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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
04 | 2019/05 | 06
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本日の日本株は、ファーウェイへの輸出規制の一部緩和を好感した海外株高や、円安を支えに上昇したものの、新たな摩擦を懸念した売りに、高安まちまちで終了。
 本日の日本株は、朝方は、高く帰ってきたCME日経平均先物終値(2万1370円)にサヤ寄せする先物買いから反発してスタート。日経平均は、ほぼCME終値と同水準の2万1373円(前日比101円高)で始まり、寄り後にこの日の高値2万1404円(同132円高)をつけていました。ただ、朝方発表の4月の貿易統計で輸出が減少したことや1~3月の機械受注統計で製造業が落ち込み設備投資の先行きに懸念が出ていることなど、米中貿易摩擦の影響が日本経済に及び始めたことを懸念。米国の上げ材料になったファーウェイへの輸出規制の一部緩和は前日織り込まれていたこともあり、次第に売りに押される展開に…。米株先物が堅調に推移していたことから、前引けにかけ値を戻したものの、米政府が新たに中国製監視カメラメーカーを制限対象として検討していると伝わると、再び、半導体関連などが売られだし、引けにかけ上げ幅を縮小。引け近くには、一時、6円安とマイナス圏にしずむ場面も…。結局、裁定買いで上昇したユニクロ効果(単独で日経平均を22円押し上げ)があった日経平均が3日ぶりに小反発。TOPIXは3日続落。高安まちまちで終わりました。

 日経平均終値は10円92銭高(0.05%)の2万1283円37銭。TOPIX終値は4.09ポイント安(0.26%)の1546.21ポイント。NT倍率は、13.72倍→13.76倍に上昇。円安から日経平均先物買いが先行。NTロングのポジションが作られ、TOPIXに売り圧力がかかったようです。出来高は5121万株減の12億0334万株、 売買代金は2383億円減の2兆0930億円と、ともに減少。次第に商いが細ってきました。騰落状況は、値上がり945、値下がり1097と売りが優勢。
 日経平均サイコロは4勝8敗に上昇。TOPIXは、3勝9敗で変わらず。日経平均とTOPIXRSIは、ともに24%→25%に小幅上昇。日経平均の25日線かい離率は、-2.2%→-2.0%に、やや縮小。指数のテクニカル指標は底値圏(低迷?)を暗示したままの状態が続いています。騰落レシオは76%→77%と、横ばい。

 結局、期待した日経平均の日足一目均衡表の「雲」抜けも、3本新値の陽転も実現できませんでした。先物の方もロング&ショート筋は動いているようですが、日米ともボラティリティが低下している状態では仕掛け的な動きはできません。また、株価押し下げのエネルギーになる裁定買い残は、8365億円と1兆円を割り込んでいる状態では、売り仕掛けをしても大きく下押しする可能性は低く、しばらくは、今のような膠着した状態が続くことになるんでしょう。米中貿易摩擦への懸念はありますが、この背景には覇権争いが絡んでおり、わずか1年やそこらで解消するものではなく、10年単で考えておくことが必要。米国の対中攻撃の下地には日米経済戦争の成功体験がありますが、当時、日本をつぶすために作ったグローバルなサプライチェーンが、今は逆に米国経済を傷つけるようになっており、貿易戦争は案外早く決着がつくかもしれません。最後の最後に、日本がバブル崩壊でやられたように、金融で決着がつくとになるんでしょうが、それはまだ先の話…。今の日本株にとっては、国論を二分し始めた消費税の引き上げの有無の方が重要な気がします。手厚い対策が打たれるので大丈夫…という見方と、再びデフレに突っ込んでいくという両極端の見方がありますが、悪い方に振れた場合、おそらく日本は立ち直れなくなってしまうでしょう。

 世界に政策失敗の恥をさらした1996年の消費税上げと日銀の金融引き締め、陰に隠れて公共工事の支出を減らし需要を削減させた大蔵省。その後発生した1997年のアジア通貨危機で、日本は山一證券や北海道拓殖銀行などが次々に破たん。ハゲタカに食い荒らされる不毛の地になりました。今回も景気が立ち直りかけた時ですが、当時と同じように「偽りの夜明け」の可能性もあります。今の米中貿易摩擦がエスカレートすれば、再び通貨危機が起きないとも限りません。不思議なくらい、運命の1996年の消費税上げの時と環境が似ています。海外投資家が日本株を買わない(買えない)背景がわかるような気がします。まずは、この結論を出してもらうことが先決でしょう。それまでは、自分でマーケットを切り開いているような成長性のある銘柄を逆張りで攻めていくしかないのでしょう。消費税引き上げに前のめりになっている財務省や財界は、1996年の失敗を繰り返した場合に来る結果に責任を持てるのでしょうか…?中小企業支援のレポート銘柄、システナ、日本システム技術、ミロク情報、福井コンピューターは本日も好調。
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昨日の米国株は、米政府によるファーウェイへの時限付き制裁緩和措置を好感した買い戻しが主導。主力3指数とも3日ぶりに反発して終了。
 おはようございます。
 
 21日の米国市場動向
 ニューヨークダウ        2万5877ドル33セント     +197ドル43セント(0.77%)
 NASDAQ総合指数       7785.72ポイント        +83.35ポイント(1.08%)
 S&P500              2864.36ポイント        +24.13ポイント(0.85%)
 CME日経平均先物       2万1370円           +120円
 10年物国債金利        2.429%             +0.009%
 ニューヨーク原油        62.99ドル            -0.11ドル
 GOLD               1274.59ドル          -2.90ドル
 ドルインデックス         98.03              +0.10 


 昨日の米国株は、米政府によるファーウェイへの輸出規制が一部緩和されたことを好感しアジア、欧州市場が上昇した流れを受け、半導体関連を中心に買い戻しが先行。3日ぶりに反発してスタートしました。ニューヨークダウは100ドル超え上昇して始まったあともインテルやエヌビディアなど半導体関連やアップルなど中国関連株に買い戻しの動きが続き、終日上げ幅を広げる展開に…。寄り後に予想を下回る中古住宅販売件数が発表されましたが、特に悪材料視されず、引け近くにはこの日の高値2万5898ドル(前日比219ドル)をつけていました。主力3指数とも3日ぶりに反発して終了。米中摩擦に関する材料に振り回される動きが続いています。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり2330、値下がり607(NASDAQ市場は、2165-943)と、ともに買いが優勢。VIX指数は、1.36ポイント下げ14.95ポイントに低下。落ち着いた動き曽しています。

 NYダウ採用30種は、値上がり25、値下がり5。半導体のインテルが2.07%、中国関連のキャタピラーが2.06%、同アップルが1.92%、それぞれ上昇。また、新型旅客機の事故に関しバードストライクの可能性が指摘されたことを好感しボーイングが1.69%上昇。単独で指数を40ドル分押し上げていました。7銘柄が1%超え上昇し指数の押し上げに寄与。金利の上昇を好感し、GSが   0.95%上昇するなど金融関連の上げも寄与。一方、ディフェンシブのP&Gが0.89%、コカ・コーラが0.51%、それぞれ下落したものの、いずれも下げ幅は限定的。
 主力3指数とも反発したものの、いずれも日足一目均衡表の「雲」内に押し込められており、上値での売り圧力の強さを感じさせます。いずれも25日線が下落しながら接近してきており、この下落圧力に耐えられるかが焦点になりそう。このところ、米中摩擦関連の材料次第の主体性のない展開になっており、しばらくは雲内でのもみあいが続くか…?
 
 米国株は反発。円は、米株反発、米金上昇を受け対ドルは  110円60銭台、対ユーロは123円40銭台に、それぞれ下落。CME日経平均先物は、大証先物終値を120円上回る2万1370円で帰ってきました。レンジは2万1155円~2万1390円。本日の日本株は、CME終値にサヤ寄せし、高寄りして始まった後は、外部要因睨みの展開になりそう。先週から日経平均先物に大きな売りポジションを持つ海外証券の買い戻しとみられる動きが続いており、底堅い動きが期待できそう。今回の米政府の緩和措置は時限付きで、ファーウェイ関連企業への経営圧迫材料に変化はなさそう。引き続き、NT倍率の方向を見ながら、個人主導の小型株と、ロングショート筋の動きを受けたTOPIXコア採用銘柄に注目。米国と同様、今日は日経平均の日足一目均衡表の雲抜けと三本新値の陽転(陽転値2万1344円92銭)が焦点に…。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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