FC2ブログ
大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
02 | 2020/03 | 04
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -



週明けの日本株は、新型肺炎の感染拡大を嫌気したほか、原油価格暴落やサウジアラビアの政情不安などを受けた先物売りに、大幅続落して終了。
 新型肺炎の感染拡大は、時間さえかければいつかは沈静化するもの…という楽観的な観測がありました。しかし、休みの間に起きたサウジアラビアの内紛、OPECプラスの会合での日量150万バーレルの減産提案がロシアなどの反対で不調となり、サウジアラビアが増産を決定。これを嫌気し原油価格が暴落するという未消化の悪材料が発生。新型肺炎による人、物の流れの阻害による需要減退に加え、エネルギーを支配してきたサウジアラビアの王族間の対立による不安定化に加え、原油価格暴落のマイナス面の材料を消化していかなければならなくなりました。まず、米国内でジャンク債を発行しシェールオイルの開発を行ってきた業者の財務内容が悪化。債務不履行に陥るリスクが高まってきます。この高利回り債は他の高利回り社債と組み合わせて仕組債を形成。資金運用難に悩む日本の地銀や農林中金が大量に補油しているといわれ、原油価格の下落でジャンク債が値下がりすると、含み損を抱えるリスクが出てきます。

 また、開発途上国や新興国の債務返済にも影響を及ぼす酒でなく、2016年初めに原油価格が26ドル台まで下落した時に問題になったように、収入が減少した産油国が海外に投資した資産の売却や資金の引き上げを実施する可能性が出てくることです。今日の日本株は、リスク回避の流れから円が101円台前半まで買われ、株も2万円を大きく割り込みましたが、シェールオイルが主要な輸出品になりつつある米国に与える影響は大きなものになります。また、先進国で唯一金利がある国として、また、強い内需を受け株価が上昇。世界の資金を引き付けてきており、産油国が投資資金を引き揚げる動きが始まると、米国が一番資金流出の規模が大きくなる可能性もあります。原油価格の下落は、直接、金融面に影響してくるだけに、影響力は新型肺炎よりも大きくなるかもしれません。織り込むのに時間がかかるかも…。

 本日の日本株は、新しく発生した不透明材料を織り込む最初の市場になりましたが、寄り前からCME日経平均先物が4ケタの下げ、米株先物も4ケタ超えの下げでしたので、朝方から全面安でスタート。米株先物が下げ幅を拡大するにつれ円高が進行。先物筋の売り仕掛け(株先物売り・円買い)に加え、トレンドフォロー型ヘッジファンドの先物売り、VI(ボラティリティインデックス)の急上昇を受けたアルゴ売りもあり、前引けにかけ下落幅を拡大。日経平均は前引け近くにこの日の安値1万9472円(前週末終値比1277円安)をつけていました。後場は日銀ETF買いへの警戒感や、世界的な市場急変を受けた国際協調の動きなどを警戒した買い戻しが入ったほか、円も利食いから上げ幅を縮めたこともあり、引けにかけて、やや下げ幅を縮小。大幅続落して終了。

 日経平均終値は、1050円99銭安(5.07%)の1万9698円76銭、TOPIX終値は82.49ポイント安(5.01%)の1388.97ポイント。売買代金は、約7.69億株増の25億1847万株、売買代金は、6311億円増の3兆4646億円と、ともに増加。投げ売りも出ていたようです。騰落状況は、値上り22、値下がり2138と全面安。新たな不透明材料の出現で、買いがてぼ買えられるなか小口の売りで、株価が真空地帯を駆け下りたという格好。
 日経平均サイコロは4勝8敗、TOPIXは3勝9敗と、ともに低下。日経平均RSIは16%→13%(TOPIXは12%→9%)に、それぞれ低下。日経平均25日線かい離率は-8.8%→-12.95%にマイナスかい離が拡大。騰落レシオ5は8%→56%に低下。テクニカル指標は売られ過ぎゾーンに。ただ、週足では日経平均RSIが24%と厳しい下げだった2016年初めの20%に届いていないほか、週足サイコロは4勝3敗(33%)と明確な底値を暗示するところまでは行っていません。引き続き中期指標の売られ過ぎサイン待ち。

 まあ、米国株先物は急落していますが、日本株は先行して原油価格暴落の派生要因を織り込んだ格好。ただ、日本市場には中国市場の代替えで日本株を売るなど海外投機資金がまとまって入っており、中銀や政治のサプライズをともなうポジlティブな材料が出てこないと、トレンドフォローなど方向感だけに賭ける投機筋の買い戻しを誘うことはできないように思われます。まずは、米国株の下げ止まりがポイント。逆資産効果で消費が減るのを気にするFRBと選挙戦へ向け株価下落を阻止したいトランプ大統領…両者の利害は一致しており、「ウルトラC」を期待したい。日本株も、今の水準なら許容範囲内…。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK

スポンサーサイト



夏時間入りに備えて早起きしたが、休み中に不透明材料が続出。リスク回避の動きから円が高値更新。株はレンジ下放れのリスクが増大中。
 おはようございます。 昨日から欧米は夏時間に移行しました。明日の朝からニューヨーク市場の終了は朝5時と、先週から1時間早く終わります。体を慣らすため4時半に起きましたが、休みの間にも入りんなことが絶え間なく起きており、書き込みをしてみました。

 先週末、レバノンが1200億ドルの外貨建て国債に関し支払いができないと宣言。デフォルト(債務不履行)に陥りました。それに続き、サウジアラビアで、クーデターの疑いで国王の弟と前皇太子を拘束。原油価格の値下がりで国家収入が減少。これまで膨大な石油収入を原資として国内の王族や部族長に金をばらまき支配下におさめてきた体制にほころびが生じてきたようです。また、先週はOPECプラスの会合でOPECは日量150万バレルの輸出削減を提案しましたが、ロシアなどの反対で交渉が成立せず、原油価格は10%を超える暴落になりましたが、これを受けサウジアラビアは増産を決定。今週の原油価格への影響が気になるところ。また、原油価格の急落を受け、懸念されるのは米シェールオイル開発企業が大量に発行している高利回りのジャンク債の動向。他の債券と混ぜられて高利回りの仕組債として販売されていますが、資金の運用難に苦しむ農林中金や地銀が大量に購入しているといわれ、原油価格がさらに下げた場合、債券価格が値下がり。含み損が発生するリスクも生じてきました。

 これまで、「対岸の火事」として楽観視してきた新型肺炎についても、米国内で徐々に広がりを見せ、先週のカリフォルニア州に続き、ニューヨーク州が非常事態を宣言。昨日は、トランプ大統領やペンス副大統領など政権幹部が出席する共和党の集会に新型肺炎感染者がいたことがわかるなど、感染への懸念はエスカレート。内外で不透明要因が山積し始めたことで、安全資産としての円が買われ、朝方は1ドル104円10銭台をつけ、高値を更新してきました。昨日のレポートでも触れましたが、過去2年間の2万円~2万4000円台のレンジ相場は、為替が104円台に入ると、反転して円安が進み、日経平均もレンジ下限から上限へ向け動き始めるという流れを繰り返してきました。ここで、ドル円相場が、レンジを離れてくると…。

 今日は朝方10月~12月期のGDP改定値が発表されますが、速報値の-6.3%から-7.1%程度への下方修正の可能性もあるといいます。海外投資家が売り姿勢に転換したのは、2月17日のGDP発表以降のことですが、今回の海外投資家の反応は…。先週末発表の日本の需給ギャップは-1.4%と需要不足が拡大。1%を超えるマイナス幅はアベノミクスで需給ギャップの正常化に取り組み始めた2014年10月~12月期以来のこと…。レポートでは、1997年の消費税引き上げや日銀の金融引き締め以降、本格デフレに日本を追い込んだ世紀の大失策と同様の道を歩んでいる…としましたが、当時のアジア通貨危機に変わる新型肺炎による人、物の移動停滞による需要減など、神の配剤としか思えないような類似性があります。

 マスコミ等で1997年以降の動きとの類似性を指摘するところは少ないようですが、早くも需給ギャップの-転換など、様々な兆候も出始めています。新型肺炎が収束すれば…と時間稼ぎするようなことをしていると、ずるずると「失われた時代」に逆戻りする確率が上昇していく可能性も…。CME日経平均先物は2万円の大台を割り込んで取引されています。日銀、政府の勇断が必要になっています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK



プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
購読にご興味のある方は、こちらをご覧下さい。↓
*大仏さん株式レポートのご案内*




経済・株式の原稿作成・講演会(関西圏内)もうけたまわります。
依頼・取材等はこちらもしくはメールフォームをお使い下さい。
daibutusan-kabu@live.jp
(迷惑メールが増えたので、連絡専用アドレスを作りました。)

大仏さんからの返信がない、というかたはこちらをご一読ください↓
* 新規レポート会員様およびお問い合わせいただいたブログ読者様 *

***************

*ブログ内すべての文章・チャートの無断転載・引用は禁止いたしております。
ご利用になられたい方は、ご一報よろしくお願いいたします。


***************

メールフォーム

レポートサンプル請求・原稿依頼・取材等のご連絡にお使い下さい。件名にご用件の明記をよろしくお願いします。
*現在、相互リンクは受け付けておりません。申し訳ございません。 *週刊レポート、原稿執筆等で現在手いっぱいの為、ブログの内容に関するご質問には対応いたしておりません。ご容赦ください。

名前:
メール(添付ファイル受信可能なアドレス):
件名:
本文:

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

おすすめ