FC2ブログ
大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2018/07 | 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -



週明けの日本株は、日銀短観の景況感の悪化や中国株安、メキシコ大統領選などを嫌気。先物への仕掛け的な売りから急反落し、日経平均は2万2000円大台を割り込んで終了。
 嵐の7月第1週が始まりました。先週末に行われたEUサミットは、最大の難問である移民・難民問題に関し、具体性を欠くバラ色の合意で落ち着きましたが、やはり、ドイツのメルケル連立政権がもめ始めました。難民を国境で追い返すことを要求していたゼーフォーファー内相(キリスト教社会同盟=CSUの党首)が、合意内容に満足できず、内相辞任を示唆。連立崩壊のリスクが高まってきました。また、日曜日に実施されたメキシコ大統領選は、新興左派勢力のロペスオブラドール元メキシコ市長の当選が濃厚になってきました。選挙戦で、トランプ米大統領への批判を続けており、当選後のNAFTA交渉の先行きが懸念されています。また、週末6日には、中国の知財権侵害に対する制裁関税と、それに対する中国の対米報復関税の発動が予定されており、発動前に何らかの妥協策が出てくるのか、それとも、時間切れで発動してしまうのか…。先週末には、カナダが、鉄鋼・アルミへの関税に対し報復関税の発動を決めており、報復合戦に広がりが出てきたことは気になるところです。

 このところ、トランプ大統領が就任前から言ってきた、WTO(世界貿易機構)からの脱退に関する報道が増えてきたことも心配点。もともと、貿易ルールを無視したやり方を正そうと、中国のWTO加盟を認めたはずですが、加盟後もルールを無視したやり方が続いてきました。これに対し、中国の巨大なマーケットに参入したい米国や欧州、日本などは、ルール無視を繰り返す中国のやり方を見過ごしてきたというのが本当のところ…。トランプ大統領は、WTOの無力さに幻滅しており、中国が通商ルールを守り同じ土俵で勝負するようタガをはめに来た、というのが本当のところ。ただ、やり方が乱暴なため、マスコミは大統領への批判的な記事を続けています。しかし、肝心の、何故こんな事態に陥ったかの説明が希薄で、片手落ちみたいな論調になっていることは否めません。まあ、ドイツを中心にしたEUの運営危機、米国の隣に誕生しそうなポピュリズム政権…と先行きの影響が読みにくい動きが始まっています。中国株も下げ止まりません。二日新甫は荒れるといいますが、まさに怒涛の始まりになりましたね。

 週明けの日本株は、朝方発表された日銀短観で、大企業製造業の景況感が2期連続で悪化したことを嫌気。売りが先行、反落してスタートしました。半導体業界へのフレンドリーな経済記事を受け電子部品が買われ、堅調に推移。前引け近くには前週末水準まで戻す場面もありました。ただ、後場に入り、懸念していた中国本土市場が下げ幅を拡大したことや、メキシコ大統領選で対米批判色の強い左派系候補の当選が確実になったことを受け、米株先物が下落幅を拡大すると、次第に警戒的な売りも増加。5月30日安値を切ってくると、トレンドフォロー型と思われる海外先物筋の売り仕掛けが入りだし、さらに下落幅を拡大。あっさり2万2000円の大台をわりこんでくると、短期筋が手掛ける材料株にも値を消すものが増え、全面安の展開に…。

 日経平均先物終値は、492円58銭安(2.21%)の2万1811円93銭、TOPIX終値は35.60ポイント安(2.06%)の1695.29ポイントと、ともに反落。NT倍率は12.89倍→12.87倍に低下。NTロングの解消も下げに影響したか…。出来高は8461万株増の13億7285万株、売買代金は、ほぼ横ばいの2兆2992億円。騰落状況は値上がり131、値下がり1935と、ほぼ全面安商状。不透明材料が多く、、見送り気分が強まる中、小口の売りで下げた、という感じでしょうか。
 今日の終値での日経平均とTOPIXサイコロは、ともに5勝7敗(41%)で変わらず。日経平均RSIは、37%→29%(TOPIXは、27%→18%)にそれぞれ低下。売られすぎゾーンに入ってきました。25日線かい離率は-0.936%→-3.0%にマイナスかい離が拡大。騰落レシオは86%→81%に低下。指数によっては売られすぎゾーンに入ったものもありますが、サイコロや騰落レシオは、まだ調整途上を暗示。整理の未了感は残ります。

 まあ、今日書いた懸念材料は、以前から言われてきたもので、相場の方はある程度織り込み済みの側面もあります。先週から、世界の株の中でしっかりしていた米国株が崩れ出し、比較的踏ん張っていた日本株も下げに転じてきました。いずれも相場が崩れ出したポイントに共通点があります。レポートでも解説していますが、先週28日に行われた米国7年債入札の落札金利は2.809%、この日の10年債金利は、2.822%でした。市場が本当に気にしているのは、貿易摩擦でもEU問題でもないような気がしますが…。この欄でも何度か書いてきたことですので、市場が気にしていることが解消されたら、この相場も立ち直ってくるはずです。欧州株も全面安の始まりですが、意外とドイツの下落率が少ないですね…。連立が維持できるか、それとも新たな連立相手が出てくる…?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

スポンサーサイト





プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
購読にご興味のある方は、こちらをご覧下さい。↓
*大仏さん株式レポートのご案内*




経済・株式の原稿作成・講演会(関西圏内)もうけたまわります。
依頼・取材等はこちらもしくはメールフォームをお使い下さい。
daibutusan-kabu@live.jp
(迷惑メールが増えたので、連絡専用アドレスを作りました。)

大仏さんからの返信がない、というかたはこちらをご一読ください↓
* 新規レポート会員様およびお問い合わせいただいたブログ読者様 *

***************

*ブログ内すべての文章・チャートの無断転載・引用は禁止いたしております。
ご利用になられたい方は、ご一報よろしくお願いいたします。


***************

メールフォーム

レポートサンプル請求・原稿依頼・取材等のご連絡にお使い下さい。件名にご用件の明記をよろしくお願いします。
*現在、相互リンクは受け付けておりません。申し訳ございません。 *週刊レポート、原稿執筆等で現在手いっぱいの為、ブログの内容に関するご質問には対応いたしておりません。ご容赦ください。

名前:
メール(添付ファイル受信可能なアドレス):
件名:
本文:

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

おすすめ