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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
08 | 2019/09 | 10
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本日の日本株は、日銀の政策据え置きへの失望感はあったものの、先物や実需の主力株買いに支えられ反発して終了。
 欧米中銀の金融緩和を受けて注目された日銀金融政策決定会合でしたが、予想通り政策据え置きで終わりました。後の会見で黒田総裁は、「世界的な景気の不透明要因を受け、金融緩和に関し前回よりも前向きになっているかといわれればその通りだ」と、述べ必要な時には緩和に踏み切る姿勢を示唆しました。来月消費税の引き上げを控えていますが、海外からは「正気の沙汰ではない」と批判されており、面子を保つうえでも金融政策や財政政策を動員して景気を支えることになりますが、その時に備え実弾を残しておrく狙いがあったんでしょう。まあ、世界に恥をさらした1997年の政策大失敗の轍を踏まなければいいのですが…。いつの間にか、財政当局が公共投資などを削減し、需要を減らすようなことを平気でやらかしますから、今回は財務省が手を抜かないよいうに、しっかり監視していく必要がありそう。
 
 本日の日本株は、米国株は高安まちまちだったものの、日銀金融政策決定会合に向けイベントドリブン戦力を取る投機筋が買い仕掛け(株先物買い・円売り)を仕掛け高く帰ってきていたことから、朝方はこの終値にさや寄せする先物買いから日経平均は104円高と反発してスタート。実需の買いが主力株に入ったこともあり、寄り後まもなく、この日の高値2万2235円(前日比295円高)と今回の戻り高値を更新。急所である4月高値に接近する場面もありました。ただ、高値更新後米株先物が軟調に推移していた他、米10年債先物が買われ金利が低下すると、買い仕掛けを解消(先物売り・円買い)する動きが強まり前引けにかけ上げ幅を縮小。昼休み中に日銀の政策据え置きが発表されると緩和に備えて取られていたポジションが解消され、後場寄り後には一時43円高まで上げ幅を縮小し。午前中高かった主力株も値を消す展開に。

 日経平均終値は、83円74銭高(0.38%)の2万2044円45銭、TOPIXは9.04ポイント高(0.56%)の1615.66ポイントと、ともに反発。NT倍率は、13.67倍→13.64倍に低下。出来高は1.12億株増の13億3314万株、売買代金は1263億円増の2兆3137億円に増加。騰落状況は値上がり1762、値下がり337と、買いが優勢。小型株指数の上げ(1.28%)が大型株指数の上げ(0.33%)を大きく上回るなど、円が上昇したことを受けTOPIX先物に買いが入り、小型株に裁定買いが入った可能性も…。
 日経平均サイコロは11勝1敗、TOPIXは10勝2敗と、ともに上昇。警戒ゾーンの9勝3敗を上回ったまま。日経平均RSIは91%→93%(TOPIXは87%→88%)にともに小幅上昇。警戒ゾーンの80%超えを上回ったまま。日経平均25日線かい離率は+4.9%→+5.08%に乖離が拡大。依然、反落懸念があります。騰落レシオは 126%で横バイ。短期テクニカル指標はいずれも過熱ゾーンを暗示。日経平均三本新値も本日で陽線9本目(陰転値2万1759円61銭)をつけており、潮目が変化しやすいところ。

 直近レポートでは、今週も主力が買われそうですが、全体に過熱感があることから、主力株への乗り換えで売られてきた好業績小型株を注目…としました。直近号でも取り上げたインターアクションが戻りの高値を更新。通勤通しの上方修正を発表したピックルスコーポレーションが新値を更新。日本電子、ハリマ化成など待ち伏せした銘柄も新値を更新。結構な値幅が取れてきました。まあ、海外投資家の買いが言われていますが、今日発表されたプログラム売買の数字を見ると、裁定売り残が1336億円減少。先週の上げに裁定売りの解消が貢献していたことがわかります。おそらく今週の上げ分にも寄与していたはず…。まあ、先物買いが先行する必要がありますが、そのためには米株先物高、米債券先物安(金利は上昇)が必要。当面は、過熱感の解消待ちですが、今の相場は先物などがリードした需給関係リードの展開になっていることは確か…。今日は長らく休んでいた中小企業支援関連が買われていました。新値を取って一服しているものを待ち伏せ感覚で買うのがリスクが少なそう。
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昨日の米国株は、FOMC結果待ちで膠着した相場を続けたものの、年内利下げ売り止め感を嫌気して急落。議長会見で市場の利下げ期待をつないで反転。高安まちまちで終了。
 おはようございます。 昨日の米FOMC(連邦公開市場委員会)は、事前予想通り0.25%の利下げを実施。政策誘導金利を1.75%~2.00%とすることを決めました。声明文は、雇用は堅調に推移。家計の支出も賃金上昇を受け力強いベースで増加。ただ、米中摩擦の増加から設備投資と輸出は弱まる…としています。参加者17人による金利見通しの中心値は2019年末1.9%、2020年末1.9%、2021年末が2.1%、2022年末2.4%でした。2019年末の見通しが1.9%になったことで、年内の利下げは打ち止めとの観測が台頭。市場は、一時、急落する場面もありました。ただ、続く会見でパウエル議長が、「景気が一段と悪化すれば積極的に利下げに踏み切る考え」と述べたほか、バランシシートの拡大を考えられているよりも早く再開する可能性も…」などと発言。市場に追加緩和への期待を抱かせ、会見中から米国株は急速に値を戻していました。全体的なトーンとしては、「予防的な利下げはやった。後は、これから出てくる景気指標次第…」という、従来路線を踏襲したものに…。

 18日の米国市場動向
 ニューヨークダウ        2万7147ドル08セント     +36ドル28セント(0.13%)
 NASDAQ総合指数       8177.39ポイント        -8.63ポイント(0.11%)
 S&P500              3006.73ポイント        +1.03%(0.03%)
 CME日経平均先物       2万1910円           +110円
 10年物国債金利        1.797%             -0.006%
 ニューヨーク原油        58.11ドル            -1.23ドル
 GOLD               1501.7ドル           -11.70ドル
 ドルインデックス         98.55              + 0.28 


 昨日の米国株は、この日発表のFOMC声明文への警戒が強く、小幅に売りが先行。ニューヨークダウは35ドル安の2万7075ドルでスタートしました。利下げ幅に対する期待と警戒が交錯し、FOMC声明文が発表される2時過ぎまで、この日の寄付き付近で膠着した動きが続きましたが、声明文が発表され、年内利下げ打ち止め感が出ると失望売りが増加。急速に下げ幅を拡大し声明文発表後まもなく、この日の安値2万6899ドル(前日比211ドル安)をつけていました。ただ、パウエルFRB議長の会見で景気状況に応じ柔軟に利下げに対応する…とのハト派的な発言が出たことを好感。引けにかかけ買い戻しが加速。NYダウとS&P500は小幅に続伸。NASDAQ総合指数は小幅に続落して終了。ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1355、値下がり1569(NASDAQ市場は、1238-1884)と、ともに売りが優勢。VIX指数は、0.49ポイント下げ13.95ポイントに低下。声明文発表直後に15.8ポイントまで上昇。議長会見を受け急落し、ほぼこの日の安値圏で終了。

 NYダウ採用30種は、値上がり17、値下がり13。金利に下げ止まり感が出たことでJPモルガンが1.0%上昇。新製品の立ち上がり好調を受けアップルが0.94%高と3日続伸。マイクロソフトが0.82%上昇。中国との協議への期待からボーイングが0.58%、ナイキが0.56%上昇。一方、原油価格が続落したことを受けダウが1.02% 、キャタピラーが0.83%、それぞれ下落。ユナイテッドヘルスが0.82%下落。
 主力3指数は高安まちまち。ともに7月高値を前に、戻り売りを消化している格好。長期金利の上昇からバリュー指向が強まりNYダウ、S&P500 の上げが先行。ともに日足サイコロが警戒ゾーンを超えるなどテクニカルな過熱調整の側面もありそう。NASDAQ総合指数の出遅れ感がありますが、長期金利の方向が定まらないことから、リスク許容度の高いグロース株の動きが鈍っているようです。引き続き、米長期金利の動き次第の展開…。

 米国株は高安まちまち。円は、米金利の下げ止まり感やFOMCのタカ派的なトーンを受け、対ドルは108円40銭台に下落。対ユーロは、119円60銭台で横ばい。CME日経平均先物は、大証先物終値を110円上回る2万1910円で帰ってきました。レンジは、2万1755円~2万1925円。本日の日本株は、CME終値にサヤ寄せして高寄りした後は、日銀金融決定会合の結果待ちの展開に…。中銀の緩和姿勢が明確になっており、日銀も何らかの緩和措置を講じてくるのでは…との思惑から、イベントドリブンンの投機筋が動いた可能性もありそう。結果次第では小波乱も…。指数が安定的に推移すれば短期筋によるかさ上げ的な動きも出るか…。レポートで注目してきましたピックルスコーポレーションが通期見通しの増額修正を発表してきました。まだ増額余地があるもののコンセンサスは下回っており、今日の株価の反応が注目されます。新値を取って一服している銘柄に狙いを…。

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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