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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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円安を好感し上伸…内需系の株も上昇しており、かさ上げ相場入りも意識
 週末が近づき、何かと気ぜわしい毎日が続いています。今日は、礼装用のネクタイと靴を買いに出かけました。今のところ、相場の方も見通しどおりに進んでいますので良いのですが、沖縄に行っている間に波乱したらどうしょう…なんて、あらぬことも考えてしまいます。…ということで、来週、月曜日と火曜日午前の書き込みはお休みさせていただきますので、よろしく。土曜日の朝は早起きしてナントカ書けたら…と思っています。

 さて、11日の日経平均株価は101円03銭高の1万664円95銭、TOPIXは7.94ポイント高の930.38と、ともに反発して終わりました。出来高概算は18億2879万株、売買代金は1兆1548億円と、ともに前日から増加したものの、薄商いが続いています。また、日経平均サイコロは7勝5敗、騰落レシオは103、RSIは69、25日線かい離はプラス4.2%でした。25日線かい離率は、次の加熱ゾーンである7%を目指しているのでしょうか。指数的には佳境に入りそうな感じになっています。今日の終値での25日線は1万235円で、上昇が持続中。

 米国株が続伸したことや、CME日経平均先物が高く終わったこと、為替が90円台半ばで円安気味に推移したことを手がかりに、買い先行でスタート。米国で銀行株が買われた流れを受け、邦銀株にも海外投資家の買いが入り、TOPIXを押し上げました。また、円安や資源高を受け、海運株や主力輸出株などが広範に買われ、年初来高値を更新した銘柄数は60に達し、今年最多になっています。途中、中国の消費者物価の上昇率が市場予想を上回る2.7%になったことから、利上げ懸念が台頭。円が一時強含むと、上げ幅を圧縮する場面もありました。引けにかけては明日のSQの清算値を意識した仕掛け的な先物買いが入り、日経平均は高値引けしています。一方で、原料鉄鉱石の値上げが伝えられた鉄鋼株など、全33業種中4業種が売られていました。

 今日の日本株は終日プラス圏で推移。海外投資家の断続的な買いが入り、裁定解消売りや決算対策売りを吸収。実需の買いで下値が固いことから、先物筋も仕掛けてきな売り崩しの動きも出来ず、先物の終日商いも3万6456枚にとどまっていました。日経平均の日足は、一目均衡表の雲を抜けたところでもんでいましたが、ボリンジャーバンドのプラス2標準偏差のラインが上向きに転じ、株価がこのラインに沿って上昇を始めたことを好感。持合を放れてきました。今のところ、25日線とのかい離率を除いては警戒すべきサインはありませんので、目先的には、ボリンジャーバンドのプラス2のラインい沿いながらじり高する…という、イメージになるのでしょうか。

 ただ、日本株の場合、自律性を欠き、海外要因次第では方向感を見失う浮き草みたいな市場になっており、内外の投資家をひきつけるインパクトのある材料がほしいところです。その意味では、来週、16日、17日に開催される日銀政策決定会合が注目されますが、先週あれだけのアドバルーンを上げたんですから、何らかのコメントを発表するなどファイティングポーズを示してもらいたいものです。シカゴIMM通貨市場には、まだ円買いポジションが積み上がったままですから、日銀の政策変更がフェイクだった…などとなると、ちょっと怖いことにもなりかねません。今日発表された中国の2月の消費者物価指数は市場予想の2.3%上昇を上回る2.7%のアップ。不動産価格の上昇も止まりませんから、市場が気にするように、14日の全人代終了後に利上げ…なんてこともあるかもしれません。日曜日に利上げなんてことになったら、最初に開くのは日本市場。円高の洗礼を浴び、市場はかなり荒れることもあるかもしれません。可能性としては低いものと思いますが、明日は後場からリスク回避の先物の売りが入り、軟調に終わる可能性もありそうですね。

 夜間取引のGLOBEX米国株先物でも、ダウは軟調に推移していますが、やはり、中国の利上げを気にしているように思われます。今のところ、円相場は90円台半ばで安定推移しており、為替市場には動きは出ていないようですが
、今晩の米国株次第では、明日はヘッジの動きが強まることは考慮しておいたほうがよさそうです。9日の書き込みで、当面の日経平均の目標として、インナーラインを上げましたが、株価はこのラインに近づいてきました。多くの人に認知されたラインではありませんので、どれほどの抵抗力があるか分かりませんが、一旦は警戒する必要がありそうです。

 今日の相場を見ても、円安を意識した輸出関連が買われる一方、値上がり上位には不動産や建設、その他金融など内需系企業が占めています。いずれも日銀の追加的な金融緩和でメリットを受ける業種であるほか、輸出系企業に比べ株価的にも出遅れ感が目立つグループでもあります。ついつい、派手なハイテク株に目が移りがちですが、大手のゼネコンなど建設の場合、徹底した選別受注の結果、利益率は好転しており、第三四半期経常利益の通期見通しに対する進捗率は、大成建設の87%、鹿島の116%など、業績面で増額修正余地を残したものも多くあります。昨日も書きましたように、下値不安が薄らげば、全般的なかさ上げ相場に移るのは自然の流れ…。市場には、持ち合い解消や資産圧縮の売りから法外な安値になっているものも多く、今後は「割安感の是正」というのもテーマになるかもしれません。中小型株の中には、需給を無視した売りで法外な安値になっているものもあります。PBRの見直しなどファンダメンタルに立ち戻った銘柄選別を…。

 土曜日から沖縄に行きますので、これから前倒しで株式レポートを作らねばなりません。今日はこれくらいで…。
 
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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