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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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EUの不協和音と金利上昇懸念が市場を圧迫し振り出しに…
 おはようございます。
 
 昨日の米国株は、新規失業保険申請件数の減少やFRB議長が議会で実質ゼロ金利維持の証言を行ったことなどを手がかりに急反発してスタートしました。懸念されていたギリシャ救済問題で、独仏が「IMFとEU加盟国による協調救済」で合意した、と伝えられたことも市場に安心感を呼び買い気が増幅。ニューヨークダウは一時120ドル近く上昇1万1000ドルに接近する局面もありました。ただ、この日行われた7年債入札の結果が思わしくなく、財政資金調達への懸念が増幅。長期金利が3.9%台に跳ね上がったことや、EUとIMFの協調融資で合意を見ると思われていたギリシャ救済方式にトリシェECB(欧州中央銀行)総裁が異論を唱えたことから、急速に上げ幅を圧縮。結局、ニューヨークダウは小幅に反発して終わったものの、NASDAQ総合指数とS&P500は小幅続落して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は、前日比1億834万株増の11億5288万株と増加。騰落状況は、値上がり1256、値下がり1779と、このところ値下がり数が上回る日が続いています。

 この日発表の新規失業保険週間申請件数(~20日)は、44万2000件。前週の45万5000件から1万3000件の減少。市場予想の45万件も下回りました。また、トレンドを見る4週移動平均は前週比1万1000件減の45万2750件と3週連続して減少。受給者総数(~13日)も前週比5万4000件減の465万件になっています。景気の回復から雇用状況も順調に改善されています。

 昨晩から開催されたEU首脳会議を前に主要加盟国である独仏が会談。「ギリシャからの支援要請があった場合、EU加盟国が出資比率に応じて、IMFと協調して支援する案」で合意を見た…と伝えられ、他の加盟国もこれを支持しているとし、一時、市場は安心感を取り戻しました。ただ、あくまで域内での解決を目指すトリシェECB総裁は、「救済に外部機関を加えるべきでは無い…」とし、異論を唱えたことから、再び市場は波乱しています。また、この日の米国市場を圧迫したのは7年債入札の不調。日本が年度末を控えるなど、投資家が動きづらいことから、入札倍率は前回実施(2月)の2.98倍を下回る2.61倍に低下。応札者の減少から落札金利も上昇。2年債、5年債、7年債といずれの入札も不調になったことから、財政資金調達への懸念が増幅。長期金利は、3.9%台に上昇。リーマンショック後の最高金利である昨年6月の3.936%に接近し、急速に金利上昇懸念が高まってきました。

 昨日のニューヨークダウは1万1000ドルの大台に接近したものの、金利上昇懸念とギリシャ救済問題に関するEUの不協和音を嫌気し急反落して終わっています。ただ、ニューヨークダウがサイコロジカルラインやRSI、25日線かい離からみて、過熱感があることは指摘してきましたが、同時に、日本と同様に、上昇バンド内にあるインナートレンドラインが上値抵抗線として株価を圧迫する可能性があることも書いてきました。昨日はこのラインに急接近しており、テクニカル面でも弱気に転換しやすいポイントに来ていた点は否めません。
 ギリシャ問題については、ギリシャはあくまでも市場からの資金調達にこだわり、独仏はIMFとの協調救済、ECBは域内自力救済と意見が分かれていますが、問題解決へむけて前進していることは間違いの無いところ…。最後は、面子にこだわるECBと負担を軽減したい独仏との調整ということになるんでしょう。ECBは、金融危機時に緊急避難的に引き下げていた適格担保の要件を、本来は元に戻す予定でしたが、これを延期。ギリシャなど問題国への融資の道を開くことを決めています。いずれ、何らかの解決を見るものと思われます。

 当面の問題はやはり、株価と逆相関で動く金利の動向。入札不振という一時的な要因で、再び下落に向かうのか、それとも景気動向も含めて一段の上昇に向かうのか…当面は、金利の動きが鍵を握ってきそうです。今晩の債券市場の動きがポイントになりそうです。下値については、以前から指摘している、1月19日高値付近…。

25日の米国株
ニューヨークダウ 1万841ドル21セント +5.06ドル (0.05%)

NASDAQ総合指数 2397.41ポイント -1.35ポイント (0.06%)

S&P500 1165.73ポイント -1.99ポイント (0.17%)

CME日経平均先物 (ドル建て) 1万685円 +95円

          (円建て)  1万825円 +55円

米国10年もの国債金利  3.9010% +0.7200%

WTI原油  80.53ドル -0.08ドル


 米国株は高安まちまち、CME日経平均先物は大証先物終値を上回り帰ってきました。為替相場は前日に続きドルの独歩高が続いているほか、対円でも金利差の拡大から円安が進行。国内では92円50銭台の取引になっています。昨日に続き、主力輸出株優位の展開が続きそうですが、EU首脳会議の結末を見たいということや週末控えであることから、見送り気分の強い展開になりそうです。また、EU首脳会議の結論次第では為替が変動する可能性があり、ポジションの手仕舞いやヘッジの動きから為替が予想外にぶれる可能性もあり、今日は為替の動きが焦点になりそうです。権利付き最終売買日でもあることから、配当取りなどの動きも予想されますが、重要イベントや為替変動の可能性が大きいことから、週明けの相場を懸念。配当つきのまま売却する動きも強まるかもしれません。当面、信用好取り組み銘柄のほか、引き続き「超低位株」や割安株のかさ上げ相場が続きそうです。ただ、週明けの相場変動リスクを考えると、業績指向を強めた銘柄選定が必要かと思われえます。まあ、焦らなくても、4月相場は5月の連休のレジャー資金ぐらいは稼がせてくれるような気がするんですが…。
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Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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