筋もあり、昨日に続き、売り仕掛けに警戒。全体は、日柄整理とみていましたが、値幅整理に入ることも想定しておく必要があるjかも…。昨日も書いたように、急所は5月30日の安値…。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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