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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
04 | 2019/05 | 06
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昨日の米国株は、FOMCのタカ派的な結果を織り込む動きや、原油安、一部主力企業決算を嫌気した売りに、主力3指数とも小幅に続落して終了。
 おはようございます。米国市場は、FOMC前に高まった金融緩和期待の後始末から、債券が売られて金利が上昇。株価も短期筋緩和を前提にした株買いポジションの解消から調整色を強めています。FOMCで安易な緩和期待は冷や水を浴びせかけられましたが、今晩の雇用統計結果を受けて、金利の先行きがどうなるか…。連休明け前の重要イベントになりそうです。

 2日の米国市場動向
 ニューヨークダウ       2万6307ドル79セント     -122ドル35セント(0.46%)
 NASDAQ総合指数      8036.77ポイント        -12.87ポイント(0.16%)
 S&P500             2917.52ポイント        -6.21ポイント(0.21%)
 CME日経平均先物      2万2275円           +25円(26日大証先物終値比)
 10年物国債金利       2.544%             +0.041%
 ニューヨーク原油       61.21ドル            -1.79ドル
 GOLD              1271.70ドル          - 12.50ドル
 ドルインデックス        97.84              +0.22 
 

 昨日の米国株は、前日の予想外のFOMCのタカ派姿勢を織り込む動きから売りが先行。小幅に続落してスタートしました。売り一巡後、前日好決算を発表していた半導体のクアルコムが上げたことを機に関連株が買われ、上げに転換。ニューヨークダウは寄り後まもなくこの日の高値2万6454ドル(前日比24ドル高)をつける場面も…。ただ、原油在庫の積み上がりを嫌気し原油価格が下落。エネルギー株が売られたことや、この日決算を発表したものの、予想に届かず化学大手ダウが売られたことなどから、下げに転じると、益出しを急ぐ動きが強まり下げ足を加速。午後の取引半ばには、この日の安値2万6180ドル(同250ドル安)をつける場面も…。ただ、米中通商協議の妥結期待や予想外に堅調な企業業績を手掛かりに押し目買いも入り、引けにかけては下げ幅を地理ぢめる展開に…。結局、主力3指数とも小幅に続落。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1331、値下がり1584と売りが優勢だったものの、NASDAQ市場は、値上がり1568、値下がり1499と買いが優勢。VIX指数は、高値15.92ポイントまであり、0.38ポイント安の14.42ポイントで終了。投資家の気迷い感が強まりつつあるようです。

 NYダウ採用30種は、値上がり11、値下がり19。好決算のメルクが1.02%、ファイザーが0.59%、それぞれ上昇。通信大手ベライゾンが0.82%上昇。ディフェンシブ系が堅調。一方、決算内容が嫌気されたダウが6.11%下落。単独で指数を23ドル分押し下げ。い予想通りの決算で材料出尽くしで売られキャタピラーが2.16%下落。指数を20ドル分押し下げ。原油下落を嫌気しエクソンが1.75%、シェブロンが1.21%、ぞれぞれ下落。9銘柄が1%超え下落し指数の足を引っ張りました。
 過剰な金融緩和期待が剥げ、調整が進んでいます。FOMC前に、10年債金利は2.455%と2.5%を割り込む水準まで低下。FOMCで緩和に関する示唆があるのでは…との投資家の期待があったようです。ただ、景気の底堅さから考えてもFOMCが緩和に動く可能性は低く、一部の短期筋が緩和ポジションを作り、期待が裏切られたことからポジションを解消したことが下落につながったようです。NYダウは、25日線を割り込んできましたが、半導体関連の見直しが進むNASDAQ総合指数は、25日線上を維持しており、基調の強さに差が出てきたようです。しばらくは、金利の動きとそれを受けたVIX指数の動きに神経質な動きが続きそう。

 米国株は続落。円は、米金利上昇を受け、対ドルは111円50銭台に小幅下落。対ユーロは、124円50銭台に小幅上昇。CME日経平均先物は、26日の大証先物終値(2万2250円)を25円上回る2万2275円で帰ってきました。レンジは、2万2155円~2万2365円。日経平均先物やドル円相場は、ほぼ連休前の水準で推移。今のところ連休明けの相場へ懸念は少ないようです。今晩、米国では雇用統計の数字が発表されますが、予想を下回る非農業部門就業者数や平均時給の伸び鈍化など(他の指標からは考えにくいが…)があれば、投機筋が円買いに出てくる懸念もあります。依然、通貨先物市場にたまり込んだ円売りポジションが気になります。まあ、連休明けまで何事もないように祈るばかりです。 

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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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