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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2018/07 | 08
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本日の日本株は半導体関連の上げを受け続伸したものの、インバウンド関連への売りや先物売りに、5日ぶりに反落して終了。
 せっかく盛り上がってきた相場に水をかけてどうする…みたいな展開でした。
 朝方は、米株高やオランダの半導体露光装置メーカーのASMLが下期の見通しを強気したことを受け半導体関連が買われ、続伸してスタートしました。半導体関連は中国のスマホ売り上げの鈍化を受け、次々に弱気見通しが示され、最近では欧州系証券が「NAND祭りの閉祭宣言」なんてタイトルのレポートを発信。半導体関連に止めを刺したような感じになっていました。ただ、仮想通貨のマイニング用コンピューターの需要は根強いほか、IOTやAI、自動車の自動運転や安全運転装置、実用化競争に入ってきた5G関連など需要がシフト。通信用LSI、CMOSイメージセンサー、パワー半導体などの受注が増加。別に用途はスマホだけではないのですが、なんで、敢えて弱気の話を流すんでしょう。日本の半導体業界は、原材料や特殊ガス、分解しても製造方法がわからない高度な生産手法などニッチなところに特化しており、高いシェアと価格決定権を持っており、昔の様に量産や価格で勝負するような柔な体質ではなくなっているんですが…。

 まあ、半導体の例ではないですが、今日は、突然、資生堂や花王、ファンケルなど「インバウンド」関連が、突然崩れ市場のムードを悪化させました。昨日、インバウンド客数が記録を更新したばかりですが、米国の投資ファンドの参加にある証券会社が、「今のところ関連業界の業績は好調に推移しているが、ハードルが上がったことで9月以降業績が鈍化する可能性がある」との見通しを出したことが、足を引っ張った格好。主要なテーマで株価が伸びきっているところでやられたので、相場が壊されてしまいました。また、業績好調で高値を更新したばかりの銘柄の投資判断の引き下げが行われるなど、どうも何を基準にして投資判断をきめているのかよくわからないことが多すぎます。昨年末ごろには、半導体関連の投資判断の引き上げや、株価目標の引き上げを競争してやっていた証券会社も多かったのですが…。のちのち、決算発表のアルゴ売買で叩き売られることにもなりますし、あまり熱心に格付けしてくれなくてもいいのですが…。格付けや株価目標が引き上がったから「売り」なんて、逆指標に使われることになったら恥ずかしい…。

 今日の日本株は、昨日書いたことをなぞったような展開に…。前場はハイテク株の堅調や先物への買いが続いて続伸。日経平均は、前引け近くにこの日の高値2万2926円(前日比132円高)をつけていました。後場にかけ、中国市場が軟化したことやインバウンドに関する訳の分からないレポートで、関連株が総崩れになったこともあり、後場から売り急ぐ動きになり、寄り後まもなくマイナス圏に沈没。引け近くにプラス圏に浮上する場面が会ったものの、昨日同様、ETF処分絡みの先物売りがでて引けかけ下落する展開に…。日経平均、TOPIXとも5日ぶりに反落。

 日経平均終値は、29円51銭安(0.13%)の2万2764円68銭、TOPIX終値は、1.62ポイント安(0.09%)の1749.59ポイント。NT倍率は13.01倍で前日から横ばい。出来高は、6056万株増の12億0660万株、売買代金は288億円増の2兆1958億円と薄商い状態が継続。騰落状況は、値上がり942、値下がり1085と、売りがやや優勢。
 日経平均サイコロは7勝5敗、TOPIXは8勝4敗で、ともに変わらず。日経平均RSIは60%→59%に小幅低下。TOPIXは、55%→56%に小幅上昇。25日線かい離率は、+2.14%→+2.09%とわずかに縮小。騰落レシオは85%→82%に小幅に低下。指数は強気を維持、物色範囲も広がりを見せる前での足踏み状態というところ。

 引け後の先物手口を見ると、昨日同様ETF売買を活発にやっていた国内証券の売りが最多。やはり、高値圏から買い下がったETFの処分売りが出ており、これに伴って証券会社が先物売りを出している格好。やはり、この辺の需給の壁は相当厚いようです。積極的に先物を買っていた外資系証券も今日は見送りだったみたいですね。まあ、今週は週前半と後半はだいぶ様子が違ったものになると想定しておきましたが、日経平均は明日陰線が入ると高値圏での「三羽ガラス」になるだけに要警戒。本当は、半導体を手掛けたいのですが、コンセンサスが高めのままのものが多く、下手に買って決算発表でアルゴに売り叩かれてもね…。アナリストコンセンサスも良しあしです。もっとレベルを向上させ、会社の意向に沿わない判断でも堂々とできるアナリストに育ってもらいたい。米株先物安いですね。

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昨日の米国株は、好調な企業業績やFRBの強気の景気見通しを背景に買われ、NYダウは5日続伸。NASDAQ総合指数は主力の益出しから弱含んで終了。
 おはようございます。 トランプおじさんですが、外遊疲れかそれとも選挙へのロシア疑惑問題での失言への反省なのか、このところ、大人しくなったようです。鉄鋼やアルミ、木材に課けた関税のおかげで、製造業に影響が出始めたほか、カナダ産の木材の値上がりで住宅建設のコストが跳ね上がり住宅産業に影響が及び始めました。世界の経済は、複雑なサプライチェーンを通して密接につながっており、これを断ち切るようなことをすれば自国経済にも影響が及んできます。まさに天に向かって唾を吐くようなもので、いちいち自分の顔にかかってくるのですが…。今晩から輸入j自動車への関税適用に関する公聴会が開かれますが、まず、結論ありきで、粛々と手続きを進めているのか、それとも悪影響が大きいとに意見が多ければ、取り下げる考えはあるのか…分けの分からない保護貿易主義者がスタッフにそろっているだけに先行きが読めません。一時は中国の妥協で成立していた輸入増加案を反故にされた中国は、内心、腹に据えかねているはず…。昨日は、「交渉がすすまないのは習主席の所為だ…」なんて、政権幹部が発言していましたが、あまり、個人攻撃はしないほうが良いかも…。プライドを傷つけたら、名誉をまもるためには、何をするかわからない国民性ですよ。

 18日の米国市場動向
 ニューヨークダウ         2万5199ドル29セント      +79ドル40セント(0.32%)
 NASDAQ総合指数        7854.44ポイント         -0.67ポイント(0.01%)
 S&P500               2815.62ポイント         +6.07ポイント(0.22%)
 CME日経平均先物        2万2860円            +60円
 10年物国債金利         2.873%              +0.009%
 ニューヨーク原油         68.76ドル             +0.68ドル
 GOLD                1227.3ドル            -
 ドルインデックス          95.11               +0.11  
 

 昨日の米国株は、好調なハイテク企業の決算を受け欧州株が堅調に推移したものの、朝方発表の新規住宅着工件数が予想を下ぶれたことを嫌気。売り買いが交錯し前日引け値水準での始まりになりました。寄り付きの売り一巡後は、前日好決算を発表していた鉄道大手CSXや航空大手ユナイテッドコンチネンタルが買われ運輸株への買いを刺激。この日、モルガンスタンレーが予想を上回る決算を発表して買われると、金融株にも買いが波及。昼にかけ次第に上げ幅を広げ、昼過ぎ、ニューヨークダウはこの日の高値2万5215ドル(前日比96ドル高)をつける場面も…。ただ、プライムセールの好調が伝えられたアマゾンが、最高値を更新後に益出しに動きから軟化すると、他のハイテク株にも売りが波及。WEB主力株が総じてげらくしたことが嫌気され、、引けに書かては小動きに推移。ハイテク株の動きが明暗を分け、ニューヨークダウトS&P500は続伸したものの、NASDAQ総合指数は小反落して終了。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1607、値下がり1356(NASDAQ市場は、1599-1349)と、ともに買いが優勢。VIX指数は、0.04ポイント上げ12.10ポイントに上昇。

 NYダウは、5日続伸。採用30種は、値上がり15、値下がり15と同数。前日売らたユナイテッドヘルスが買い直されて2.05%上昇。単独で指数を35ドル分押し上げ指数の上げをリード。キャタピラーが1.56%、AMEXが1.81%、それぞれ上昇。ベトナムのLCCから旅客機100機の大型受注があったボーイングが0.94%上昇。単独で指数を23ドル分押し上げ。その他、モルガンスタンレーの好決算を受け、JPモルガンが0.93%、トラベラーズが0.94%、VISAが0.9%、それぞれ上昇。金融関連もダウの上げに寄与。一方、J&Jが1.01%、マクドナルドが1.14%、ナイキが1.14%、それぞれ下落。消費関連が冴えない動き。マイクロソフトが0.78%、アップルが0.55%、それぞれ下落。
 NYダウは、上げの急所となる6月11日高値(2万5402ドル)を前に、値動きが鈍ってきました。昨日は、長期金利の上げを受けた金融株が上げに寄与したものの、ディフェンシブ系銘柄が不振になるなど、なかなか、歯車がかみ合わないことが動きの鈍さにつながっているようです。ただ、S&P500は上げの急所となる3月高値を抜き1月高値へ向け動き始めているほか、週足MACDがNYダウに先立ち中期的な買いシグナルを発信しています。一部の、指数寄与度の高い銘柄の影響を受けるNYダウより、より実態に近いS&P500指数の動きを重視したほうがよさそう。

 米国株は高安まちまち。円は、冴えない米住宅着工件数の動きを受け、対ドルは112円80銭台と横ばい。対ユーロは、131円30銭台と小幅高。CME日経平均先物は大証先物終値を60円上回る2万2860円で帰ってきました。レンジは、2万2760円~2万2925円。本日の日本株は前日同様、指数は海外先物筋の買いとブルETFの戻り売りにともなう国内証券会社の先物売りとの間で不安定な動きが続きそう。出来高が細っており、指数は、指数売買に伴う裁定取引の影響を受けやすくなります。引き続き、指数より個別を重視する流れに…。インバウンド関連の共立メンテナンス、首都圏地価上昇で含み益の実現化期待のケネディクス…。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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