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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
05 | 2019/06 | 07
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本日の日本株は、米株の下げが一段落したことへの安心感から買いが先行したものの、円高の進行を嫌気した売りにポジション調整の買い戻しが交錯。高安まちまちで終了。
 日経平均の一株当たり純資産は約1万9800円。昨日のPBRは1.03倍。昨年12月25日クリスマス底のPBRは0.99倍、2016年2月底のPBRも0.99倍…下がっても知れている。日経平均のPERは11倍台と他の市場に比べ割安…と、証券会社の専門家が解説。これ以上の下げは無いと強気のご託宣。下値が無いなら、そろそろ買いに行ってもいいかな…と迷っているところに米株先物がするすると上がってきた。やはり買いだ…とばかり買ったのが今日の相場だったようです。ただ、米国発で悪材料が出てくるのでは…、今晩も米金利が低下したら、さらに円高が進み株が下がるのでは…。出来高を伴って急落する底入れパターンがまだ出ない。ここは我慢だ…。

 今日の相場を見ていると、投資家の気迷い感が目立ちました。日本株独自の要因で下げるというよりは、米国株や米株先物の動きを見ながら動いており、下げ方も真綿で首を絞めるような陰湿なもの…。それに漬け込んで、海外投機筋が動いており、このところ、指数の動きと個別株物色の流れが分離しているような印象があります。まあ、以前から、指数は指数、個別は個別…という割り切りが大事…と書いてきましたが、強い材料を持つ個別株はしっかりしています。投機筋が売り仕掛けのエネルギーにしてきた裁定買い残が少なく、先物だけで売り崩そうと思えば、かなりの資金を突っ込まなければなりませんし、安倍首相が「やっぱり消費税上げはやめた…」と一言言えば、流れが一変するリスクもあり、大きな金を突っ込むことはできないという事でしょう。まあ、しばらくは、米国の動きを見ながらだらだらした相場が続くことになるんでしょう。ただ、米国の債券買いの動きは、常軌を逸している感じがします。今週出てくる経済統計によっては、ポジションの巻き戻しから金利が上昇することもあるかもしれません。まあ、円高の原因になった米金利の低下が、米投資家の異常な先行き警戒感によるもんだという事は頭に入れておいた方がよさそう。

 本日の日本株は、米株が高安まちまちだったものの、CME日経平均先物が上昇して帰ってきていたことから、朝方は、この終値にさや寄せする先物買いから、日経平均は25円高と反発してスタート。寄り後すぐに付けた 2万0464円(前日比54円高)がこの日の高値になりました。買い一巡後、米株先物が緩んだことや円が107円台に上昇したことを嫌気。主力株中心に売られマイナス圏に下落。前引け近くにこの日の安値2万0289円(同121円安)をつけ、今回の下げ相場の安値を更新しています。ただ、指数の動きをよそに、朝方からこれまで売られてきた外需株が買われ、内需大型株が売られるというリターンリバーサルの動きがあり、値上がり銘柄数は順調に増えていました。海外投資家の間に潮目の変化が近いとみてロング&ショートポジションを解消する動きもあったようです。後場にかけては日銀のETF買いへの思惑などから前日引け値付近に下落幅を縮めてスタート。相場が底堅くなったことから出遅れ株を買う動きも強まり、結局、日経平均は小幅に続落。TOPIXは反発。ともにしっかりした終わり方でした。

 日経平均終値は2円34銭安(0.01%)の2万0408円54銭、TOPIX終値は0.13ポイント高(0.01%)の1499.09ポイント。NT倍率は13.62倍→13.61倍にわずかに低下。出来高は、約1000万株増の12億3931万株、売買代金は777億円増の2兆1913憶円と、ともに薄商い。騰落状況は、値上がり1515、値下がり575と、買いが優勢。
 日経平均サイコロは、4勝8敗(33%)に低下、TOPIXは5勝7敗(41%)で変わらず。日経平均RSIは、30%→25%(TOPIXは33%→27%)に、それぞれ低下。日経平均25日線かい離率は、-4.5%→-4.27%に縮小。騰落レシオは72%→75%に上昇。テクニカル指標は、サイコロジカルラインを除き、売られすぎ局面を暗示。日経平均三本新値は陰線12本目(陽転値2万0942円53銭)。これだけ本数が重なると、そろそろ一度は陽転してもいい位置に…。

 今晩から、5日までの日程でFRBは、関係者に学識経験者を加え金融政策の見直しに関する討論会を開きますが、その後パウエル議長の会見も予定されています。このところの債券市場の利下げを催促するような動きに対し、どのような見解を述べてくるか…。ニューヨークダウ先物も120ドル超え上げ2万5000ドル大台に近づいています。昨日の「新月」の相場の変化日が生きていたかどうか。今晩の米国株は、債券市場も含め一荒れきそうですね。レポート銘柄のヨコオが年初来高値を更新。
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週明けの米国株は、売られすぎから押し目買い気運が強まったものの、IT大手への政府の締め付けを嫌気した売りに、主力3指数は高安まちまちで終了。
 おはようございます。 トランプ政権は、1年半後に迫った大統領選に向かって、再選を優先する政策を取り始めたようです。公約だった不法移民の流入阻止に関税政策を導入。流入の経路になっているメキシコからの輸入品全部に5%を課税。メキシコ側の不法移民対策を強制する方向に動き始めました。また、選挙民の人気取りのため、強いもの叩きを始め、米司法省がアップルやアルファベットを反トラスト法違反の有無を巡り調査する権限を確保。昨日は、連邦取引委員会(FTC)がフェイスブックやアマゾンの調査を担当すると報じられ、IT大手の市場の寡占に対する監視体制を強める方針を打ち出しています。以前から、トランプ大統領の政敵でもあったベゾスアマゾンCEOとの確執で、アマゾンへの風当たりは強かったのですが、選挙選が近づくにつれ、公的な権力を使い圧力を強めてきたようです。選挙へ向けての人気取りで、何でもありの政策をとってくるリスクが高まってきたようです。規制を受けるIT大手は、いずれも米国の活力を増してきた企業ばかりですが、グローバルサプライチェーンをずたずたに切断し、企業活力を弱めてきたのに、さらに、活力の源泉だったIT大手に手を突っ込んでくる…再選のためなら何でもするのではないかと、心配になります。

 3日の米国市場動向
 ニューヨークダウ       2万4819ドル78セント      +4ドル74セント(0.02%)
 NASDAQ総合指数      7333.02ポイント         -120.3ポイント(1.61%)
 S&P500             2744.45ポイント         -7.61%(0.28%)
 CME日経平均先物      2万0465円            +105円
 10年物国債金利       2.072%              -0.058%(3カ月物TBは2.340%)
 ニューヨーク原油       53.25ドル             -0.25ドル
 GOLD              1324.73ドル           +19.48ドル
 ドルインデックス        97.23               -0.52% 
    

 週明けの米国株は、前週まで6週連続下落していたことから押し目買い気運が強まり、買いが先行。ニューヨークダウは、小幅に反発してスタートしました。資源株うや金融関連など景気敏感株やディフェンシブ系銘柄に買い戻しが入り、ニューヨークダウは寄り後まもなくこの日の高値2万4935ドル(前週末比120ドル高)をつけていました。ただ、当局のIT大手に対する監督体制の強化に関する報道が続き、NASDAQ市場でアマゾンやフェイスブックなどIT大手が急落したことを嫌気。ハイテク株が売られ、引け近くにはこの日の安値 2万4680ドル(同135ドル安)をつける場面も…。ただ、FRB関係者が利下げに対する前向きな発言をしたことを好感。引け近くに買い戻され、ニューヨークダウは小反発したものの、反トラスト法の審査が重石になりIT大手が下落したこともあり、NASDAQ総合指数とS&P500 は、続落。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1934、値下がり1043(NASDAQ市場は、1630-1476)と、ともに買いが優勢。VIX指数は、19.75ポイントまであり、0.15ポイント高の18.86ポイントで終了。意外に落ち着いた動きが継続。
 
 NYダウ採用30種は、値上がり21、値下がり9。ディフェンシブのベライゾンが3.14%上昇。単独で指数を14ドル分押し上げ。景気敏感のダウケミカルが2.67%上昇したほか、シェブロンのが.85%、エクソンが1.73%、それぞれ上昇するなど9銘柄が1%超え上昇し、指数の上げを支えました。一方、IT大手の下落を受けマイクロソフトが3.1%下落。単独で指数を26ドル分押し下げ。ユナイテッドヘルスが2.17%下落し指数を36ドル分押し下げるなど、5銘柄が1%超え下落。指数の足を引っ張っています。 
 主力3指数は高安まちまち。ニューヨーク市場、NASDAQ市場とも値上がり数が上回っており金利の急速な低下から、早ければ今月開催のFOMCで利下げが実施されるのでは…との期待感が強まり高配当のディフェンシブ系銘柄などに買いが入ったものと思われます。テクニカル面で見ると、整理が先行したニューヨークダウの週RSI(9週)が、過去5年間の最低レベルに低下するなど売られすぎを暗示する指標が出てきたことも押し目買い気運を強めたようです。ただ、景気減速は、企業の業績悪化を通じて配当の低下にもつながるため、単純に利下げを喜べないところがあることには注意しておく必要がありそうです。

 米国株は高安まちまち。円は、米金利の急速な低下や不透明感の増幅を嫌気した円買いから、対ドルは108円付近に上昇。対ユーロは、121円40銭付近に下落。CME日経平均先物は、大証先物終値を105円上回る20465円で帰ってきました。レンジは2万0290円~2万0525円。本日の日本株は不安定な動きになりそう。CME日経平均先物は上昇して帰ってきたものの、ドル円相場が107円台に上昇。企業業績見通しに影を投げかけていることから、売り圧力が強まる可能性も…。引き続き、海外先物筋の動きが焦点に、円相場の107円台入りと海外投機筋の売り仕掛けを懸念。米株先物の大幅な上げを期待したいが…。そろそろ、政治的な口先介入が出てくるころか…。売りも、買いも仕掛けにくいところ。IT業界の再編の動きに期待。      

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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