FC2ブログ
大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
S M T W T F S
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -



波乱の震源地は欧州…米国株は冷静に受け止め
 おはようございます。
 昨日の米国株は、ドバイショックの再燃、ギリシャ国債の格下げ、ドイツ鉱工業生産指数の予想外の下落などから欧州株が急落した事を受け大幅に反落してスタート。その後も、国内企業の冴えない業績が発表されるなど市場の内外から悪材料が続き、ほぼ安値圏で推移。結局、ニューヨークダウは反落、NASDAQ総合指数とS&P500は続落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は前日比で1億株増加し、11億株7300万株。騰落状況は値上がり920、値下がり2066と、ほぼ全面安商状。ニューヨークダウ30種のうち、上昇したのはベライゾンコミュニケーションズ一社という状況でした。

 この日は、ドバイワールドの不動産運用子会社ナキールの1-6月期決算が35億ドルを超える赤字になったことが伝えられ(いまさら…という感じがするが?)たことや、債務の弁済に時間がかかるとの政府当局者の発言から、再びデフォールト懸念が台頭。ドバイ株式が前日に続き10%近い大幅な下落になったことも、同国に債券をもつ欧州銀行への懸念を強めました。(ただ、これまで、同社の経営危機に対し、支援を拒否してきたドバイ政府は債務保証までは踏み込まないものの、一定の支援をすると発言を修正しています)  また、この日は、国家財政の悪化が伝えられるギリシャについて、(お騒がせ屋の)格付け会社S&Pが重大な懸念を表明したのに続きフィッチが同国の国債を格下げしたことから、新興国への懸念が台頭。11月のドイツの鉱工業生産指数が予想を裏切るマイナスに落ち込んだことも手伝い欧州株の下落に拍車をかけました。この日の欧州株はいずれも1.5%を超える下落になっています。

 これを受け反落して始まった米国株ですが、国内的には、外食大手マクドナルドの11月の月間売り上げが2ヶ月連続して前年を下回ったほか、スリーエムの2009年通期の業績見通し(会社側予想EPS4.50ー4.55ドル)が、市場予想の平均値EPS4.57ドルに届かなかったことなどから、企業業績の先行きに懸念が台頭。売りを加速しています。一方、前日好決算を発表したFEDEXや投資判断の格上げがあったノキアやモトローラは堅調に推移していました。

 米国株は、海外要因に引っ張られて下落しましたが、悪材料が欧州に集中したことからユーロが急落。安全資産としてのドルが買われたことで、ドル代替資産の金や原油が一段安。これを受けた資源・エネルギー株の下落がダウの下落幅を大きくしています。円はユーロに対し急騰していますが、ドルに対してはほぼ横ばいの動き…。今回の動きをみると、新興国への懸念が高まったこと、出口政策を急ぐ欧州の景気がそれほどでもなく、金利の引き上げなど出口政策が遠のいたことが確認さました。これまで、ドルキャリートレードを利用して投資してきた対象のリスクが増大したことから、当面、ドルキャリートレードの巻き戻しが起こり、資金の流れは一変する可能性が出てきます。株価は波乱気味に推移しているものの、この流れはこのところ書いてきたものとなんら違いはありません。
 
 ニューヨークダウは、波乱したといっても、依然レンジ相場の中にとどまっているほか、昨日は25日線にタッチしたところで切り返しており、上昇トレンドは継続したままです。ドル高により国内に回帰した資金は米国の製造業を中心としたところに向かい、これまで、ドル安を前提にした資源株、金融株などは入れ替えの対象になってきます。金融相場から業績相場への転換点が近づいていますが、悩ましいのは日柄をかけて移行するのか、それとも移行にともなう「中間反落」があるのかが読めないところ…。どっちにしても、これまで人気の中心だったところが圏外に置かれるのは確か…。

 8日の米国株
 ニューヨークダウ  1万285ドル97セント  -104ドル14セント (1.00%)

 NASDAQ総合指数  2172.99ポイント -16.62ポイント (0.76%)

 S&P500   1091.94ポイント -11.31ポイント (1.03%)

 CME日経平均先物 (ドル建て) 9980円 -140円

          (円建て)  9975円 -145円

 米国10年国債金利  3.3920%  -0.0560%

 WTI原油  73.01ドル -0.92ドル

 GOLD  1130.60ドル  -33.40ドル 


 米国株は下落、CME日経平均先物も海外株安の影響を受け1万円大台を割り込んで帰ってきました。為替は、対ドルではほぼ前日と同水準で88円30銭台の取引。ただ、対ユーロでの上昇がきつく、欧州市場との取引が多い企業にとってはマイナスに…。今日は外部の環境悪に引っ張られ冴えない展開になりそう。ただ、ドルキャリー取引が巻き戻されることで、円の下落期待が強まり、将来的な市場環境は明るい方向に向かいそう。輸出ハイテク株を中心にした物色方向に変化無し。ただし、今日は、相場環境の悪化から、SQを控えた先物やオプションの弱気筋の攻勢が予想されます。輸出関連株には25日線を上回ったものの多く出ていますから、これらが25日線に接近してくるところを買いに行くと面白そうです(25日線が上向いていれば理想的ですが…)。今日は、総論弱気、各論強気…というところでしょうか。

※今日は時間が無くて、材料を十分消化しきれずに書いています。詳しくは今晩…。 
スポンサーサイト





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
株・経済関連の原稿執筆もうけたまわっております。メールフォームからお問い合わせください。
↓ 応援のクリック宜しくお願いします!↓
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村
オール株式情報ランキング ・株・投資 ランキング・ 株ランキング-JRANK



プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
現在は株式レポートなど経済情報をリーズナブルな料金で発信中。
購読にご興味のある方は、こちらをご覧下さい。↓
*大仏さん株式レポートのご案内*




経済・株式の原稿作成・講演会(関西圏内)もうけたまわります。
依頼・取材等はこちらもしくはメールフォームをお使い下さい。
daibutusan-kabu@live.jp
(迷惑メールが増えたので、連絡専用アドレスを作りました。)

大仏さんからの返信がない、というかたはこちらをご一読ください↓
* 新規レポート会員様およびお問い合わせいただいたブログ読者様 *

***************

*ブログ内すべての文章・チャートの無断転載・引用は禁止いたしております。
ご利用になられたい方は、ご一報よろしくお願いいたします。


***************

メールフォーム

レポートサンプル請求・原稿依頼・取材等のご連絡にお使い下さい。件名にご用件の明記をよろしくお願いします。
*現在、相互リンクは受け付けておりません。申し訳ございません。 *週刊レポート、原稿執筆等で現在手いっぱいの為、ブログの内容に関するご質問には対応いたしておりません。ご容赦ください。

名前:
メール(添付ファイル受信可能なアドレス):
件名:
本文:

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

おすすめ