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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
07 | 2018/08 | 09
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本日の日本株は、米中次官級会合の開催へ向けた動きを好感したものの、中国株安への警戒が解けず、小幅に続落して終了。
なかなか、すんなりとは下げてくれません。米株安やハイテク株安を受け、昨晩のCME日経平均先物は2万2000円大台付近で帰ってきていましたので、今日は、先物筋の売り仕掛けで夏のお化けでも出るかな…と、思ったのですが、寄りは大台を割れて寄付き、中国市場への警戒感もあり、寄り後まもなく、日経平均はこの日の安値2万1871円(前日比333円安)をつけていました。中国市場は予想通り安く始まったものの、大台割れでは個人や投信などの押し目買いが入り、底堅く推移。しかし、前場の取引半ばに中国の商務次官が8月末にも米国を訪問。米財務次官と会談することが決まった、との話が流れると、投機筋が一斉に先物を買い戻し。先物買いが先行したことで裁定買いも入り、日経平均は急速に下落幅を縮小。前引け近くにはこの日の高値22240円(同36円高)とプラス圏に浮上していました。ただ、後場に入ると昼休み中に中国株が下げ幅を拡大したことが嫌気され、売り買いとも手控えられ前日引け値を鋏み膠着した動きに。結局、日経平均、TOPIXとも続落して終わっています。

 日経平均終値は、12円18銭安(0.05%)の2万2192円04銭、TOPIXは10.88ポイント安(0.64%)の1687.15ポイントと、ともに続落。NT倍率は、13.08倍→13.15倍に上昇。7月13日に付けた13.10倍を上回ってきました。出来高は、銀行株や低位株が動いたこともあり、約3億株増の16億4677万株、売買代金は、裁定取引にともない値がさの指数採用銘柄が売買されたこともあり、売買代金は、5445億円増の2兆5867億円と、ともに増加。騰落状況は、値上がり267、値下がり1673と売りが圧倒的に優位。
 日経平均サイコロは、4勝8敗(33%)に低下。TOPIXは3勝9敗で変わらず。日経平均RSIは、41%→38%(TOPIXは33%→28%)に、それぞれ低下。日経平均25日線かい離率は、-1.315%→-1.41%%。TOPIXのRSIの低下が目立ちますが、25日線との乖離率は-2.95%と、日経平均に比べマイナスかい離が大きくなっており、TOPIXに関しては、売られすぎ局面に接近。騰落レシオは96%→95%と、方向感が出ていません。

 今日発表された6日~10日売買分の投資主体別売買動向(先物)を見ると、海外投資家は、日経平均型を390億円、TOPIX型を700億円、それぞれ売り越していました。このところ、NT倍率が急速に上昇しているところを見ると、NTロング(日経平均先物買い・TIPOX先物売り)のプログラム売買が行われている可能性が強いようです。今日の動きを見てもTOPIXとの裁定取引に使われる任天堂やトヨタが安く、日経平均先物との関係が深いファーストリテーリングやファナックが上昇していました。この動きを見ても日経平均先物に買い圧力がかかり、TOPIX先物に売り圧力がかかっていたことがわかります。また、資本金別でみると大型株が0.39%下落に対し、小型株は1.58%の下落。この数字を見ても、TOPIXに売り圧力がかかり小型株がさえなかった、という事になりそう。

 まあ、下がったところは国内の逆張り投資家が出てきて買い支えるものの、上値を買い上がるのは海外先物筋が売り玉を買い戻すときだけ…という情けない状況。NT売買のおかげでTOPIXに売り圧力がかかり、今日は7月5日の安値を切り込み、3月26日に開けていた窓を閉めています。次は3月26日の1645ポイントが急所になりますが、ここを切ってくると2015年8月高値時からの調整の様に2段下げに入ってしまいます。テクニカルな指標は、短期的な反発が近いことを示唆していますが、個々からの動きは要注意です。何か好材料がでて、NTロングのポジションが解消されても、日経平均先物買いには、ヘッジの円売りがくっついていますから円が買い戻され円高になるリスクもあります。まあ、国内投資家に全くやる気がありませんので、海外投機筋のポじション変化が、そのまま日本の指数の動きになってしまう状態に…。短期的にはTOPIXの動きに注目したい。米中次官級会合を好感して米株先物や欧州株は堅調に推移しており、このままなら明日は平穏ということになりますが…。やや物色の質が悪くなってきた。

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昨日の米国株は、原油価格の下落やトルコとの関係悪化、テンセントの決算ショックを受けたハイテク株売りなどを嫌気し、主力3指数とも反落して終了。
 おはようございます。
 相変わらず、トルコと米国の関係悪化が話題になっています。この間に付け入るようにロシアのラブロフ外相がトルコを訪問。ロシア陣営への取り込みを画策しているようです。また、昨日は、湾岸のカタールがトルコへの150億ドルの投資を申し出。トルコリラは、一時、上昇していました。カタールは、イランとの関係やテロへの支援を理由にサウジアラビアから国交の断絶を通告されていますが、トルコへの支援に対し、サウジアラビアが態度を硬化させる可能性もあり、中東の緊張が高まる可能性も…。米政府とトルコ大使館との拘束されている米宣教師の開放交渉も決裂したようです。同宣教師はトランプ大統領の支持団体であるキリスト教福音派に所属しており、中間選挙での支持を盤石にするためにも、中間選挙までには開放をさせたいところ。トルコへの圧力が増加する懸念もあります。なんだか、世界中がとげとげしくなってきました。 

 15日の米国市場動向
 ニューヨークダウ           2万5162ドル14セント       -137ドル51セント(0.54%)
 NASDAQ総合指数          7774.12ポイント          -96.77ポイント(1.23%)
 S&P500                 2818.37ポイント          -21.59ポイント(0.76%)
 CME日経平均先物          2万2000円             -180円
 10年物国債金利            2.8641%              -0.031%
 ニューヨーク原油           65.01ドル              -2.03ドル
 GOLD                  1181.8ドル             -18.9ドル
 ドルインデックス            96.71                +0.05
  

 昨日の米国株は、トルコと米国との関係悪化を嫌気し欧州株が全面安になった流れを引き継ぎ売りが先行。想定外の在庫増を嫌気し原油価格が急落しエネルギー関連株が売られたほか、この日決算を発表したテンセントが予想外の減益になったことからハイテク株への懸念が広がり関連株が売られるなどし、反落してスタート。ニューヨークダウは寄り後まもなく、この日の安値2万4965ドル(前日比334ドル安)をつけ、2万5000ドルの大台をわりこむ場面もありました。この日発表された小売売上高や鉱工業生産指数、NY連銀製造業指数などはいずれも予想を上回る強い内容でしたが、特に買い材料視されず、終日、マイナス圏での推移となりました。大台を割り込んだことで、公益株やヘルスケア関連などディフェンシブ系銘柄を中心に買われ、引けにかけ下落幅を縮めたものの、ハイテク株下げの影響が大きく主力3指数とも反落して終了。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり976、値下がり1999(NASDAQ市場は、738-2271)と、ともに売りが優勢。VIX指数は1.33ポイント上げ14.64ポイントに上昇。

 NYダウ採用30種は、値上がり13、値下がり17。医薬品のメルクが1.37%、ファイザーが1.11%それぞれ上昇。高配当のP&Gが1.22%それぞれ上昇。一方、原油価格の下げを受けシェブロンが3.8%下落。単独で指数を31ドル分押し下げ。中国との摩擦激化を懸念しボーイングが2.18%下落。原油価格の下げと中国との摩擦を嫌気し、キャタピラーが2.15%下落。この2社で指数を70ドル分押し下げています。このほかマイクロソフト(-1.36%)、インテル(-1.37%)などハイテク株も軟調。8銘柄が1%超え下落し指数の足を引っ張りました。
 主力3指数とも高値圏での持ち合いの範囲内の動き。ただ、NASDAQ総合指数の高値が切り下がるなど、このところ高値を更新できない動きに、やや荷もたれ感も出てきた印象。ドル高の影響で新興國の状況が悪化しており、資源価格などへの跳ね返りが見られ始めていることも警戒材料。引き続き高値持ち合い圏の動きとはみますが、トランプ政権の市場介入的な動きに対し市場が警告を与えるような動きも想定して置く必要があるか…。

 米国株は反落。円は、ドルが新興国通貨に対し買われた流れを受け、リスク買いの動きが強まり対ドルは110円70銭台に、対ユーロは125円590銭台に、それぞれ上昇。CME日経平均先物は大証先物終値を180円下回る2万2000円で帰ってきました。レンジは、2万1845円~2万2365円。本日の日本株は、CME終値にサヤ寄せして安寄りした後は、中国市場の動き待ちの神経質な展開になりそう。一昨日の不可解の上げで高値で買いついたインデックス買いがあり、今日の動きによっては海外投機筋が投げを誘うような動きをしてくるかもしれません。つい先日まで、市場には楽観論まではいかないものの、なんとなく安心感みたいなものがありましたが、決算発表が終わり、海外の混沌とした状況を意識し始めた動きもあるようです。昨日のテンセント決算では、中国の何らかの規制が影響していたとの見方もあり、ゲーム関連などへの警戒感も強まりそう。市場が気j崩れすればその分底入れ時期が早まるが…。              


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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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