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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
07 | 2018/08 | 09
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本日の日本株は、米金利低下を受けた円の上昇を嫌気し売られたものの、中国株の続伸を好感し、高安まちまちで終了。
 本日の日本株は、日経平均とTOPIXが高安まちまちの動きで終わりました。NT倍率は、昨日の13.12倍から、13.18倍に上昇。7月13日に付けた13.10倍を更新し続けています。投資家の目線は日経平均に移りがちですが、TOPIXの動きを見ると、今年3月安値1645.16ポイントに、あと20ポイント少々のところまで近づいています。このポイントを切ると2015年の8月天井の時と同様に2段下げに入る可能性もあり、十分警戒しておく必要があります。詳しいことは、レポート直近号に書いています。NT倍率の上昇に関しては、やや異常なレベルまで来ていますが、海外先物筋の間に、(日経平均先物を買いTOPIX先物を売る)NTロングのポジションを作っているところがあり、この売りに伴いTOPIXに売り圧力がかかっている印象を受けます。

 直近の投資主体別売買動向(先物)を見ても、日経平均先物の売りをTOPIXが倍以上上回っていました。今日も米系証券の手口は、日経平均先物を買い越す一方、TOPIX先物を売り越していました。13.1倍の節値を抜けたことで、トレンドフォロー型のヘッジファンドがNTロングのポジションを増やしているのかもしれませんが、今日の高値は13.19倍…過去10年間なかった水準でもあり、いったん巻き戻された場合の影響を考えると…。そろそろ、反対売買されNT倍率が低下した時に何が買われてくるか、など心づもりしておいた方が良いのでは…。

 本日の日本株は、トランプ大統領のFRBの利上げ政策牽制を受けた金利低下で、円が上昇して帰ってきたことを嫌気。朝方から、売り先行で続落してスタートしました。先物売りが先行し、裁定解消売りからユニクロが売られるなどし、日経平均は寄り後まもなくこの日の安値2万2053円(前日比146円安)をつける場面も…。売り一巡後は、中国市場のオープン待ちの展開になりましたが、続伸してスタートしてくると、次第に買い戻しが優勢になり前引けにかけて下げ幅を縮小。昼休み中に中国株が上げ幅を拡大すると、後場寄りからは先物買い戻しが先行。日経平均先物に買いが入ると円が売り戻され、110円台を回復。TDKや東京エレクトロンなどが買い戻されたほか、裁定買いに伴いユニクロに買いが入り急伸。日経平均は後場寄り後まもなく、この日の高値2万2306円(同107円高)をつけていました。引けにかけては、中国株が伸び悩んだこともあり、プラス圏で推移したものの、上げ幅を縮める動きに…。NT売買でTOPIXに売り圧力がかかったこともあり、高安まちまちの終わりに…。

 日経平均終値は20円70銭高(0.09%)の2万2219円73銭と反発。TOPIXは6.73ポイント安(0.40%)の1685.42ポイントと、続落。NT倍率は13.12倍→13.18倍に拡大。出来高は8431万株増の10億6752万株、売買代金は、2444億円増の1兆9210億円と、閑散商状が続いています。騰落状況は、値上がり 563、値下がり1455と、売りが優勢。今日は、ユニクロが単独で日経平均を41円分押し上げており、指数売買の影響が大きかったことがわかります。また、出来高の上位10傑に低位株が4銘柄入るなど、相場の質としては良いものではなかったようです。

 日経平均サイコロは4勝8敗、TOPIXは3勝9敗で、ともに変わらず。日経平均RSIは、45%→37%(TOPIXは、34%→27%)に、それぞれ低下。底値ゾーンの40%割れになっています。日経平均25日線かい離率は、-1.33%→1.15%にやや縮小したものの、TOPIXは、-2.55%→-2.8%に乖離が拡大。反発が期待できる-3%に近づいてきました。到来くレシオは89%→83%に低下。まだ底値ゾーンの80%割れには、いまいち…。TOPIXの週足RSIは32%に低下してきましたが、昨年3月安値や今年3月安値の30%付近い近づいており、そろそろ潮目の変化も近いか…。引き続き、NT倍率の動きに注目ですが、NTロングが解消されても日経平均の下落率よりもTOPIXの下落率が少ない格好で、ともに下げながらNT倍率が低下する可能性もあります。まあ、単純にTOPIXが上昇したら何が買われるか…を考えておけばいいのでは…。大手証券ではNT倍率の13.25倍への上昇を予想するところもありますが…。指数売買など無視して企業の成長性を買いたいのですが、指数の動きがノイズになって、なかなかまともな投資家が市場に戻ってくれませんね。  

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週明けの米国株は、米中通商協議への期待感やアジア、欧州株高を好感し、主力3指数とも続伸して終了。
 おはようございます。
 日銀が正体不明のあいまいな金融政策の変更を行う一方、今後、国債発行などで財政資金調達をしなければならないトランプ大統領を低金利の維持を求め、FRBの利上げ政策への批判を強めています。先週の地方での資金集め集会で寄付者を前にFRBの利上げ政策やパウエルFRB議長を批判。昨日のロイターとのインタビューでも、利上げに反対する発言をしています。先月末の日銀の金融政策変更は、量から金利調整に政策変更し「ステルステーパリング」と呼ばれた2015年と対比し、ステルス利上げとも呼ばれています。また、国債買い取り額を実質減額したことに続き、ETFの買取り額も減らすのではないか…との懸念も市場は持ち始めています。「フォワードガイダンス」を持ち込み、現在の低い金利水準を維持する…と、オブラートに包んでいるものの、日銀は、すでに正常化への地ならしを進めているのでは、と疑問を持たれても仕方がないような動きをしています。トランプ大統領の利上げへの抵抗、一方、日銀のステルス利上げ…市場が、これを思惑材料にしたら、円相場は大丈夫…? 

 20日の米国市場動向
 ニューヨークダウ         2万5758ドル69セント    +89ドル37セント(0.35%)
 NASDAQ総合指数        7821.01ポイント       +4.68ポイント(0.06%)
 S&P500               2857.05ポイント       +6.92ポイント(0.24%)
 CME日経平均先物        2万2175円          +15円
 10年物国債金利         2.819%            -0.054%
 ニューヨーク原油         66.43ドル           +0.52ドル
 GOLD                1197.3ドル          +13.1ドル
 ドルインデックス         95.26              -0.38 


 週明けの米国株は、米中通商協議再開への期待感に加え、トルコとカタールが通貨スワップ協定を結び、トルコリラ安定への期待感がが強まったことなどを好感。アジア、欧州株が上昇した流れを引き継ぎ、買いが先行。続伸してスタートしました。トランプ大統領がFRBの利上げ政策を再度批判したことを受け、長期金利が低下。ドルが売られたことも多国籍企業に追い風になるとしてボーイングやJ&Jなどが買われ、ニューヨークダウは、寄り後まもなく、この日の高値2万5790ドル(前週末比121ドル高)をつけていました。ただ、今週から始まる米中次官級会合の推移を見たいというムードも強く引けにかけては、この日の寄り値(2万5727ドル)を鋏んだ膠着した動きが続きました。この日は、一部アナリストが2019年のアイホン販売の減少を予測しアップルの投資判断を引き下げたことから、前週に続きフェイスブックなどWEB主力株の動きが冴えず、NASDAQ総合指数の動きが冴えませんでした。結局、主力3指数とも続伸したものの、ニューヨークダウの終日値幅はわずか74ドルと、小動きの展開。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり2026、値下がり923(NASDAQ市場は、1821-1187)と、ともに買いが優勢。VIX指数は、0.15ポイント下げ12.49ポイントに低下。

 NYダウは3日続伸。 採用30種は、値上がり17、値下がり12、変わらず1(ウォルグリーン)。投資判断の上げがあったナイキが3.05%上昇。単独で指数を16ドル分押し上げ。ボーイングが1.26%、GSが1.03%、それぞれ上昇。両社で指数を45ドル押し上げ。J%Jga 1.79%、メルクが1.61%、それぞれ上昇。7銘柄が1%超え上昇し指数の上げに寄与していました。一方、ウォルマートが1.89%下落。投資判断の下げがあったアップルが0.97%下げ指数を14ドル分押し下げ。インテルが1.27%、マイクロソフトが0.66%下げるなどハイテク株の不振が目立ちました。

 予想通りNYダウリードの戻りになってきました。次の急所である2月27日の戻り高値25800ドル更新まであと10ドルに迫ってきましたが、これを更新することで米国株もようやくVIXショックから抜け出すことになります。これを更新後は小休止することもありそうですが、この後にNASDAQ市場が上げに転じられるかがポイントになりそうです。このところ、半導体の先行き懸念などWEB主力株に逆風が吹き、株価の頭打ち感が出てきましたが、多くの投資資金を引き付けており、ここが崩れるようだと全体への影響も大きくなります。懸念されているFBやツイッターのアカウント削減は、業務の正常化につながるもので一概に悪材料と見做すこともできませんが、テスラの非公開化へ向けての混乱もあり、大きな動きはできないか…?NYダウとS&P500の動きがポイントに。
  
 米国株は続伸。円は、トランプ大統領の利上げ牽制発言を受けた10年債金利の急落を受け、対ドルは110円付近に上昇。対ユーロは126円40銭台と、前週末水準。CME日経平均先物は大証先物終値を15円上回る2万2175円で帰ってきました。レンジは、2万2130円~2万2265円。本日の日本株も膠着感を強めた展開になるか…。7月末の日銀金融政策変更は実質利上げではないかと、の疑問を市場が持ち始めており、内外投資家も相場の方向性を決めづらくなっているようです。日米通商協議での通貨安誘導との批判を避ける動きとも読めますが、政策変更後も明確な動きをしておらず、市場に気迷い感が強まっているようです。しばらくは、指数は膠着感を強める動きになるか…。ドル円相場が、抵抗帯を切ってきており円高が進む懸念も…。決算で売られた内需系の小型好業績成長株の見直し買い…。


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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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