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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2019/10 | 11
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昨日の米国株は、昨日のISM製造業景況指数ショックの流れを引き継いだほか、冴えない雇用関連指数も嫌気されて売りが増加。投機筋の売り仕掛けやアルゴ売りも下げを加速し、大幅続落して終了。
 おはようございます。

 2日の米国市場動向  
 ニューヨークダウ        2万6078ドル62セント     -494ドル42セント(1.86%)
 NASDAQ総合指数       7785.24ポイント        -123.43ポイント(1.56%)
 S&P500              2887.61ポイント        -52.64ポイント(1.79%)
 CME日経平均先物       2万1345円           -365円
 10年物国債金利        1.598%             -0.039%
 ニューヨーク原油        52.64ドル            -0.98ドル
 GOLD               1505.50ドル          +16.50ドル
 ドルインデックス         99.02              -0.11 


 昨日の米国株は前日のISM製造業景況指数が2009年6月以来の水準に落ち込んだことから景気の先行きへの警戒感が強まっているなか、朝方発表のADP全米雇用報告で民間部門の雇用者数が予想を下回ったほか、前月の数字も下方修正されたことを嫌気。リスク資産の株式から、安全資産の債券に乗り換える動きが強まり、ニューヨークダウは148ドル安と続落してスタート。景気敏感株が売られたほか、金利低下を受け銀行株が売られたことも指数を押し下げました。特に、寄付き段階から下値支持となる100日線を下回って始まったことから、トレンドフォローなど短期筋が売り仕掛けをしたことも下げ幅を加速。昼過ぎにはこの日の安値2万5974ドル(前日比599ドル安)をつける場面も…。引けにかけては、今晩のISM非製造業景況指数の発表を意識した買い戻しの動きも入り、やや下げ幅を縮小する展開に…。結局、主力3指数とも大幅続落して終了。

 ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり638、値下がり2311(NASDAQ市場は、838-2305)と、ともに売りが優勢。VIX指数は、高値21.56ポイントまであり、2.0ポイント高の20.56ポイントで終了。リスク資産を減らすアルゴ売りが出るといわれる21ポイントを超えており、この売りが下落幅の拡大につながった側面もありそう。NYダウ採用30種は、薬害訴訟で和解が決まったJ&Jが1.55%上げたのみで、他の29社は下落。ドラッグストア大手のウォルグリーンが3.42%安と最大の下げ。AMEXの3.29%安、シェブロンの3.21%安が続きました。金利低下を嫌気しGSが2.19%下落するなど18銘柄が2%超え下げ、指数を押し下げていました。

 主力3指数とも大幅続落。下値支持とみられたラインを一気に下方突破。強力な下値支持ラインとみられる200日線を意識する動きになってきました。このところ、日米とも高値圏に接近してもプット・コールレシオが上昇しないなど楽観的な見方が強まっていましたので、強気の裏返しみたいな動きがでてきたようです。昨年も10月初めから調整色を強めクリスマス底へ向け急落していきました。この動きも意識されているようですが、この時には、FRBの前のめりの金融引き締め姿勢を受け金利が上昇。これがVIX指数の上昇を招きアルゴ売りから下げ幅が拡大した側面もあるようです。ただ、今回は、有事の際にはFRBは柔軟に対処する方針を示しており、状況は異なります。短期テクニカル指標のRSI(9日)が、昨年12月底など今年に入っての底値水準に迫っており、そろそろ200日線などを中心に底値を模索する動きに入るか…。

 米国株は続落。円はリスク回避の動きを受け対ドルは107円10銭台、対ユーロは117円40銭台に、それぞれ上昇。CME日経平均先物は大証先物終値を365円下回る2万1345円で帰ってきました。レンジは、2万1280円~2万1780円。本日の日本株は、CME日経平均先物終値にサヤ寄せして安寄りした後は、米株先物、米債券先物を見ながらの神経質な展開になりそう。2万1000円大台付近では個人の逆張りの買いが予想されることから投機筋も簡単に売り込むことはできず、意外に底堅い動きになるか…。厳しそうだが、週足一目均衡表の雲上を維持して終われるかどうかがカギに…。

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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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