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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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こじれるギリシャ問題や新興国の利上げ懸念を嫌気し小幅調整…指数加熱のガス抜きの側面も
 おはようございます。
 
 今週は、沖縄行きの後遺症からなかなか立ち直れないでいる間に、週末にかけてバタバタと相場環境が悪化。ちょっと週明けの動きが懸念される状況になってきました。

 昨日の米国株は、ギリシャ債務問題がこじれるなか、インドが予想外の利上げに踏み切ったことから、他の新興国への波及を懸念。さらにFRBが再び公定歩合の再引き上げを実施するのでは…など、金融引き締めへの警戒感が台頭。ドルが上昇したことや利上げによる新興国の景気減速懸念から資源価格が軟化。これを受け資源・エネルギー株が売られたほか、利食い急ぎの動きもでて、結局、主力3指数は反落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、先物やオプションのSQがあり、前日比10億5498万株増の19億7834万株に急増しましたが、実商いは依然低水準で推移しています。騰落状況は、値上がり901、値下がり2136と昨日に続き売り物が上回りました。

 昨日は主要な経済指標の発表は無く、海外要因に左右される相場付きになりました。ギリシャ債務問題は、債務弁済用に5月末までに160億ユーロの資金調達が必要といわれていますが、EU加盟国が救済することで合意が近づいていたにもかかわらず、ギリシャ政府が借り入れ金利について不満を表明。IMFへの支援申し入れの可能性を示したことから、救済に対し国民が反対しているドイツが態度を硬化させていることが問題をこじれさせています。このまま、期限切れとなり、IMFの救済となった場合、他の「PIIGS」諸国の債務問題も控えており、EUの存在そのものが問われる事態になりかねない状況になっています。最終的に、EUが救済する形で落ち着くものと思われますが、世界の金融市場がEUに対して抱いた不信感は大きなものがあります。その結果、対ユーロでドルが上昇。ドル安代替資産として買われた金が下落。WTI原油も80ドル台に下落しています。

 また、これに拍車をかけたのがインドの突然の利上げ。インド準備銀行は、政策金利であるリバースレポ金利を過去最低の3.25%から3.5%へ、レポ金利を4.75%から5%へ、それぞれ引き上げました。さきごろ発表された2月の卸売り物価指数が前月の8.5%から、9.8%に上昇。好調な内需を背景に企業の製品値上げが続いており、インフレ抑制のため早めに利上げに踏み切ったようです。中国も消費者物価が2.7%に上昇しており、3月の数字いかんでは利上げが予想されていることから、インドの利上げをきっかけに、中国、ブラジルなど新興国の利上げ懸念が高まり、景気減速→商品需要の減少を思惑し、原油など資源価格の下落につながりました。また、今月いっぱいで金融危機対策の緊急措置が終わる米国自体にも公定歩合再引き上げ思惑が浮上するなど、週後半にかけ金融引き締め懸念が強まってきました。

 この日は、終日、ギリシャ債務問題と新興国の利上げ懸念、FRBの利上げ懸念が市場を圧迫。保険制度改革法案の成立可能性が強まったことで、ヘルスケア関連が買われたものの、資源株の下落や大手投資銀行が銀行や金融株の株価見通しを引き下げたことで、金融関連が下落するなどしましたが、材料の大きさに比べると下落は小幅にとどまっており、市場は冷静に受け止めた、といえそうです。
 もともと、ニューヨークダウの日足サイコロが10勝2敗の加熱信号を出していたほか、年初来高値となった18日には、RSIが73.2と最近にない水準まで上昇。25日線かい離も警戒ゾーンの3%を突破していました。昨日の書き込みでも過熱感を抱えたまま、1万1000ドルの壁まで行き調整するか、「新値抜けは一旦売り」のセオリーどおりに調整するか…としてきましたので、自然の流れかと思われます。当面、インドの利上げの影響が他の新興国や市場に及ぼす影響を見なければなりませんが、S&P500の来期見通しをベースにしたPERは13倍を割り込んでおり、調整したとしても深押しは無いものと思われます。むしろ、これまで悪材料を消化しながら上げてきた強さに注目すべきかとおもいます。以前から書いてきているように、新興国需要よりも、米国で始まった第二次の「ICT革命」という新しい需要に注目すべきではないでしょうか。

 19日の米国株
 ニューヨークダウ 1万741ドル98セント -37ドル39セント (0.35%)

 NASDAQ総合指数  2374.41ポイント -16.87ポイント (0.71%)

 S&P500  1159.90ポイント -5.92ポイント (0.51%)

 CME日経平均先物 (ドル建て) 1万750円 変わらず

           (円建て)  1万705円  -45円

 米国10年債金利  3.7000%  +0.125%

 WTI原油 80.68ドル -1.52ドル ← 一時80ドル割れ

 GOLD  1107.40ドル -20.00ドル 


日本株については、連休中に取り上げます。
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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