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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
04 | 2020/05 | 06
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週末の米国株は米中間の対立緩和期待や経済再開へ向けての動きを好感。景気敏感株やエネルギー株が買われ続伸して終了。
 おはようございます。

 8日の米国市場動向 
 ニューヨークダウ         2万4331ドル32セント     +455ドル43セント(1.91%)
 NASDAQ総合指数        9121.32ポイント        +141.66ポイント(1.58%)
 S&P500               2929.80ポイント         +48.61ポイント(1.69%)
 CME日経平均先物        2万0210円           +70円
 10年物国債金利         0.690%              +0.051%
 ニューヨーク原油         24.74ドル            +1.19ドル
 GOLD                1704.80ドル           -21.00ドル
 ドルインデックス          99.39               -0.50 
  

 週末の米国株は、朝方発表の雇用統計(4月)で非農業部門雇用者数が2050万人減、失業率が14.7%と戦後最悪の数字に悪化したものの、いずれも予想を下回ったことから最悪期を脱した、との見方が強まったほか、前日夜に米中通商担当ハイレベル(米国ムニューシン財務長官、ライトハイザーUSTR代表、中国劉鶴副首相)の電話会談があり、通商合意の実施に向け合意することで合意。米中摩擦の増大懸念が薄らいだことを好感し、買いが先行。中国関連や景気の底打ち期待から原油価格が上昇したことを受けエネルギー株が買われるなどし、ニューヨークダウは262ドル高と続伸してスタートしました。ボーイングが737MAXの月内生産再開やアップルの米国内店舗の一部営業再開など個別株に好材料がr続いたこともあり、終日上昇する展開に…。引けにかけポジション調整の買い戻しも入り上げ幅を拡大。引け近くにこの日の高値2万4349ドル(前日比474ドル高)をつけ、ほぼこの日の高値圏で取引を終えています。主力3指数とも続伸。VIX指数は、3.46ポイント下げ27.98ポイントに低下。2月26日以来の30ポイント割れになりました。

 ニューヨーク市場の騰落状況は、値上り2479、値下がり488(NASDAQ市場は、2516-725)と、ともに買いが優勢。NYダウ採用30種は、すべて上昇。景気敏感・中国関連のダウが4.5%、キャタピラーが4.49%、それぞれ上昇。原油価格の上げを受け氏シェブロンが3.65%上昇。生産再開を好感しボーイングが3.72%,国内店舗再開からアップルが2.38%、それぞれ上昇。2社で指数を81ドル分押し上げ。16社が2%超え上昇し指数の押し上げに寄与。
 主力3指数とも続伸。NYダウは、週足一目均衡表の雲下辺を抵抗帯として高値持ち合い、S&P500は雲内にありますが、雲上辺付近での持合い状態にあります。一方、新型コロナ禍対応企業への期待からNASDAQ総合指数の堅調が続き、この日も52週来高値更新銘柄数は87に増加。さらに、主力3指数のなかで、いち早く週MACDが買いシグナルを発信。群を抜いた強さを示しています。新型コロナ感染は長期化の兆候を示しており、経済正常化への期待として、治療薬とワクチン開発、経営のデジタル化によるリモートワークなどが継続的に買われることになりそう。

 米国株は続伸。円は、米金利上昇を受け対ドルは106円60銭台、対ユーロは115円60銭台に、それぞれ下落。CME日経平均先物は大証先物終値を70円上回る2万0210円で帰ってきました。レンジは、1万9770円~20250円。今週の日本株は、立ち合いが2日だったものの、週間では続伸。日経平均は2.85%、TOPIXは1.89%、それぞれ上昇。この週も日経平均の上昇率が大きく、先物買い戻しの影響が大きかったことを思わせます。ファンダメンタル面からの後押しが無く、もっぱら受給頼みの展開になりますが、米国市場でNASDAQ総合指数が週間で6%の上昇になるなど、米株の上げが、先物買い戻しを通し日本株の堅調につながっているようです。逆張り個人投資家の弱気ポジション買い戻しや史上最高額に積み上がった裁定売り残の解消が指数を押し上げる構図が出来ており、この動きによっては25年来の壁を再突破する期待も出てきます。

 個別では、今週はレポート継続注目の日本電子、モノタロー、ローツェ、イビデンのほか、ICT教育関連で4月19日号で取り上げたエデュラボが増額修正を発表。昨日は700円高と急伸。まだ買い物を残しており週明けの動きが注目されます。一時、対中強硬姿勢を取り始めたトランプ大統領が今週に入りトーンダウンするなど、このところ政策の一貫性が揺らぐような動きをしており、リスクはトランプ大統領…という事になりかもしれません。しばらくは、米国の物色内容を受けた写真相場となるか…。
詳しくは明日のレポート12日号で解説します。
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。




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