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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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欧米得意のルール変更が、日本の金融を救った…火の粉が自分に降りかかってきたから仕方なくやった?
 なんだか、相場の景色が変ろうとしているようです。政治家さんたち、結構がんばってきたんですが、結果的にだんだん日本のバブル崩壊後の動きに似てきた…これはナントカしなくては…というのが、今週に入っての動き、か?

 16日水曜日の日経平均株価は、93円93銭高の1万177円41銭、TOPIXは13.66ポイント高の898.29と、ともに反発して終わりました。金融株への強烈な買戻しがあったことから出来高概算は27億1600万株、売買代金は1兆5350億円と、ともに急増しています。また、日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは85、RSIは69、25日線かい離は4.2%でした。25日線のかい離拡大が気になる程度であとは巡航速度…。今日の25日線は9767円に位置。上昇ピッチをやや早めてきました。まあ、それにしても良くこれだけ、正反対の材料が飛び出すものですね。

★ポジティブサプライズとネガティブサプライズが混在する金融市場
 さて、昨日の米国は、11月の卸売物価指数(PPI)が1年ぶりに上昇。一方で、12月のニューヨーク州製造業業況指数は過去最大の落ち込み…。FOMCを開催している時にこの数字は無いだろう…という感じです。もしかしたらインフレ…?で、引き締め論者が勢いづく懸念が増しましたが、一方の12月の製造業の数字は並の落ち込み方ではなく、こんなときに引き締めを実施したら、日銀が犯した世紀の大失敗を繰り返すことになる…。恐らく、FOMCではかなりの意見の対立が出ているんではないでしょうか。PPIは11月の数字で上げの原因になった原油の上昇は既に解消されていますので、ある程度受忍は出来ます。しかし、製造業に関する数字は、仕入れ価格が上昇する一方で、消費の不振から販売価格が下落する…という企業の利ざやが縮小する兆候が出ていること。また、新規受注(前月の16.66→2.20)、受注残(同-2.63→-21.05)が共に大幅に減少。また、出荷(前月12.99→6.350)も落ち込んでおり、今後、在庫の増加→生産の縮小という、動きに移行する懸念が出ています。なにか、特別な要因があるものと思いますが、数字を額面どおり受け取れば、製造業は危ない局面。こんなときに引き締めというのは、自殺行為に等しいものです。

★クリスマス商戦も不調なときに出口の話が出来るわけはない?
 また、昨日注目材料として取り上げたクリスマス商戦の動向ですが、昨日発表された今月第2週までのレッドブック(大規模小売売上高指数)は、前年比では1.5%増となっているものの、対前月比では5.1%の減少になっています。まだ、3分の2の国民が購入を決めていないといい、今後の動向は不透明ですが、商戦のスタートが不振をかこっていることははっきりしてきました。FOMCの声明文に投資家を迷わせるような強気の文言を入れたら、金利は一斉に上げ、米国の財政への危機感が強まり、ドルが急落。折角の円安の追い風も帳消しになってしまう可能性もあります。当面、声明文が注目されるところですが、オバマ大統領が大手銀行トップと会談を持ち、融資を増やすように働きかけたことを見ても、かなり景気に神経質になっていることが読み取れます。

 日本のバブル崩壊後にも、バランスシート不況といわれる状況が生まれましたが、最近の米国の状況を見ても、企業や個人の資金需要の低迷から融資が伸びず、金融機関は余資を抱えて国債運用に走る…という日本えあったことと同じ状況が出てきました。次に懸念されるのは、日本と同様に「デフレ」に突入すること。日本のバブル崩壊後の政策を研究し尽くしてきたバーナンキFRB議長は、これだけは避けたい…と考えているはず…。声明文の文言も、市場を刺激しないような表現に落ち着くのではないでしょうか。

★新自主規制の延期は、天に向かって吐いた唾が欧米金融機関の顔にかかったもの
 まあ、楽観しておくことにしましょう。今日、出てきた新自己資本規制の延期についても、オバマ大統領の融資拡大要請とつながるものでしょう。米国の金融機関は、時価会計ルールの緩和などで、なんとか自己資本比率を維持していますが、新BIS規制が実施されれば、海外の金融機関と戦うことは無理。また、この規制が障害となって企業や個人への資金還流がうまくいっていないことも事実。この状況は欧州の銀行も同様。そこで、不利になることはしたくないとして、実施の延期を決めたものでしょう。以前から、BIS規制の8%ルールは、日本銀行のプレゼンスを落とすために、欧米が強調して設けたルール。金融危機の時にも、そのうち天に向かって吐いた唾が自分の顔にかかってくる…と書いたことがありますが、現状はまさにその状態。結局、背に腹は代えられず実施を延期したのでしょう。正直、またやったな~、という感じです。自分たちが不利になると、すぐにスポーツのルールを変えますが、その身勝手さがまたまた発揮されました。まあ、日本の金融機関にとっては、渡りに船の好材料。今日パニック的な買い戻しになったのも分かる気がします。

★ここ数週間変調をきたしていた米国企業金融
 米国の企業金融の状況を推測できる資産担保CP(ABCP)の残高がここ数週間減少傾向にあり、企業金融に変化が出ていることは分かっていましたが、大統領が直接銀行に要請するほどとは…こんなときに、果たして出口に言及するような表現が出てくるのでしょうか? でも、もし予想通り緩和状態を持続するという表現だったら、今度は、ドルが売られ、円が上昇することもありえます。バーナンキ議長としては、財政負担の増加を招き資金調達にも支障をきたす金利の上昇だけは絶対に避けたいはず…まあ、それに期待しておき増しよう。もしドルが売られても、介入や日銀の量的緩和の追加という懸念がある円は買いづらくなっていることは確か…。やはり、ここは想定どおり、来年2月末まで強気を持続するところ…。

★流れは、昨晩書いたとおり…踏み上げから、異常値の修正へ
 まあ、今日の相場に関しては、「買戻し」に尽きますが、これについては昨日も当面は「踏み上げ」狙いと書いていますので方針を変える必要はありません。注目中の積水化成は、今日も新値更新し4440円高値引け、大氣社も一時は大台代わりとなっていました。また、割安狙いの日本調剤は、本日、上値圧迫してきた25日線をわずかに上回り、当面の2番底を確認したような格好になりました。目先、1800円抜けを目指しそう。また、メガチップスは現在25日線の下落圧力と格闘中。2番底の形成にかかっていますが、勝負はあと一週間というところか?明日移行も、今の流れは変らない。踏み上げの次は、200円の貯金通帳を100円で買える様な異常値を出しているものの修正相場。乗り遅れた人は、こちらをシコシコと拾うところか?
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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