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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2018/07 | 08
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三連休明けの日本株は、円安傾向を手掛かりにした海外先物筋のリードで買われ、日経平均、TOPIXとも3日続伸して終了。
 3連休が明けました。今週も重要イベントがいっぱいで気をもむことが多そう。早速、今晩は半期の一度のFRB議長の議会証言が行われます。おそらく、政策金利の引き上げを続けていく方針を示すものと思われますが、短期金利に政策金利の押し上げ圧力がかかる一方、長期金利には海外からの買いや米中貿易摩擦などの不透明要因へのヘッジで買いが入り金利は低下。2年債金利との差は2007年以来の水準まで接近。早ければ、近々、7年債と10年債金利が逆転するのでは…との懸念も出てきました。長短金利の逆転に関し、FRB内でも見方が分かれているようですが、市場では「景気の後退につながる…」との見方が定着しており、実際に逆転したら、市場で何が起きるかは不透明なところも…。FRB内でも、「長短金利の逆転を避けるためにも、政策金利の引き上げピッチを落とす必要がある」との意見もあり、パウエル議長が、どんな見方を示すかが注目されます。

 また、今週末、土、日にかけてG20 財務相・中銀総裁会合が開催されます。貿易摩擦の問題も話されると思いますが、ムニューシン財務長官がどんな態度に出てくるか…。また、19日、20日には輸入自動車関税に対する公聴会も開催されます。すでに、2300件を超える意見募集は終わっており、着々とステップを踏んでいる感じがします。EUが関税をゼロにする方針を出していますが、狙いはメキシコにあるかもしれません。まあ、まさか…とは思いますが、これまで言ったことは実行してきただけに、用心しておいた方がよさそう。これまで日本は、何とかスルーしてきた感じがありますが、自動車関税をかけられると…。週後半は模様が変わってくるかも。

 3連休明けの日本株は、中国の成長減速を織り込むことからスタート。安川電機の受注の頭打ち感もあり、工場自動化(FA)など設備投資への先行き懸念から、FA関連にまとまった売りものが出され、ダイフクや安川電機、ファナックなどが急落。日経平均は寄り後にこの日の安値2万2575円(前週末比22円安)をつける場面も…。ただ、売り一巡後に、先物にまとまった買いものが入り、日経平均が上げに転じると、米国市場の流れを受け銀行株など内需系を中心に買いが広がり、次第に上げ幅を拡大。米株先物高も刺激となり、後場寄り後まもなくこの日の高値2万2832円(同265円高)を付けていました。ただ、6月高値に接近したことで戻り売りも入り、引けにかけては上げ幅を縮小する展開に…。

 日経平均終値は、100円01銭高(0.44%)の2万2697円36銭、TOPIX終値は14.98ポイント高(0.87%)の1745.05ポイント。NT倍率は、13.06倍→13.01倍に低下。一時は13.10倍に上昇する場面もありましたが、引けにかけ、急速に日経平均への売り圧力がかかったようです。出来高は、1.25億株増の14億0373万株、売買代金は、179億円増の2兆5651億円と、ともに微増。騰落状況は、値上がり1566、値下がり404と買いが優勢。連休明けで短期投資家の買い姿勢が強まったようです。
 日経平均サイコロは7勝5敗、TOPIXは8勝4敗と、ともに上昇。日経平均RSIは55%→56%(TOPIXは、50%→54%)にそれぞれ上昇。25日線かい離率は+1.22%→+1.69%に拡大。騰落レシオは80%→83%に上昇。指数、物色範囲とも拡大基調に…。日経平均3本新値は陽線4本目で強気相場が継続中。

 今週は、海外投機筋の先物買い戻しが継続するかどうかがカギになる…としました。6月FOMC以降の海外投資家の先物売りは約1兆1000億円。先週、どの程度買い戻したかわかりませんが、今日の高値水準から受けはコスト割れになるので、買い戻しが一巡したのかもしれません。このあたりは、価格帯別出来高で最多帯になりますから、ちょっとしんどいかもしれません。まだ、年初来売り越してきた分がありますので、そちらの買い戻しにつなげられたら、もっと大きな相場に発展しするのかも…。当面は、各論相場になりますが、決算発表が始まったら、また、アルゴ売買による決算プレーが始まってきます。コンセンサスを引き上げたままのものが多く、下手すると増益にもかかわらず売り叩かれるという事になるかも。まあ、なんやかやと理屈を付けられてうりたたかれたディップでしたが、底値でレポートで取り上げた分は結構な値幅になりました。まあ、まちぶせはやめて、アルゴで売り叩かれたものを拾うのも作戦でしょうか…。指数は指数、個別は個別…という姿勢が必要。災害復興絡みでこの欄で取り上げた技研製作所は結構な相場になりましたね。
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週明けの米国株は予想を上回る銀行決算を好感した金融株や中国関連株への買いからNYダウは続伸したものの、エネルギー株などの下げを受けNASDA総合指数は反落。高安まちまちでの終わりに…。
 おはようございます。朝から蝉しぐれです。今日も一日、暑さとの戦いになりそう。昨日はレポート作りでしたが、エアコンをつけても効き目がないほどの暑さ。ついつい作業を中断し、エアコンの効きが良い居間の方で作業をすることに…。でも資料はみんな沸騰状態の作業部屋の中。上り下りを繰り返しているうちになんだか体調がおかしくなってきました。夜は夜で熱帯夜で寝れないし…。せめて、涼しい風くらいは吹いてほしい。
 でも、トランプおじさん、精力的に動き回ってあちこちで敵の数を増やしていますね。まあ、予備選挙の真っ最中でもありますし、 アピールするネタが欲しいところ。強面(こわもて)大統領を国民にアピールするためには仕方がありません。海外の政治家と仲たがいしても、別に彼らが投票してくれるわけでもありませんし…。次は、国民にアピールできる内容での中国との手打ちのタイミングを計ることでしょうか。

 16日の米国市場動向
 ニューヨークダウ        2万5064ドル36セント    +44ドル95セント(0.18%)
 NASDAQ総合指数       7805.72ポイント       -20.26ポイント(0.26%)
 S&P500              2798.43ポイント       -2.88ポイント(0.10%)
 CME日経平均先物       2万2540円          -60円(13日大証終値比)
 10年物国債金利        2.857%            +0.027%
 ニューヨーク原油        68.06ドル           -2.95ドル
 GOLD              1241.0ドル           -0.2ドル
 ドルインデックス        94.50              -0.23
  

 週明けの米国株は、朝方発表の予想を上回るバンクオブアメリカの決算を好感。金融株が買われ続伸して始まりました。ただ、リビアの輸出再開や米国の戦略備蓄放出報道を受け原油価格が急落したことを受けエネルギー株が売られるにつれ、次第に売りが優勢に…。ニューヨークダウは午前の取引半ばにこの日の安値2万4979ドル(前週末比62ドル安)をつけていました。しかし、米中貿易摩擦への根強い緩和期待から中国関連株が買われて持ち直し、引けにかけて金利上昇を背景に銀行株が一段高。引け近くにこの日の高値2万5072ドル(同53ドル高)をつけていました。中国のGDPが前期比マイナスになったことを受け、全般的に手控え気分の強い展開に…。主力3指数は、ニューヨークダウが3日続伸、NASDAQ総合指数とS&P500は3日ぶりに反落。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1001、値下がり1952(NASDAQ市場は、1150-1783)と、ともに売りが優勢。VIX指数は0.65ポイント上げ12.83ポイントに上昇。

 NYダウは続伸。採用30種は、値上がり12、値下がり18。金利上昇やバンクオブアメリカの好決算を好感しJPモルガンが3.97%、GSが2.22%、それぞれ上昇。2社で指数を63ドル分押し上げ。中国関連のボーイングが1.51%上昇。単独で指数を36ドル分押し上げ。一方、原油価格の急落を受けキャタピラ―が1.9%下落。単独で指数を18ドル分押し下げたものの、1%超え変動したものは、1社のみ。製品の瑕疵が裁判で認定されたJ&Jが0.98%、エクソンが0.98%、デュポンが0.96%、シェブロンが0.81%、それぞれ下落。JPモルガンとGSの2社で指数の上げを支えた格好。
 NYダウは、金融株や中国関連の上げに支えられ堅調を持続。週足一目均衡表の上昇中の雲上辺にそってじり高基調にあります。ただ、日本株と同様、5月末の安値を下回っていることから、6月高値付近の戻り売り圧力が強まっており、当面はこの高値更新が待たれるところ…。NASDAQ市場リードの構図は変わらないものの、高値更新後の下値調べの動きが出ていないことから短期的には6月高値7806ポイント付近でのもみあいの動きになることも予想されます。引き続き、米10年債金利の動きが物色の方向を決める…。イールドスプレッドのフラット化が進む中、今晩のパウエルFRB議長の議会証言に注目が集まりそう。

 米国株は高安まちまち。円は、原油価格の急落を受けたリスク回避の買いから、対ドルは112円20銭台に前週末水準から小幅上昇、対ユーロは131円40銭台に小幅下落。CME日経平均先物は大証先物終値を60円下回る2万2540円で帰ってきました。レンジは、2万2530円~2万2715円。本日の日本株は、神経質な動きで推移しそう。中国の成長率減速に加え、今晩の米国でFRB議長の議会証言があることから、模様眺め気分が強まるか…。引き続き、先物筋の買い戻しが続くかどうかが焦点に…。半導体への弱気見通しが増える中、CMOSイメージセンサーの好調が続くソニー、受注の期ずれで減益になり大きく売り込まれた技研製作所も災害復旧関連で継続注目。災害ごみ処分のタケエイも…。



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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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