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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
04 | 2019/05 | 06
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本日の日本株は、米株の反発や景気刺激策を期待して上がった中国株に支えられ、好業績株に実需買いが入ったこもあり、8立会日ぶりに反発して終了。ようやく令和相場の幕開けに…。
 令和時代に入って初めて株価が上昇して終わりました。平成時代の最終立ち合いが下落して終わったあと、令和時代に入り7立会日連続で下落。トランプ大統領の関税による恫喝外交により自由貿易体制の下で成長してきた日本経済の足元が壊れようとしていますが、まさに令和時代の波乱を象徴するような幕開けになりました。まだ、米中の経済覇権競争は始まったばかりですが、引き上げられた関税は簡単には引き下げられないでしょうし、それでも中国が参らなければ、中国経済最大のネックであるドルの供給制限まで踏み込む可能性もあります。米国が仮想敵国を作って相手を追い込んでいくときの凄まじさは、繊維や半導体などで日本が大きな対米黒字を抱え込んだ時や旧ソ連との軍拡競争の時に発揮されましたが、最終的には金融面から息の根を止められています。日本はいまだにデフレ後遺症が続き、旧ソ連は崩壊に追い込まれてしまいました。いずれも数十年という月日をかけています。中国の経済が発展した背景には、中国の低賃金を利用して現地で生産。日本のコストを下回る製品コストを実現し、日本の産業競争力を失わせることに狙いがあったといいます。おかげで日本の産業は空洞化。世界での産業競争力の地位は大きく低下してしまいました。

 日本企業は、ようやく新興国とコスト競争をする「愚」に気づき、中国や韓国の企業が供給できないニッチの素材や部品などを供給する他では代替えできない高付加価値製品に特化。脱コスト競争経営を確立したばかりでしたが、米国の対中敵視方針で、せっかく完成したグローバルサプライチェーンが分断される懸念も出てきました。株価が今一つ上がらない背景には、日本企業に新たな変革を迫る動きが出てくることを気にしているのかもしれません。まあ、以前から、世界経済の問題として、米国の過剰消費による貿易赤字と中国の輸出偏重による貿易黒字が上げられ、解決策として米消費の抑制と中国の内需主導経済への転換が言われてきましたが、もしかしたら、やり方は違っても結果的に、バランスの修正が行われるのかもしれません。グローバルな貿易体制が毀損しようとしているときに、いつまでも輸出依存の経済を続けていては、日本は再び破たんの淵に追い込まれかねません。アベノミクスの不発になっている第3の矢(規制緩和)を放ち、日本の中に眠っている需要を掘り起こしてもらいたいものですが、何しろ既得権益に縋りつく層が多すぎます。坂本竜馬ではないですが、「日本を、今一度、洗濯し申し候」とはならない物でしょうか。改元に浮かれてばかりいては、日本の針路を見失う。

 本日の日本株は、昨日の米国株が反発したことや、冴えない景気指標を受け、景気刺激策への期待が高まり上昇した中国株の上げを好感。決算発表が一巡したこともあり、好業績銘柄を買い直そうという実需筋の動きもあり、主力株も含め幅広く買われ、引けにかけ上げ幅を拡大する展開に。結局、8立会日ぶりに上昇して終わりました。
 日経平均終値は、121円33銭高(0.58%)の 2万1188円56銭、TOPIX終値は9.17ポイント高(0.60%)の1544.15ポイント。NT倍率は横ばいの13.72倍。出来高は2.1億株減の15億2404万株、売買代金は、2802億円減の2兆5724憶円にともに減少。騰落状況は、値上がり1359、値下がり716と買いが優勢。
 
 日経平均と、TOPIXサイコロは、ともに4勝8敗で変わらず。日経平均RSIは、18%→21%(TOPIXは、15%→18%)に、ともに上昇。日経平均25日線かい離率は-3.59%→-2.98%に縮小。売られすぎ局面から上げへのモメンタムが強まってきたようです。騰落レシオは74%→77%に上昇。依然、底値ゾーンにあります。

 依然、主体性を欠いた展開ですが、米国株の動きが変わってきそうです。3月の頭の重い動きから4月にはいり、金利低下思惑や米中通商協議の妥結を良いとこ取りし、株価は上昇していました。しかし、景気は好調でしたし、中国側からはうまくいっていないとのサインも出ていたのに、市場が先走っていた、という事でしょう。結局、両方とも否定され下げに入りましたが、ほぼ3月末の水準まで下げ思惑部分が剥げ、冷静に市場を見ることができるようになった、という事でしょう。しばらくは戻りに転じそうですが、またどこかでは、不透明感が支配的になってきそう。戻りには思ずと限界がありそうな気がしますが…。とにかく、トランプ大統領のツィートにAIが勝手に反応して売買をすることから、しばらくは不安定な動きが続きそう。まあ、だいぶ株価の動きを気にしているようですから、おなしなツィートがしないと思いますが…。当面は、前期増益、今期も増益を達成したものの、コンセンサスを下回って売られた銘柄を押し目で買いたい。今日はヨコオ、JACリクルートメント、ミロク情報、福井コンピューターが新値。日立、富士電機も堅調。
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昨日の米国株は、トランプ大統領の米中通商協議継続への期待感をつなぐツィートの連発を好感した買い戻しに、主力3指数とも反発して終了。
 おはようございます。昨晩は月一のかかりつけ医の検診の日でした。込み合っていて、帰りが遅れ書き込みの時間が取れませんでした。直近レポートで、下げ目標に関し、2ステップを予想しましたが、昨日、第1ステップを達成。反発力は弱いながら、短期的な戻りに入り、次のステップを目指すことになりそう。{「SELL IN MAY」は前倒しで訪れましたが、次のエントリーポイントもその分前出ししになるか…。

 14日の米国市場動向
 ニューヨークダウ        2万5532ドル04セント     +207ドル06セント(0.82%)
 NASDAQ総合指数       7734.49ポイント        +87.47ポイント(1.14%)
 S&P500              2834.41ポイント        +25.54ポイント(0.80%)
 CME日経平均先物       2万1135円           +105円
 10年物国債金利        2.4121%             +0.007%
 ニューヨーク原油        61.78ドル            +0.74ドル
 GOLD               1297.50ドル          -4.30ドル
 ドルインデックス         97.53ポイント         +0.17  
 

 昨日の米国株は、株価下落に動揺(?)したトランプ大統領が、投資家の米中通商協議への期待感をつなごうと楽観的なツィートを連発。アルゴ売買が素直に反応して幅広く買い戻しが入り、反発してスタート。原油価格が中東の地政学要因から上昇。これを受けてエネルギー株が買われたほか、イランとの緊張の高まりから軍需関連が買われるなどし、寄り後も上げ幅を拡大。午後の取引半ば、ニューヨークダウはこの日の高値2万5688ドル(前日比364ドル高)をつけていました。ただ、新たな制裁関税に対する中国の報復への警戒感も強く、引けにかけては上げ幅をち締める展開に…。結局、主力3指数とも反発して終了。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり2244、値下がり715(NASDAQ市場は、2260-850)と、ともに買いが優勢。VIX指数は、高値19.75ポイントと警戒ゾーンの20ポイントを割れ、2.49ポイント安の18.06に低下しました。

 NYダウ採用30種は、値上がり25、値下がり5。ダウケミカルが労働争議の解決を好感し3%上昇。中国関連のキャタピラーが1.73%、ボーイングが1.68%、アップルが1.58%、それぞれ上昇。3社で73ドル分指数を押し上げ。幅広く買い戻しが入り14社が1%超え上昇し指数の上げに寄与。一方、ディフェンシブのユナイテッドヘルスが1.3%下落。単独で21ドル分指数の足を引っ張りました。マクドナルドが0.51%、P&Gが0.48%下落して続きました。
 NYダウは、相場の急所になる3月安値が接近。押し目買いを意識した買いが入ったようです。日足一目均衡表の雲下辺でかろうじて踏みとどまった格好。日足RSI(9日)が昨年12月底に接近していたことも押し目買いを促したようです。上昇中の26週線、52週線が下値として意識されており、短期的な反発局面も…。ただ、13週線が下降に転じてくることから、戻りは限定的になることが予想されます。

 米国株は反発。円は、米株反発を受けリスク回避の動きが後退。対ドルは109円60銭台に、対ユーロは122円80銭台に、それぞれ小幅に下落。CME日経平均先物は大証先物終値を105円上回る2万1135円で帰ってきました。レンジは、2万0755円~2万1185円。米国株同様、日本株のテクニカル指標も整理の進捗を暗示。昨日の日経平均RSI(14日)は、昨年末のクリスマス底の水準を下回っていました。トランプ大統領のしつこいツィートでに米株先物が反応し夜間取引で上昇していたことや、相場の急所となる20911円(3月25日安値)を切ったことで、買い戻しが入ったことも下げ幅の縮小につながったようです。引け後の先物手口を見ると、まとまった先物売り残を抱えていた外資系証券の買いが目立っており、買い戻しが下げ幅縮小のエネルギーになったようです。当面、25日線付近への戻りがありそうですが、対応点の状況からみて下落に向かう可能性が強く、戻りは限定的に…。CTAにつながる欧州系証券の買いが少なく、まだ売りポジションを維持しているのが気になる…。引き続き、決算に応じた個別株物色。前期から増収増益が続くものの、コンセンサスに届かず売られた銘柄をターゲットに買い場探し。
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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