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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
09 | 2019/10 | 11
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週末の日本株は、離脱法案で英、EU首脳が合意したことを好感し買われたものの、中国の成長率鈍化を嫌気した売りに、高安まちまちで終了。
 英国とEUの間で話し合われていた離脱条件交渉は、北アイルランド問題でEU側が大幅に譲歩し、首脳間では合意に至りました。ただ、ジョンソン政権を支持する北アイルランドの地域政党「民主統一党」はこの案の反対を表明。野党も反対を表明しており、19日からの議会で批准されるかどうか不透明bな情勢になっています。せっかくまとまった、とみられていた米中通商協議も、文書化の詰めに入った時に、米議会が「香港人権民主主義法案」などを可決。中国に圧力をかける動きをし、内政干渉だと、中国を怒らせています。景気に急速な陰りが出ており、国民の不満が高まっているときに、対米交渉で弱気の姿勢を見せられず、合意を反故にすることもあるかもしれません。まあ、今の情勢は実際に下駄を履いてみるまで分からない…という事です。休み中に無事英議会が離脱法案を批准しても、次は11月16日のAPECサミットで、すんなり米中首脳が合意案に署名するかどうか…まだまだ、悩み多き日々が続きそう。

 週末の日本株は、英国とEUの離脱案で合意を見たことを好感。朝方から買い先行でスタートしました。法案で合意ができないといて前日先物を売り込んでいた投機筋が先物を買い戻したことから、日経平均は77円高と反発してスタート。台湾の半導体製造受託企業の好調な決算を受け半導体関連が買われたことや、ファーストリテーリングの株価目標引き上げなどから、前引けにかけ上げ幅を拡大。前引け近くにはこの日の高値2万2649円(前日比198円高)をつけていました。ただ、中国のGDPが6%成長に鈍化したことがわかると、後場から先物売りが先行。急速に上げ幅を縮め後場寄り後、15円高まで上げ幅を縮める場面もありました。週末控えであることや週明けは飛び石連休になることもあり、益出しの売りも増加。引けにかけてはこの日の安値圏で膠着した動きになりました。結局、ユニクロの上げに支えられた日経平均は反発したものの、TOPIXは小幅続落。高安まちまちの終わりに。

 日経平均終値は、40円82銭高(0.18%)の2万2492円68銭、TOPIX終値は2.17ポイント安(0.13%)の1621.99ポイント。ユニクロ単独で日経平均を44円51銭分押し上げ。NT倍率は、13.82倍→13.87倍に上昇。一時は、13.89倍と27年ぶり水準まで上昇する場面も。日経平均の上げが強まったことから、機関投資家が指数寄与度の大きいユニクロなどの銘柄を買ったことが日経平均の押し上げにつながったようです。ただ、異常値が出たことから週明けには、為替の動きを見ながら、NT倍率が低下方向に向かう可能性も視野に入れておく必要がありそう。騰落状況は値上がり1053、値下がり1002と、ほぼ同数。

 日経平均サイコロは、7勝5敗で変わらず。TOPIXは5勝7敗に低下。日経平均RSIは58%→63%(TOPIXは50%→ 55%)にともに上昇。日経平均25日線かい離率は、+2.8%(TOPIXは+1.23%)。テクニカル指標の日経平均とTOPIXのかい離が拡大。どこかの時点で裁定の動きが働いてきそう。騰落レシオは128%→126%に低下。やや低下気味に推移。かさ上げ的な動きに一巡感が出るか…。

 今週の日経平均は週間で693円(3.18%)上昇、TOPIXも26.72ポイント(1.67%)上げたものの、かい離が目立ち、海外投機筋の弱気ポジションの解消が上げの要因だったことがわかります。世界的に、金融から財政出動による景気テコ入れ気運が台頭していますが、台風15号、同19号と立て続けに大型台風に襲われた日本は、大型補正による財政テコ入れで先行する可能性があり、投機筋も買い戻しを急いでいる面もありそう。このところレポートでは、国土強靭化関連と、半導体市況の立ち直りを先行して取り上げ、タケエイや技研製作所などを取り上げてきましたが、半導体関連では、応化工業、トリケミカル研究所、日本電子、ローツェなどが急伸。待ち伏せ作戦は成功しました。またこのところ、連続して取り上げてきた福井コンピューターホールディングスが、今日、中間期の業績を大幅に増額修正してきましたが、これも待ち伏せで正解でした。まあ、指数の方に関心が行きがちですが、相場の基調にあるのは、景気が下向きでも増益基調を維持できる株。福井コンピューターも新たに独自の点群ソフトをクラウドサービスで使えるサービスを開始したことが注目されます。まあ、動きが出て乗って行っても今の相場はなかなか儲けにくいですが、ある程度流れを先読みして入っておけば、結構な値幅が取れたはず…。

 詳しくは、日曜日のレポートで注目株を含め解説しますが、TOPIX,日経平均とも、昨年12月底と8月安値で2点底を確認しており、短期的な加熱感が解消されたら、買い直されてくるはず。以前からレポートで書いているように今回の戻りは、ゾーンAの上限。またゾーンB内に入る可能性も考えています。
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昨日の米国株は、英国とEU間の離脱合意案を好感。米中合意の先行きへの懸念は残るものの、好調な企業決算を支えに、小反発して終了。
 おはようございます。 引っ越しの準備に追われています。この際、思いきって「断捨離」しようと、古い四季報や会社情報などの資料類を箱詰めしましたが、昭和50年代初めの四季報が出てきたのにはビックリ。チャート類も一年一冊を残し、処分しますが、1980年からのがありました。相場道に関するものは残しておこうと思っていますが、現在では廃刊になったものも多いみたいです。まあ、アルゴ売買全盛の時に、米や小豆などの相場道の本でもないだろうと思いますが、残しておいても損はないでしょう。このほかにも、昔、部下にコピーさせた貴重な本のコピーも出てきました。しばらくは、取捨選択に頭を悩まされそうです。

 まあ、日本株については、新値を抜けたことで一服するだろう…としましたが、予想通り小幅に調整して終わりました。米中協議の部分合意を受けた第一弾の買い戻しから急伸しましたが、過去3年の出来高最多帯に入り、戻り売りに頭を押さえられた格好。また、前日までの上げで、日経平均日足は、上げの「三空」を形成。短期テクニカル指標のRSI(9日)は87%に上昇。今年2番目の水準まで上昇しており、目先的には過熱調整が必要になっていました。また、昨日のNT倍率は13.82倍と4月以来続いてきたレンジ相場の上限にきており、投機筋がNTロング(日経平均先物買い・TOPIX先物売り)を解消。短期的にTOPIX型優位の展開になる可能性も…。テクニカル指標的には、日経平均RSI(14日)が58%にとどまるなど、過熱感はありません。TOPIXに遅れて、4月の戻り高値を更新。昨年12月と今年8月安値で、2点底を確認しており、基本的な押し目買い基調は変わりません。引き続き、日本株の上げエネルギーは、投機筋や弱気個人投資家の「踏み上げ」。米10年債金利の動き次第の展開です。半導体市況の好転を先取りしレポートで取り上げてきた、日本電子、ローツェ、応化工業、トリケミカルは、想定通り半導体業界の好転を受け、上げ足を速めてきました。業績がコンセンサスを下回ったという理由だけで売られているインターアクションの切り返しに期待したいですね。

 17日の米国市場動向
 ニューヨークダウ       2万7025ドル88セント    +23ドル90セント(0.08%)
 NASDAQ総合指数      8156.85ポイント       +32.66ポイント(0.40%)
 S&P500             2997.95ポイント       +8.26ポイント(0.28%)
 CME日経平均先物      2万2520円          +60円
 10年物国債金利        1.755%           +0.010%
 ニューヨーク原油       53.93ドル           +0.57ドル
 GOLD              1495.40ドル         +1.40ドル
 ドルインデックス        97.59             -0.42 
 

 昨日の米国株は、英国とEU間での離脱案合意を好感したほか、前日引け後に決算を発表した画像配信サービスネットフリックスやこの日寄り前発表のモルガンスタンレーの決算が予想を上回って買われたことを好感。買いが先行し、ニューヨークダウは31ドル高と反発してスタート。この日発表のハネウエルの決算が予想を上回ったことから、投資家の決算への期待感が高まり、寄り後まもなくこの日の高値2万7112ドル(前日比111ドル高)をつけていました。ただ、米中合意に懸念が残るほか、英、EU間で合意した離脱案に関し、英議会での採決に不安が残ることから警戒的な売りも増加。昼頃にはこの日の安値2万6970ドル(同31ドル安)をつけていました。投資家の決算への期待感は強く、好決算のユニアテッドヘルスやドラッグストア大手ウォルグリーンなどが買い直され引けにかけてプラス圏に浮上。主力3指数とも小幅に反発して終了。

 ニューヨーク市場の騰落状況は、値上がり1930、値下がり990(NASDAQ市場は、2040-1074)と、ともに買いが優勢。VIX指数は、0.11ポイント上げ13.79ポイントに小幅上昇。落ち着いた動きに戻りました。NYダウ採用30種は、値上がり20、値下がり10。ユ前日引け後に冴えない決算を発表していたIBMが5.52%下落。単独で指数を53ドル分押し下げ。トラベラーズの1.47%、インテルの1.12%が、ぞれぞれ下落して続きました。一方、好決算のユナイテッドヘルスが 2.82%上昇。単独で45ドル分指数を押し上げ、IBM下げの穴を埋めました。ウォルグリーンが2.34%上げるなど、7銘柄が1%超え上昇、指数の上げに寄与しました。

 主力3指数と小反発。前日の下落分を埋めていました。日本と同様、過去半年の出来高最多帯に入っており、戻り売りを消化している段階。13週線や26週線の上げの勢いが弱く、当面は持合い相場が続くそうですが、本来、好材料のはずの米中合意や英。EU間の離脱合意案の先行きに不透明感があり、債券市場からの資金移動が止まっていることが、持ち合い商状につながっているようです。

 米国株は小反発。円は、対ユーロでドルが売られた流れを受け、対ドルは108円60銭台に小幅上昇。対ユーロは、120円80銭台に下落。CME日経平均先物は大証先物終値を60円上回る2万2520円で帰ってきました。レンジは、2万2420円~2万2685円。翻本日の日本株は強含んで推移しそうですが、週末控えであるほか、休み中の19日に英議会でEUとの合意案の採択が行われることから、積極的な売買は控えられそうです。小型株、新興市場優位の展開か…。指数は、米株先物、米債券の動きを受け神経質な展開に…。    

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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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