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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
05 | 2019/06 | 07
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週末の米国株は、突然のトランプ大統領の対メキシコ制裁関税j発動を嫌気。対中摩擦の拡大も懸念され、景気敏感業種への売りが拡大。主力3指数とも急反落して終了。
 おはようございます。 昨日の、不法移民対策への不満からメキシコに制裁関税を課したトランプ大統領に対し、米国内からも批判が強まり全米商工会議所は、訴訟まで考えているようです。メキシコにとっては。新NAFTAの議会批准を控えている折に、寝耳に水の関税発動。議会の反発も強まっており今後の批准の先行きにも悪影響を与えていきそうです。特に、通商以外の問題に制裁関税を用いたことに、海外諸国の警戒感が強まっており、今後、米国の孤立感が一層深まる可能性も強まってきました。米国への不満が高まる中、今月開催予定のG20で米中首脳会談が行われるかどうかも微妙な情勢になってきました。どうやら、トランプ大統領は超えてはいけない一線を、踏み出してしまったのかもしれません。市場の反応も、これまでとは違う反応をしたようですが…。

 31日の米国市場動向
 ニューヨークダウ        2万4815ドル04セント    -354ドル84セント(1.41%)
 NASDAQ総合指数       7453.15ポイント       -114.57ポイント(1.51%)
 S&P500              2752.06ポイント       -36.80ポイント(1.32%)
 CME日経平均先物       2万0425円          -115円
 10年物国債金利        2.1332%           -0.092%(2年債は。2%割れの1.9241%)
 ニューヨーク原油        53.50ドル           -3.09ドル
 GOLD               1310.20ドル          +17.80ドル
 ドルインデックス         97.61              -0.53


 週末の米国株は、トランプ大統領のメキシコへの新たな関税措置を嫌気して、日本や欧州市場が下落した流れを受け、売りが先行。ニューヨークダウは、120ドル超え反落してスタート。週末、月末が重なったことによるポジション調整売りも入り、終日、下落する展開に…。中国が同国企業に不当な侵害を与えた外国企業を列挙する中国版ブラックリストを作成。今後、レアアースの輸出を制限するなど新たな報復措置に言及したことも嫌気され中国関連株が下落。2年債金利が2%を割り込むなど、景気の先行きへの懸念を強め景気敏感株が売られたことも下落幅の拡大につながりました。主力3指数とも急反落、ほぼ安値圏で取引を終えています。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり925、値下がり2060(NASDAQ市場は811-2320)と、ともに売りが優勢。VIX指数は、19.72ポイントまであり、1.41ポイント高の18.71ポイント。比較的落ち着いた動き。金利低下が極端な上昇を抑えているようです。

 NYダウ採用30種は値上がり1(マクドナルド +0.1%)、値下がり29。前日、投資判断の引き下げがあったベライゾンが4.36%下落。景気敏感のダウ・ケミカルが3.53%、GSが2.6%、それぞれ下落。2社で指数を45ドル分押し下げ。中国関連のボーイングが2.36%下落し、単独で指数を56ドル分押し下げ。16銘柄がNYダウの下落率(-1.41%)を上回る下げとなり、指数を押し下げ。
 主力3指数とも反落。週間では4週連続でそろって下落。トランプ大統領が対中交渉の遅れにしびれを切らし、10%にとどめていた対中制裁関税2000億ドル分を25%に引き上げて以来、潮目が変わったように下げ始めています。米中交渉を卓袱台返しして以降、中国側の対米強硬姿勢も強まっており、現在は、米中合意に対する楽観で上げた分を調整する動きが続いています。市場では長短金利の逆転現象が続き、景気の先行き懸念が強まっていますが、実際にFRBが利下げに踏み切った場合、市場が好意感するかどうかは微妙。当面は、買われすぎた部分の需給調整から下値模索の展開に…。

 米国株は反落。円は米金利低下や、リスク回避の動きから買われ、対ドルは108円20銭台、対ユーロは120円70銭台に、ともに急伸。CME日経平均先物は、大証先物終値を115円下回る20425円で帰ってきました。レンジは、2万0380円~2万0955円。週明けの日本株は下値模索の相場に。今回の関税措置に対し、メキシコ大統領が撤回を求めて抗議しており、今後、メキシコ、カナダとの新NAFTAの批准を進めなければならない共和党が、大統領に対したしなめるような動きをすることも考えられます。事態は流動的。
 今後の見通しなど詳しいことは、明日のレポート6月2日号で考察してみます。前号で108円付近への上昇の可能性を予想しましたが、一気に、接近してしまいました。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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