レポートでも書きましたが、先週は200日線、52週線という長期の抵抗線を抜いてきましたが、同時に、週一目均衡表の雲下辺、過去2年間の出来高最多帯という壁に直面。 壁の突破には出来高が必要ですが、今年最低の出来高では…。しばらくはサンドイッチ状態が続くことになるか…。海外投機筋の仕掛け的な動きが警戒されますが、今のところCTAにつながる欧州系証券の買い越し(買い戻し?)が続いており、警戒することはないか…。個別でも、好材料が出ても陰線で終わっているものが多く、できるだけ週内に決着をつけておきたい…というのが投資家の考えのようです。連休明けの反動が怖い…。出し尽くし、「SELL IN MAY」にならなければいいのですが…。個別は今日も堅調でした。 ※レポート購読会員を募集しております。関心のある方は、レポート案内を見るか、メールフォームにて、直接、お問い合わせください。
主力3指数とも反発。リスクオフで債券に逃避していた資金が株式に還流。じり高しています。この日は、アップルとの訴訟問題が解決したことを受けクアルコムが急伸。エヌビィディアなど他の半導体株の上げを誘いフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が最高値を更新。NASDAQ総合指数は昨年10月来の8000ポイント大台を回復してきました。底堅い動きが続いていますが、期待先行の部分もあり、今後の半導体関連企業の決算との整合性が注目されそう。また、リスクオンの動きが強まり債券から株式への回帰が始まっているようですが、連れて、10年債金利は2.3%台から上昇し、2.6%に接近。金利上昇スピードが速まると、VIX指数先物にたまり込んだ売りの買い戻しを刺激する可能性もあり、債券市場の動きに注目する必要がありそう。まあ、ブレーキを掛けながら「SELL IN MAY」へ向けての上げを見守るところ…。
日経平均は3月初めの週足陰線抜けに5週を要しましたが、このゾーンを抜け出し、次のステップに向かっています。いよいよ、国内個人と海外投機筋が攻防戦を行った2万3000円大台に近づいてきましたが、このゾーンでは個人が6000億円以上買って支えにまわる一方、海外投機筋は1兆5000億円近くの先物売りで対抗。大台を売り崩した因縁場。需給面でも大きな壁を形成しており、正念場に入ってきます。直近レポートで次の戻りのめどを書きましたが、月足で示してきたAゾーンの上限とほぼ一致しますので、このあたりを転換点として見ておけばいいのでは…。まあ、ここは連休明けの「SELL IN MAY」で売るつもりで、好業績が期待できるものを仕込んで待つ作戦で良いのでは…。それにしても、次のバブルの発生地は中国か…?としましたが、今日の値動きの軽さを見ると…。勉強を急がねば…!中国株の上げに刺激されたのか、米株先物の上げが大きいですね。日本株は、どんどんおいて行かれそう。10連休と消費税の引き上げが日本株のガンになっているようですね。 ※レポート購読会員を募集しております。関心のある方は、レポート案内を見るか、メールフォームにて、直接、お問い合わせください。
まあ、米国でもNYダウが3月第1週の週足中陰線から抜け出せない動きが続いていますが、長短逆ザヤの解消や米中協議の進展期待から、ようやく抜け出しそうな形になってきました。半導体関連が主役になりそうな感じになってきましたが、協議が妥結した場合、材料出尽くし売りになる可能性もあります。まあ、最終決着は、米中首脳の握手で終わるとは思いますが、まあ、5月に入ってからのことか…。米株次第ですが、日本株も「SELL IN MAY」へ向け、堅調な動きになるとは思いますが…。13週間ぶりに売り越しに転じた海外投資家の先物売り越しが、期末要因に基づく一時的なものか…、それとも、昨年同様、新年度入りとともに買い越に転じ、以後7週間買い越したようなパターンになるのか…。あなた任せの相場がまだまだ続きそう。3月17日号で再注目したダイフクは、今日で1000円近い値幅になりました。日立も予想したような戻りになりましたが、目先は週足一目均衡表の雲下辺の頭を押さえられた格好。まずは、雲入りを目指したい。 ※新規レポート購読会員を募集しております。関心のある方は、レポート案内を見るか、メールフォームにて、直接、お問い合わせください。
米国株は、上昇。円は、予想を下回る景気指標が嫌気されたものの、金利上昇を受け、対ドルは111円40銭台、対ユーロは125円20銭台に下落。CME日経平均先物は、大証先物終値を40円上回る2万1760円で帰ってきました。レンジは、2万1480円~2万1830円。本日の日本株は堅調に推移しそう。昨日、先行して米中通商協議の進展報道を織り込んだことから、先物の上げ幅は限定的になりましたが、今日の注目ポイントは、米SOX指数の最高値更新。半導体関連が買われ指数を押し上げた場合、先週、日経平均、TOPIXの各先物を大量売りしたCTAが買い戻し入り、踏み上げ的な動きが出る可能性もあります。短期的には主力優位の展開。米国ほどの規模にはならなくても、日本株も「SELL IN MAY」へ向けての動きが始まりそう。日立、ダイフク…。