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大仏さんの「株やぶにらみ」
儲けるにはまず情報分析!。こってり濃厚に市場を分析中。
06 | 2020/07 | 08
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買戻しで株式は急伸したが、為替市場は欧州への不信感を引きずったまま
 おはようございます。

 欧州発の金融危機は、まさに地獄の釜の蓋が空きかけたところで、思い切った対策が打たれ、最悪の事態に陥らずに済みました。89兆円という「見せ金」の威力で、市場を黙らせた…という所ですが、折角、危機収束への強い意志を見せ付けたのに、ECBのトリシェ議長は国債の買い入れに踏み切ったことについて「理事全員が賛成だったわけではない」と発言。ドイツ連銀総裁も「国債買い入れは、インフレリスクにつながる。買い入れ額は限定的なものにすべき…」など、市場の期待感に水を差す発言をしています。また、格付け会社ムーディーズが、ポルトガルの信用格付けの引き下げを示唆するなど、危機につながる懸念は残ったまま。また、投機の対象が、アイスランドというアキレス腱を抱えたポンドに向かう動きもあり、危機の火種は残ったままの状態。株式が急反発したことに比べると、ユーロの反発力が鈍いのが気になるところです。

 昨日の米国株は、最大89兆円に達する緊急融資枠を設定するなど、大型の危機対策が実施されることを好感し欧州株が全面高になった流れを受け、5立会日ぶりに急反発してスタート。危機の拡大を懸念して売られていた金融株や景気の減速懸念から下落していたGEやキャタピラーなど景気敏感株が買い戻されたほか、連れ安していたハイテク株も買われるなどほぼ全面高商状になり、一時、高値1万835ドル台まで上昇。ほぼ先週6日の急落時の寄りつき付近まで株価が回復する局面もありました。引けにかけ、伸び悩んだものの、結局、主力3指数とも大幅反発して終わりました。ニューヨーク市場の出来高は前週末に比べ5億5877万株減の18億5574万株。騰落状況は、値上がり2988、値下がり157と、全面高商状になりました。

 この日は、主要な経済指標の発表もないなか、欧州の混乱収拾への取り組みや株価の急反発を好感し、買戻し主体に急伸して始まっています。また、ゴールドマンザックスが航空機製造大手ボーイングの投資判断を引き上げたことや、ファーストフード大手マクドナルドの4月月次売り上げが前年同月比で5%近い伸びになるなど、個別株に好材料が相次いだことも指数の伸びに寄与しています。この日は、政府系住宅金融大手ファニーメイが、第一誌範囲に131億ドルにも達する損失を計上。政府に84億ドルにのぼる支援を求めるという懸念材料があったものの、欧州情勢の沈静化を好感した上げに飲み込まれた格好になりました。

 この日の上げで、欧州危機を懸念して急落した先週6日の下げ分をほぼ埋めるとともに、当面の急所であった今年1月の戻り高値を回復。テクニカル面でもほぼ危機前のトレンドを回復してきた…といえそうです。ただ、3本新値が陽転するなど明確な買いサインが出たわけではないうえ、これまでの株価上昇を支えてきた25日線が下降に転じており、当面、戻りの限界を探る動きに変わりそうです。ザラ場で、1月高値を上回ったことで、ひとつの懸念材料だった「三尊天井」形成への懸念が和らいだことは、昨日の上げの成果…。次は、25日線の回復と共に、下げ渋ったことで抵抗帯を形成している1万1000ドルの壁を突破できるかが焦点…。英国が心配。

10日の米国市場
ニューヨークダウ  1万785ドル14セント +404ドル71セント(3.90%)

NASDAQ総合指数   2374.67ポイント +109.03ポイント (4.81%)

S&P500     1159.73ポイント  +48.35ポイント (4.40%)

CME日経平均先物 (ドル建て)  1万715円  +175円

         (円建て)   1万705円  +165円

米国10年もの国債金利  3.5390%  +0.1100%

WTI原油   76.69ドル +1.69ドル

GOLD     1200.80ドル  -9.60ドル


 欧米株は記録的な反発、CME日経平均先物も1万700円台を回復して帰ってきています。ただ、前段でも懸念したように為替市場では、今回の危機対策への反応が鈍く、現在、国内市場では対ドルが92円台後半、対ユーロも118円台半ばの取引になっており、やや円高傾向が目立っています。海外株高の影響で、続伸してスタートすることが予想されますが、為替相場の動き次第では、先物売から波乱する可能性も残っています。海外に比べ日本株の反発力の弱さが目立ちますが、欧州危機の直接的な影響は少ないものの、景気の支え役になっている中国経済の不透明感があることが、株価の頭を押さえているようです。当面、為替や中国市場の動きに左右される展開か?また、GLOBEX米国株先物もやや軟化しており、今日の日本株は寄り付きは海外株高を好感して堅調なスタートが予想されるものの買い一巡後は、外部環境を見ながら神経質な動きに変わりりそうです。決算発表が続いていますが、市場の反応は鈍く、かなりのサプライズが無いと大きく上昇しない状態が続いています。経営者が下期の業績予想に慎重になっていることが原因か…。まだまだ海外要因次第の相場が続く…。ICT関連の押し目買い。
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プロフィール

大仏さん

Author:大仏さん

国立大学卒業後、大手証券会社に入社。
その後、投資顧問会社に転出。調査・分析部に所属し、上場企業調査、マクロ経済分析、株式レポート作成などのかたわら、株式講演会講師、地方ラジオ局株式番組コメンテーターなど。地方経済紙、スポーツ紙などに株式記事執筆。地方新聞投資相談コーナー担当。
その後、関西地方新聞に移籍し、政治経済部記者として地方経済の活性化に注力。
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