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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
08 | 2019/09 | 10
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昨日の米国株は、米中閣僚級会合の再開期待から上昇したものの、冴えない景気指標や政治リスク、米中協議への大統領の強硬発言などを嫌気。懸念売りから主力3指数とも下落して終了。
 おはようございます。 日米株価は、米債券市場の動き次第…としてきましたが、昨日の10年債金利は不透明要因の増加を映し1.65%台まで低下。株式市場に逆風になってきました。6月以降、債券市場には1600憶ドルを超える投機資金が入ったといわれていましたが、同時に、「債券買い・米株先物売り」「米株買い・日本株売り」など、多くのポジションが作られていたようです。9月に入り、これらのポジションが一斉に巻き戻されたことで、日米株の上げにつながりましたが、今後も続くかどうかは債券市場の動き次第…。10年債金利の高値近辺では投機筋のシコリ玉も多いと思われ、前回高値を更新できるかどうかが焦点。投機筋が9月前と同じような動きをしないことを期待したいが…。

 24日の米国市場動向
 ニューヨークダウ       2万6807ドル77セント      -142ドル22セント(0.53%)
 NASDAQ総合指数      7993.62ポイント         -118.83ポイント(1.46%)
 S&P500             2966.60ポイント         -25.18ポイント(0.84%)
 CME日経平均先物      2万1705円            -235円
 10年物国債金利       1.651%              -0.078%
 ニューヨーク原油       57.29ドル             -1.35ドル
 GOLD              1539.20ドル           +7.70ドル
 ドルインデックス        98.35               -0.25 
 

 昨日の米国株は、米中通商協議閣僚級会合が来週開催されることになったことへの安心感から、買いが先行。ニューヨークダウは85ドル高と続伸してスタート。737MAX犠牲者への賠償金支払いが始まったボーイングが買われたほか、米中協議進展期待から中国関連株が買われ、寄り後まもなくこの日の高値2万7079ドル(前日比130ドル高)をつける場面も…。ただ、この日発表されたコンファレンスボード消費者信頼感指数が前月から大きく落ち込むと、米中摩擦の影響が消費に影響を与え始めたのではないか…との懸念が台頭。トランプ大統領が国連演説で中国の貿易政策を批判。「有害な合意は受け入れない」と述べたことも嫌気され、次第に上げ幅を縮小。追い打ちをかけるように、大統領がウクライナ大統領に大統領候補のバイデン氏次男に関する疑惑の調査を依頼した…とする問題に関し民主党幹部が大統領弾劾の手続きを開始するよう呼びかけたことも嫌気され、下げ幅を拡大。午後の取引半ばにこの日の安値2万6704ドル(同245ドル安)をつけていました。大統領がウクライナ大統領との電話内容を公開する…としたことで下げ幅を縮小したものの、主力3指数とも下落して終了。

 ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり913、値下がり2029(NASDAQ市場は、716-2413)と、ともに売りが優勢。マイナス材料が相次いだことで、VIX指数は17.62ポイントまで上げた後2.14ポイント高の17.05ポイントに上昇。NYダウ採用30種は、値上がり7、値下がり23。ボーイングが1.23%上げ、指数を31ドル分押し上げ。ウォルマートが0.66%、ベライゾンが0.50%、コカ・コーラが0.3%、それぞれ上昇。ディフェンシブ系が堅調。一方、金利の急低下を嫌気し、GSが2.67%、JPモルガンが1.3%、それぞれ下落。2社で指数を50ドル分押し下げ。中国関連のダウが2.12%、キャタピラーが1.89%が、それぞれ下落。10社が1%超え下落し指数の足を引っ張っています。

 主力3指数とも下落。トランプ弾劾リスクや再開が決まった米中通商協議に水を差されたことが嫌気されました。ただ、主力3指数とも市場最高値圏と価格帯別出来高の最多帯に届き、戻り売りに押されている側面も…。以前から、5月初めの週足長大陰線抜けがポイントになるとしてきましたが、結局、陰線内に押さえ込まれた格好に…。まだサイコロジカルラインが8勝4敗と整理不足を示唆しているものの、RSI(9日)が過去流れが転換したゾーンに接近しており、そろそろ下値を固める動きに入るか…。昨日の安値近辺には、上昇中の25日線、50日線、75日線が集まっており、押し目買いが意識されやすいところ。ただ、昨日の下げで主力3指数とも日足MACDが売りシグナルを出しており、日柄が必要になる可能性も…。レポートで今週の流れを決める要因になる…とした要素は悪い方に向いたようです。

 米国株は下落。円は、米金利急落や政治リスク回避の動きから買われ、対ドルは107円付近に、対ユーロは117円90銭台に、それぞれ上昇。CME日経平均先物終値は、大証先物終値を235円下回る2万1705円で帰ってきました。レンジは2万1655円~2万1995円。本日の日本株は、軟調に推移しそう。権利撮りや配当分の再投資の買いが期待され大崩れする懸念は無いものの、日経平均3本新値の陰転値(22001円32銭)を上回って終われるかが焦点。指数の動き次第では短期筋の動きも鈍り、かさ上げ的な動きも一服しそうですが、今日は直近レポートで取り上げた日本ユニシスに増額修正の観測記事が出ていました。中小企業支援など引き続き、好業績銘柄の押し目を狙う流れに変化なし。  

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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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