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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
07 | 2018/08 | 09
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週末の日本株は、米中次官級会合を好感し反発したものの、中国株安を嫌気したほか週末のポジション調整から伸び悩んで終了。
 今日は午前中から長女が孫を連れて帰ってきており、作業部屋の中を出たり入ったり、勝手に引き出しを開けて筆記具を持ち出すは、ノートの落書きはするは…で、落ちついて仕事ができません。昔の自分も母親や父親の実家に行っては、探検宜しく、あちこり漁っては叱られたものです。まあ、いろんなものに興味があるというのは成長の証。今晩は止まるようですから、忙しくなりそうです。

 週末の日本株は、米中通商協議の下準備を兼ねた次官級会合が開催されることを好感し、米国株が大幅高した流れを受け、買い先行でスタートしました。朝方は、CME日経平均先物終値(2万2285円)にさや寄せする先物買いが先行。裁定買いなどから日経平均は高寄りしてスタート。寄り後にこの日の高値2万2340円(前日比148円高)をつけていました。ただ、次官級会合については、昨日の立会時間中に織り込んでいたところもあり、買いものが続かず、この高値を終日抜くことはできませんでした。昨日米国市場の引け後に発表された半導体大手の決算で、仮想通貨のマイニング需要が減少していることや、半導体メーカに投資を絞り込む動きがあることなどを指摘。今期見通しについて弱気の見方をしましたことが嫌気され、半導体関連が下落したこともあり、頭の重い展開に…。後場に入ると、中国株が一段安したことや週末のポジション調整の動きもあり、日経平均、TOPIXとも反発したものの、模様眺め気分の強い展開になりました。日経平均の終日レンジは、2万2244円~2万2340円で、振幅は96円。

 日経平均終値は、78円34銭高(0.35%)の2万2270円38銭、TOPIXは10.38ポイント高(0.62%)の1697.53ポイント。NT倍率は13.15倍→13.12倍に低下。出来高は、4.3億株減の11億1629万株、売買代金は7412億円減の1兆8455億円に減少。売買代金は、今年3番目の薄商い。騰落状況は、値上がり1498、値下がり523と買いが優勢。
 今日の終値での日経平均サイコロは4勝8敗、TOPIXは3勝9敗と、変わらず。日経平均RSIは、38%→43%(TOPIXは、28%→32%)に、それぞれ上昇。日経平均25日線かい離率は、-1.415%→1.08%に縮小。騰落レシオは95%→97%に上昇。日経平均、TOPIXとも、長期のトレンドを示す200日線を下回っており、この回復が望まれます。TOPIXは、200日線が下落し始めておりやや気になるところ。NT売買でTOPIXに先物売りの圧力がかかっていることが影響しているか…。

 今日は昨日書いたことの逆の動きになりました。前日、NT倍率が高値を更新したことから、この日はNTロングを解消(日経平均先物売り・TOPIX先物買い)する動きも入り、TOPIX先物買いにともない、銀行株や任天堂、トヨタ自動車など時価総額の大きな銘柄が上げたほか、小型株も総じて上昇。一方、日経平均先物に売り圧力がかかり、裁定解消売りからユニクロが単独で指数を40円近く押し下げる動きもありました。週間で見ると、日経平均の下落率は0.8%にとどまりましたが、TOPIXは2.65%も下げています。おそらく、NTロングの残がまだ残っているとみられ、週明けもまだこの解消を気にする必要がありそう。もたもたしていると、9月のメジャーSQが来ますから、しばらくは先物売買に振り回されるかもしれません。

 決算ではアルゴ売買に振り回され、円安になればNTロング、円高になればNTショート、罫線の需要なポイントを切るとトレンドフォローの売り浴びせ…AIを使った自動売買だか何だか知りませんが、こと、株式市場に関しては投資家をハッピーにはしていませんね。何人のまともな個人投資家が、今の市場に失望して去っていったやら…。まあ、取引所に個人投資家ん目線を置いて制度改革をする気が無いんですから、ぼやいても仕方がありませんが、与えられた土俵の中でベストを尽くすしかありません。トラストテック、アルプス技研、日本システム技術、TDCソフト…頑張っていますね。
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昨日の米国株は、米中通商協議再開期待による買い戻しや好調な企業決算が追い風となり、主力3指数とも反発して終了。
 おはようございます。
 昨日の米国株は、素直に米中次官級会合の開催へ向けた動きを好感したようです。中国側は、あくまで米国側から要請があった、とし、面子を維持する立場を貫き、保護主義的な動きには屈しないと、くぎを刺しているようです。中国側としては、閣僚級の会談で中国側が米国から大幅な輸入をし、それでいったん貿易問題は棚上げにするとした合意が、トランプ大統領に反故にされたことに不信感を強めており、果たして、閣僚級会談まで持ち込めるかどうか…。中国側としては、米国の制裁関税による経済の落ち込みがあっても「一帯一路」プロジェクトを推進することでカバーできる、と踏んでおり、今回は簡単に妥協することは無いかもしれません。しばらくは、叩きあいが続くことになるんでしょう。米国だって時間がかかれば、制裁関税が国内物価の上昇になって跳ね返ってくる…。すでに、カナダ産木材に関税を課したことで住宅建設コストが上昇。人件費や用地手当てなどのコスト上昇も合わせ、住宅部門にしわ寄せが起きています。マイナス面が表面化する前に、米国がどこで妥協点を見出してくるかが焦点になりそう。

 16日の米国市場動向
 ニューヨークダウ        2万5558ドル73セント     +396ドル52セント(1.56%)
 NASDAQ総合指数       7806.52ポイント        +32.40ポイント(0.42%)
 S&P500              2840.69ポイント        +22.32ポイント(0.79%)
 CME日経平均先物       22285円             + 125円
 10年物国債金利        2.8678%             +0.017%
 ニューヨーク原油        65.46ドル            +0.45ドル
 GOLD               1181.0ドル           -4.0ドル
 ドルインデックス         96.59              -0.13 


 昨日の米国株は、米中が通商協議の再開に向けて動き出したことを好感。中国関連株などが幅広く買い戻されたほか、好決算銘柄に買いが集まり、急反発してスタート。この日決算を発表したウォルマートの売上高が過去10年来の最大の伸び率を示したことで急伸。また、昨日引け後に予想を上回る決算を発表していたシスコシステムズも買われるなどし、終日、高値圏で推移。ニューヨークダウは昼頃にこの日の高値2万5607ドル(前日比444ドル高)をつけていました。この日引け後に主要半導体企業が決算発表を控えていることからハイテク株が伸び悩んだことや、ムニューシン財務長官がトルコに幽閉されている米人牧師の釈放が無ければ追加制裁を課す、と発言したことから引けにかけては伸び悩んだものの主力3指数とも反発して終了しています。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり2206、値下がり756(NASDAQ市場は、2121-888)と、ともに買いが優勢。VIX指数は、1.19ポイント下げ、 13.45ポイントに低下。

 NYダウ採用30種は、値上がり27、値下がり3(インテル -0.61%、ディズニー -0.33%、マイクロソフト -0.02%)。好決算のウォルマートが9.33%急伸。単独で指数を57ドル分押し上げ。同シスコシステムズが2.96%上昇。米中通商協議再開期待からボーイングが4.3%、キャタピラーが3.2%、それぞれ上昇。2社で指数を125ドル分押し上げていました。金利の上昇を受けGSが1.64%(25ドル分押し上げ)上昇するなど16銘柄が1%超え上昇。指数の上げに寄与しています。
 主力3指数とも高値持ち合いの範囲内での動き。ともに9日~10日かけて開けた日足の窓を埋めたところで上髭を残して終わっており、頭の重さが目立ちます。ただ、ともに週足で見ると、13週、26週、52週とも週足移動平均線が上向きに転じ、13週線が株価を押し上げる方向に作用しており、そろそろ動きが期待できそう。引け後に発表された、半導体のエヌヴィディアとアプライドマテリアルの決算は、ともに予想を上回ったものの、「半導体業界が投資を絞っている…」との理由から予想を下回るガイダンスを出し、引け後の取引で、ともに4%を大きく超える下落になっています。

 米国株は反発。円は、リスク回避の動きが一巡したことやトランプ大統領や米政権幹部がドル高容認発言を行い、対ドルは110円90銭台、対ユーロは126円付近にともに小幅に下落。CME日経平均先物終値は、大証先物終値を125円上回る2万2285円で帰ってきました。レンジは、2万1865円~2万2340円。本日の日本株は、CME日経平均先物終値にサヤ寄せし反発して始まった後は、週末控えでもあり、値動きの荒い展開になりそう。米市場の引け後の発表された半導体大手エヌヴィディアなどの弱気な見通しを受け半導体関連への売り圧力が高まる可能性があります。NTロング解消の動きがあればTOPIX優位となり昨日売られた小型株の出直り期待がもたれますが…。あちら立てれば、こちらが立たず…指数売買のおかげで日本株は方向感が出てきませんね。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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