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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
05 | 2018/06 | 07
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本日の日本株は、中国株が下落したものの、円安を好感した買いやNT売買に絡む先物買いが裁定買いを誘発。日経平均は続伸、TOPIXは反落と高安まちまちでの終わりに…。
 用事で出かけますので、簡単にまとめておきます。

 本日の日本株は、日経平均が続伸。TOPIxは反落。高安まちまちで終わりました。朝方は、米中貿易摩擦への懸念から、売り先行で小安く始まりました。日経平均は寄り後にこの日の安値2万2491円(前日比64円安)をつけていました。ただ、米株先物や中国市場が高く始まったほか、円安が進んだことも好感され、先物買いが増加。裁定買いが入り、前引けにかけ上げ幅を拡大していきました。後場に入り、中国市場が軟化し、上げ足が鈍る場面がありましたが、後場に入っても先物買いの勢いは衰えず、裁定買いから日経平均は上げ幅を拡大。引け近くにはこの日の高値2万2782円(同227円高)をつけていました。中国市場が下落幅を拡大したことから、引けでは伸び悩んだものの、日経平均は続伸。信用高値期日の接近やカードローンの不良債権化を嫌気し銀行株が売られたほか、内需大型株が売られたこともあり、TOPIXは反落して終わっています。

 日経平均終値は、137円61銭高(0.61%)の2万2693円04銭。TOPIX終値は2.12ポイント安(0.12%)の1750.63ポイント。NT倍率は、12.87倍→12.96倍に上昇。日経平均に偏った先物買いが入り、裁定買いが指数を押し上げる動きが続いています。今日は、ソフトバンクとユニクロという指数寄与度の大きい銘柄が裁定買いで上昇。2銘柄で指数を84円分押し上げています。NT倍率が、12.7倍付近のこれまでの天井ゾーンを上抜き記録的なゾーンに入ってきたことから、NTロング(日経平均先物買い・TOPIX先物売り)のロングショートポジションを作っている投機筋がいるようです。出来高は、前日比1.88億株減の14億0251万株、売買代金は2345億円減の2兆5002億円に、ともに減少。騰落状況は、値上がり713、値下がり1303と売りが優勢。

 今日の終値での日経平均サイコロは8勝4敗で変わらず。TOPIXは7勝5敗に低下。日経平均RSIは57%→60%に上昇。25日線かい離率は、-0.27%→+0.357%と25日線(2万2612円29銭)上を回復しています。騰落レシオは83%→81%に低下。日経平均に関する指数の強さだけが目立っています。
 指数売買の動きが全体をリードしているのはわかりますが、今日の後場、中国株が下落に転じ米株先物が軟調になったにも関わらず日経平均先物だけが買われていました。解説では、NT売買に絡む動きでNTロングがリードしているとの見方もありますが、年初からの株先物売りは、差し引き4兆円近く残っているはずですから、6月末のヘッジファンドの中間決算をにらみ、ポジション調整で買い戻しているとの見方もできます。

 また、ここにきて米金利上昇の思惑が強まってきましたが、円売り・日経平均先物買いのポジションを作りに来ている可能性もあります。昨年末にかけ、海外投資家の買いで主力株は高値を付けに行きましたが、このところの銀行株など内需主力株の下げっぷりを見ていると、年後半に備えたポジションの入れ替え…という側面もあります。ただ、指数売買の中身がはっきりしないのは懸念材料。全体の下げ方を見ると、投げ商いに近い動きもあり、内外投資家の損失確定の動きが収まるまでは、主力はお休みになる可能性も…。12月後半~1月初旬に高値を持っている銘柄はちょっと厳しいかも…。相場の中身が荒れていますので、本来は様子見でもいいのですが、引き続き、業績の裏付けがある政策テーマに乗った個別株物色が良いか。レポート銘柄は堅調。


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昨日の米国株は、世界的な株安に歯止めがかかったことが好感されたものの、米中貿易摩擦への警戒感は強く、主力3指数は高安まちまちで終了。NASDAQ総合指数は最高値を更新。
 おはようございます。
 ポルトガルので開催されているECBフォーラムで、パウエルFRB議長が、中立金利に対する不信感を表明しました。FOMCで参加者が示す中立金利を元に出した長期金利見通しが2.9%台に収れんしていることから、10年債を売ることをためらう投資家が多かったのですが、同議長が、実際の中立金利は今より100bp(1%)位上にあるのでは…と述べたことから、10年債金利に漂っていた3%上限意識が取り払われ、さらに上を目指す動きが出てくるかも知れません。6月FOMCでは2020年に3.4%が予想されていましたが、これを目標に債券売りが加速する可能性も。膠着感を強めているドル円相場を動かすことになるかも…。 

 20日の米国市場動向
 ニューヨークダウ          2万4657ドル80セント     -42ドル41セント(0.17%)
 NASDAQ総合指数         7781.51ポイント        +55.92ポイント(0.22%)
 S&P500                2767.32ポイント        +4.73ポイント(0.17%)
 CME日経平均先物         2万2480円           変わらず
 10年物国債金利          2.937%             +0.044%
 ニューヨーク原油          66.22ドル            +1.15ドル
 GOLD                 1270.0ドル           -8.6ドル
 ドルインデックス           95.12              +0.11  


 昨日の米国株は、知財権侵害に対する対中追加経済制裁による米中貿易摩擦の激化を嫌気して続いていた株安に歯止めがかかったことを好感。買い先行で反発してスタート。NYダウは寄り後にこの日の高値2万4804ドル(前日比104ドル高)をつけていました。買い一巡後は、この日ポルトガルで開催されたECBフォーラムでパウエルFRB議長fが「景気の強さや雇用のひっ迫感を受け、継続的な利上げが正当化される…」と発言したことや、中立金利に対し疑問を呈したことから、米長期金利が上昇。これを受け、ベライゾンやコカ・コーラなどディフェンシブ系銘柄が売られ、買い一巡後は急速に上げ幅を縮小。寄り後まもなくこの日の安値2万4628ドル(同52ドル安)をつけていました。ただ、この日もNASDAQ市場でWEB関連株が堅調に推移したことからハイテク株が買われ、下値を支持。引けにかけては押し目買いと米中貿易摩擦を懸念した売りが交錯。前日引け値を挟んで小動きになった後、引け近くに売り直されNYダウは7日続落。NASDAQ総合指数とS&P500は反発して終了。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1807、値下がり1154(NASDAQ市場は、1906-1063)と、ともに買いが優勢。

 NYダウは続落。採用30種は、値上がり10、値下がり19、変わらず1(ウォルマート)。ハイテク株の堅調を受けマイクロソフトとインテルが、それぞれ1%上昇。フォックス買収額を引き上げたディズニーが0.99%上昇。ボーイングが0.46%、ナイキが0.62%、それぞれ上昇。中国関連にも反発するものが出てきました。一方、トラベラーズが2.47%下落、マクドナルドが1.46%下落。この2社で指数を39ドル分押し下げ。ベライゾンが0.85%、IBMが0.88%、コカ・コーラが0.78%、それぞれ下落。指数の足を引っ張っています。
 NYダウは7日続落。前日同様、50日線、75日線が下支えとなり下げ止まったものの、前日に続き、陰線。当面は、この2本の線が下支えとなり下値調べをすることになりそうですが、米中貿易摩擦のの影響を受けやすい多国籍企業が多いことや、再度上げに転じてきた金利を嫌気し、ディフェンシブ系銘柄への不安もあり、予断を許さない動きに…。一方、NASDAQ総合指数は、貿易摩擦の激化を懸念した資金がWEB主力などに移動。史上最高値を更新しています。想定通りの動きですが、52週来高値更新銘柄数は242と急増してきており、さらに行き過ぎるようだと買われすぎを警戒する領域に…。

 米国株は高安まちまち。円は、米金利上昇を受け、対ドルは110円30銭台に、対ユーロは127円60銭台に、それぞれ小幅に下落。CME日経平均先物は、大証先物終値と変わらずの2万2480円で帰ってきました。レンジは2万2120円~2万2555円。本日の日本は底堅い動きながら、外部要因睨みの神経質な展開になりそう。上昇中の75日線と下落に転じた25日線との間のレンジ相場になりそうですが、このところ、CTAにつながる欧州系証券が先物買いを積み上げてきており、中国市場や米株先物の動きによっては仕掛け的な動きも…。指数が安定的に推移すれば、個別材料株物色が強まりそう。息の長いじり高を続けている銘柄に妙味。
3000円付近の下値の壁に接近してきたコマツ、トラストテックに比べ出遅れ感がでてきたアウトソーシング…。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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