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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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中国への引き締め警戒感を規制骨浮き期待の金融株の上げが相殺して続伸
 おはようございます。
 
 昨日の米国株は、中国の利上げ懸念から欧州市場が安くなったことを受け反落してスタート。1月の貿易収支が縮小したものの、輸入の減少が経済活動の低下につながるとし、利食い売りが増加。一時、ニューヨークダウは1万500ドルの大台割れ寸前まで下落する局面がありました。ただ、シティのパンディットCEOが、明るい利益見通しを発表したことや、金融規制法の成立が難航していることから、内容がこれまでよりも緩いものになる可能性があるとして、前日に続き金融株が買われたことから全般に値を戻し、結局、主力3指数とも続伸して終わりました。NASDAQ総合指数は6日続伸。S&P500は1月高値を上回り、年初来高値に進んでいます。ニューヨーク市場の出来高は、前日比1億6000万株減の9億8100万株と薄商い。騰落状況は、値上がり1794、値下がり1215でした。

 この日発表された新規失業保険申請件数(~6日)は、46万2000件。前週から6000件減少。ほぼ市場予想(46万件の増加)どおりの結果になりました。トレンドを見る4週移動平均は前週から5000件増加し47万5500件と再び増加に転じたほか、受給者総数(~2月27日)も3万7000件増加し、455万8000件になりました。市場予想の449万件も上回っており、投資家の手控え気分を強めました。

 この日は、前日に続き銀行株が全体をリード。英国バークレイズの米銀買収の思惑に加え、景気上昇による収益環境の好転、懸念された金融規制法案が緩やかな内容になるのでは…との観測から買われ、S&P500の高値更新につながりました。また、ビデオゲーム販売のゲームストップにM&A観測が出たことを機に買収関連が買われたほか、飲料大手ドクターペッパーへの投資判断引き上げなど材料株が個別に賑わいを見せています。

 米国株は、薄商いに象徴されるように、上値を買いあがる手がかり材料を待つ投資家が多いようです。ただ、市場の弱気をよそに、株価は上げ足を速め、NASDAQ総合指数は連日の高値更新。M&Aや規制への警戒感が薄れて株価的な出遅れ感を修正している金融株が買われ、S&P500も年初来高値を更新してきました。大型株から構成されるニューヨークダウの出遅れ感が目立ちますが、この動きは過剰流動性を背景にした「金融相場」から、企業業績を映した「業績相場」への移行を反映したもの。ニューヨークダウを見すぎると米国株の全体感は把握出来ません。NASDAQ総合指数が指標となり、一昨年5月高値の2500ポイント抜けを窺う相場へ。NASDAQ総合指数のサイコロは9勝3敗と警戒ゾーン入りしているものの、短期間に過熱したもの。週足サイコロはまだ6勝6敗と5分の星で過熱感は無く、このケースでは押し目買いで報われます。

11日の米国株
ニューヨークダウ 1万611ドル84セント +44ドル51セント (0.42%)

NASDAQ総合指数  2368.46ポイント +9.51ポイント (0.40%)

S&P500  1150.24ポイント +4.63ポイント (0.40%)

CME日経平均先物 (ドル建て) 1万720円 +40円 

          (円建て)  1万705円 +25円

WTI原油 82.30ドル +0.11ドル

GOLD  1108.00ドル  +0.20ドル
 

 米国株は続伸。CME日経平均先物も1万700円台に乗せて帰ってきました。為替市場では、大きな材料も無くこう着状態になっていますが、対ドルでは株式市場の上昇から、ドルが強含み、現在は90円60銭台の取引になっています。週末控えであることや来週FOMC、日銀政策決定会合という大きなイベントを控え慎重姿勢が強まりそうです。ただ、前日引け間際にSQの清算値引き上げを意識した先物買いが入ったことから、今日は清算価格をめぐって神経質な動きが続きそうです。円相場が軟化していることから、前日に続きハイテク株が買われそうですが、下値警戒感が後退したことから、割り安感の是正相場も始まっており、全体的な底上げ相場が始まっています。単純に円安関連を狙う方法もありますが、企業の実態価値から見て売られすぎになっている株を逆張りで狙うやり方も検討してみては…?進捗率から見て業績の増額修正期待の強い食品株なんかもねらい目に…。今の為替水準なら、輸出も輸入も気持ちの良いところのように思うのですが。
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大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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